200文字でガクチカをまとめる構成|好印象を残すコツと文字数を削る方法【例文付き】

この記事では、200字で魅力的なガクチカを作る方法や裏技を例文付きで解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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ガクチカは、学生の性格や物事への向き合い方を知るために行われる質問です。ガクチカの質問はエントリーシート(ES)と面接の両方で問われますが、中には文字数の上限が定められているケースがあります。この場合には、コツを掴んで端的にまとめるスキルが必要です。以上のことを踏まえて、解説していきます。

企業が200文字でガクチカを聞く目的

そもそもガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」について聞く質問のことです。まずは、企業が200文字でガクチカを聞く目的について見ていきましょう。

なお、ガクチカについてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

「ガクチカ」と「自己PR」の違いは求られているポイント!?【書き方付き】

【200文字でガクチカを聞く目的1】学生の興味や思考を知りたい

ガクチカでは、学生時代に取り組んだことを聞くことで、あなたがどのような性格なのかを知りたいと思われています。

どのようなことに取り組んだのかを知れば、その学生が何に興味関心があるのか、どのような思考を持っている人物なのかがわかります。ガクチカの回答は、自社の社風とマッチする人物かどうかを判断するときに役立つのです。

【200文字でガクチカを聞く目的2】課題の乗り越え方を知りたい

課題をどのように乗り越えたのかを知ることで、入社後の業務への取り組みをイメージすることも、ガクチカについて質問する目的のひとつとして挙げられます。

なにかに熱中していると、必ず課題や困難が出てくるでしょう。行き詰まったときにどう対処するのかで、あなたがどう課題を乗り越える人物なのかを知ってもらえます。入社後の仕事への向き合い方にもつながるので、企業はガクチカの回答を重要視しているのです。

【200文字でガクチカを聞く目的3】文章をまとめる能力を見たい

ガクチカを200文字で聞くときは、上記の目的にくわえ、限られた文字数のなかで伝えたいことをまとめられる学生かどうかについても見られています。

実際に書いてみるとわかりますが、200文字は盛り込める情報が少ないので、アピールポイントを絞ってガクチカを作成しなくてはいけません。企業はあえて制約をつけることで、自分を魅せる文章力はもちろん、論理的な思考力や情報伝達能力があるのかについて測っているのです。

【200文字でガクチカを聞く目的4】面接の際に詳しく聞きたい

面接では、エントリーシートに書かれた内容を掘り下げながら質疑応答が進められます。事前に200字でまとめられた概要を把握しておくことで、面接時に行う質問のネタにすることもあるでしょう。
200字にまとめるだけで満足せず、質問されたときに答えられるように、詳しいエピソードや詳細を説明する準備もしておきましょう

面接官に好印象を残すガクチカは、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

面接で評価されるガクチカとは?6つの評価ポイントと話し方を解説

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200文字でガクチカを作る方法

ガクチカを作るときは、「STAR法」という文章構成のフレームワークを使います。

【STAR法の構成】
  1. Situation(状況)
  2. Task(課題・問題点)
  3. Action(行動)
  4. Result(結果)

以上の構成をもとに、これから紹介する4つのステップでガクチカを作成していきましょう。

なお、ガクチカの基本の作り方はこちらでも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

人事に評価されるガクチカの書き方!魅力的に書くポイントを徹底解説

【200文字ガクチカの作り方1】まずは状況を述べる

はじめに、質問に対する回答として状況を述べましょう。「学生時代に力を入れたこと」について質問されているので、この場合は「どのような活動を頑張ったのか」が回答となります。たとえば、「資格の取得試験に向けて勉強に力を入れました」など、簡潔に記載します。

【200文字ガクチカの作り方2】具体的なエピソードを簡潔に伝える

次に、具体的なエピソードについても簡潔に記載しましょう。ガクチカで大切なのは、インパクトのあるエピソードよりも、あなたの考え方や価値観が伝わるエピソードを選ぶことです。

ただし200文字という制約があるため、詳しく書く必要はありません。先述した結論に関連するエピソードを端的に説明する程度でいいでしょう。

【200文字ガクチカの作り方3】課題と乗り越えた経験を説明する

ガクチカでもっとも重要視されるのが、この内容です。活動のなかでどのような課題にぶつかり、どう乗り越えたのかを説明しましょう。数字や実績を盛り込んで具体性をもたせると、あなたの人柄や思考が伝わる内容に仕上がります。

【200文字ガクチカの作り方4】結果と企業で活かせることを伝える

最後に、ガクチカを通して身につけた能力や学んだことが、企業でどう活かせるのかについて説明しましょう。経験を入社後活かせることが伝えられれば、実際にあなたが働いている姿をイメージしてもらうことができ、プラスの評価につながります。

ここでは、「企業が求める人物像」や「実際の業務」にマッチした内容をアピールすることが大切です。そのため、アピールしたい強みや学びから逆算して話すエピソードを決定してもいいでしょう。

200文字ガクチカの例文

ここでは、例文を2パターン紹介します。制限された文字数内であなたらしいガクチカを作成したいときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【200文字ガクチカの例文1】学業

【学業をテーマにした例文】

私は学業に力を入れ、GPA平均3.5の評価を取ることができました。大学は勉強に打ち込める最後のチャンスだと考え、すべての講義に力を入れました。成績が伸び悩んだときもありましたが、友達と疑似講義をし合うという勉強法で理解が深まり、学部トップの成績で進級できました。学業を通して、私は努力し続ければ成果につながることを学びました。長期的なプロジェクトが多い貴社でも、私の努力し続ける姿勢は活かせると考えています。

【200文字ガクチカの例文2】アルバイト

【アルバイトをテーマにした例文】

私は、スーパーのアルバイトに力を入れていました。ある日、お客様から「どこに行っても見つからない調味料がある」と相談されました。私の店舗にもなかったので、ほかの調味料で代用する方法を勧めました。その方は実践して下さり、次回来店時に「おいしかった」と喜んでもらえました。私はアルバイトを通して、工夫をすれば難しいニーズも満たせることを学びました。貴社の営業職でも、学んだことは必ず活かせると考えています。

ガクチカを200文字でまとめるコツ

ガクチカを200文字で作成しようとしても、文字数がオーバーしてしまって上手にまとめられない人は多いでしょう。そこで、この章ではガクチカを200文字でまとめるコツについて2つ解説します。

【ガクチカを200文字でまとめるコツ1】構成と文字数をあらかじめ決めておく

ガクチカを200文字でまとめるときは、あらかじめ構成と文字数の目安を決めておくことが有効です。

【文字数の目安】
  • エピソードの概要:1文(30文字程度)
  • 課題と乗り越え方:2~3文(100文字程度)
  • 結果や学び:1文(40文字程度)
  • 企業への貢献:1文(30文字程度)

    どうしても文字数が抑えられない人は、以上の文字数や構成を参考にしてみてください。

    【ガクチカを200文字でまとめるコツ2】数字を使う

    200文字のガクチカでは多くのことを説明できないので、その代わりに数字を盛り込むことをおすすめします。数字があると、多くを語らなくても具体性が増すようになります。

    たとえば「英語部の活動を頑張りました」ではなく、「英語部で毎日2時間留学生と交流して、スピーキング力を磨くことに力を入れました」の方が、頑張りが伝わる内容になるでしょう。このように、魅力的なガクチカを作るために、具体性や数字が役立ってくれます

    【ガクチカを200文字でまとめるコツ3】「だ・である調」にする

    「です・ます調」で文字数オーバーするときは、「だ・である調」に変えると若干文字数が減ります。エントリーシートは「です・ます調」でなくてはいけないというわけではないため、文字数がオーバーするときは断定系に変えてもいいでしょう。

    ただし、語尾ごとに与える印象やメリットは異なります。こちらで詳しく解説しているので、合わせて目を通しておきましょう。

    エントリーシートの語尾は「ですます」?「だ・である」?メリットデメリットを解説

    ガクチカがどうしても200文字で書けないときの裏技

    ここまで紹介した内容を実践しても200文字以内にガクチカが収められないときは、裏技を実践してみましょう。その裏技は、まず300~400文字で書きたいことを書き、そこから絶対に必要な要素をピックアップしてそれ以外を削る方法です。

    はじめから短文にまとめようとすると必要な情報が抜けてしまったり、どの情報を盛り込もうか迷ったりしてなかなか作成がうまく進みません。盛り込みたい情報を一度書き出して、いちばん大切なポイント以外を削除することで、要点を押さえた簡潔な内容にできます。200文字のガクチカ作成に困っている人は、ぜひ実践してみてくださいね。

    そもそも話すエピソードが思いつかないときは、当たると評判のキミスカの適性検査を受けて、あなたの強みや性格について再確認してみましょう。

    「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

    200文字のガクチカでもあなたの魅力を伝えることはできる!

    200文字のガクチカはかなり文字数制限が厳しいため、「どうまとめればいいのか」「文字数が収まらない」などの悩みを抱えている人は多いかもしれません。

    しかし、文字数制限があっても、ポイントさえ押さえればあなたの魅力が伝わるガクチカは作成できます。ぜひ今回紹介した作成方法や文字数の削り方を参考に、簡潔でありながら人事に響くアピール文を作成してみてくださいね。