就活の面接を受けた際に、次の面接や今後の就活に対するアドバイスを受けた経験のある学生もいるでしょう。ちまたでは「面接でアドバイスされたら合格」と噂されることもありますが、果たしてこの噂は本当なのでしょうか?
そこで今回は、面接でアドバイスされたら合格という噂の真相に迫ります。合否の判断材料になるアドバイス例も記載しているので、さっそくチェックしてみましょう。
「面接でアドバイスされた=合格」とは言い切れない
就活生の間では、「面接でアドバイスされたら合格」と噂されることがあります。たしかに面接でアドバイスされたということは、合格フラグが立ったと分析することもできるでしょう。
しかし、企業によっては面接後のフィードバックをマニュアル化していることもあるので、一概に合格と言い切ることはできないのです。
そのため面接でアドバイスされたとしても、合格だと決めつけて油断してはいけません。
良い結果が出なかった時のために、必ず次の企業の選考準備を整えておきましょう。
面接で企業が学生にアドバイスする意図は?
就活の面接は、学生の人柄や基本的なマナー、志望度の高さなどを見る場です。一部の企業が面接の場で学生にアドバイスをする理由は、以下の2つが考えられます。
【学生の反応を見るため】
面接で企業が学生にアドバイスする意図は、学生の反応を見ることにあります。企業は「長所を褒めた時」と「短所を指摘した時」の学生の反応を見て、人柄やストレス耐性をチェックしています。
そのため必要以上に喜んだり、落ち込んだりせず、真摯に対応するべきでしょう。
【企業PRのため】
また、企業によっては「自社に対して良い印象をもってもらいたい」という気持ちでアドバイスの時間を確保している場合もあります。この場合は、学生の長所や面接での良かった点を褒められるので、合格だと思い込むのは早計です。
面接に合格する可能性大!良い結果を期待できるアドバイス3選
企業が面接でアドバイスすることにはさまざまな意図があり、アドバイスされたという事実だけでは合否を判断することはできません。
しかし、アドバイス内容をもとに合格の可能性が高いか、それとも不合格の可能性が高いかを判断することは可能です。
そこでここからは、面接に合格する可能性の高いアドバイス内容を3つご紹介します。ただし、これらはあくまでも一例でしかないので、参考程度に留めておきましょう。
【面接の合格フラグが立つアドバイス1】次の面接に対する具体的なアドバイス
「次は○○に関する質問をするから、回答を用意しておくように」「次は別の自己PRを考えておいて」など、次に行われる面接に対する具体的なアドバイスをされた場合は、その面接に合格している可能性が高いと判断できます。
このようなアドバイスをもらい、次の面接に進めた人はアドバイスの内容を活かすことが大切です。せっかくもらったアドバイスを活かせていないと、「準備不足=入社意欲」が低いと思われてしまうので注意しましょう。
【面接の合格フラグが立つアドバイス2】アドバイスにかける時間が長い
アドバイスに限った話ではありませんが、一人の学生に長い時間を割くということは、それだけその学生に興味があるということです。予定時刻よりも長く丁寧にアドバイスされた場合や、アドバイス時間が他の学生より長い場合は、合格の可能性が高いといえます。
【面接の合格フラグが立つアドバイス3】好意的なアドバイス
抽象的な表現ではありますが、好意的なアドバイスをされた場合は、面接官が「選考を通過させたい」と考えているかもしれません。
例えば「あなたの○○な部分が自社にぴったり」「あなたのそのスキルは弊社で役に立つ」など、あなたの性格や能力と企業とを結び付けたアドバイスをされた場合は、次の面接の準備を進めておくといいでしょう。
他企業の面接対策を始めるべき?結果が期待できそうにないアドバイス内容3選
面接の合格フラグと考えられるアドバイス内容を紹介しましたが、不合格フラグと思われるアドバイス内容も存在します。面接でアドバイスされた学生は、ここから紹介する不合格の可能性が高いアドバイス内容にも目を通しておきましょう。
【面接の不合格フラグが立つアドバイス1】当たり障りのないアドバイス
当たり障りのないアドバイスをされた場合は、あなたへの興味が薄いか、面接でのアドバイスをマニュアル化している企業である可能性があります。
例えば「自己PRが面白かった」「志望動機が作り込まれていて良かった」など、誰にでも言えるアドバイスをされたら不合格フラグが立ったと判断できます。
自分が面接官の立場にたったとしたら、選考を通過させたい学生に当たり障りのないアドバイスをするでしょうか。きっと、多くの人がより具体的なアドバイスをするはずです。褒められたり肯定されたりしても、合格だと思い込むのは危険かもしれません。
【面接の不合格フラグが立つアドバイス2】他の学生よりアドバイスの時間が短い
先ほど、アドバイスや質疑応答に時間を割くということは、それだけその学生に興味があるということだと説明しました。逆に言えば、アドバイスの時間が短いということは、それだけその学生に対する興味が薄いということになります。
他の学生に比べて極端にアドバイスの時間が短いと感じた場合は、他の企業の面接対策を始めた方がいいかもしれません。しかし、初めから通過させる予定であるケースも考えられるため、あまり思い詰めないようにしましょう。
【面接の不合格フラグが立つアドバイス3】否定的なアドバイス
例えば、「普段からニュースを見た方がいいよ」「そんなことではこの先やっていけないよ」など、否定的なアドバイスをされた場合は不合格の可能性があります。
否定された後に具体的なアドバイスをされた場合は別ですが、否定で終わったのなら合格の見込みは薄いといえるでしょう。
ただし、圧迫面接の場合は不合格フラグとは断定できないので注意が必要です。圧迫面接では質疑応答やアドバイスに至るまで、面接を通して否定的なことを言われます。しかし、それはその企業のやり方であって、アドバイス内容を気にする必要はありません。
面接で否定的なアドバイスをされた学生はスカウトサービスを活用しよう
面接で否定的なアドバイスをされた後は、落ち込んだりやる気がなくなったりしてしまう学生も多いでしょう。他の企業の選考対策を始めようと思っても、なかなか手につかなくなることもあるかもしれません。
そんな学生におすすめしたいのが、無料で利用できるスカウトサービス「キミスカ」です。キミスカは、あなたのプロフィールに魅力を感じた企業からスカウトが届くサービスなので、あなたに対する肯定から入ります。自分で企業を探すよりもマッチ度の高い企業と出会える可能性があるので、この機会に登録しておきましょう!
面接でアドバイスされたら素直に聞き入れて次に生かそう!
「面接でアドバイスされた」という事実から、合否を判断することはできません。しかし、アドバイス内容は合否を判断する材料になります。あくまでも参考とはなりますが、本記事を参考に合格の可能性が高いか、それとも不合格の可能性が高いかを判断してみてください。
面接でアドバイスされた際に最も重要なのは、素直に聞き入れて次に生かす努力をすることです。せっかくアドバイスされたにもかかわらず、次の面接に生かせなかった場合は準備不足と見なされて、入社意欲が低いと判断されるので注意してください。
また、その企業の次の面接に進めなかった場合は他企業の選考に生かし、今度こそ良い評価を得ましょう!