面接で最近のニュースを聞かれたときの答え方!おすすめジャンルを例文付きで解説

選考で「最近のニュースで気になるものはありますか?」と聞かれるシーンは、数多く存在します。この質問は日常的にネタを探していないと答えられないため、うまく返せずに悔しい思いをしている人も多いかもしれません。

そこでこの記事では、面接で最近のニュースについて聞かれたときの答え方についてお伝えします。きちんと準備しておき、内定に近づける選考にしましょう!

面接で最近のニュースについて聞く企業の目的

最近のニュースを聞くことで学生のことを探るそもそも、人事はどうして選考でこの質問をしてくるのでしょうか。はじめに、企業側の目的について見ていきましょう。

【面接で最近のニュースを聞く目的】情報感度や社会への関心をはかるため

最近のニュースについての質疑応答では、「社会や業界などに対する感度」や「幅広い知識を得る意欲がある人材なのか」が判断されています。情報感度や意欲はすべての業界で求められる素質であるため、この質疑応答は頻繁に行われる傾向にあります。

感度が高い人は、それだけ有益な情報を集められると判断されるでしょう。さまざまなことを吸収する姿勢を示せれば、成長のポテンシャルが高いと思ってもらうことも可能です。この質疑応答では、社会や業界についての関心を抱いていることを伝えることが重要です。

【面接で最近のニュースを聞く目的】独自の意見を持っているか見るため

社会情勢に対する意見は、社会に対して責任感ある行動ができるかどうかの判断基準になります。人事はこの質疑応答を通して、自発的に思考して意見を持てる人材かどうかを知りたいと思っているのです。

社会について興味を持つことは、きちんと課題に対して思考を巡らせることができて、改善策を練ることができる人材であることを示しています。反対に気になる題材がないと、周囲に興味がなく自分の意見を持っていない人だと思われる危険性があります。

【面接で最近のニュースを聞く目的】性格を知るため

どのようなニュースに興味があるのか、どのような思考回路を持っているかで、その人の性格や個性がわかります。人事はこの質疑応答で、学生のパーソナリティを知りたいと思っている可能性もあります。

あなたらしさや個性を知ってもらうためにも、自分と関連性が深い題材を選ぶといいでしょう。

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面接で最近のニュースに対する答えを作成する手順

この章では、最近のニュースへの答えを作成する手順について解説します。いきなり答えようとすると答えがまとまらなくてパニックになりやすいので、以下を参考に事前準備をしておきましょう。

【面接の最近のニュースに対する答え】概要をまとめる

ビジネスでは、端的に要点が伝わるように話すことが基本です。はじめに何の話かわかるように、ニュースの概要をまとめてわかりやすくまとめて伝えるようにしましょう。

この際、端的に伝えないと概要部分だけで話が長くなってしまうため、さわりだけの説明だけで構いません。

【面接の最近のニュースに対する答え】気になった理由を伝える

次に、どうしてその題材が気になったのかを伝えていきましょう。その理由次第で、その人のおおまかな興味や個性、思考回路がわかります。

理由の部分は、できるだけ細かく伝えることが好ましいです。気になった理由が経歴や人生観に関連していれば、選考全体を通して一貫性のある受け答えができます。

【面接の最近のニュースに対する答え】自分の意見を伝える

最後に、ニュースに対する自分の意見を述べましょう。ここはもっとも個性が出る部分であるため、しっかりと伝えることを意識してください。

人事は完璧な答えではなく、あなたらしいオンリーワンの答えが知りたいと思っています。一般論やテレビで聞いたような出来すぎた答えではなく、価値観に基づいたあなただけの意見を伝えるようにしましょう。

面接で好まれる最近のニュースの題材・好まれない題材

好まれる題材とそうでないものがある最近のニュースへの回答では、どのような題材を選んでもいいわけではありません。面接といえども企業にとってはビジネスの一環であるため、TPOにふさわしい題材を選ぶことが非常に大切です。

この章では、面接で好まれる題材と好まれない題材について見ていきましょう。

面接で好まれる最近のニュース

面接で好まれるのは、下記のような題材です。

「最近のニュース」でおすすめの題材
  • 社会や経済
  • 選考を受けている業界
  • テクノロジーやビジネス
  • 体験や興味に関係するできごと

上記以外でも、興味を持った理由がはっきりと伝えられる題材であれば、どのようなものでも大丈夫です。ただし、業界や企業に関連性があるものだと、熱意が高いと思ってもらえる可能性があります。

面接で好まれない最近のニュース

面接で好まれないのは、下記のような題材です。

「最近のニュース」で好まれにくい題材
  • 好きな芸能人や漫画など、娯楽
  • 宗教や思想
  • ゴシップ
  • 政治
  • 殺人事件や誘拐事件などの犯罪

宗教や思想に関係する題材は、相手の気分を害してしまう恐れがあるため避けておいたほうが無難です。ゴシップや犯罪の題材はビジネスシーンにふさわしくないため、言及しないようにしましょう。

娯楽に関係する題材は避けたほうがいいですが、自分らしさが伝わると思ったときは、趣味の題材を選んでもいいでしょう。「好きな野球選手が好記録を出し、努力し続けることの大切さを知った」などと言った切り口であれば、ビジネスの話につなげやすく高評価をつけてもらえます。

面接で最近のニュースを聞かれたときの回答例

例文を参考に自分だけの内容を考えようここでは以上の内容を踏まえた、最近のニュースを聞かれたときの回答例を掲載します。

【面接の最近のニュース回答例】社会問題

【社会問題について話す場合の例】

私が最近気になったのは、地方活性化のために東京の会社が日本各地に進出しているという新聞記事です。私自身、地元に希望する就職先がないことから上京してきましたが、同じように感じて地元を離れる同級生も多く、地元の○○では若い人材が不足していることが大きな課題になっているそうです。この記事を読んで、これからますますUターン転職をする人が増えて行けばいいと思いました。

地方に東京の会社が進出することで、地元に残る若者が増えていくでしょう。地方の過疎化問題になりますし、若者もその親世代もより安心して暮らせるようになります。地方の人材紹介に強い御社に入社することで、私も東京の会社の地方進出を手助けして、地方の若者に自分らしく働けるチャンスを提供したいと考えています。

【面接の最近のニュース回答例】業界に関係する題材

【関連業界について話す場合の例】

○○社が開発した新製品が気になりました。業界初のテクノロジーが搭載されており、他社と差別化を図れて新しいターゲット層からの支持を集められると考えています。個人的な意見ですが、この○○テクノロジーを応用することで、今までの○○という課題を解消できるのではないかと考えています。

面接の最近のニュースに高評価な回答をするためのコツ

ここでは、最近のニュースに対して高評価な回答をするためのコツについてお伝えします。以下のコツを押さえないとマイナス評価になってしまう恐れもあるので、しっかりと確認しておきましょう。

【面接の最近のニュースに答えるコツ】「とくにありません」とは言わない

最近のニュースについて聞かれたときは、絶対に「とくにありません」と答えないようにしてください。社会への興味が薄く、アンテナ感度が低いと判断されてしまうためです。

最悪の場合、意欲や向上心がないと思われる危険性があるので、必ず話すネタを準備しておきましょう。

【面接の最近のニュースに答えるコツ】日常的にネタを集めておく

より良質な答えを作成するネタを探すために、日常的に新聞やテレビ、インターネットなどから社会や業界情報を集めておくようにしましょう。表面的な部分だけではなく、その背景やこれからの動向についても調べられると、より深い答えができます。

業界に関係する題材であれば、プレスリリースや業界専門誌などが最適です。近年はネットのニュースサイトも充実しているので、移動時間や大学の休憩時間に目を通しておくといいでしょう。

【面接の最近のニュースに答えるコツ】意見を押し付けない

意見を述べるときは、個人的な考えを押し付けるような話し方をしないように気をつけましょう。押し付けがましい表現をしてしまうと、正しいことを言っていても「周りの意見を聞けない」「融通が利かない」と判断されてしまう危険性があるためです。相手を不快にさせることがないように、伝え方を工夫しましょう。

たとえば、「近年はAIの技術が発展していますが、私は絶対にAIを導入したくありません」と言ってしまうと、非常に押し付けがましい意見になってしまいますよね。これを「近年はAIの技術が発展していますが、AIにはできない人間ならではの温かみのあるサービスもあると思います」などと言いかえると、柔らかい表現にすることができます。

面接で最近のニュースを聞かれるときのために、ネタを集めておこう!

選考でよく聞かれる「最近気になったニュース」は、その人の情報感度や思考回路、性格を知るために行われる質疑応答です。あらかじめ準備していないと高評価を残す答えはできないので、日常的にネタを探しておきましょう。

気になった題材について話すときは、興味を持った理由やあなたらしい意見を盛り込むことが重要です。題材にするテーマや伝え方によってはマイナスの評価になってしまう恐れもあるので、この記事で答え方をよく復習しておいてくださいね。