自己分析は就活の第一歩といわれるほど重要な作業ですが、難しいうえに時間がかかるのが悩みの種。そこで本記事では、短時間でできる簡単な自己分析のやり方を7つご紹介します。
あわせて自己分析が簡単だと思えないときに試してほしい対処法も解説しているので、自己分析に躓いている学生はぜひ参考にしてみてください。
自己分析の目的
自己分析をする目的は下記の2点です。自己分析は今後の就活の基盤になっていくので、しっかりと対策を進めていきましょう。
【自己分析の目的1】自分のことを知るため
自分自身の価値観や強み・弱みなどを知るためにも自己分析は重要です。就活では面接や自己PRなどであなたについての質問を投げかけられます。根拠をもって答えていく必要があるので、答えだけでなく「なぜ」なのかまで話せるよう、自己理解を深めていきましょう。
【自己分析の目的2】キャリアを見つけるため
将来のキャリアや目指す像を明確にしておくことで、今後の就活の軸にも役立てられます。自分にとってどのような経験やキャリアが重要なのかを理解しておくと、目指す業界や企業が見えやすくなります。また、選考では志望動機や将来のキャリアについて聞かれることが多いので、自己分析をして自分の軸を見つけておきましょう。
自己分析の簡単なやり方7つ
さっそく自己分析の簡単なやり方を7つご紹介します。時間があるならすべて試してもよいですし、いくつか選んで試してみてもよいでしょう。
【自己分析の簡単なやり方1】自己分析ツール
最も簡単な自己分析のやり方は、自己分析ツールを利用する方法です。自己分析ツールとは、用意された質問にスマホやパソコンで答えるだけで、性格の傾向や職務適性が分かるツールを指します。
逆求人サイト『キミスカ』が提供する自己分析ツール「適性検査」は、150問の質問に答えることで9つの結果が出る完全無料のツールです。
適性検査は一般的な自己分析ツールに比べると質問数が多く、細かい部分まで診断できるという特長があります。
キミスカの自己分析ツールに興味のある学生は、さっそくキミスカへの登録を済ませましょう。
【自己分析の簡単なやり方2】モチベーショングラフ
モチベーショングラフとは、幼少期から現在を振り返り、それをグラフに記入していく自己分析方法です。人生の分岐点やモチベーションの上下を明らかにすることで、自分の価値観や特徴が見えてきます。
モチベーショングラフの詳しい作成方法は、以下の記事をご覧ください。
【自己分析の簡単なやり方3】自分史
自分史とは、幼少期から現在までの経験を年表のようにまとめたものを指します。自分史を作ることで、自分が頑張ったことやはまったこと、幼い頃からの夢などを思い出すことができます。
自分史の詳しい作り方は、以下の記事をご覧ください。
【自己分析の簡単なやり方4】逆算型自己分析
逆算型自己分析とは、逆算的な思考で自分を掘り下げていく自己分析方法です。一般的な自己分析は過去を振り返る作業を行いますが、逆算型自己分析は思い描く未来から自分を読み解いていきます。
以下の記事で逆算型自己分析の詳しいやり方と、そのまま使えるフレームワークを紹介しています。
【自己分析の簡単なやり方5】SWOT分析
SWOT分析とは、企業選びの軸を明確にするのに役立つ自己分析方法です。
SWOTは「Strength:強み」「Weakness:弱み」「Opportunity:機会」「Threat:脅威」の頭文字をとったもので、この4つを書き出すことで自分にマッチした企業が見えてきます。
SWOT分析は自分の強みと弱み、就活市場における自分へのメリットとデメリットを箇条書きでまとめる必要があるので、ある程度自己分析が進んでいる人におすすめの方法です。
SWOT分析の詳しいやり方は、以下の記事を参考にしてください。
【自己分析の簡単なやり方6】マインドマップ
マインドマップとは、過去の経験やその時に感じたことをどんどん書き出し、視覚的に分かりやすくする自己分析方法です。ゲーム感覚で簡単に自己分析できるうえに、いつでも何個でも項目を追加できるという特長があります。
以下の記事でマインドマップの詳しいやり方を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
【自己分析の簡単なやり方7】自己分析セミナー
自己分析の簡単な方法を講師や社会人から直接学びたいなら、自己分析セミナーに参加するのがおすすめです。
自己分析セミナーは日本全国で開催されており、その多くは無料で参加できます。なかには、500~1,000円程度で受講できる有料の自己分析セミナーもあるので、セミナーの内容や講師をチェックして自分に適したセミナーを探してみましょう。
自己分析が簡単だと思えない時に試したいこと
ここまで簡単にできる自己分析のやり方を紹介しましたが、学生の中には自己分析への苦手意識が拭えずにいる人もいるでしょう。
そんな自己分析が簡単だと思えない学生に向けて、3つの対処法をご紹介します。
【自己分析が簡単に思えない時1】自己分析の流れを把握する
自己分析が簡単だと思えないのは、自己分析の流れを把握できていないからかもしれません。まずは自己分析の流れを把握して、苦手意識を払拭しましょう。
一般的に自己分析は、以下の流れで行うのが理想です。
- 過去の経験を振り返る
- 過去の経験から自分の性格や価値観、強み・長所を把握する
- 自分の性格や価値観、強み・長所を踏まえたうえでやりたいことを見つける
- やりたいことの中から適性のある業界・職種を探す
- 適性のある業界・職種の中でマッチ度の高い企業を絞る
自己分析の中には逆算型自己分析のように上記の流れに逆らって分析する方法もありますが、基本的にはこの流れで行うと簡単に自己分析できます。
【自己分析が簡単に思えない時2】期限を設定する
自己分析には明確な期限がないので、いつまででもどこまででも深められます。
しかし、自己分析ばかりに時間をかけていると、エントリーシート対策や面接練習ができなくなります。また、自己分析の深みにはまって自分の短所ばかり目についたり、人より劣っているように感じたりすることがあるので注意が必要です。
自己分析の期限は、あなたが決めて構いません。もし期限を設定するのが難しければ、以下の記事で紹介している頻出質問に答えられるところをゴールとしましょう。
【自己分析が簡単に思えない時3】他己分析を行う
どんなやり方でも、何を試してみても自己分析が簡単だと思えない人は、他己分析を行ってみるのがおすすめです。他己分析とは、周りの人たちから自分がどう見られているかを知ることで、自分の良さや欠点を理解するものです。
他己分析は家族や友人、アルバイト先の先輩に協力してもらう必要があるので、必ず事前に質問項目をまとめておきましょう。
他己分析のやり方や質問例は、以下の記事で詳しく解説しています。
簡単に自己分析をするときに注意したいこと
自己分析を進めていくうえで注意したい点が2つあります。下記の2点を意識しながら自己分析をしていきましょう。
【自己分析をするときの注意点1】経験を入れ込む
自分の価値観や考えを伝えることも重要ですが、今までの自分の経験を伝えることも重要になります。なぜなら、就活ではガクチカや自己㏚など自分の経験に基づく強みを話す必要があるからです。あなたがどのように考え、行動してきたのかを初対面の面接官にも伝わるように話しましょう。
【自己分析をするときの注意点1】企業視点を意識する
自己分析をする時に意識しておきたいのが「企業視点」を入れ込むことです。自分の強みや弱みを話す時も企業が求める人物像と一致するのかを意識することで、好印象を狙いやすくなります。
自己分析は簡単!7つの方法の中で試したいやり方から始めよう
自己分析は無料ツールや既存のフレームワークを駆使することで、想像以上に簡単にできます。
とくにキミスカの自己分析ツール「適性検査」は、性格の傾向や職務適性など9つの診断結果を得られるおすすめのツールです。
手軽に自己分析したい人や、スケジュールがタイトになりがちな就活真っただ中の学生は、ぜひ適性検査で自己分析してみてください!