【OB訪問メール完全ガイド】依頼からお礼まで!コピペOK例文10選

「OB訪問のメール、何て書けばいいんだろう…」と、パソコンの前で固まっていませんか?社会人の方に送る初めてのメールは、件名一つ、挨拶一つとっても、失礼がないか不安になりますよね。

この記事は、そんなあなたのための「メール完全ガイド」です。OB訪問の依頼から日程調整、お礼まで、あらゆるシーンでそのまま使えるメール例文を10個、ポイント解説付きで紹介します。この記事さえ読めば、メールで悩むことはもうありません。自信を持って、社会人の先輩に連絡を取りましょう!

OB訪問のメールで守るべき5つの基本マナー

例文を見る前に、まずは社会人とメールでやり取りする上での基本マナーを5つ押さえましょう。この基本を知っているだけで、相手に与える印象が大きく変わります。

あなたの評価に繋がるだけでなく、社会人になってからも役立つ知識なので、しっかりと身につけてください。

1. 件名は「大学名・氏名・要件」を簡潔に

社会人は毎日多くのメールを受け取ります。件名を見ただけで「誰から」「何の要件か」が一目で分かるように書くのが鉄則です。

例えば、「OB訪問のお願い(〇〇大学 氏名)」のように、大学名と氏名、そして用件を簡潔に記載しましょう。件名が分かりにくいと、他のメールに埋もれて見逃されてしまう可能性があるので注意が必要です。

2. 宛名は「会社名・部署名・氏名」を正式名称で

メールの冒頭に書く宛名は、相手の情報を正確に記載します。「株式会社」を「(株)」と略したりせず、必ず正式名称で書きましょう。

部署名が分かる場合はそれも記載し、名前の後には「様」をつけます。会社名、部署名、氏名は、それぞれ改行するとより丁寧な印象になります。正確な宛名は、相手への敬意を示す第一歩です。

3. 本文は「挨拶・名乗り・要旨・詳細・結び」で構成する

本文の構成は、①挨拶(お世話になっております。など)→ ②名乗り(大学名・氏名)→ ③要旨(OB訪問のお願いなど)→ ④詳細(なぜ連絡したか、聞きたいことなど)→ ⑤結びの言葉(お忙しいところ恐縮ですが、等)という流れが基本です。

この型に沿って書くことで、用件が分かりやすく、論理的な文章構成能力があることをアピールできます。

末尾には必ず署名を入れる

メールの最後には、自分が何者であるかを示す「署名」を必ず入れましょう。大学名、学部・学科、氏名、電話番号、メールアドレスを記載するのが一般的です。

毎回手で入力するのは大変なので、メールソフトの署名機能に登録しておくと便利です。署名があることで、相手はあなたに連絡を取りやすくなります。

4. 送信時間は平日の就業時間内がベター

メールを送る時間帯にも配慮が必要です。深夜や早朝、休日に送るのは避け、平日の午前中(9時~11時頃)や、お昼休み明け(13時~15時頃)などが比較的見てもらいやすい時間帯です。

相手の働き方を想像し、迷惑にならない時間帯に送るのが社会人としてのマナーです。どうしても夜中にしか作成できない場合は、送信予約機能を活用しましょう。

5. 返信は24時間以内に(受信・送信ともに)

OBの方から返信があった場合は、**24時間以内**に返信するのが基本のマナーです。感謝の気持ちを伝え、迅速に対応することで、あなたの真剣な姿勢が伝わります。

もちろん、こちらから質問などを送った際も同様です。返信が遅いと「志望度が低いのでは?」と思われてしまう可能性があるので、こまめにメールをチェックする習慣をつけましょう。

【シーン別】OB訪問の依頼メール例文集

ここからは、いよいよ実践編です。OB訪問を依頼する際のメールを、先輩との接点別に4つのパターンで紹介します。

1. 大学のキャリアセンター経由の場合

件名:OB訪問のお願い(〇〇大学 氏名)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

突然のご連絡失礼いたします。
私は、〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学のキャリアセンターに登録されている卒業生名簿を拝見し、ご連絡いたしました。

現在、就職活動の一環で〇〇業界の研究をしており、中でも最先端の技術で業界をリードされている貴社に大変魅力を感じております。
ぜひ、〇〇様が担当されている業務内容や、仕事のやりがいについてお話をお伺いし、企業理解を深めさせていただきたく存じます。

もし可能でしたら、1時間ほどオンラインまたは対面にてお時間をいただくことはできないでしょうか。

来週以降で、〇〇様のご都合の良い日時をいくつか候補としてお教えいただけますと幸いです。

お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

(署名)

2. ゼミや研究室の紹介の場合

件名:OB訪問のお願い(〇〇大学 〇〇ゼミ 氏名)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

突然のご連絡失礼いたします。
私は、〇〇大学〇〇学部、〇〇研究室に所属しております〇〇と申します。
先日、指導教官の〇〇教授より〇〇様をご紹介いただき、ご連絡いたしました。

〇〇教授から、〇〇様が現在、貴社で〇〇(例:AIを活用した製品開発)に携わられていると伺いました。私も研究室で〇〇を専攻しており、〇〇様のお仕事内容に大変興味を持っております。

ぜひ一度、〇〇様のご研究経験が現在のお仕事にどう活かされているかなど、具体的なお話をお伺いする機会をいただけないでしょうか。

来週以降で、〇〇様のご都合の良い日時をいくつか候補としてお教えいただけますと幸いです。

お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

(署名)

3. OB訪問アプリ・サイト経由の場合

件名:OB訪問のお願い(〇〇大学 氏名)

〇〇様

はじめまして。
〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
OB訪問アプリ「〇〇(アプリ名)」にて〇〇様のプロフィールを拝見し、ご連絡いたしました。

プロフィールに書かれていた「〇〇というプロジェクトのご経験」に大変感銘を受け、ぜひ詳しいお話をお伺いしたいと思いました。

来週以降で、〇〇様のご都合の良い日時をいくつか候補としてお教えいただけますと幸いです。

お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

(署名)

アプリ経由の場合、相手の会社名や部署名が分からないこともあります。その際は「〇〇様」だけで構いません。また、相手のプロフィールのどこに惹かれたのかを具体的に書くと、熱意が伝わりやすくなります。

4. 知人(友人・先輩)の紹介の場合

件名:OB訪問のお願い(〇〇大学 〇〇よりご紹介いただいた氏名)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

突然のご連絡失礼いたします。
〇〇大学の〇〇と申します。

先日、サークルの先輩である〇〇さん(株式会社△△)より〇〇様をご紹介いただき、ご連絡いたしました。
〇〇さんから、〇〇様が貴社の〇〇部門でご活躍されていると伺い、ぜひお話をお伺いしたく存じます。

来週以降で、〇〇様のご都合の良い日時をいくつか候補としてお教えいただけますと幸いです。

お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

(署名)

誰からの紹介なのかを明確にすることで、相手も安心して対応できます。件名にも紹介者の名前を入れると、より分かりやすくなります。

【シーン別】日程調整・リマインドメール例文集

依頼メールを送って承諾の返信が来たら、次は日程調整です。ここでも迅速かつ丁寧な対応を心がけましょう。

訪問日が確定したら、前日にリマインドメールを送ると、より丁寧な印象になります。

1. 提示された日程で承諾する場合の返信メール

件名:Re: OB訪問のお願い(〇〇大学 氏名)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

この度は、OB訪問のご快諾、誠にありがとうございます。
また、早速日程候補をご提示いただき、重ねて御礼申し上げます。

それでは、下記の日程でお願いできますでしょうか。

【日時】〇月〇日(〇)〇時~〇時

お忙しい中、貴重なお時間をいただき大変恐縮です。
当日お会いできるのを楽しみにしております。

何卒よろしくお願い申し上げます。

(署名)

2. こちらから日程を再調整したい場合のメール

件名:Re: OB訪問のお願い(〇〇大学 氏名)

(前半省略)
誠に申し訳ございませんが、ご提示いただいた日程ですと、大学の講義と重なっており、お伺いすることができません。

大変恐縮なのですが、下記の日程でご都合はいかがでしょうか。

・〇月〇日(〇)〇時~〇時
・〇月〇日(〇)終日
・〇月〇日(〇)〇時以降

こちらの都合で大変申し訳ございませんが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

(署名)

3. 訪問前日のリマインドメール

件名:【明日〇月〇日】OB訪問の件(〇〇大学 氏名)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

明日〇月〇日(〇)〇時より、OB訪問のお時間をいただいておりますので、念のためご連絡いたしました。

明日は、〇〇(場所)へお伺いいたします。
お会いできるのを心より楽しみにしております。

お忙しいとは存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

(署名)

【例文あり】訪問後のお礼メールの書き方とポイント

OB訪問は、終わった後の行動が非常に重要です。貴重な時間を割いてくれた先輩への感謝の気持ちを、丁寧なメールで伝えましょう。これがあなたの印象を決定づけます。

お礼メールは訪問当日中に送るのが鉄則

訪問が終わったら、その日のうちに必ずお礼メールを送りましょう。相手の記憶が新しいうちに送ることで、感謝の気持ちとあなたの誠実さがより強く伝わります。

どんなに遅くとも、翌日の午前中までには送るのが社会人のマナーです。迅速な対応を心がけてください。

感謝と学びが伝わるお礼メールの構成とは

お礼メールでは、①訪問のお礼、②訪問で特に印象に残った話、③そこから何を感じ、学んだか、④今後の抱負、⑤結びの挨拶、という構成を意識しましょう。

ただ「ありがとうございました」と伝えるだけでなく、具体的な感想や学びを自分の言葉で書くことが重要です。

【そのまま使える】お礼メールの例文

件名:本日のOB訪問のお礼(〇〇大学 氏名)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。
本日、OB訪問にてお時間をいただきました、〇〇大学の〇〇です。

ご多忙の折にもかかわらず、本日は大変貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

〇〇様から伺った、〇〇プロジェクトでのご経験談が特に印象に残っております。困難な状況でも、チームで協力して乗り越えられたというお話から、貴社の社風と仕事のやりがいを肌で感じることができました。

本日のお話を通じて、貴社で働きたいという気持ちがより一層強まりました。まずは、〇〇様からいただいたアドバイスを活かし、自己分析をさらに深めて参ります。

末筆ではございますが、〇〇様の今後のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

(署名)

【困った時用】辞退・催促メールの書き方

時には、予定が合わなくなってしまったり、返信が来なかったり、というケースもあるでしょう。

そんな「困った時」に使えるメールの例文も用意しました。誠意ある対応を心がけましょう。

OB訪問を辞退・キャンセルしたい場合のメール

辞退を決めたら、できる限り早く、必ず連絡を入れましょう。無断キャンセルは絶対にNGです。

件名:OB訪問辞退のお詫び(〇〇大学 氏名)

(前半省略)
〇月〇日〇時よりお約束しておりましたOB訪問ですが、諸般の事情により、誠に勝手ながら辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

お忙しい中でお時間を調整いただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり大変申し訳ございません。

末筆ではございますが、〇〇様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

(署名)

依頼メールの返信が来ない場合の催促メール

1週間程度待っても返信がない場合、メールが埋もれている可能性があります。催促のメールを送ってみましょう。

件名:【再送】OB訪問のお願い(〇〇大学 氏名)

(前半省略)
先日、OB訪問のお願いでご連絡させていただきました、〇〇大学の〇〇です。
その後いかがでしょうか。

ご多忙のところ大変恐縮ですが、もしメールが届いておりましたら、ご検討状況をお伺いできますと幸いです。

なお、本メールと行き違いになっておりましたら、何卒ご容赦ください。
よろしくお願い申し上げます。

(署名)

丁寧なメールで、OB訪問を最高の学びに繋げよう

今回はOB訪問におけるメールの書き方を、様々なシーン別に例文付きで解説しました。メールはあなたの第一印象を決める重要なコミュニケーションツールです。

相手への敬意と感謝の気持ちを忘れず、丁寧なやり取りを心がけることで、OB訪問はより有意義なものになるはずです。この記事の例文を参考に自信を持ってメールを送り、最高の学びの機会を掴んでください。