
本記事では、マインドマップの書き方や注意点、自己分析に活用する方法などを詳しく解説していきます。
就活をするうえで必須なるのが自己分析。自己分析が浅いと、自分の目指したい業職種が見えなかったり、面接やエントリーシートの記入でつまづきやすくなるので注意が必要です。マインドマップを活用して、自己理解を深めていきましょう。
マインドマップとは?
マインドマップとは思想を整理して可視化させる方法のひとつです。マインドマップを活用して自己分析を行うことで、自分の思考過程や経験などを整理でき、自分についてじっくりと振り返ることができます。
マインドマップと自己分析の関係
就活では、自分の価値観やなぜその業職種を選んだのかなど、具体的に自分について話す機会が多いです。そのため、自分について深い理解が必要となります。そんな、自分について深い理解が必要な時に活用してほしいのが「マインドマップ」なのです。
マインドマップを書くことで、自分の頭の中に溢れている情報を一気にマップ上に整理でき、可視化が可能となります。そのため、就活において自分が考えるべきポイントや自分の価値観、頑張ってきたことなどが多方面的に理解できるのもポイントです。その後の就職活動で、自分がどんなことを大切にしているのか、どんな理由でその業職種が気になるのかなどを考えていきやすくなります。
マインドマップで自己分析する方法
マインドマップの書き方について解説していきます。書き方も準備するものも至ってシンプルなので、チャレンジしてみてください。
ステップ1.白い紙とペンを準備しよう
まずはじめに、白い紙とペンを準備しましょう。この時、できるだけ大きな紙を準備すると、自由に書き進めやすくなります。使用するペンは、消せるものでもボールペンでも構いません。しかし、マインドマップでは一か所にたくさん文字を書くことがあるので、細めのペンがおすすめです。
また、マインドマップでは用紙を横向きにすると書き広げやすくなります。
ステップ2.メインテーマを書く
次に、マインドマップの中心にテーマの要となるものを書きます。自己分析のためにマインドマップを書く時は、真ん中に「自分の名前」や「私」と書きましょう。
ステップ3.項目を書いてみよう
「最初は何を書こう…」と悩んでいる方は、まず下記を参考にして項目を記入してみてください。
●頑張ってきたこと
●性格
ステップ4.単語で枝分かれさせよう
マインドマップでは、できるだけ単語で枝分かれさせることがポイントです。単語で書くことで、抽象的に物事を見やすくなり、気づきが増えやすくなります。
マインドマップを作る時間は整理と深掘りの時間です。出てきた項目を見てみると、自分が今どんなことに重きを置いているのが見えてきます。
マインドマップを作る時の注意点
マインドマップを作る時の注意点を解説します。
書く目的がぶれないようにしよう
マインドマップを書いていると何のために書いているのか見失いやすいです。自己分析のためにマインドマップを書き始めたとすれば、書く目的は「自己理解・自己分析」になります。普段意識していなかったことに目を向け、自分がどんなことに重きを置いているのかに気づけるとベストです。
1枚にまとめよう
マインドマップを作成するときは、1枚の用紙で完成させましょう。そのため、小さな紙で書き始めてしまうと枝を書き入れるスペースがなくなり、脳内を思うままに映すことが難しくなりやすいです。できるだけ大きな紙で自由に書き進めていくことをおすすめします。
マインドマップを作るメリット
次に、マインドマップを作るメリットについて解説していきます。
情報が可視化できる
マインドマップを作成すると、思考の過程を可視化できるようになります。キーワードごとに関連のあるものが連結しているので、パッとみて頭の中が理解できることが、マインドマップの最大の魅力です。
頭の整理ができる
人が考え事をする時は、直線型だけでなく放射型で色んな方向で思考が巡ることが多いです。そのため、ある出来事について考える時にも「なぜ」「いつ」と直線で考え進めるだけでなく、放射型で考えていく方が脳内のイメージに近い状態になります。それらを書き出し、整理ができます。
気づかなかったことに気づく
マインドマップを作成することで、気づかなかった自分の思考の癖や性格が見えてくることがあります。また、今までの経験を書き進めていくことで「こんなに継続して努力できていたのか」と気づくこともあるでしょう。普段、目を向けられていなかったこともマインドマップを書くことで自然と取りこむことができます。
マインドマップでよくあるQ&A
マインドマップを書いている時によく悩むポイントをQ&Aにして答えます。
枝分かれが難しいです…
マインドマップの枝分かれに悩む時には、頭に浮かんだワードを別紙に書きまとめておくことをおすすめします。
書く書かないの選別が難しいという方も、別紙に思いつくままに単語を書いてみましょう。マインドマップで重要なことは「思いつくままに書いていくこと」です。頭の中にぼんやりと浮かんでいることを文字にしていくことがマインドマップの醍醐味なので、あまり頭で悩みすぎず、気持ちのままに書いてみてください。
何から書けばいいですか?
マインドマップを書く時は中心にメインテーマを、その周囲に関連する出来事を書きます。初めに書く項目は、少し大きめなカテゴリーで書くと、その後が書き進めやすくなります。
例を挙げますと「ピアノの稽古を13年間続けていて、学生時代では表彰された経験もある。」このことをマインドマップに書く時は、下記のように書くと綺麗にまとまります。
頑張ってきたこと → ピアノ → 稽古13年→ 表彰
大きなカテゴリーから少しずつ小さくなるようにまとめていくと見やすく、その後に分岐もさせやすいマインドマップになります。
なかなか完成しません…
マインドマップは時間をかけて、丁寧に進めても問題ありません。自分と向き合う時間として、ある程度の時間をかけて作成してみましょう。しかし1か月以上かけて作成していると、だんだん進む方向が分からなくなりやすいので、最長でも1か月以内に完成まで進みましょう。
綺麗に書けません…
マインドマップは初めから綺麗にまとめる必要はありません。最初は思いつくままに自分の頭の中に浮かぶ言葉を書き並べていきましょう。マップの形にしていくのは、単語を書き終えてからでも問題ありません。
大事なことは自分と向き合う時間をもち、思考の整理をすることです。
完成したけど自己分析に活かせません…
マインドマップが完成したら、多くの枝がでているところを見つけてみましょう。そこには、あなたの好きなものや努力したことがあつまっていませんか?
下記のマインドマップでは4つのカテゴリーに分けて書き進めていますが、自分が学生時代に頑張ってきたことやどんなことに興味があるのかが見えてきます。例えば、ファッションや建築・インテリアが好きなことから「仕事に繋げられるか?」という視点を持つことも可能です。自分が興味のあることや書き進めていく中で思いついた職業なども書いてみると、ひらめきに繋がるかもしれません。
マインドマップで何がわかるの?
マインドマップを使用すると、自分の考えやアイデアを視覚的に整理することができます。これにより、自分の強みや弱み、興味関心のある分野を把握しやすくなります。
全体像を俯瞰して見ることで、自己理解が深まり、効果的な自己PRを作成する手助けになります。
マインドマップに何を書けばいいですか?
マインドマップには、自分の強み、経験、興味関心、価値観、目標などを書き出します。中心に自分の名前やテーマを置き、そこから関連する項目を枝状に展開していきます。
具体的なエピソードや達成した成果も追加すると、自己PRの内容がより充実します。
自己分析 まず何から?
自己分析を始めるには、まず自分の強みと弱みをリストアップすることから始めましょう。次に、過去の経験や実績を振り返り、それらがどのように自分の強みを証明するかを考えます。このプロセスを通じて、自分自身の理解を深め、効果的な自己PRを作成する基盤を築きます。
マインドマップとスパイダー図の違いは何ですか?
マインドマップとスパイダー図は似ていますが、マインドマップはより自由で創造的な発想を促進します。スパイダー図は中心にテーマを置き、放射状に情報を整理する形式ですが、マインドマップは色や絵を使いながら情報を関連付けていく点が異なります。自己分析には、柔軟な発想が求められるマインドマップが有効です。
無料で使える自己分析用のマインドマップアプリはある?
はい、無料で使える自己分析用のマインドマップアプリは多数あります。例えば、MindMeisterやCoggle、SimpleMindなどが人気です。これらのツールを活用することで、手軽に自分の考えを視覚化し、整理することができます。無料プランでも十分な機能を備えており、自己分析に役立ちます。
マインドマップで心の整理はできる?初心者には難しい?
マインドマップは初心者にも簡単に始められ、心の整理に非常に有効です。視覚的に情報を整理することで、複雑な考えや感情を明確にし、ストレスを軽減する効果もあります。色や図形を使いながら、自分のペースで進めることができるため、初めての方でも無理なく取り組めます。
転職を検討している社会人にも自己分析マインドマップはおすすめ?
はい、転職を検討している社会人にも自己分析マインドマップは非常におすすめです。これにより、自分のスキルや経験、キャリア目標を明確にし、転職活動における自己PRを効果的に行うことができます。また、新しいキャリアの方向性を見つける手助けにもなります。
自己分析のためにマインドマップで深掘りしよう
今回はマインドマップを活用して自己分析を深める方法を解説しました。自分の頭の中を紙に書き写し、広げて・深めて・整理することで自分のことをよく知るきっかけになります。
就活では自分の価値感や考え方について問われる機会も多いので、マインドマップで自己理解を深めていきましょう。
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マインドマップを作成する中で
「この強みで本当に通用するのかな…?」
「そもそも自分の特徴と志望業界の相性が悪かったらどうしよう…」
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