「私の強みは集中力です」
この自己PRは、あまり効果的な自己prとは言えません。
此処から先でよほど素晴らしいPRができていないと挽回は難しいでしょう。
その理由にピンとこなかったなら、是非この記事を最後まで読んでみてください。
長所と強みの違い
そもそも「長所」と「強み」の違いとは何でしょうか。「あなたの長所は何ですか?」と聞かれてほとんどの人は自分の性格に関連したことを思い浮かべるでしょう。「優しい」「協調性がある」「人の話をよく聞く」「リーダーシップがある」「集中力がある」…等々。確かにそれらは長所として間違ってはいません。しかし、実は「長所」=「強み」ではないのです。
「長所」とは性格や人間性など、自分を総合的にみて優れている点のことをいいます。一方、就活で求められる「強み」とは、そうした長所を踏まえたうえで、「私を採用してくれたら、御社にこんなメリットがありますよ!」とアピールできる、 会社にとっての利点 のことなのです。
「そうは言っても長所をどうやって、強みに言い換えたらいいのか分からない」そんな悩みをお持ちの方は多いことでしょう。では、具体的に「長所」を「強み」に変換していく方法を伝授します。
【自己PR例文】集中力で考える!企業への強みの伝え方
長所は自分の性格の中で優れている点、強みはその長所が企業の中でどのように武器になるのか、という違いがあることはお分かりいただけたでしょうか。
では、長所の中でも多くの方がアピールする「集中力」。これをどのようにして強みに変換し、自分をPRするのが適切なのでしょうか。例をあげて説明していきましょう。
集中力の例文
「あなたの強みは?」と尋ねた時に「集中力があります!」と答える学生の割合はとても多く、集中力があることを自分の強みにするのは定番です。
そうなると、どんなに自分は集中力があると熱く語ったとしても面接官の印象にはあまり残りません。そんな「集中力あります」エピソードの中でも、よく耳にするのが
「私は、小・中・高校と書道を習っていて、そこで培った集中力においては誰にも負けません」などのようなもの。
この手のエピソードは面接官にとって、耳にタコができるほど聞き飽きているものといっても過言ではありません。むしろ「ああ、またか」という気持ちにさせられ、かえって 「その他大勢の個性のない」学生 として受け止められてしまい、逆効果になってしまう恐れさえあります。
集中力をPRする時のポイントは【客観視】と【仕事化】
では、そうならないためにどうすれば良いのか。そこで重要なポイントを一つ、お伝えします。それは 自身を客観視し、「企業目線で伝える」 ということです。
「書道を通して集中力が培われた」ということについては、何も問題ありません。むしろ、良いことです。しかし、ほとんどの人達が同じようなアピールをしているということが問題なのです。では、このありきたりな長所をどのようにすれば、面接官に響くような自己PRに持っていけるのか。
それは
- ①「面接する企業の仕事に即した内容を必ず盛り込む」
- ②「『他の人は絶対言わないだろうな』ということを言う」
むしろ、この2点さえ押さえておけば、あまり悩む必要はありません。では「書道で集中力を磨いた」ということを自分の強みとして伝えたい場合、具体的な自己PR方法を考えてみましょう。
①「面接する企業の仕事に即した内容を必ず盛り込む」
まずは①「面接する企業の仕事に即した内容を必ず盛り込む」について。
「書道で培った集中力」というのは、あまりにフワッとし過ぎていてイメージしづらいため、具体的に「集中力が続く時間を相手に伝える」というのも一つの方法です。たとえば以下の例文を見てみましょう。
あなたの志望する企業では、どのような「集中力」が求められそうか、その視点から上手くつなげていくことができれば、素晴らしい自己PRが完成するはずです。
②「『他の人は絶対言わないだろうな』ということを言う」
次に②「『他の人は絶対言わないだろうな』ということを言う」についてです。
他の人が絶対に言わないこと。それだけで面接官の心に必ず残ります。とにかくインパクトを植え付けることですたとえば、こんな具合です。

集中力を台無しにするNGな自己PR
「学生時代、漁業のアルバイトをしました。」
「ダンスサークルで部長をしていました」
単に経験を述べるだけでは面接官の心をつかむことはできません。
珍しいアルバイト経験や、所属サークルの活動内容が素晴らしいものであれば、 その経験をアピール するように語らなくてはいけません。
また「ダンスサークルの部長を1年間務め、その年の全国大会では優勝を勝ち取りました。」という内容であれば、全国一まで導いたリーダーとしての資質に面接官が興味を持つかもしれません。
集中力を語ろうとして無理に自分のやってきたことに当てはめる人もいます。
「書道部で部長をしていました。書道は集中しないと良い字が書けないので、集中力を訓練するためにも、書道部のリーダーはとても良い経験になりました。」
「書道というのは、上手く書けるように何度も集中して練習します。集中力はその過程において学びました。」
これらはどちらもありきたりすぎる上に具体性に欠け、 説得力も印象も弱い のです。
たとえば以下のようなものはどうでしょうか。
「私の強みは集中力です」
「私の強みは集中力です」
「書道で集中力を鍛えました。」
のようなPRでは、具体的にどのようにそれが企業にとっての強みになるのか、伝えることができません。また、印象にも残りづらいでしょう。自身の経験を通して、この 人材は強みとなるに違いない、という印象を面接官に植え付ける ように話すことが肝心です。
「集中力」における説得力と客観性
集中力が自分の長所だとPRする場合は、誰でも言いそうなことを言っても何も印象に残らないことはお分かりいただけたと思います。
また、今まで例にあげてきた「集中力」というものは、主観的な部分が強いため、より具体的なストーリーで客観性を持って相手に伝えなくてはなりません。それは集中力以外の長所といわれるものにも同じことがいえます。たとえば、忍耐力や協調性、努力家、負けず嫌い、粘り強さ、真面目、論理的・・など、ご自身の長所と思うものを、相手に より深く理解 してもらえるよう、 客観性を持って伝える 努力をしてみましょう。
ニーズの不一致
しかし、自分の強みを相手に分かってもらっても、その内容がそもそも企業の求める強みや能力と関係のないものであっては逆効果なPRになってしまいます。
たとえば企業側は、コミュニケーション能力よりもむしろ高い集中力を持つ人材を探しているのに、自分の強みはいろいろな人とすぐに打ち解けて話すことができるコミュニケーション力である、ということを延々と語っていては、求める人材の強みと面接者自身の強みにおける、 ニーズの不一致 が発生してしまいます。これで企業に自分を魅力的に思ってもらうのは困難であることはおわかりいただけると思います。
大切なのは…
「人よりも集中力が高く、新たな価値を生み出せる人間」という、企業の価値観に合ったPRを、ストーリーを交えながら伝えることが大切です。
そして大切なのは、いかに独自性を相手にとって伝わりやすく、好感を与えられる形で出せるかということ。抽象的な言葉はなるべく避けて、相手がイメージしやすいようなストーリーを語りながらアピールしていくことです。
そのために必要なのは、 常日頃から自分の強みを深く理解 し、企業の価値観にあったPRを行えるようにすることです。
面接に臨む時には、「企業目線」と「具体的なストーリー」というこの2点を意識し、実りある就活を実現してください。
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