就活のエントリーシートにおいて、ほとんどの企業が志望動機の記入欄を用意しています。志望動機は書き始めが重要ですが、どのように書けばいいのか分からず、行き詰まっている学生も多いのではないでしょうか?
本記事では、志望動機の書き始めをパターン別に紹介します。書き始め例文も紹介しているので、例文を参考に志望動機を書き始めてみましょう!
志望動機の書き始めは「結論」から
志望動機で最もこだわりたいのが、人事が最初に読む部分である書き出しです。この志望動機の書き出しには、ズバリ「結論」を書きましょう。
志望動機を結論から書き始めることで、あなたが伝えたいことが分かりやすくなり、読む人の興味を引くことができます。
なお、結論から書き始める「PREP(プレップ)法」という文章構成は志望動機に限らず、エントリーシートや面接で聞かれるすべての質問に共通して用いることが可能です。
志望動機を結論から書き始める理由3つ
志望動機は結論から書き始めると述べましたが、その理由をきちんと理解できていなければ、あなたの入社意欲の高さが伝わる志望動機に仕上がりません。
そこでこの章では、志望動機を結論から書き始める主な理由を解説します。
【志望動機の書き始めに結論を書く理由1】簡潔に伝えられる
前述の通り、志望動機を結論から書き始めることで伝えたいことが分かりやすくなり、簡潔かつ的確にアピールすることが可能です。
人事は毎日何枚ものエントリーシートをチェックしています。志望動機の結論がなかなか見えてこない場合は、流し読みされる可能性があるので注意しましょう。
【志望動機の書き始めに結論を書く理由2】論理的思考をアピールできる
結論に至るまでに長々とした説明を続けてしまうと、物事を論理立てて説明できないと思われる可能性があります。その点、結論から書き始める文章構成を用いれば、簡単に論理的思考をアピールできるでしょう。
結論から書き始める文章構成をPREP法といいますが、PREP法は「結論→根拠→具体的なエピソード→結論」の順番で文章を組み立てていきます。この文章構成はビジネスシーンでもよく使われるので、今のうちにマスターしておきましょう。
【志望動機の書き始めに結論を書く理由3】限られた文字数でまとめられる
エントリーシートの志望動機欄のスペースは限られており、場合によっては文字数制限があるケースもあります。
限られたスペースと文字数で要点を伝えるためにも、まず結論から書き始めることが重要です。
なお、志望動機に文字数の指定がない場合は、記入欄の8割以上を埋めるよう意識しましょう。
志望動機の書き始めにはパターンがある!例文4選
志望動機は志望度の高さや倫理的思考力をアピールするために、結論から書き始めると説明しました。それでは、具体的にどのように書き始めたらいいのでしょうか?
じつは志望動機の書き始めには、大きく4つのパターンがあります。この章ではそれぞれのパターンの書き始め例文を紹介するので、テンプレとして活用してください。
【志望動機の書き始め例文1】企業の魅力的な部分に惹かれた場合
企業理念や社風、商品、サービス、取り組みなどに魅力を感じている場合は、志望動機の書き始めに以下のようなフレーズを使いましょう。
「貴社の◯◯に魅力を感じ、〜したいと考えたため志望しました。」
この文言を使った例文は以下の通りです。
私は貴社のSDGs達成に向けた取り組みに魅力を感じ、社会貢献性の高い仕事をしたいと考えたため志望しました。
【志望動機の書き始め例文2】興味・関心を持ったきっかけがある場合
志望企業に対して興味・関心を持ったきっかけがある場合は、以下のようなフレーズで志望動機を書き始めましょう。
「○○がきっかけで、貴社を志望しました。」
この書き始めでの例文を見ていきましょう。
私は貴社の美容部員の方にタッチアップメイクをしていただいたことがきっかけで、貴社を志望しました。
【志望動機の書き始め例文3】入社後の展望がある場合
志望企業に入社できた後のことを見据えている場合の志望動機の書き始めは、以下のようなフレーズがおすすめです。
「○○がしたいため、~な貴社で働きたいと考えました。」
入社後の展望を書き始めにした場合の例文が以下です。
私はかねてより人の心に寄り添う広告を作りたいと思っているため、温かみを重視する広告デザインを多数打ち出している貴社で働きたいと考えました。
【志望動機の書き始め例文4】その他の理由がある場合
上記3パターンに当てはまらない場合は、以下のようなフレーズを用いて志望動機を書き始めましょう。
「私が貴社を志望する理由は、~だからです。」
この文言を使った例文は以下の通りです。
私が貴社を志望する理由は、私の持ち味である規律力を生かせるのではないかと考えたからです。
志望動機の書き始めNG例
いくら結論から書き始めていたとしても、内容が薄かったり他の学生と似通ったりする志望動機では、人事に興味を持ってもらうことはできません。これから志望動機を作成する学生は、以下のNG例に目を通しておきましょう。
【志望動機のNG書き始め1】他社でも通用する内容
企業は志望動機から、学生の志望度の高さをチェックしています。そのため同業他社ではなく、なぜこの企業を志望するに至ったかを明確に示さなければ、志望度が低いと思われてしまうでしょう。
「貴社の企業理念に共感し、志望しました。」
「かねてより○○職に興味があったため、貴社を志望しました。」
【志望動機のNG書き始め2】ネガティブな印象を与える内容
志望動機でネガティブな言葉を使ったり、消去法で志望企業を選んだことを伝えたりするのはNGです。また、給与や福利厚生に関する志望理由も、やる気がないと捉えられてしまうことがあるので避けるべきです。
書き始めでネガティブな印象を与えてしまうと、志望動機だけでなくエントリーシート自体を読んでもらえなくなる可能性があるので注意しましょう。
「私は貴社の給与と休日の多さに魅力を感じ、志望しました。」
「私は○○が苦手なため、○○であればできると思い貴社を志望しました。」
【志望動機のNG書き始め3】長々とした説明
志望動機の指定文字数が400字以上の場合は、志望理由に関するエピソードを盛り込むことができます。しかし、その場合も結論から書き始めるというルールは変わりません。
最初にエピソードを持ってきてしまうと、結論が分かりにくくなり、肝心な志望理由は伝わりづらくなるので気を付けましょう。
「私は大学〇年生からボランティア活動に尽力し、○○での災害においては○○を務めました。(~中略~)。以上の理由から、貴社を志望します。」
志望動機の書き始めに悩んでいる学生におすすめのスカウトサービスって?
志望動機は何度も書き直し、書き始めや文章構成に慣れていく必要があります。そのため複数の企業の志望動機を作成するのは、容易ではありません。
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志望動機は結論から書き始めて簡潔に伝えよう!
志望動機は結論から書き始めることで、読みやすくなる上に論理的思考力をアピールできます。まっさきに志望に至ったきっかけを伝えたい気持ちは分かりますが、まずは結論から伝えて流し読みされない志望動機に仕上げましょう。
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