本で就活を極める!至高の自己分析本まとめ【コレ読んどけ5選】

就職活動の自己PRを考える際に欠かせないのが自己分析です。自分の価値を会社に説明するためにはまず自分の強みを知る必要があります。とはいえ、自己分析に関する本は数え切れないほど出版されているので、「どれを読めばいいのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、就活中の大学生や、就活を控えていて不安を感じている学生さんに向けて、自己分析の大切さをお伝えするとともに、おすすめ本をご紹介していきます。

自己分析をおさらいしよう

自己分析と聞くと「自分のいいところをみつけなければ」と身構えてしまう方も多いでしょう。しかし、まずは自己分析をする際に使えるおすすめの本を紹介する前に、自己分析についておさらいしましょう。

自己分析の目的

自己分析には大きく分けて3つの目標があります。それぞれについて確認していきましょう。
まず、1つめは「自分自身を知ること」です。そもそも会社に自分をアピールするためには、まず自分で自分のことを理解することが必要です。友人に自分の趣味を進めるときも、その趣味に精通して魅力を伝える必要があります。会社に対して自分が魅力的であることを伝えるためにも、自分のことを熟視しなければなりません。

2つめが「企業選びの軸を知ること」です。自分への理解を深めることで自分の性格やスキルに合った職種をより明確にしていきます。口数が少なくじっくり考えることができる人は、営業職よりも研究職が向いていると考えることができます。また、自分の性格に絶対に合わない職業を外すこともできます。

そして、3つめが「なりたい自分を知ること」です。これは将来のキャリアや目標を明確にすることを指しますが、その目標が自分の本当に目指したいものかという視点も大切になってきます。
このように自分を知り、企業選びの軸を明確にし、自分の将来を設計するためには自己分析が必要不可欠なのです。

本は就活に役に立つ

自分のことは分かっているつもりでも意外と分かっていないことが多く、つきつめてみないと見えてこない資質も存在します。しかし、自分の力だけで自分のことを完全に分析することは大変です。
そこで、自己分析本が役に立ちます。本を活用することでより深いところまで自己分析を行うことができれば、自分を知るヒントを得ることができたり、セルフイメージが明確化したりもします。

本を通して自分自身を知れる

自己分析本は、なんといっても今までイメージできていなかった自分自身を浮かび上がらせてくれる点が魅力です。スムーズに自己分析に取り掛かれるため、就活生には欠かせないアイテムの1つでしょう。また、本を通して第三者の経験や知識に触れることができるのもポイントです。「自分だったらどうするか?」を客観的に考える訓練にもつながりますし、より多方向からアプローチすることで本質にせまった自己分析が可能となります。

就活で本を使うときの注意点

自己分析の目的はリアルな自分を浮き彫りにし、自分で自分を理解することです。本の内容をそのまま面接で使用しても、本当の自分自身を表現することにはつながりません。本は、あくまで参考でしかありません。そこで、自己分析本を読み始める前に注意するべきポイントを確認しておきましょう。

本を読んだだけで就活を「やった気」にならないで…

例えば、「就職説明会で企業の人の話を聞いているだけで、なんとなく就活した気分になって満足してしまう」という人は意外と大勢います。本もまた、読んで満足してしまい、やりきった気分になってしまうことがあります。しかし、読んだ結果を実際の自己分析に積極的に活かすことが大切です。自己分析のモチベーションを維持する集中力も同時に問われます。

本を読むだけでなく、業界研究も怠らず

自己分析を行う一方で「業界研究」も忘れてはいけません。そもそも自己分析の目的は自分の強みを知ること、企業選びの軸を明確にすること、自分の将来を設計することです。自己分析では自分の強みを把握することに気をとられて、内面にばかりフォーカスしてしまいがちですが、大事なのは企業リサーチも怠らずに行うことが大切です。「自分が発揮できるスキル」と「企業が求める人材」を把握することで、ようやく最適な就職が実現します。そのため、自己分析では積極的に自己理解と業界調査を両立できるように努力しましょう。

業界研究とは?今すぐ始められるやり方3ステップ【おすすめツール】

就活に役立つ自己分析本まとめ【コレ読んどけ5選】

実際に「自己分析」をテーマにした本はかなりの数があって、どれを買ったらいいのか迷ってしまいがちです。そこで、ぜひ参考にしてほしいおすすめの本BEST5をご紹介します。自分の状況に合った本をチョイスして有効活用してみてください。

自己分析本1:『さぁ、才能(自分)に目覚めよう』

2001年に出版されてベストセラーとなった「さぁ、才能に目覚めよう」のバージョンアップ版にあたる本書は、ストレングス・ファインダーという「才能と資質を明らかにするためのツール」による自己分析ができます。本書では人はダイヤモンドの原石に例えられ、「光り輝くためにはどのようにすればいいのか?」という点を掘り下げていきます。「資質をどう使えば自分の武器になるのか?」というテーマについて現実的なアイデアも踏まえてくれるため、「具体的に何をしたらいいのか分からない」という人におすすめです。自分の強みの、活かし方への理解が深まる一冊でしょう。

自己分析本2F:『受かる!自己分析シート』

「質問に答えるだけで自己分析ができてしまう」ことを売りにしている本書は、「自己分析」・「他己分析」・「企業分析」の3部に分かれています。左ページには記入例、右が実際に記入するページというように、ワークシート方式で進めていくため、実践的な自己分析ができます。
自分を深堀りするための質問に答えるだけで自分の適性を明確にできるため、本を読んでも実践できないという方におすすめです。ちなみに、質問内容はあくまで自己分析であって、面接で聞かれる質問が多く記載されているわけではありません。面接対策は別途行うようにしましょう。

自己分析本3:『絶対内定2020 自己分析とキャリアデザインの描き方』

大学生協10年連続売り上げ第1位のロングセラー自己分析本です。内容は毎年更新されるため、最新の採用の傾向が分かりやすく解説されています。特徴は、人気企業や難関会社への多くの採用実績に基づいて、「何をすれば内定するのか」を具体的に提示している点でしょう。94の自己分析ワークシートを活用して、読者が積極的に自分と企業に向き合うための後押しをしている一冊です。

自己分析本4:『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』

大きな話題となった44万部突破のベストセラー本です。「すべての人は9つのタイプに分けられる」と説明し、タイプを分けるための20の質問が用意されています。質問に答えることによって

(1)完全でありたい人、(2)人の助けになりたい人、(3)成功を追い求める人、(4)特別な存在であろうとする人、(5)知識を得て観察する人、(6)安全を求め慎重に行動する人、(7)楽しさを求め行動する人、(8)強さを求め自己主張する人、(9)調和と平和を願う人
のいずれのタイプに該当するかが判明します。自分自身の傾向がいまいち見えていないという方におすすめです。

自己分析本5:『就活必修! 1週間でできる自己分析』

「自己分析7日間プログラム」と掲げているとおり、一週間で自己分析を完成させることができます。著者はのべ10万人に対して就活セミナーを実施したプロの講師で、実績に裏打ちされた自己分析ロジックが組み込まれています。そのため、なかなか自己分析のために時間をとれない就活生や、急遽就職活動をすることになった人にぴったりでしょう。就活直前のバイブルとしてもおすすめです。

就活に役立つ自己分析本についてまとめ

就活の本来の目的は、自分を知り、自分らしい働き方ができる会社に出会うことです。そのためには自己分析を行って自分を知り、企業選びの軸を明確にし、自身のキャリアをよく考えることが大切です。もちろん、自己分析本を読むことで、自分の意外な傾向や性格を把握できるはずですが、企業にも目を向けなければ理想的な就職はできません。ゴール設定を明確にし、自己分析と業界研究を並行していくように心がけましょう。

自己分析のやり方は本以外にもにもたくさんある

自己分析には様々な手法があると先述しました。下記は、筆者が推奨する自己分析の手法です。参考にしながら、自分の自己分析に生かしてみてください。

逆算型自己分析

【逆算型自己分析】では、文字通り逆算的な思考で自分を掘り下げていきます。多くの自己分析が「自分の過去」から掘り下げるのに対し、あえて逆である「自分の未来」から読み解いていこうという方法です。

詳細なやり方については以下の記事を参照ください。

【就活】自己分析で「就活の軸」を見つける!逆算型自己分析を徹底解説

無料の適性検査

適切な自己分析のやり方は、自身の適正を知ることから始まります。自身の性格や思考パターン、ストレス耐性、または職務の適性などを理解すれば、より綿密な自己分析と自己PRが可能になります。
自分がどのような適性であるかは、適性検査の診断ツールを使うことで簡単にわかります。『キミスカ』では、無料で適性検査のツールを使えます。

「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

自己分析ができない時の対処法

そもそも自己分析とは

  • 就職の目的を定義できる
  • 自分の入るべき企業がわかる
  • 面接官に自分のことを伝えられるようになる
自分がこれらに対して明確にできている状態を実現し、人生観から導き出された確固たる就活の軸を構築することです。この目的を意識して自己分析行うのと行わないのとでは、自己分析の意味も効果も異なるし、そこから就活の充実度が大きく変わっていきます。

もちろん、時期感としてはまさに今すぐやるべきことです。自己分析を行う時期が早ければ早いほど、これから先の就活が有意義なものになります。就活では大変なこともたくさんあり、自分がわからなくなってしまうことも多々あると思います。そんなときにも、しっかり自己分析をして望むことで軸が大きくブレずに進むことができます。もちろん自己分析のやり方はこの記事が全てではありませんが、どうか就活/就職が自分の人生を幸せなものにするための手段でしかないことは憶えていてください。

また、この記事を読んだ上でもまだ自己分析に不安がある場合は、以下の記事を参考にしてもいいかもしれません。

自己分析は2タイプあるって知ってた?「人気なやり方」6選もまとめて解説!