就活生は自分がどんな性格をしていてどのような時にモチベーションが上がり、将来的にどうなりたいのかを見極めるためにいろんな方法を使って自己分析をします。
その数ある自己分析のやり方の一つとして、フレームワークというものがあります。
今回は自己分析のフレームワークとはどういうものなのかと、そのやり方についてご紹介していきます!
自己分析のフレームワークとは何か
フレームワークとは、その名の通り「枠組み」のことを言います。なので自己分析でフレームワークを行うということは「自己分析をするための枠組みを作る」という意味になります。
つまり、フレームワークは自己分析のお手伝いしてくれるツールなのです。ですからフレームワークをすれば自己分析が完了するというわけではありません。
あくまで自己分析の補助をしてくれるものだと認識しておいてください。
自己分析におすすめなフレームワーク【3選】
では実際に自己分析のフレームワークのやり方をご紹介していきます。今回は私がオススメする3種類のフレームワークをピックアップしました。
【おすすめのフレームワーク1】マインドマップ
まず1つ目にオススメするフレームワークが「マインドマップ」というものです。
マインドマップは絵を描いたり、ゲームをする感覚で行えるため比較的やりやすい方法だと思います。また、マインドマップには自己分析をやり直したくなって見返した時にとても見やすかったり、文章と文章の繋がりが見えやすいため、新たな文章を追加するのが簡単だというメリットがあります。
【マインドマップを使ったフレームワークのやり方】
その出来事に対して「いつ」「どこで」「何を」「誰が」「なぜ」「どのように」(5W1H)
といった質問を投げかける。
その質問を通して気づいたことがあれば、追加で記載していく(赤文字で)
追加で記載した気づきから「自分の性格や価値観」、「就活の軸」などを見つけていく(赤文字で)
【おすすめのフレームワーク2】モチベーショングラフ
2つ目におすすめするのは、「モチベーショングラフ」です。
自分の強みや武器を他人に伝えられるエピソードを探したい人
自分の進路選択の軸を明確化したい人
これは自分のモチベーションが上がったタイミングや、逆にモチベーションが下がったタイミングを思い出しグラフに書き出すことで、「自分がどんな時にモチベーションが上がるのか・それはなぜか」を明らかにすることができるフレームワークです。
【モチベーショングラフを使ったフレームワークのやり方】
時間の流れを表す横軸とモチベーションの上下を表す縦軸を書く
年齢ごとのモチベーション上下とその時の出来事の詳細を書く
当時置かれていた環境や感情、思考や行動を振り返る
自分の性格や価値観、モチベーションが上がるタイミングを理解する
自分の感情やその感情を抱いた理由に共通点や違いがないか探す
【おすすめのフレームワーク3】SWOT分析
最後におすすめするのはSWOT分析です。「SWOT」とはこれらの頭文字を組み合わせたものになります。
・Strength(強み):自分が持っている強み
・Weakness(弱み):自分が克服できない弱み
・Opportunity(機会):就活市場における自分へのメリット
・Threat(脅威):就活市場における自分へのデメリット
業界研究や企業選びをしたい人
自己PRや志望理由を明確にしたい人
SWOT分析は先におすすめしたマインドマップやモチベーショングラフとは違い、目標に向けて自分の分析をするのに使う方法になります。「就活市場における自分へのメリットやデメリットなんて分からないから適当に書こう」では、このフレームワークをやっている意味がなくなってしまうので、しっかり自分で調べることをおすすめします。また強みや弱みを素直に書き出すことで、自分にあっている企業はどんなところなのか、逆にどんなところに入ると良くないのかが明確化されていきます。
【SWOT分析を使ったフレームワークのやり方】
Strengthに「自身の強み」を記入する
Weaknessに「自身の弱み」を記入する
Opportunityに「就活市場における自分へのメリット」を記入する
Threatに「就活市場における自分へのデメリット」を記入する
「SWOT」が埋められたら“掛け合わせよう”
これまで書き出した要素をかけ合わせることによって、企業選びの軸や就活で取るべき行動が明確になってきます。例えば
副業OKの企業を選び、個人でSNSを使ったビジネスに挑戦する
・フットワークが軽い×海外進出をする企業が増えている
英語を学んで海外進出を考えている企業への入社を狙う
このような具合で掛け合わしていくことで、自分が入社すべき企業や就活でとるべき行動が見えてきます。
「自己分析のフレームワーク」まとめ
記事の冒頭でも述べたようにフレームワークは自己分析の補助をしてくれるものなので、マインドマップやモチベーショングラフ、SWOT分析が完成したら本格的に自己分析や自己PRの作成に移行しましょう。
もし自己PRの作り方に困ったら、この記事を参考にしてみてください。