
自己分析は就活に必要不可欠な作業ですが、就活生の中には「自己分析のやり方が分からない」「とりあえず自己分析をしてみたけれど、きちんとできているのか心配…」という人もいるでしょう。
そこで今回は、自己分析におすすめの本と自己分析に対する考え方を紹介します。自己分析を深めて、就活はもちろん今後の人生にも役立てましょう!
就活の自己分析に本はおすすめか?
就活生の向けのWebサイトでは、さまざまな自己分析のやり方が紹介されています。また、最近は無料で診断できる自己分析ツールも増えており、比較的簡単に自己分析ができるようになっています。
それらを一通り試した就活生は、自己分析に役立つ本を手に取ってみませんか?自己分析に役立つ本は、今から自己分析を始めようとしている就活生はもちろん、自己分析をもっと深めたいと思っている就活生にもおすすめです。本記事では就活の自己分析に役立つ本を6冊ピックアップしたので、さっそくチェックしてみましょう!
今から自己分析を始めようとしている就活生は、こちらの記事を参考にしてください!
自己分析で本を使うメリット
自己分析で本を活用するメリットが3つあります。
手順に沿って正しく自己分析を進められる
書籍は自己分析のプロセスを体系的にまとめており、手順に沿って進めることができます。このため、正確かつ効率的に自己分析を進めることができ、確実に自分を理解する手助けになります。
深い知識と洞察が反映されている
専門家の知見や心理学的なアプローチが含まれているため、自己分析に必要な深い知識と洞察が得られます。これにより、自分の内面をより深く掘り下げることができ、より正確な自己理解が可能となります。
メモや書き込みができ、手軽に見直せる
書籍にはメモや書き込みを行うスペースがあり、分析の過程での気づきや考えを記録できます。これにより、後から見直す際に役立ち、自己分析の進捗や成果を効果的に管理することができます。
自己分析を簡単に進める便利ツールとは?
自己分析は1人でもできますが、労力と時間が必要になります。「もっと客観的な視点で見たい」「この方法で合ってるのかな」と感じている方は【キミスカの適性検査】を利用してみましょう。
キミスカの適性検査は無料で受けることができ、毎年10万人以上の就活生が受検している簡単かつ的確な自己分析ツールです。適性検査は質問に答えるだけ、20分程度で完了します。あなたの意欲・性格傾向、職務適性などを客観的に分析でき、数値化したデータで結果を見ることができます。
適性検査の受検方法と自己分析のやり方は以下の記事にまとめてあるので、是非一度目を通してみてください。
自己分析におすすめの本10選【ランキング】
ここからは自己分析におすすめの本を6冊紹介します。自己分析が必要になるのは就活だけではありません。手に取った1冊が今後の人生の指針になる可能性もあるので、じっくり吟味してみてください!
【自己分析におすすめの本】さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 トム・ラス (著), 古屋博子(翻訳)

累計100万部を突破した『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』。
ストレングス・ファインダーとは、全世界で2,400万人が活用している強みを「見える化」してくれる自己分析ツールです。本著にはストレングス・ファインダーの進化版ストレングス・ファインダー2.0を実施するためのアクセスコードが記載されており、約180問の質問に答えることであなたの強みが見えてきます。
また、本書では「その資質をどう使えばあなたの武器になるか」「どうすればその資質を持つ人たちを活かすことができるか」といった強みの活かし方が解説されています。就活における自己分析だけでなく、今後の人生にも役立つ1冊になるでしょう。 Amazonを確認する
【自己分析におすすめの本】世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド 八木仁平(著)

【自己分析におすすめの本】あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析 梅田幸子(著)

4,000人の面接に立ち会ったキャリアコンサルタントの梅田幸子氏による『あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析』。
2009年刊行の『あなたの天職がわかる最強の自己分析』のリニューアル版です。自己分析の考え方やノウハウの解説とあわせて、個性と能力を活かす就職活動が提案されています。
あなたの天職を見つけるためのステップバイステップのアプローチを提供し、未来の成功へと導きます。今すぐ手に入れて、キャリアの新しい扉を開きましょう!
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【自己分析におすすめの本】絶対内定2026 自己分析とキャリアデザインの描き方 杉村太郎(著), 熊谷 智宏(著)

『絶対内定2026 自己分析とキャリアデザインの描き方』は、20年以上出版を続ける就活本の最新版です。
OB・OGが勧める就活本として有名な絶対内定シリーズは、SHOWROOM株式会社の代表取締役社長である前田裕二氏をはじめ、人気企業の経営者たちが学生時代に読んでいた本として話題を呼んでいます。
本著には90枚以上の書き込み式ワークシートが用意されており、徹底的に自己分析できるのが嬉しいポイントです。
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【自己分析におすすめの本】就活必修!1週間でできる自己分析2026 坪田まり子(著)

【自己分析におすすめの本】自分を知る練習 人生から不安が消える魔法の自己分析 土谷愛(著)
「自分を知る練習 人生から不安が消える魔法の自己分析」は、自己理解を深め、人生に対する不安を解消するための実践的なガイドです。
この本は、自分自身の価値観や強みを明確にし、心の中の不安を取り除くための効果的な自己分析の方法を紹介します。簡単に取り組める練習を通じて、自信を持って未来に向かうための力を手に入れましょう。自分に合った生活やキャリアの選択ができるようになり、より充実した人生を送るための第一歩を踏み出す手助けをしてくれる一冊です。
これまで7000人の強みを見つけてきた「強み発掘コンサルタント」の著者の力を体感しましょう!
Amazonを確認する世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド 八木仁平(著)

『世界一やさしい「才能」の見つけ方』(八木仁平著)は、就活の自己分析に最適な一冊です。本書は「才能=無意識にできてしまうこと」と定義し、具体的なワークを通じて自分の強みや適性を明確にする方法を解説しています。
就活では、自己PRや志望動機の作成において、自分の本質を理解することが不可欠です。本書のメソッドを活用すれば、単なる経験の棚卸しではなく、自分に合った仕事や環境を見つけるヒントが得られます。
また、シンプルな言葉で書かれており、自己分析が苦手な人でも取り組みやすいのが特徴です。自己理解を深め、自信を持って就活に臨むために、ぜひ一読をおすすめします。
Amazonを確認するメモの魔力 The Magic of Memos 前田 裕二 (著)

『メモの魔力 The Magic of Memos』(前田裕二著)は、就活の自己分析に役立つ一冊です。本書は、単なる記録としてのメモではなく、「思考を深めるツール」としてのメモ術を紹介しています。
特に、「抽象化・転用」のプロセスを通じて、日々の出来事や経験から自分の価値観や強みを見つけ出せる点が特徴です。就活においては、自分の軸を明確にし、説得力のある自己PRや志望動機を作ることが求められます。
本書のメソッドを活用すれば、経験を深掘りし、自分だけの強みやキャリアの方向性を見出せるでしょう。思考を整理し、自己分析をより効果的に進めたい就活生におすすめの一冊です。
Amazonを確認する9つの性格エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 鈴木秀子 (著)

『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』(鈴木秀子著)は、就活の自己分析に役立つ一冊です。
本書は、人の性格を9つのタイプに分類する「エニアグラム」という心理学的手法を用い、自分の本質や強み、行動パターンを明確にする方法を紹介しています。就活では、自分の適性や価値観を理解し、企業との相性を見極めることが重要です。
本書を通じて自分の特性を深く知ることで、どのような職場環境が合っているのか、どのように強みを活かせるのかが明確になります。また、他者との関わり方についての理解も深まり、面接や人間関係構築にも役立ちます。自分を知り、自信を持って就活を進めたい人におすすめの一冊です。
Amazonを確認する自分らしく生きるための自己分析 根本豊 (著)

『自分らしく生きるための自己分析』(根本豊著)は、就活の自己分析に最適な一冊です。本書は、「本当の自分」を理解し、人生やキャリアの方向性を見つけるための具体的な方法を紹介しています。
自己分析では、単に強みや弱みを知るだけでなく、自分の価値観や大切にしたいことを明確にすることが重要です。本書では、自己理解を深めるための質問やワークが豊富に掲載されており、思考を整理しながら自己PRや志望動機を作るのに役立ちます。
また、「自分らしさ」を大切にする視点が就活だけでなく、長期的なキャリア形成にも有益です。自分の本質を見つめ直し、納得のいく就職先を選びたい人におすすめの一冊です。
Amazonを確認する自己分析後に確認するべき質問項目
無料のツールや本を活用して自己分析を深めたら、最終チェックとして下記の質問に答えてみましょう。以下の質問はエントリーシートや面接でよく聞かれる項目なので、自己分析の後に合わせて深掘りしておくと、一石二鳥です。逆に質問の答えが分からない場合は、まだ自己分析が完成していないということなので、答えられるようになるまで自己分析をしておきましょう。
あなたの強み(長所)は?
エントリーシートや面接で必ずと言っていいほど登場するのが「強み(長所)」に関する質問です。自己PRに盛り込むこともできるので、自分の強み(長所)を即答できるようにしておきましょう。
自己分析をしても強みが見つからない場合は、自分では強みと強みだと思っていない場合があります。そういった時の探し方のコツを記載しているので、見つからない方はご覧ください。
あなたの弱み(短所)は?
就活では強み(長所)だけでなく、弱み(短所)を聞かれることもあります。企業はこの質問からきちんと自己分析ができているか、自分を客観的に見ることができるかを判断し、就活生の人となりを把握する材料にしています。
弱み(短所)が見つからない就活生は、強み(長所)を裏返すと見えてくるはずです。短所に気付いたら、今後の選考対策としてどのように答えるべきかも考え、対策しておきましょう。
あなたの性格を一言で表すなら?
自己分析ができているかを確認するには、この質問がおすすめです。自分の性格を表現する言葉は何か書き出し、組み合わせることであなたの人柄や思考性が伝わる一言を作成しましょう。
学生時代に力を入れたことは?
企業は学生時代に力を入れたこと、いわゆるガクチカを聞くことで、あなたが企業にとって必要な人材になり得るかどうかを判断します。華々しい実績や大きな出来事である必要はありません。企業は結果よりプロセスを知りたいと思っているので、具体的なエピソードを用意しておきましょう。
ガクチカはエントリーシートや面接で必ず聞かれる項目なので、事前にガクチカの探し方から評価される使い方を確認しておきましょう。
挫折した経験は?
企業は挫折した経験を聞くことで、ストレス耐性の有無をチェックしています。挫折した経験がない人は、自分の弱み(短所)に気付いた場面を取り上げてもよいでしょう。挫折した後どのような行動をとったのか、というところまで考えると、あなたのモチベーションの保ち方や、強みの発見にもつながってきます。
将来どうなっていたい?
エントリーシートや面接では、5年後や10年後の理想の姿を質問されることがあります。企業がこの質問をする背景には、
・志望動機と整合性が取れているか
を確認したいという思いがあります。就活のためだけに自己分析をしていると、この質問への回答に苦労するかもしれませんが、本来自己分析とは、「自分の人生の『目的』と『手段』を知る」ことです。今の自己分析の方法ではなかなか将来が想像できない方は、未来の理想像から自己分析してみることもおすすめです。
逆算型自己分析の方法をこちらの記事にまとめているので、自己分析に行き詰った方はお試しください。
どれだけ自己分析を深めても不安が消えない就活生へ
どれだけ自己分析を深めても、きちんとできているか不安が消えない就活生もいるでしょう。それもそのはず、自己分析に終わりはないのでどれだけ自己分析を深めても、完璧とは言えないのです。
かといって、貴重な就活時期をすべて自己分析に費やすわけにはいきません。上記の質問項目に即答できたら自己分析はできているとみなし、エントリーシートの作成や面接対策を進めましょう。
また、自己分析によって自分の嫌な部分がどんどん浮き彫りになり、自信を失くしていく就活生も少なくありません。そういう時は自己分析の目的を思い出すとともに、ありのままの自分を肯定することが重要です。
とはいえ、自己分析に自信が持てないと就活で躓きやすいのも事実。そんなときは上記で解説した自己分析ツールを使ってAIに自己分析を手伝ってもらいましょう。
自己分析を深めるには本を活用するのがおすすめ!
自己分析を深めるには、Webサイトや自己分析ツールの他に本を活用するのがおすすめです。ちなみに、今回紹介した本はすべてAmazonで購入できるので、気になった本があった就活生はリンクから詳細をチェックしてみてください。
この記事を読んでいる就活生の中には、自己分析を始めたばかりの人もいれば、自己分析を深めている途中の人もいるでしょう。すべての就活生に覚えておいてほしいのは、自己分析をする目的です。自己分析は就活に必要な作業ですが、就職することがゴールではありません。
自己分析の目的は、『自分の人生の「目的」と「手段」を知る』ことです。就活はその目的を成功させるひとつの手段であることを念頭に置き、自己分析本を活用して自己分析に取り組んでみてください!