効率的に自己分析を進める質問40選!答えるだけで自己分析ができる方法を徹底解説

この記事では、質問を活用して自己分析を進める方法やポイントなどを役立つ質問集付きで解説していきます。

皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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自己分析は、今までの経験を頼りにあなたの性格や特徴を知ることが目的です。自己分析の結果は自己PRや面接対策などで役立つだけではなく、自分に合った企業探しにも欠かせない大切な情報となります。今回紹介するのは、質問に答えていくだけで自分のことをよく知れる自己分析の方法です。以上のことを踏まえて、解説していきます。

就活における自己分析の目的とは?

そもそも、就活ではどうして自己分析が必要になるのでしょうか。学生の中には、「就活生は自己分析をするべきだと言われたから、なんとなく自己分析をしている」という方もいるかと思います。まずは、自己分析の目的について理解を深めていきましょう。

【自己分析の目的】自分も知らない自分の本質を知るため

自己分析を行うことで、今自覚している強みや長所だけではなく、自分が気付いていなかった自分の魅力や価値観などを明らかにしていくことができます。加えて思考が整理されるため、今の課題を認識したり今後の目標設定をしたりする時にも役立ちます。

自分の本質について知れると、自信がついて新しい道が開けることもあるかもしれません。自分の可能性を広げるという意味でも、自己分析は必ず行っておきたいことなのです。

【自己分析の目的】就活の軸を決めるため

就活が始まっても、やりたいことが分からない学生は多いものです。学生のうちは仕事や業界に対して具体的なイメージができていないため、やりたいことが見つからないからといって焦ることはありません。

自己分析をすれば、業界や職種だけではなくこんな人間になりたい」「仕事を通してこんなことを実現したいなどといった人生の目標も明らかになります。そうすれば、自ずと志望するべき企業が絞られてくるはずです。

人生を左右する企業選びで失敗しないためにも、自己分析でしっかりと就活の軸を決めておきましょう。

質問を使った自己分析の進め方

ここからは、今回ご紹介する質問を使った自己分析の進め方について解説していきます。自己分析の方法がよく分からないという学生は、ぜひ参考にしてみてください!

【質問を使った自己分析の進め方】質問に沿って過去を深掘りする

自己分析をする際はただ事実を書き出すのではなく「出来事の原因」「当時の感情」「行動の結果どうなったのか」についてまでしっかりと思い出すことが重要です。とはいえ、記憶を頼りに思い出すだけでは、あなたの本質までたどり着くことは難しいかもしれません。

そこでおすすめなのが、質問の回答に「なぜ?」と問いかける自己分析の方法です。なぜを繰り返すことで、質問に対する回答にたどりついたあなたの根本的な考え方や価値観が明らかになります。
たとえば、「幼い頃に好きだった遊びは?」という質問に「なぜ」を繰り返してみましょう。

回答:学校帰りにしていたドロケイ
→なぜ好きだった?:味方と一緒に戦略を立てるのが楽しかったから
→なぜ楽しかった?:体力がない自分でもチームなら勝てると分かって嬉しかったから
→導き出される価値観:チームで動くことが好きで、計画を立てて着実に仕事をすることが向いているかもしれない

このように「質問」と「なぜ」を繰り返すと、自分のことを深く知ることができます。

【質問を使った自己分析の進め方】結果から軸となる要素を探す

質問に答えて深掘りをしているうちに、意外なところに共通点があることに気がつくはずです。それが、あなたが就活で意識するべき軸となる要素となります。質問を使った自己分析では強みや興味関心だけではなく、人生観まで分かることがあります。

何度も出てくる共通点は、あなたの中でとくに重要な要素なので、自己PRや企業選びの際は必ず意識するようにしてくださいね。

【質問を使った自己分析の進め方】自分を客観視する

ここまでの進め方を実践すれば自己分析はしっかりできますが、この作業だけで自己分析を終わらせてしまうのは非常にもったいないことです。分析内容を踏まえて自分を客観視できると、面接などで人事から抱かれる印象とのミスマッチが起こりにくくなります。

逆を言うと、主観による自己分析だけでは自分のことを完全に理解するのは不可能です。自己分析の質問に答える際は、質問に関連することに関して人に何か言われた経験がないかもしっかりと思い出して、第三者目線でも分析していきましょう。

自分で客観視することが難しい場合は、自己分析ツールを使うのも有効な手です。おすすめ自己分析ツールについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。

「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

【質問を使った自己分析の進め方】なりたい将来像を考える

過去や現在から自分の性格や思考がある程度分かったら、その内容を踏まえて将来のことも考えていきましょう。過去の深掘りができていると「どんな企業で働きたいか、」「どんなことを実現したいか」について明らかになっています。そこから逆算すれば、今やるべきことや志望するべき企業が見えてきます。

企業研究や自分の理想像から今の課題を分析することを、「逆算型自己分析」と言います。キミスカ独自の自己分析方法で、以前セミナーで行いましたが「今自分がやるべきことが明確になる」と好評だったので、過去からの分析では分からない方は一度試してみてください。

【就活】自己分析で「就活の軸」を見つける!逆算型自己分析を徹底解説

自己分析に役立つ質問集40選

それでは、ここからは実際に自己分析の際に活用できる質問について解説していきます。全ての質問の回答に対し、「なぜ」を投げかけながら回答することを意識しましょう。

【自己分析に役立つ質問集】過去に対する質問

あなたの人格や強みを形成しているのは、過去の自分の経験です。過去の出来事をおさらいすることで、就活でアピールできる強みや興味を持って取り組めることが分かってきます。

過去に対する質問

1.幼少期・小学校・中学校・高校それぞれで一番嬉しかったこと
2.幼少期・小学校・中学校・高校それぞれで一番嫌だったこと
3.小さい頃の夢は何か
4.家族で大切にしていたことは何か
5.親の教育で印象に残っていることは何か
6.どんな友達が多かったか
7.どんな習い事をしていたか
8.どんな係をしていたか
9.自分で率先して起こした行動はあるか
10.どんな教科に力を入れていたか
11.休みの日はどうやって過ごしていたか
12.大学入学までに最も印象的だったことは何か
13.大学入学までに最も頑張ったことは何か
14.子供の頃憧れていた人は誰か
15.一番後悔していることや失敗経験は何か

【自己分析に役立つ質問集】現在に対する質問

大学時代の過ごし方や行動からは、就活に直結する情報が得られます。入社時の気持ちや考え方に最も近いのが現在なので、過去だけではなく大学時代のこともしっかりと分析しておきましょう。

現在に対する質問
1.大学時代で一番嬉しかったこと
2.大学時代で一番嫌だったこと
3.大学時代で頑張ったこと・頑張れた理由
4.部活動やサークル、アルバイトそれぞれで印象的だった経験
5.自分の性格で好きなところと嫌いなところは
6.好きなことや趣味
7.友達とどんな風に遊ぶか
8.人のためにした行動はあるか
9.一番好きだった講義は何か
10.一人の時間は何をして過ごしているか
11.自慢できる経験はあるか
12.大人数の中でのあなたの役割は何か
13.影響を受けた知人や偉人はいるか
14.資格は何を持っているか(何を取りたいと思っているか)
15.印象的な本や映画はあるか
16.座右の名は

    【自己分析に役立つ質問集】未来に対する質問

    理想の生き方や仕事のしかた、目標を探ることで、あなたの中の人生観が分かります。未来に対する質問で分かる人生観は、自分に合った企業を探すには欠かせない分析です。過去や現在のことが分かったら、未来にも目を向けてみましょう。

    未来に対する質問

    1.五年後、十年後にどんな生活をしていたいか
    2.最近気になるニュースはあるか
    3.職場の雰囲気と仕事のやりがいどちらを重視したいか
    4.これからチャレンジしたいことは何か
    5.誰のために働きたいと思っているか
    6.働く目的は何なのか
    7.どのように社会に貢献していきたいか
    8.仕事とプライベートどちらを重視しているか
    9.理想の職場の特徴とは

    質問を活用して効率的に自己分析を進めよう!

    自己分析には様々な方法がありますが、質問に答えていく分析方法は手軽でいつでも行えるため、時間がない学生にも非常におすすめの方法です。質問を使った自己分析の際はただ質問に答えるだけではなく、どうしてその回答になったのかを考え、自分のルーツをたどっていくことがポイントとなります。
    さっそく、この方法で自己分析をしてみてくださいね!

    自己分析の他の方法も知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

    就活に使える自己分析方法まとめ【最新版やり方3選】