この記事では、留年が就活でそこまで不利にならない理由や留年について聞かれた時の回答法などを例文付きで解説していきます。
皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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留年は就活でそこまで不利にはならない
就活に関してさまざまな情報がありますが、 留年が就活において大きなマイナス要因になってしまうと考える就活生もいます。しかし、実際には留年が原因で不採用になることは ありません。留年を挽回する姿勢をしっかりとアピールできれば、好印象を残すことも可能です。
会社が求める人物像と合致し、仕事に対してやる気のある学生であれば、たとえ留年していても採用されます。ただし、面接では確実に突っ込まれるポイントなので、どうして留年したのかをしっかりと説明できるように対策しておきましょう。
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就活において留年は珍しくない
文科省の調査では、大学を4年間で卒業できる人の割合は約80%程度でした。つまり残りの20%近くは、留年などの理由で5年以上かけて卒業しているということです。
面接官は年間で何百・何千人もの学生を選考しているので、留年した学生をほかにもたくさん見てきているでしょう。このように、そもそも留年自体が特別珍しいことではないのです。留年したからといって悲観せず、前向きな姿勢を 見せて自分の魅力を存分にアピールしましょう。
面接で留年について聞かれたときの回答例
留学や家庭の事情など立派な理由がある場合は、それをそのまま回答すればいいでしょう。
しかし留年経験者の大半は、単位が足りなかったり出席日数が足りなかったりなど、理由なく留年している場合が多いでしょう。そんな人は、面接で聞かれたときにどのように答えればいいのでしょうか。
ここでは、面接で聞かれたときの回答例を3つご紹介していきます。回答例を参考に、自分らしい言葉に置き換えてみてくださいね。
【留年についての回答例1】遊びやバイトが原因で留年してしまった場合
【留年についての回答例2】 やりたかったことを優先させて留年してしまった場合
【留年についての回答例3】 体調不良が原因で留年してしまった場合
ポイントは、正直に答えつつも自分の甘さや過去に向き合う姿勢を示すことです。さらに、留年の経験を通して学べたことをアピールするようにしましょう。
面接で留年について話すときは、表情とトーンに注意してください。話す内容が完璧でも、自信がなかったり不安に思ったりする気持ちは表情や声で伝わってしまいます。留年の経験は決して悪いことではないので、明るい表情で自信を持って受け答えをするようにしましょう。そうすれば、面接でマイナスイメージを持たれることはありませんよ。
就活で留年について聞かれたら正直に答える
面接では、高確率で留年の理由について掘り下げられます。そのときの回答で重要なのは、留年という事実に向き合うことができているかどうかです。悪印象を避けるために 中途半端な嘘をついてしまうと、逆に悪印象になってしまうので注意しましょう。
一方、自分の過去と向き合い、改善方法や教訓を得られたことが示せれば、かえって好印象を与えることも可能です。留年の理由を正直に答えた上で、その経験を活かして学べたことをセットで答えるようにしてください。また、留年期間を利用して頑張ったことをアピールすることも有効です。
- アルバイトで学費を稼いだ
- サークルで後輩の指導に力を入れた
- 心を入れ替えて授業を真面目に受けた
このように、 何かひとつ力を入れたものについて伝えられると好印象を残せますよ。
就職留年を考えている場合のメリット・デメリット
就職留年とは、 就職活動の結果に満足いかなかった場合に、就活にリトライするために留年することです。この方法は、新卒として再度就活にチャレンジできる一方で、デメリットもあるので注意が必要です。ここでは、そんな就職留年のメリット・デメリットについてご紹介していきます。 良いところだけではなく悪いところもよく理解し、自分らしく就活を進めるために後悔のない選択肢を選んでください。
就職留年におけるメリット
就職留年のメリットは、何と言っても新卒として就活に再チャレンジできることです。
就活の流れを理解しているので、ほかの 学生よりも有利に就活を進められる場合が多いです。2年目にも なれば面接慣れしているので、面接にも緊張せずに臨めるでしょう。また、空いた期間でインターンや資格の勉強など、自分の市場価値を高めることに時間を費やせます。
就職留年をすることで、より実力を発揮し自分らしい就活ができるようになるというメリットがあります。
就職留年におけるデメリット
就職留年の大きなデメリットは、留年費用がかかるところです。大学の学費は決して安くありません。留年の学費を親に出してもらえない場合は、自分で学費を稼ぐ必要が出てくるでしょう。
留年しても希望する会社に就職できなかった場合、学費が無駄になってしまう可能性があることも理解しておきましょう。それだけのことをしてまで新卒入社にこだわる必要があるのか、留年を決める前にしっかりと検討しましょう。新卒で別の会社に入社し、経験を積んで転職した方がハードルが低くなる可能性もあります。
また、就職留年に対して企業はあまり好印象を抱きません。「どこも内定を出さなかった学生なのでは?」という不安が残るからです。また目的のない就職留年もマイナスイメージになってしまいます。もちろん面接で就職留年をした理由は聞かれるので、面接官を納得させるだけの理由とトーク力が必要になります。
とはいえ面接で突っ込まれた際に、本音を語っても評価されるような空間にできれば問題ありません。自己PRや志望動機をしっかり練って面接官の心を掴んでおき、前向きな就職留年の理由を説明できればむしろアピールポイントにすることも可能です。
【まとめ】就活における留年について
就活において留年は不利にはなりません。もしも留年してしまったとしてもそれだけで落とされることはないので、自分らしく就活をしましょう。
ただし、留年理由については 必ず聞かれることになるでしょう。立派な理由がなくてもいいので、しっかりと原因に向き合って学んだことを活かそうとする姿勢をアピールするようにしてください。そうすれば、留年もアピールポイントに変えられることでしょう。就職留年にはメリットもありますが、デメリットもあります。もう1年学費を払ってまで留年する必要があるのかどうか、しっかりと検討して決定するようにしてください。