面接の質問集50選|よくある質問の回答ポイントと準備のコツを解説

この記事では、面接対策に役立つ質問集とを解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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面接を通過して内定を勝ち取るためには、念入りな事前準備が欠かせません。あらかじめ質問される内容を予想し、それに対する回答を考えておくことでスムーズな受け答えが可能となりますし、よりあなたの魅力が伝わる面接になります。

本記事では、面接対策の際に役立つ質問集をまとめました。質問集を活用して回答を考えておくと、あらゆる企業の選考・面接対策ができます。就活準備として、ぜひ活用してみてください。以上のことを踏まえて、解説していきます。

面接の質問で人事が見ているポイントとは?

面接の質問集について見ていく前に、面接で人事が評価しているポイントについて解説します。好印象を残すためにも、人事のチェックポイントを押さえておきましょう。

【人事が見ているポイント1】求める人物像かどうか

就活面接では企業ごとに求める人物像があり、その人物像と就活生がマッチしているかを確認しています。この際に重要視されるのは優秀さやスキルではなく、人柄や仕事への向き合い方です。

もちろん、営業力なら「コミュニケーション能力の高さ」、外資系企業なら「英語力」など、業務上欠かせない能力は必要です。しかし、現在のスキルよりもポテンシャルが重要視されているため、仕事への向き合い方やあなたらしさをアピールすることが肝心なのです

【人事が見ているポイント2】自社への志望度

人事は、面接の質問を通して自社への志望度についても評価しています。志望度が高い学生を採用しないと、せっかく内定を出しても辞退されてしまうリスクがあるためです。

また、滑り止めとして受けて入社する学生よりも、自社が第一志望でより熱意が高い学生を採用したほうが、入社したあと熱心に仕事してもらえる可能性が高いでしょう。そのため、志望度や熱意は面接において大切な評価ポイントなのです。

【人事が見ているポイント3】基本的なマナーや言葉遣い

人事が面接の質問で評価しているのは、社会人として当たり前のマナーや言葉遣いが備わっているかというポイントです。話し方や話す内容はもちろんのこと、お辞儀やあいさつなどの所作についても評価されています。

面接対策やマナーについては、こちらの記事でさらに詳しく解説していますのでご参照ください。

面接マナーの基本を紹介!意外と見られているポイントや避けるべき行為も解説

【ジャンル別】これだけ押さえておけばOK!面接の質問例50選

ここからは、面接を受けるときに押さえておきたい質問集を50紹介します。基本の質問を網羅しているので、最低限以下で紹介する質問だけ押さえておけば面接対策が可能です。

質問の意図を理解しつつ、あなたらしさが伝わる回答を考えながら読み進めていきましょう。

【面接質問集1】学生に関する質問

自己紹介や経歴など、学生に関する質問は面接の最初に必ず行われます。

エントリーシートや履歴書である程度情報が伝わっているのにこの質問をするのは、「自分のことを冷静に話せるかどうか」「必要な情報を取捨選択できるかどうか」ということを判断したいからです。そのため、客観的な目線で自分を語ることが大事になります。

【学生に関する質問集】
  1. 自己紹介をお願いします
  2. 趣味や特技を教えてください
  3. 専攻を教えてください
  4. あなたの性格について教えてください
  5. あなたの欠点とそれを補うために行っていることを教えてください
  6. あなたの強みや弱みはなんですか
  7. 今までで一番頑張ってきたことはなんですか
  8. あなたの特徴3つとその理由を教えてください
  9. あなたを一言で表すとなんですか
  10. あなたは動物で例えるとなんですか

なお、自己紹介の答え方についてはこちらで紹介しています。面接前にしっかりと確認しておきましょう。

面接の自己紹介では何を話す?必須要素4つと好印象を残すポイント【例文付き】

【面接質問集2】志望動機

志望動機は、面接の合否を大きく左右する大切な質問です。人事は、志望動機に関する質問で企業への熱意を測りたいと考えています。

志望動機ではどの企業にも通用する理由ではなく、ここでなければダメな理由を伝えることが大切です。給与や福利厚生などの条件面の話は避け、他社と比較しながら話すと「企業研究をして自社への理解を深めている」ということが伝わります。

【志望動機に関する質問集】
  1. 当社を志望した理由を教えてください
  2. この職種を志望した理由を教えてください
  3. この業界に興味を持った理由を教えてください
  4. どうして同業他社ではなく当社なのですか
  5. 当社の企業理念やビジョンをどのように考えていますか
  6. あなたの強みを当社でどのように活かせると考えていますか
  7. 当社は第何希望ですか
  8. 会社説明会やホームページで感じた当社の印象を教えてください
  9. あなたが考える当社の魅力はなんですか
  10. 内定を出したら当社へ入社してくれますか

志望動機の詳しい作り方は、こちらの記事で紹介しています。面接でスラスラと答えられるように、ポイントをチェックしておきましょう。

エントリーシートの志望動機の書き方は4ステップで完璧【業界別例文付き】

【面接質問集3】学生時代の取り組みや能力に関する質問

学生時代の取り組みや能力に関する質問では、ガクチカや自己PRなど、面接における定番の質問が行われます。

ここでは、学生の優秀さやスキルが見たいわけではありません。今までの取り組みや強みを見て、「仕事への向き合い方」や「入社後に活躍してくれるポテンシャルがあるかどうか」を確認したいと思われています。したがって、背伸びせずにあなたらしさが伝わる受け答えをしましょう。

【取り組みや能力に関する質問集】
  1. 自己PRを教えてください
  2. 学生時代に力を入れたことを教えてください
  3. アルバイトや部活はしていましたか
  4. ゼミ活動や研究内容について教えてください
  5. 所属している組織でのあなたの立ち位置を教えてください
  6. 得意な教科はありますか
  7. この業界を目指すにあたり、なにか勉強しましたか
  8. 学業やアルバイト以外で取り組んでいたことはありますか
  9. 学生時代に挫折を経験したことはありますか
  10. 卒論テーマについて話してください

ここでは、とくにガクチカと自己PRの回答が重要視されます。それぞれの違いと書き方についてはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

【被ってもいい?】「ガクチカ」と「自己PR」の違いとは?【書き方付き】

【面接質問集4】仕事観やビジョンに関する質問

仕事観や今後のビジョンに関する質問も、面接で必ずされます。この質問では、入社後の中~長期的なビジョンを見て、会社への貢献度や意欲の高さなどを判断したいと思われています。

あなたらしい考え方を話して問題ありませんが、「自分の目標」と「企業の業務や求められている人物像」をリンクさせて話せると高評価が得られるでしょう。

【仕事やビジョンに関する質問集】
  1. 当社に入社して達成したい目標はありますか
  2. 5年後、10年後のキャリアプランについて教えてください
  3. 目標を実現するためにどのような取り組みをしたいですか
  4. 仕事選びの軸はなんですか
  5. 就職を通じて、企業に期待するのはどのようなことですか

【面接質問集5】性格や価値観に関する質問

この質問では、学生時代の取り組みや自己PRではわからない、学生の性格や価値観について問いたいと考えられています。自分から見た自分や、他人から見た自分などを問う質問が多い傾向にあり、より自分を客観視して深く掘り下げた回答が必要となります。

実際に友人や家族に自分について聞いたり、自己分析を深めたりしておかないと回答できない質問もあるため、しっかりと準備しておきましょう。

【性格や価値観に関する質問集】
  1. 友達や親からはどのような人だといわれますか
  2. どのようなマネジメント方法が、あなたの能力を引き出すと思いますか
  3. 仕事とプライベートではどちらが大切ですか
  4. 挫折や失敗したときにどう対処していますか
  5. あなたのモチベーションはなんですか

性格や価値観に関する質問への対策には、自己分析が欠かせません。キミスカの適性検査を受けて、自己分析を深めましょう!

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

【面接質問集6】会社や業務に関する質問

会社や業務に関する質問は、会社への理解度や入社後の希望を聞くために行われます。答えられないと準備や熱意が不足していると思われるため、必ず答えられるようにしておきましょう。

【会社や業務に関する質問集】
  1. 当社の企業理念は知っていますか
  2. 当社の主要事業の展望についてどう思いますか
  3. 当社の強みと弱みを教えてください
  4. 当社がより成長するためには何が必要だと考えますか
  5. 当社の理念やビジョンについてどう考えていますか

会社や業務に関する質問は、企業研究をしていないと答えられません。以下の記事で、企業研究を深める方法をおさらいしておきましょう。

企業研究の基本項目はこれ!追加すべき項目やまとめ方も徹底解説

【面接質問集7】逆質問

面接の最後に面接官から「最後に言っておきたいことはありますか?」のように質問を投げかけられることがあります。このような質問を逆質問といいます。

逆質問では、入社意欲や積極性をアピールするために必ず一言答えるようにしましょう。「特にありません」と答えてしまうと入社意欲が低いと判断されてしまう可能性があります。

逆質問例

・最後に言っておきたいことはありますか?
・何か質問やご不明点はありますか?
・最後に一言あればどうぞ

【面接質問集8】その他の質問

上記の他にも、企業独自のイレギュラーな質問をされることもあります。この質問では、学生が持つとっさの対応力を見たいと思われています。

優秀な回答でなくてもいいので、自分の言葉であなたらしさが伝わる回答をすることが大切です。「わかりません」と答えると、マイナス評価になるため注意しましょう。

【その他の質問集】
  1. 1億円あったら何に使いますか
  2. 今日の面接で学んだことや成長したと感じることはありますか
  3. 理想の社員や先輩像を教えてください
  4. 当社の製品である〇〇にキャッチコピーをつけてみてください

面接の質問に答えるためのコツ

面接で面接担当者からの質問に答える時のコツを3つご紹介します。

【面接の質問に答えるためのコツ1】業界・企業研究をする

面接の際にはあなたの性格や経歴だけでなく、あなたが企業をどのように見ているのかを聞かれることが多いです。そのため、企業の基本情報や業務内容など一通り調べておきましょう。また、あなたがその情報を見て何に惹かれたのかも説明できるように対策しておくとベストです。

また、志望企業の面接傾向についても調べてみてください。OB・OGの面接の記録などは学校のキャリアセンターなどで調べられる可能性があります。どんな質問をされるのか、面接室の特徴など一度調べておきましょう。

【面接の質問に答えるためのコツ2】自己分析を深める

面接官は「あなたがどんな人か」を知るために色々な方面から質問をしてきます。そのため、あなた自身が自分の考えや価値観を理解して言語化できるようになる必要があります。

そのためには、自己分析は必要不可欠になります。自分の言葉で考えが説明できるまで自己分析を深めていきましょう。自己分析については、こちらの記事でさらに詳しく解説していますので合わせてチェックしてみてください。

【自己分析シート配布】これ1枚で自己分析の土台が完成!使い方や見方も徹底解説

【面接の質問に答えるためのコツ3】結論から話す

面接の際は、緊張のあまり頭が混乱してしまい、「何を言いたいか」がわかりにくくなってしまうことがよくあります。そういった事態になることを避けるためにも、面接の回答は結論から話すことを心がけましょう

たとえば「あなたの長所は?」と聞かれた場合、質問内容を復唱するように「私の長所は〇〇です」という文言から回答し始めると、結論から話せるようになります。

質問集を使って面接対策をするときの注意点

人事は見ている今回紹介した質問集を参考に面接対策をするときは、より効果を引き出すために3つのポイントに気をつける必要があります。最後に、面接対策をする学生が必ず押さえておきたい注意点を紹介します。

【面接対策の注意点1】回答を丸暗記しない

質問集を使って面接対策をするときに、作った回答を丸暗記することは避けましょう。回答を丸暗記して完璧に答えようとすると、忘れてしまったときパニックになってしまうためです。

面接の準備をするときは、何をどの順番で話すかについてざっくり決めておくだけで問題ありません。要点だけ押さえておけば回答を忘れてパニックになることが防げますし、違った角度で質問されたときも対応できるようになります。

【面接対策の注意点2】実戦形式で練習する

質問集を使って面接対策するときは、実際に友達やキャリアカウンセラーと一緒に実戦形式で受け答えしながら練習することをおすすめします。より実際の面接に近い条件で練習すると場慣れすることができますし、声に出して繰り返し話すことで、当日もスムーズに回答が出てくるようになります。

一人で練習するときは、面接練習用のアプリや録画機能を使うとスムーズでしょう。効果的な面接の練習方法についてはこちらで紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。

面接の練習はこれで完璧! 効果が出る3ステップと4つの練習方法を解説

面接の質問集を活用して万全の対策を!

面接の合否は、事前の準備にかかっていると言っても過言ではありません。今回まとめた質問集を活用し、どのような質問にもあなたらしい回答ができるようにしっかりと備えておきましょう。

ただし、回答をすべて暗記しようとすると忘れたときにパニックになりやすいため、丸暗記は避けてください。さまざまな質問への受け答えを実戦形式で練習しながら、落ち着いてスラスラと回答できる状態まで仕上げておくと、面接の突破率が上がりますよ。