【例文付き】志望動機の良い例・悪い例を徹底比較!正しい書き方のポイントを解説

この記事では、志望動機の書き方やポイントなどを良い例悪い例を挙げて、徹底解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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エントリーシート(ES)や面接で聞かれる志望動機は、合否を左右する重要な質問です。学生のなかには、完璧な回答を作成しようとするあまり、何を話せばいいか分からなくなって混乱している人も多いのではないでしょうか。どのようなことを書けばいいか分からずに困っている学生は、ぜひ参考にしてみてください・以上のことを踏まえて、解説していきます。

志望動機の良い例・悪い例を紹介

ここでは、さっそく志望動機の良い例と悪い例を紹介します。後述する書き方のポイントと照らし合わせながらチェックして、魅力的な回答を作成していきましょう。

志望動機の良い例

【志望動機の良い例文】

私が貴社を志望したのは、貴社が「お客様とともに成長する」という企業理念を持っているためです。業界トップでありながらお客様のニーズを汲み取り、より高品質なサービスを提供する貴社の姿勢は、私がアルバイトを通して学んだ「お客様のニーズを先周りして満たす」という信念と共通していると考えています。
実際に貴社のサービスを利用して「いかに利用者の利益を追求しているか」について身を以て実感し、私もお客様の生活をサポートしたいと考えるようになりました。貴社ではアルバイトで身につけた潜在ニーズへ先回りできる提案力を活かし、一人ひとりに合った提案が出来る営業マンになります。

志望動機の悪い例

【志望動機の悪い例文】

私が貴社を志望したのは、「お客様とともに成長する」という企業理念に共感したためです。また、貴社のサービスは非常に使い勝手がよく、実際に自分も提供してみたいと思いました。入社後は先輩社員についてしっかりと勉強し、営業について学びたいと考えています。将来は独立を目指しているため、資格取得支援をしている点にも魅力を感じました。

例文から見る!志望動機の書き方のポイント

ここからは、上記の例文から見えてくる志望動機の書き方のポイントについて解説します。魅力的な回答にするために、5つのポイントを押さえておきましょう

なお、志望動機の詳しい書き方はこちらでも説明しています。あわせておさらいしておいてくださいね!

エントリーシートの志望動機の書き方は4ステップで完璧【業界別例文付き】

【志望動機例文のポイント】結論から書き出す

志望動機を作るときは、どうしてこの企業を志望したのかという結論から書き出すことが大切です。結論を最初に提示することで、読み手・聞き手が内容を把握しやすくなるためです。

志望動機における結論は「どうしてその企業を志望したのか」なので、簡潔に企業に興味を持ったキッカケを説明しましょう

【志望動機例文のポイント】理由と具体例を書く

次に、その企業を志望しようと思った理由について深掘りしていきましょう。きっかけになった具体的な体験や自分のスキル、将来の夢など志望する理由はどのようなことでも構いません。
どのような理由にせよ、具体的なエピソードを盛り込んで説得力を持たせることが重要です。

【志望動機例文のポイント】その企業でないといけない理由を書く

より説得力をプラスするために、「その企業でないといけない理由」についても記載しましょう。実績や業務内容に関連するものでもいいですし、社風や企業理念、ビジョンなどでも大丈夫です。

どの企業にも当てはまる無難な内容だと、印象が弱くなってしまいます。必ず、応募企業に特化した理由を盛り込みましょう

【志望動機例文のポイント】企業で実現したい夢を書く

最後に、入社後の夢や目標についても書いておきましょう。入社後の具体的なビジョンがあることをアピールできると、志望度が非常に高いことを伝えられます。

どのように企業へ貢献するのか、将来どうしていきたいのかを伝えれば、あなたを採用したときのメリットをイメージしてもらいやすくなります。強い印象を残してプラスの評価をつけてもらいやすくなるため、必ず前向きな言葉で志望動機を締めましょう

なお、志望動機の締めについてはこちらの記事でお伝えしています。より志望動機の完成度をアップさせたい学生は、ぜひ目を通してみてください。

志望動機の完成度は「締めの言葉」がカギ!そのまま使えるテンプレートと例文

【志望動機例文のポイント】記入欄の8割以上書く

志望動機を書くときは、文字数にも気をつけましょう。あまりにも文字数が少ないと、企業への熱意が低いと思われてしまう恐れがあります。

文字数指定がない場合は、最低でも150~200文字以上、空欄の8割以上を埋めるようにすると好印象です。

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評価が低い志望動機の例4選

次に、評価が低い志望動機の例について4つ解説します。これから解説する要素を盛り込むと、マイナスの印象を与えてしまう危険性があるため、十分に注意しましょう。

【評価が低い志望動機の例】待遇にばかり言及している

福利厚生や給与、休日などといった待遇面についてばかり言及している志望動機は、非常に印象が悪いため気をつけてください。企業の条件面にしか魅力を感じていないと思われ、熱意が低いと判断されてしまうためです。

どれほど待遇に魅力を感じていても、選考の際に言及することは避けたほうが無難です。事業内容や企業理念、社風など、ほかの面で魅力に感じたことを回答の軸にしましょう。

【評価が低い志望動機の例】表面的な部分にしか触れていない

企業の表面的な部分にしか触れていない場合も、評価が低くなってしまう恐れがあります。
たとえば以下に挙げたものは表面的な内容なので、志望動機としては不十分です。

【志望動機としては弱い内容】
  • 業界シェア率
  • 知名度
  • 競合やユーザー目線における優位性
  • サービスの使用感 など

上記の内容を「興味を持ったキッカケ」として言及することは問題ありませんが、それだけが志望動機になってしまうとマイナス評価になってしまいます。上記の内容と自分の体験や考えを結びつけて、あなたらしい内容にすることを意識しましょう。

【評価が低い志望動機の例】受身の姿勢になっている

「入社して勉強したいです」「学びたいです」といったように、企業から学びを得ることが志望動機になってしまうと、受身の姿勢だと捉えられてマイナス評価になります。学生がつい使ってしまう言葉ですが、選考の際は絶対に言わないようにしましょう。

企業は、学生に仕事を教える学校ではありません。教えてもらうことを求めるのではなく、「自発的に学んで利益を提供できる人材である」とアピールすることを意識してください。

【評価が低い志望動機の例】退職・転職を思わせる内容になっている

ベンチャー企業など、一部の企業によってはプラスに捉えられることもありますが、入社前から独立や転職を思わせることを話すのはあまり好ましくないです。「条件がいいところがあればすぐ転職される」「すぐに辞めて独立してしまう」と思われるためです。

近年は多様な働き方が認められるようになりましたが、日本の企業ではまだまだ定年まで働いてくれる人材が好まれる傾向にあります。退職や転職を予定していても、選考の際はできるだけ言及しないようにしましょう。また、「結婚したら辞めるつもり」といったことも言わないように気をつけてください。

人事に刺さる志望動機を書くなら…

人事に刺さる印象的な志望動機を書くためには、いかに自分と企業に深い関連性があるかをアピールすることが有効です。企業が「自分の経験や価値観」と関連していることをアピールできれば説得力が上がりますし、しっかりと企業についての知識や興味があることを伝えられるためです。

自分と企業の関係を説明して、人事を納得させられて熱意が伝わる志望動機を作りたいときは、自己分析であなたの経験や価値観を改めて見つめ直すことがおすすめです。自分ひとりで行なうだけではなく、ツールも活用するとより多くの発見が得られます。

キミスカでは自己分析に最適な適性検査が無料で受けられるため、ぜひ活用してみてください。また、あなたの適性検査結果や自己PRに興味を持った企業からオファーをもらうことも可能なので、より自分に合った企業に出会える可能性が高まります。選択肢を増やすためにも、この機会にキミスカへ登録しておきましょう。

「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

例文を参考に魅力的な志望動機を作成しよう!

魅力的な志望動機を作るときは、好印象を残すためのポイントを押さえておく必要があります。ぜひ今回掲載した例を参考に、あなたの熱意が伝わる回答を作ってみてくださいね。

好印象な回答例だけではなく、悪印象な回答例についても知っておくことが、高評価を得るためのコツです。NG例と自己分析の結果も活用しながら、説得力のある志望動機で内定獲得を目指していきましょう。