自己PRで作文の書き方を公開!採用担当者が読みたくなる文の特徴を解説
どうすれば興味を持ってもらえる自己PRになるのか、作文方法が分からないという悩みを持つ就活生は少なくありません。しかし伝わる自己PRには型があり、その型を守れば特殊なエピソードや伝え方をしなくてもきちんと相手には伝わります。
この記事では、採用担当者が思わず読み進めたくなる自己PRの作文方法を紹介していきましょう。
企業が自己PRを求める理由
企業は自己PRを聞くことで、
・あなたの人柄や思考性
・自社で活躍できるかどうか
を知りたいと思っています。自己PRはあなたを採用するメリットを伝える場なので、あなたの人柄と今後の業務への可能性を伝えることを意識しましょう。
自己PRを作文する前に押さえるべきポイント
自己PRの作文を書き始める前に知っておきたいポイントを解説します。
【自己PRを作文する前のポイント】端的に書く
文章を読む際、ほとんどの人は長い文章を好みません。折角書いた文章も呼んでもらえないと意味がないですよね。採用担当者があなたのエントリーシートをみて、読みたいと思えるように一目でなにが書いてあるか分かる読みやすい文章を作成しましょう。
【自己PRを作文する前のポイント】強みは一つに絞る
自己PR を作る時、強みが沢山あると複数アピールしたくなると思います。しかしアピールするポイントを複数入れてしまうと、内容が薄くなり結局何が言いたいのか理解できなくなってしまいます。複数アピールしたい場合でも、伝える内容は極力一つに絞り、その後のエピソードからよりあなたの強みを伝えましょう。
例えば、強みで「リーダーシップ」と「継続力」を伝えたい場合、「リーダーシップ」を選んでもエピソードで「その部活を5年続けてきた」と伝えれば、継続力もアピールすることが出来ます。
自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。 この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。 適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。自己PRを上手く作れない時は?
伝わる自己PRを作文する方法
伝わる自己PRには決まった型があります。それは結論から文章を始めることです。構成を作る時にはPREP法を意識しましょう。PREP法とは、結論→理由→具体例→結論で書く方法を言い、この順番で伝える事で、簡単に読みやすく説得力のある自己PRにすることが出来ます。
【伝わる自己PRを作文する方法】結論から書く
初めに結論から伝えることで、採用担当者にこれからどんな話をするのかイメージしやすくさせます。人事はエントリーシートを見るまで、あなたがどんな人か何も知りません。そこで初めに「私の強みは○○です」と伝えることで、これから伝える内容を頭に入りやすくすることが出来ます。
【伝わる自己PRを作文する方法】具体的なエピソードを伝える
採用担当者はあなたについて何も知らないので、「私の強みは○○です」とだけ言われても、本当にそうなのか?と疑問に思います。採用担当者が納得できるように、強みを生かせたエピソードの概要や背景をしっかり伝えましょう。
強みを生かせた状況を明確に伝えることで、話を聞いた採用担当は「業務中のこんな場面でもその能力を生かせそうだな」とイメージすることが出来ます。あなたの強みの再現性を伝える為にも、具体性を心がけましょう。
【伝わる自己PRを作文する方法】結果やそこからの学びを伝える
自己PRで注意すべき点は、思い出話にして終わらないことです。具体的なエピソードもそれだけでは結局何が言いたかったのか分からなくなります。そこでエピソードを伝えた後は、行動したことによりどのような結果になったのか、どんなことを学んだのかをしっかり伝えましょう。
また結果を伝える際、数字で表現できるものはぜひ数字で表しましょう。そうすることであなたの成果がイメージしやすくなり、より印象に残る自己PRにすることが出来ます。「売り上げが月間3個だったものが、次月30個売れて、売り上げを10倍にすることが出来た」「去年3位だったか2位になる事ができた」など、数字を効果的に使いましょう。
【伝わる自己PRを作文する方法】業務への活かし方を伝える
自己PRは自分を採用するメリットを伝える場なので、最後にあなたの強みが入社後どのように活かせるのかしっかり伝えましょう。これにより、あなたの強みがどのように活かせるのか、どこで活かしたいと思い自社を選んだのかが伝わるので、採用担当も入社後をイメージすることが出来ます。しかしここで、志望企業の業務内容とマッチしていないものを伝えると、「本当に自社について調べてきたのか?」と疑問に思われるので、企業研究は入念に行い、その企業に合った活かし方を伝えましょう。
自己PRの詳しい書き方や例文をこちらの記事に掲載しているので、自己PRの作成方法に迷っている方は一度確認してみましょう。
読まれる自己PRの特徴3つ
読まれる自己PRには3つの特徴があります。あなたの魅力をより伝え、読まれる文章にするために3つのポイントを意識しましょう。
【読まれる自己PRの特徴】言い切る
自己PRの文章は簡潔さ、明瞭さが求められます。「~と思います」「~かもしれません」といったあいまいな文末表現には回りくどさを感じるものです。言い切り表現は使うシーンを選ぶものの、自己PRくらい自信を持って言い切って欲しい。そう考える採用担当者も少なくないのはないでしょうか。
ついつい「~だと思います」と言いたくなるところですが、そう書きそうになったときは「言い切る表現ができないか」と一度手を止めて考えてみてください。
【読まれる自己PRの特徴】ネガティブな言葉を使わない
自己PRではネガティブな言葉は使わないようにしましょう。採用担当者は自己PRからあなたの人間性を見ているので、あまりネガティブな言葉が多いと「一緒に働くと大変そうだな」「うちの社風には会っていないかもしれない」と思われてしまう可能性があります。自己PRではできるだけポジティブな単語での表現を心掛けてください。
【読まれる自己PRの特徴】比喩表現やキャッチコピーを使う
キャッチコピーを作ったり比喩表現を用いたりすることで、あなたの強みをより印象的に伝えることが出来ます。強みはどんな場面で活かせたのか、どのような強みなのか考え、一つのワードを作りましょう。「私の強みは折れない心です」よりも「私は百回折れても立ち上がるつくしのような人間です」と伝えた方が周りと差がつき、人間性もイメージしやすいですよね。
1.あなたの強みを書く
2.その強みが現れたエピソードを思い出す
3.強みがどんな風に活かせたのかワードを書き出す
4.書き出したワードから、言葉を組み合わせる
ようにするとあなただけのキャッチコピーが作りやすいです。強みがありきたりになってしまう方は、一度実践してみてください。
自己PRを作文するときの注意点
自己PRを作るときは内容に意識が向きがちですが、内容のほかにも注意すべき点があります。作成の時気を付けるべき注意点を解説します。
【自己PRを作文するときの注意点】見易さを意識する
ESは見た目が大切です。ぱっと見たときにびっしりと字が書かれていたり、乱暴な筆跡で書かれていたりすると読む気がなくなってしまいます。ESが手書きの場合は丁寧に、そして適度な余白のある読みやすいレイアウトを心掛けてください。
見やすい文章にするために
・段落分け
・アンダーライン
・太文字
・箇条書き
・「」()
などを活用し、見易さを心がけてください。
【自己PRを作文するときの注意点】9割埋める
記入欄は9割程度埋めましょう。量は8割ほどでよいとする説もありますが、1割違うと採用担当が知れる情報量に大きな差がつきます。学生を選ぶ際に、情報量が多い学生と少ない学生であれば、判断材料が多い学生の方が選考に通過しやすいです。
また熱意を伝えるためにもスペースの9割を目指して書き進めるのがおすすめです。ただし上述のとおり、読み手の読みやすさのために、適度な余白を作るという意識も忘れないようにしてください。
【自己PRを作文するときの注意点】修正しない
エントリーシートが手書きの場合は、間違ってしまうこともあると思いますが、誤字をした時は修正テープ等は使わず、初めから書き直しましょう。修正を何度も行ったエントリーシートからは「注意力のなさ」「準備時間の不足」などがイメージされます。エントリーシートの時点で印象を悪くしないようにするためにも、間違った時は新しいエントリーシートに書き直しましょう。
自己PRの作文内容に迷ったら再度自己分析をしよう
アピールしたい強みが見つからない、具体的なエピソードが浮かばない場合は自己分析が足りない可能性があります。そんなときは再度自己分析を行い、自分の強みを再度確認しましょう。
おすすめの自己分析方法を記載しているので、一から分析法を探すのが面倒な方は確認してみてください。
自己PRの作文方法を押さえて強みをアピールしよう
伝わる自己PR文には決まった型があります。採用担当に「この人に会いたい」と思われるためにも、読みやすい文章と、魅力を伝える方法をおさえた自己PR を作成しましょう。