インターンとバイトはどう違う?違いや両立のコツを解説

インターンとバイトには“働いて給料をもらう”という共通点がありますが、実はまったく違うものです。多くの学生が混同しがちなインターンとバイトは、具体的にどこがどう違うのでしょうか?

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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そこで今回はインターンとバイトの違いや、インターン・バイト・学業をそつなくこなすコツを解説します。バイト感覚でインターンに参加するのはやめておいた方がいいかも!?

インターンとバイトは似て非なるもの

インターンの中には給料が発生する有給インターンがあります。もしかしたら、学生の中には「バイト代わりに参加しようかな」「時給が高いインターンでバリバリお金を稼ぎたい!」と考えている人もいるのではないでしょうか?しかし、実はインターンとバイトはまったくの別物です。

インターンとバイトには“働いて給料をもらう”という共通点があり、「1日〇時間~」「週に〇日~」とシフト制で出勤する点も同じです。では、インターンとバイトの違いはどこにあるのでしょうか?インターンは企業や業務、社会への理解を深めることを目的とした制度ですが、バイトは収入を得ることが目的です。また、企業側の目的も異なります。

企業は自社のPRと優秀な学生の囲い込みを目的としてインターンを開催していて、バイトを雇うのは労働力の確保が目的です。この目的の違いを理解した上で、より具体的な違いを見ていきましょう。

インターンとバイトの違いとは?

インターンとバイトは目的が異なると解説しました。続いて、さらに具体的な違いを4つ紹介します。

【インターンとバイトの違い】仕事の内容

インターンとバイトは仕事の内容が異なります。基本的にバイトにはマニュアルがあり、それに沿った行動が求められますよね。一方で、インターンはキャリア形成の一環という側面が強いので、キャリアにつながる仕事を任されることが多いです。

バイトが行う業務より難しい仕事を任されるインターン。プログラムによっては、社会人2~3年目にならないと任せてもらえないような仕事を担うこともあります。つまりバイトはマニュアル通りの行動が求められ、インターンでは成果を出す行動が求められるということです。

【インターンとバイトの違い】責任の大きさ

バイトより難しい仕事を任されるということは、インターンはバイトに比べて責任が大きいということです。バイトよりも企業の利益に直接関与していると実感できるインターンには、バイトとはまた違った緊張感があります。

もちろん、バイトだから責任がないというわけではありません。しかし、社員が責任をとってくれるバイトとは違い、インターンでは一時的とはいえ自分自身が社員の立場になります。企業から求められるものも大きくなるので、バイトよりやりがいを感じられるでしょう。

【インターンとバイトの違い】習得できるスキル

バイトでもコミュニケーション能力や最低限のビジネスマナーなど、一定のスキルを身につけることは可能です。しかし、インターンではもう少し専門的なスキルを習得できます。

例えば、営業では提案力やヒアリング力、エンジニアでは開発力、マーケティングでは仮説検証力や数値分析力など、それぞれの分野において実践的なスキルを身につけられるのです。

【インターンとバイトの違い】内定に直結する可能性

インターンとバイトの違いは、内定に直結する可能性の高さにあります。インターンの中でも有給の長期インターン参加者はインターン終了後にそのまま就職できる可能性が高く、企業によってはインターン参加者からしか新卒採用をしないと決めているところもあります。

バイトから叩き上げで正社員になる人もいますが、そう多くはありません。内定に直結する可能性は、確実にバイトより有給の長期インターンの方が高いと言えるでしょう。

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インターン・バイト・学業をそつなくこなす3つのコツ

インターンとバイトの違いを知り、「同時進行で頑張りたい」と思った学生もいるでしょう。では、学生の本分である学業を疎かにせず、バイトをしながらインターンに参加することはできるのでしょうか?

答えはもちろんYesです。インターンもバイトも学業も、工夫次第で同時進行できます。ただし、それにはちょっとしたコツがあります。

以下にまとめた、インターン・バイト・学業をそつなくこなす3つのコツをチェックしてみましょう。

【インターン・バイト・学業をそつなくこなすコツ】希望に沿った勤務条件のインターンを選ぶ

まずインターンを選ぶ際に、勤務条件を確認しましょう。授業やバイトとの兼ね合いから週に何日働けるか、インターンにどれくらい時間を割きたいかを考えてみてください。その際は移動時間や休息日も頭に置いておきましょう。

また、予定変更やシフト調整に柔軟に対応してくれるか、テスト期間やゼミの成果発表前は融通を効かせてくれるかなど、気になることは事前に質問しておきましょう。

【インターン・バイト・学業をそつなくこなすコツ】大学の時間割を調整する

1日の中で空きコマを作ってしまうと、インターンとバイトに費やせる時間が減ってしまいます。授業の時間割を組む際は空きコマがないように授業を集中させたり、全休を作ったりと工夫しましょう。

学生の中には空きコマにインターンの予定を入れる人もいますが、あまりおすすめできる方法ではありません。なぜなら、電車の遅延や思わぬハプニングで授業に遅れたり、企業に迷惑をかけたりする可能性があるからです。

【インターン・バイト・学業をそつなくこなすコツ】バイト先およびインターン先に相談する

不可能ではありませんが、インターンとバイトと学業をこなすのは至難の業です。もしかしたら、努力してもどうにもならないこともあるかもしれません。そんな時はできるだけ早くバイト先やインターン先に相談しましょう。

企業によってはシフト制をとっていない場合でも、学生の都合を優先して出勤しやすいシフトを組んでくれることもあります。インターン先に相談する際はきちんと事情を説明し、インターンに対する熱意を伝えましょう。

インターンとバイトのどちらを優先すべき?

どうしてもインターンとバイトを両立できない場合は、今後の人生を考えてインターンを優先した方がいいかもしれません。どちらを優先すべきか、この判断は難しいところではありますが、就活が本格化する3~6月の4ヶ月間はバイトを休んだ方がいいかもしれませんね。

インターンはこの先の就活や人生に大きな影響を与える貴重な経験です。バイトは1ヶ月以上前から伝えておけば休みやすいので、インターンに参加する旨を伝えて融通の利くシフトを組んでもらってください。その際は嘘をつかず、誠意ある態度を心掛けましょう

インターンとバイトは目的が違う!両立するならスケジュール管理を徹底すべき

インターンとバイトは似て非なるものです。そのため「お給料がもらえるから」という理由だけでインターンに参加すると、割に合わないと感じることもあるかもしれません。インターンに参加したいと思っている学生は、お給料をもらうこと以外の目的を持って参加するようにしましょう。

そして、インターンとバイトと学業をこなしたいと考えている意欲ある学生は、インターン先やバイト先に迷惑がかからない方法を模索したいところです。もし悩みや分からないことがでてきたら、できるだけ早めにインターン先とバイト先に相談しましょう。