この記事では、自己分析のやり方や注意点などをテンプレート付きで解説していきます。
皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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自己分析とは?
就活生に「自己分析とは何か」を聞いたところ、以下のような回答が返ってきました。
- 就活で自分に合った志望企業を見つけること
- 自分史を書いて自分の長所や短所を知ること
- 自己PRを作るのに必要な作業
実はこの3つのどれも正解です。しかし、的を射ているとは言えません。自己分析では、この3つの要素を達成するために自分を理解しようとします。つまり、自己分析とは「自分自身を理解する作業」なのです。自分自身への理解を深めずに「志望企業」や「長所短所」「自己PR」を考えたところで、薄っぺらいものしか出てきません。
就活を成功させる就活生は、自己分析によってアイデンティティを確立し、自己の価値観にのっとった行動をするからこそ強いのです。
自己分析には2つのタイプがある
自己分析をやるといっても、そもそも自己分析をする目的について整理できていないとうまくいくはずがありません。自己分析について調べていると、様々なやり方があって混乱しますよね。それもそのはず、世で解説されている自己分析は自己分析の2つの目的を混同してしまっているのです。自己分析には目的が2つあり、その目的ごとにやり方が異なります。その2つというのがこちらです。
- 「就活の軸」を見つけるための自己分析
- 「自分の能力」を見つけるための自己分析
この2つのうちどちらも、就活をするうえでとても重要です。
【自己分析のタイプ1】「就活の軸」を見つけるための自己分析
「就活の軸」を見つけるための自己分析では、あなた自身の価値観を理解する作業をしていくことになります。就活とは自分の理想の就職先を探すための活動です。理想の就職先は価値観によって異なります。つまり、あなたは価値観を理解していないと就職先の企業を選ぶことはできないのです。
- どんな企業に入りたいのか
- どんな働き方をしたいか
- どんな人間になりたいか
などといった自分の価値観をしっかりと見つめ直すことで、入社後に満足できないキャリアを送るリスクを防げます。また、面接時される質問への応対に説得力を出すことにも繋がります。新卒の就活においては、能力以上に価値観のマッチングが重視されている側面もあるので、内定を取りやすくもなります。これらを総合的に考えると、自分自身の価値観を明確に理解できていることは、就活の成功に不可欠と言えるでしょう。
【自己分析のタイプ2】「自分の強み」を見つけるための自己分析
価値観はもちろんですが、能力をアピールするという意味では「自分の強み」の理解も必要です。人間は脳の構造的に、欠点や課題といったネガティブな要素に気づきやすいようにできています。それを改善していくことで進化するためです。しかし面接では、長所や優れている点を伝えなければなりません。長所を伝えなければ、企業の人事は魅力を感じることはできないからです。
少し難しいことではありますが、自分の魅力に一貫性を持って伝えるためにも「自分の強み」を自己分析で明確にすることが就職活動を行う中でとても重要なのです。
自己分析ツールを賢く活用しよう
自己分析を一人で行うのは、労力も時間も必要になります。そのため、超高精度で無料の自己分析ツールを使うのも有効です。【キミスカの適性検査】は150問の質問を答えるとAIが自己分析を手伝ってくれる無料の便利なツールです。キミスカの適性検査では「価値観・能力・向いている職業・ストレス耐性」などを数値化されたデータとして見ることができるので、自己分析のスタートに最適です。また適性検査を受けると、その結果からあなたの適性に合う企業からスカウトを貰うことが出来ます。キミスカに登録して適性検査を受けてみましょう!
適性検査の受検方法と自己分析のやり方は以下の記事にまとめてあります。是非一度目を通してみてください。
就活生ならやっておくべき!自己分析のやり方まとめ
自己分析を行う際は、目的を明確にしましょう。先述の通り、自己分析には2つのタイプがあります。
- 「就活の軸」を見つけるための自己分析
- 「自分の強み」を見つけるための自己分析
どの自己分析を目的とするかによって、方法も変わってきます。どちらも非常に重要で避けて通れないものなので、自分にあったやり方ですぐにでも実践してみましょう。
【自己分析のやり方】「就活の軸」を見つける自己分析方法4選
就活の軸を明らかにすることで、あなたの就職活動において以下のようなメリットがあります。
- 自分に合った企業選びによる「内定率アップ」
- 自分にあった企業選びによる「入社後の満足度向上」
- エントリーシートや面接での「志望動機」
- 「企業研究」や「業界研究」の効率化
- 「入社後の満足度」向上
【就活の軸を見つける自己分析1】逆算型自己分析シート
この自己分析シートは、一番重要な「自分の価値観」を理解するのに最も適したやり方です。自分の望む将来像から逆算して考えることで、最も本質的な価値観分析が可能になります。
【就活の軸を見つける自己分析2】モチベーショングラフ
モチベーショングラフでは、あなたの過去の出来事を通してモチベーションがどのように上下したかを可視化することで、事実ベースで自分の価値観を分析する手法です。あなたがどんな時に高いモチベーションで生産性を発揮することができるのか分析できるので、自分が活躍しやすい環境や職業を見つけるのに役立つ分析方法です。
【就活の軸を見つける自己分析3】自分史
自分史では、自分が経験したこれまでの大きな出来事を列挙し、それぞれについてどのように喜怒哀楽を抱いていたかを整理する手法です。自分史を埋めていくことで、自然と喜怒哀楽の共通点が見えてきて、自分がどんな価値観を持った人間なのかが明確になります。過去の出来事に対して自分の感情を整理して分析するため、自分の人間性や性格を見つめなおすのに役立ちます。
【就活の軸を見つける自己分析4】マインドマップ・その他
他にもマインドマップといった手法もあります。マインドマップは、思考の整理が苦手で何から考えていいのか分からないといった人におすすめの手法です。連想ゲーム形式で深堀をすることができるので、一つの出来事に対して自然と考えを深めていくことができ、他の手法と比較して狭い範囲をより深く分析することができます。
これのほかにも、SWOT分析など含めた3つの自己分析フレームワークを以下の記事で解説しています。
【就活の軸を見つける自己分析5】「自分の強み」を見つける自己分析2選
「自分の強み」を見つけるための自己分析では、価値観ではなく能力の分析にフォーカスする必要があります。能力の分析では、客観データをもとに自分を見つめなおすと効率よく勧められます。ただし、客観データだけでは当然不十分なので、できれば能力の分析を始める前に「就活の軸」を見つけるための自己分析を行いましょう。客観データと「就活の軸」を見つけるための自己分析で分析したものを照合することで、より明確な「自分の強み」を導き出すことができます。
- ESや面接での「自己PRの質向上」
- 志望動機の質向上
- 働きたい職種の明確化
- 「入社後のパフォーマンス」向上
【自分の強みを見つける自己分析6】他己分析
- 私が活躍していると感じるのはどんなときか
- どんな時に私が必要だと感じるか
- 私がいてよかったと思うのはどんなときか
- 私と関わるメリットはなにか
- 私がいて迷惑をかけた出来事はあるか
- 私が直したほうがいいことはあるか
- 私について、「楽しそうだ」と感じるのはどんなタイミングか
- 私は将来どうなってそうか
- 私がやる気を出すのはどんなときか
- どんな時に不満を感じていそうか
- 最初の印象はどのようなものだったか
- 最初に抱いた印象と今とのギャップはあるか
他己分析では、自分について他人に分析してもらう手法です。他人から見た自分像を整理して解釈することで、自分だけでは見ることのできなかった長所や短所を客観的に分析することができます。
学生時代の自分をよく知る友人や、実際に社会で仕事を経験した親や教師など様々な人に分析を手伝ってもらうことでより良質なデータを集めることができます。
【自分の強みを見つける自己分析2】自己分析ツール『適性検査』
上記でも紹介した【キミスカの適性検査】を受けてみましょう。自己分析ツールを使うことで自分では気づけなかった点に気づけたり、自分の長所や短所をさらに深掘ることができるのでおすすめです。
自己分析の注意点
「自己分析は時間の無駄」「自己分析は意味ない」
そんな意見をきくことがあります。実は、あながち嘘というわけでもありません。自己分析は簡単に「就活やった気」になることのできる作業です。本来の目的である「自分を理解すること」を中途半端にしてしまうと、どんなやり方も意味がなくなってしまいます。
【自己分析の注意点】自己分析は目的ではない
最も重要な注意ポイントは、自己分析それ自体を目的に実施しないことです。「自己分析しなきゃ」と焦って取り組むとこのケースに陥ることが多くなります。自己分析はあくまで「自分を理解するための手段」です。正しい目的意識のもと、作業を進めていきましょう。
【自己分析の注意点】思い込みで長所や強みを決めない
「自分は行動力がある方なんじゃないかなあ」確信はなくとも、なんとなく自分の能力や価値観にイメージはあると思います。しかし、自己分析を「自分に行動力があるか確認する作業」にしてしまうと危険です。
視野が狭くなり、本来の自分の強みや価値観に気付くことができなくなる恐れがあります。自己分析は、集めたデータから本来の自分を分析するものです。一旦思い込みをすべて捨てて、フラットな目で自分を見つめることでより正しく自分を理解することができますよ。
【自己分析の注意点】求める人物像に合わせない
業界研究や企業研究をしていると、それぞれの会社に「求める人物像」といったものがあることに気付くでしょう。
「自分は人物像に当てはまっているだろうか」と考え、そこにあわせて自己分析をするのも危険です。人は思い込みの生き物なので、自然と当てはまるように分析を進めてしまい、誤った自己理解から就職後のミスマッチングや不満による早期退職などにつながることがあります。
企業側も長く働いてくれる学生を採用したいと思っているし、学生側も楽しく働ける職場を求めれいるはずです。
【自己分析の注意点】短所などのマイナスポイントばかり考える
人は自分のネガティブな面に目が行くようにできているので、自己分析をしていると短所ばかり目について自己肯定感を落としてしまいがちです。しかし、それはあなたが欠点だらけだというわけではなく、人間の脳がそうできているだけのこと。
マイナスな面ばかり見えてしまう時は、そのマイナスな点がプラスな強みとして現れているシーンを考えてみるといいかもしれません。
例えば
弱み:「気が移りやすく集中力にかける」
↓
強み:「思考の幅が広く、広い視点で物事を考えることができる」
なんて考え方もできますね。短所と長所は表裏一体なあなたの個性です。広い視点で悲観的にならないよう自己分析できるよう心がけましょう。
自己分析はいつからやるべき?
自己分析の必要性や実践方法を紹介しましたが、「自己分析っていつから始めれば良いの?」と疑問に思うかもしれません。その疑問に対する答えは「今すぐやろう」です。明日や今日ではなく、今この瞬間すぐです。
自己分析とは、就活において全ての基礎になるものです。就活を始めるにあたって、OB・OG やキャリアサポートなどから、必ず「業界研究」「企業研究」をした上で、選考対策を行うように言われます。しかし、これは全て自己分析という土台があった上でないと意味のないものです。なぜなら、「業界研究」は自分がどんな業界に興味を持つか探る目的があり、「企業研究」では自分が志望する企業に対してしっかりマッチングしているか探る目的があります。しかし、これらは自己分析を行っていないと判断できません。
自己分析をすることで上記3つを明確にすることができます。
正直現状の就職率などを考えると、自己分析しなくても就職できる会社はいくらでもあります。しかし、自己分析をを疎かにして就活をすることは自分の理想の人生から現実を遠ざけてしまうことに繋がってしまいます。自己分析を始めるのは早ければ早いほど良く、考えれば考えるほど自分への理解が深まり太い芯を持つことができます。自分の芯を持って、本当に自分が幸せになるための手段としての就活を始めましょう!
自己分析ができたら「自己PR」を作ろう
自己分析ができたら、次は自己PRを作りましょう。自己PRは就活において非常に重要な役割を担っており、疎かにしていると就活を失敗してしまうなんて事もあり得ない話ではありません。
キミスカはすべての就活生が成功することを願っており、誰一人として不幸にしたくありません。
なのでキミスカが誇る就活のプロにお願いをし、絶対に落ちない自己PRの書き方のノウハウをまとめてもらいました。こちらの記事を参考にしながら書いていただければ間違いなく完璧な自己PRが出来上がりますので、是非試してみてください。
自己PRを作るならキミスカが便利!
正直、自己分析をし自己PRを作るのはなかなか大変だと思います。特に、自分の強みを見つけてエピソードと結びつける「0→1」の過程が特に大変なはずです。
自己PRの0→1を作るのに便利なのが、キミスカの自己PR作成支援機能です。
キミスカには、生成AIが自己PRの下書きを作成してくれる機能が搭載されています。
使い方はこの2Step
1.自分の強みに近いものを選択する
2.100文字以下でエピソードを記入する(箇条書きでもOK)
また、キミスカは自己PR等を登録するだけで相性のいい企業からスカウトが届く就活サイトです。キミスカの自己PR作成支援機能を使って自己PRの下書きを作成し、自分で自己PRを完成させる。そしてその自己PRをキミスカのプロフィールにそのまま登録し、相性のいい企業からのスカウトまでもらっちゃいましょう!
キミスカのプロフィールは5分程度で埋めることができて何度も修正できるので、ぜひ気軽に使ってみてください。