この記事では、モチベーショングラフの書き方や自己分析のやり方などをテンプレート付きで解説していきます。
皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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就活は自分の人生をより良いものにする機会
モチベーショングラフを書く前に、これから始まる「就活」の定義についてきちんと理解しておく必要があります。ここの理解度の差は、就活の充実度をも左右するからです。みなさんは「就活」をどのように捉えているでしょうか?
「いい企業に就職すること?」、「内定をもらうこと?」
実は違います。就活とは、自分の人生をより良いものにするための手段にすぎません。一度しかない自分の人生をどのように生きたいかを真剣に考える機会が就活です。
就活のゴールを「内定をもらう」ではなく、「自分の人生をより良いものにする」に設定しましょう。自分はどのように生きたいか・どのようになったら幸せかを考え、それを達成するためにはどのような職業に就いたらいいのか、というように、設定したゴールから逆算して考えると、自分の理想的な近い将来を描くことができます。
とはいえ、一体何から始めればいいのでしょうか?
それ答えはズバリ、自己分析です。まずは自分を知ることから始めましょう。今回は、数ある自己分析の中から「モチベーショングラフ」という方法を紹介していきます。
そもそもモチベーショングラフとは?
「モチベーショングラフ」と聞いて、「あ、あれか。」とすぐに思い浮かぶ学生はそこまで多くないでしょう。そこで、まずはそもそもモチベーショングラフって何?という疑問に答えていきたいと思います。
モチベーショングラフとは、ずばり今までのモチベーションの浮き沈みが書かれたグラフです。過去の出来事を振り返り、時系列にまとめることでモチベーションの変化を可視化し、人生で形作られた自分の価値観や性格、強み・弱みを紐解くことができます。
モチベーショングラフを作成する目的
では、なぜモチベーショングラフを作成することが自己分析につながるのでしょうか?
【モチベーショングラフを書く目的1】やる気が出るときの共通点を知ることができる
モチベーショングラフを書けば過去の出来事を一つのグラフでまとめることができるため、今までの出来事の共通点を探ることができます。例えば、自分はいつもこんな時にやる気がでるですとか、逆にこんな行動はあまりとらないなど、行動と感情の一貫性を追求することができます。
【モチベーショングラフを書く目的2】就活の軸を明確にすることができる
今まで気づくことのできなかった自分の価値観や、譲れないスタンスなどが浮き彫りになります。すると、自分が仕事に求める環境であったり、自分に合った業務内容であったりが判明します。
就活の軸が判明するということは、志望業界が定まりやすくなるだけでなく、入社後のミスマッチを減らすことができるため、充実した就職活動にすることができるでしょう。
【モチベーショングラフを書く目的3】自分が話す内容に、説得性を持たせることができる
モチベーショングラフでは、自分の体験に紐づいた感情の起伏が分かるため、話に説得性を持たせることができます。例えば、「こういった体験があって自分の力を発揮することができた。この経験から○○という強みを培った。だからこの力を生かせる御社に入りたい。」と伝えられます。
具体的なエピソードと共に志望動機や自己PRを話すことで、あなたらしさを十分に伝えられるでしょう。
モチベーショングラフを作成する時にやってほしいこと
モチベーショングラフを作成する時に、一度使ってほしい自己分析ツールがあります。それが【キミスカの適性検査】です。キミスカの適性検査は無料で受けることができ、質問に答えるだけ、20分程度で完了します!毎年10万人以上の就活生が受検している簡単かつ的確な自己分析ツール【キミスカ適性検査】をぜひ活用してみてください。
適性検査を受けておくことで、自分の価値観や強みを理解しておくことができ、要点を掴んだモチベーショングラフが完成します。
適性検査の受検方法と自己分析のやり方は以下の記事にまとめてあります。是非一度目を通してみてください!
モチベーショングラフで就活の軸を探そう
モチベーショングラフとは、ある一定の時期から現在までのモチベーションを振り返り、自分がどんな時にモチベーションが上がるのか・それはなぜかを明らかにすることで自分の価値観や特徴を理解することができる自己分析方法です。
モチベーショングラフを行うと、次の2つがわかります。
- 自分の進路選択の軸を明確化する
- 自分の事(強みや武器)を他人に伝えられるエピソード
この2つを見つけて、より自分にとって良い道を選択しましょう!
モチベーショングラフの書き方
それでは実際にモチベーショングラフの書き方を紹介していきます。
【モチベーショングラフの書き方1】2つの軸を書く
白い紙でもエクセルでも何でも大丈夫なので、まず自分が描きやすい媒体を用意し、そこに2つの軸を記入しましょう。横軸が時間の流れを、縦軸がモチベーションの上下を表しています。なお、横軸はs最初から年齢で書いても良いです。ただ、学校ごとに区切りをつけると、流れにまとまりがでます。
【モチベーショングラフの書き方2】年齢ごとのモチベーション上下とその時の出来事の詳細を書く
次に、生まれてから現在までを振り返り、モチベーションの上下を記入しましょう。モチベーションの分岐点で何が起こったのか、合わせて出来事も記入てください。
こうすることにより、自分のモチベーションが何かやどのように乗り越えてきたかを可視化することができます。この際に気を付けるべきポイントは、就活に役立つエピソードは何かなど就活の面接やESにとらわれずに、自分の人生を振り返ることのみに集中すること!!大きな出来事でなくても構いません。自分のモチベーションに関わってきた些細な日常のことまで深堀して書くとより効果的なモチベーショングラフが完成します。
【モチベーショングラフの書き方3】当時置かれていた環境を振り返りる
モチベーションが高かった時、また低かった時、その当時置かれていた環境を思い出してください。人間関係や、その中の雰囲気なども振り返りましょう。そうすることで、自分がどんな環境を好むのか、どんな環境に適しているのかがわかります。
この際、グラフにまとめて書くのが難しい場合は別で表を作成し、箇条書きなどでまとめましょう。
イメージは以下の通りです。
年齢 | 当時の環境 |
---|---|
4歳 モチベーションアップ |
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8歳 モチベーションダウン |
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14歳 モチベーションアップ |
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15歳 モチベーションアップ |
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18歳 モチベーションダウン |
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19歳 モチベーションアップ |
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【モチベーショングラフの書き方4】当時の感情や思考・行動を振り返る
モチベーションの分岐点で自分が抱いた感情や、その時考えたことと起こしたアクションを思い出して記入してください。その当時は「ただなんとなくワクワクした」と思ってした行動だとしても、「なぜワクワクしたのか」、「どのようなときにワクワクするのか」というように、「なぜ」や「どういうとき」に注目して書くと、自分の価値観や特徴が理解しやすくなります。
【モチベーショングラフの書き方5】自分の価値観や特徴を理解する
自分の人生において、モチベーションの分岐点がいくつも出来たと思います。モチベーションが上がる分岐点、もしくは下がる分岐点のそれぞれで、自分の感情やその感情を抱いた理由に何か共通点は見えてきましたか?逆に、違いは見えてきましたか?ここの共通点と違い探しが最も重要な作業です。
- 自分が頑張れた理由、逆に頑張れなかった理由の違いは何か
- 一番頑張れた時の理由と次に頑張れた時の共通店は何か、また違いは何か
など、細かく共通点や違いを見ていくことによって自分が大切にしている価値観や特徴を理解することができます。
例えば、身の回りの環境が変化したことが理由かもしれませんし、自分が得た成果や評価が理由かもしれません。とにかく、自分自身のことだけでなく、周りや他の出来事などと幅広い分析をしましょう。
その分岐点での出来事は様々であっても、そこで共通して抱いた感情や自分なりの価値観、得意・不得意、周りの環境などが見えてくるはずです。そして見えてきた共通点は、自分が物事を選択する際の判断軸であったりします。それは就活の際に、自分がどの道を選択するのかの軸に共通する部分があります。
モチベーショングラフの活用方法
いざモチベーショングラフを作ったとしても、それで終わってしまっては勿体ないです。ここでは、作成したモチベーショングラフをどのように活用していくかについて解説します。
【モチベーショングラフの活用方法1】エピソードと絡めて、面接やESで伝えられる
面接ではインパクトや業績よりも「学生の価値観」や「考え方」が重視されます。そのため、力を入れた活動への向き合い方や性格が伝わるような具体的なエピソードを盛り込むことが大切です。
なお、エピソードを話すときは「企業が求める学生像」に合った内容にすることが好印象を残すコツです。そういった意味で、多くのエピソードがまとめられたモチベーショングラフは、非常に有効でると言えます。
【モチベーショングラフの活用方法2】将来のビジョンが鮮明になる
モチベーショングラフは過去のみにフォーカスしていますが、将来起こりうるであろう出来事にも応用することができます。なぜなら、未来は過去と現在の延長線上にあるからです。そのため、頻出質問の一つである将来のキャリアプランを聞かれた際に、モチベーショングラフは力を発揮します。
例えば、ずっと怠惰な生活を送ってきた学生が、「バリバリ海外で働く仕事人間になりたいです。」と面接で話してくれば、当然疑われてしまいます。
【モチベーショングラフの活用方法3】迷った際に、一度このグラフに戻れる
多くの企業と出会う中で、結局自分は何がしたいのか、何を求めているのかが分からなくなり、混乱することもこれからあるかもしれません。そんなとき、一度帰ってこれる場所、それがモチベーショングラフです。自分の優先順位などを改めてみることで、自分を見つめなおす機会になります。
モチベーショングラフだけでは不十分?
モチベーショングラフを作成しただけで終わるほど、自己分析は単純ではありません。自己分析の目的と併せ、他にやるべき自己分析について解説します。
自己分析とは『自分の人生の「目的」と「手段」を知ること』
自己分析とは、自分の強みを見つけるためにするものと一般的には言われていますが、本当は『自分の人生の「目的」と「手段」を知ること』です。
ここが理解できたら、就活において重要な3つのポイントを抑えることができます。
- 就職の目的を定義できる
- 自分の入るべき企業がわかる
- 面接官に自分のことを伝えられるようになる
人生規模で俯瞰して就活を見ないと、ほんとうの意味で自分の入りたい会社や、そこに対してアピールできることも見つかりません。
就活における自己分析の目的とは
では、就活における自己分析の目的は何でしょうか?実は2つあります。
- 自分の進路選択の軸を明確化する
- 自分の事(強みや武器)を他人に伝えられるようにする
ESや面接において企業は、その人がどんな能力や価値観・志向性を持っているのかを見ています。自分が進む道を決めるためには、自分の事を客観視して言語化し、他人に分かりやすく伝えられることが重要なのです。
上の二つをモチベーショングラフで発見できたかと思います。しかし、自己分析の深さが就活/就職の充実度を左右するといっても過言ではありません。
そのため、もっと深く自己分析を行うために下記の記事も参考にして、他のアプローチ方法から自分が本当にやりたいことってなんなのか考えてみましょう。例えば、「自分史」や「他己分析」などはお勧めです。
まとめ:就活は自己分析からはじめよう
今回は、モチベーショングラフの書き方を紹介しました。このように就活は自己分析から始まります。
自己分析の重要さと目的を理解し、実際に自己分析をしてみましょう。ここからが就活のスタートです。モチベーショングラフを書くことで、自分が人生において何を大切にし、どんな時に幸せであるのかがわかります。
就活は、自分の人生をより良いものにするための手段であるので、まず自分を知る事が重要です。どういう人間になりたいのか、どういう風に生きていきたいのか、自分が楽しいと思う事は何か、やりたい事は何か、など、自分に関するありとあらゆる事(性質・特徴)を知ることから就活は始まるのです。
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モチベーショングラフを作成する中で
「この強みで本当に通用するのかな…?」
「そもそも自分の特徴と志望業界の相性が悪かったらどうしよう…」
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