【これで完璧】エントリーシートの住所欄を書く時のポイントを徹底解説

就活で出すエントリーシート(ES)は内容も大切ですが、社会人の一般教養として住所などの基本情報の書き方も見られています。いつも何気なく書いている住所の書き方は、もしかしたら就活には相応しくない書き方かもしれません。

この記事では、エントリーシートに正しく住所を書く方法について解説していきます。正しい住所の書き方で、他の就活生に差をつけていきましょう。

エントリーシートの住所は正式名称で書く

普段、通販の注文や郵便の際に何気なく書いている住所は、実は間違っている可能性があることをご存知でしょうか。たとえば、初めの都道府県が抜けていたり、番地を「1-2-3」と略して書いていたりすることはありませんか。

普段は間違いなく郵送物が届けばそれで良いのかもしれませんが、ビジネス文書を書く時は正しい表記をする必要があります。住所の書き方ひとつで相手に与える印象は変わることもあるので、就活では正しい住所を意識して書きましょう。

エントリーシートの住所欄を正しく書くポイント

さっそく、エントリーシートの住所欄を正しく書くポイントについて見ていきましょう。誤字脱字がないことは基本ですが、以下の5つのポイントについても意識してください。

【エントリーシートの住所欄を書くポイント】最初に郵便番号を書く

住所を書く時は、はじめに郵便番号を書いておきましょう。郵便番号は大抵、住所欄の上のスペースに書くことになります。住所を書いたあとに郵便番号を書くと、スペースがなくなって不格好になってしまう可能性が高いので注意が必要です。

また、そもそも郵便番号を書き忘れて提出してしまう学生も非常に多いです。企業から書類を送る時に、郵便番号がないと調べる手間がかかってしまいます。相手への気遣いという意味でも、郵便番号はしっかりと記入しておきましょう。

【エントリーシートの住所欄を書くポイント】省略しない

次に住所を正しく書いていきましょう。都道府県や町名など、いつもは省略しても問題ない住所も、エントリーシートではしっかりと書く必要があります。

とくに郵便などの場合、同じ地域に送る時は都道府県などを省略しがちです。しかし就活の場合は、同じ地域の企業に応募する際も住所を略してはいけません。住所が長くて1行に詰め込むと見にくくなる場合は、2行で書けるようにスペースを計算して書きましょう。

【エントリーシートの住所欄を書くポイント】ハイフンを使わない

住所を書く時、「1-2-3」などと番地をハイフンでつないで書く方は少なくありません。ハイフンを使えば住所の記入が楽になりますが、エントリーシートではハイフンを使った書き方は適切ではありません。多少面倒でも1丁目2番3号のように正しく書くようにしましょう。

パソコンでエントリーシートを作成する時、数字の記載は半角で入力することがほとんどですが、番地は全角で入力すべき場合もあります。企業から指示があればそれに従い、ない場合はバランスを見て適している方を使用しましょう。

【エントリーシートの住所欄を書くポイント】ふりがなは番地の前まで

ほとんどのエントリーシートや履歴書には、住所のふりがなを書くスペースが用意されています。ふりがなは基本的に、番地の前までふれば問題ありません。もしもマンションに読みにくい漢字がある場合は、そこにもふっておくと親切です。

「ふりがな」とある場合はひらがなで、「フリガナ」とある場合はカタカナで記載しましょう。

【エントリーシートの住所欄を書くポイント】連絡先の欄に緊急連絡先を書く

住所や電話番号を書く欄とは別に「連絡先」の欄がある場合は、そちらも忘れずに記入しておきましょう。実家など緊急連絡先がある場合は、この連絡先の欄に書きます。ない場合は住所を繰り返して書かずに、「同上」と書いてしまって構いません。

エントリーシートの住所欄を書く時のQ&A

ここからは、エントリーシートの住所欄に関するよくある質問について紹介します。分からないことがあれば、ここで解消しておきましょう。

【エントリーシートの住所欄Q&A】「〇〇方」には何を書く?

エントリーシートや履歴書の中に、「〇〇方」という欄が用意されていることがあります。履歴書を書く習慣があまりない学生にとっては、何を書けば良いか分からないものですよね。この欄は、以下のような時に使用します。

・誰かの家に下宿している場合
・履歴書に記載した名字と表札の名字が異なる場合

たとえば、田中さんという学生が鈴木さんの家に下宿している場合、住所欄に「鈴木方」と書くのが正しい書き方です。こうすることで、鈴木さんの家に住んでいる田中さんにもきちんと郵便物が届くようになります。

【エントリーシートの住所欄Q&A】引越しした時は?

エントリーシートや履歴書を出したあとで住所が変わった場合は、早めにメールで新しい住所を伝えるようにしましょう。電話や口頭だと正しく住所が伝わらないことがあるため、電話よりも文字で伝えられるメールがおすすめです。ここでは、メール連絡の例文を掲載しておきます。

住所変更のメール

件名:応募書類の住所変更のお願い/〇〇大学氏名

〇〇株式会社
人事部 採用課
〇〇様

いつもお世話になっております。
〇〇大学〇〇部〇〇学科4年生の(氏名)でございます。
先日提出いたしました選考書類につきまして、
住所変更のお願いをしたいと思い、ご連絡いたしました。

〇月〇日に引越し予定ですので、それ以降にご連絡をいただく際は、
お手数ですが以下の新しい住所までお願いいたします。

[新住所] 〒000-0000
〇〇県〇〇市…

[旧住所] 〒000-0000
△△県△△市…

お手数をおかけして大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

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〇〇大学〇〇部〇〇学科4年生
(氏名)
住所:〒000-0000 〇〇県〇〇市…
TEL:080-000-0000
Mail:entry@xxx.com
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【エントリーシートの住所欄Q&A】間違えて書いてしまった時は?

就活の応募書類では、誤字脱字をしてはいけません。しかし、就活で忙しくて注意力が散り、間違った住所を書いたまま出してしまう可能性はゼロではありません。もしも記入する住所を間違えてしまった時は、分かった時点ですぐに電話で謝罪しましょう。

企業によってはメールや口頭などで訂正できる場合もありますが、第三者による個人情報の改ざんを防ぐために、エントリーシートの情報は自分で訂正する必要がある場合も多いです。もしも訂正に来訪が必要な場合は、訂正印を持参して担当者からの指示に従いましょう。

【エントリーシートの住所欄Q&A】算用数字と漢数字どちらを使う?

数字の書き方には、「算用数字」と「漢数字」の2種類の書き方があります。エントリーシートを書く場合、どちらの数字で書いたら良いか迷ってしまいますよね。

ビジネス文書に限らず、文章を書く時は横書きなら「算用数字」縦書きは「漢数字」で数字を書いていくことが原則です。どちらでも間違いではありませんが、原則を念頭に置きながらエントリーシートを書いていきましょう。

【エントリーシートの住所欄Q&A】「同上」は使わない方がいい?

現住所と緊急連絡先が同じである場合は、繰り返し住所を書く必要はありません。たとえエントリーシートであっても、「同上」を使っても大丈夫です。また、「現住所に同じ」と記入しても良いでしょう。

ただし、いい加減な印象を与えてしまうので、「〃」の記号は使用しないようにしましょう。多少面倒でも、文字で住所が同じであることを伝えましょう

エントリーシートを郵送する場合は郵送マナーにも注意しよう!

エントリーシートを郵送で提出する場合は、同じように正しい住所を書く必要があります。この記事でご紹介した「省略しない」「ハイフンを使用しない」「算用数字と漢数字を使い分ける」などを意識しながら、企業と自分の住所を書いていきましょう。

封筒の書き方や選び方はこちらの記事で詳しくご紹介しているので、エントリーシートを提出する前に間違いがないか必ず確認してみてください。

【就活】エントリーシートの封筒!宛名の書き方と郵送時のマナーを簡単解説

エントリーシートの住所欄を正しく書いてマナーをアピールしよう!

エントリーシートの内容に力を入れていても、住所の書き方にまで気を配らない学生は多いです。したがって住所欄が正しく書けていると、一般常識やマナーが備わっていることをアピールすることができます。

就活では、些細なことが合否を左右してしまいます。自己PRや志望動機などであなたの魅力を正しく伝えるためにも、住所の書き方マナーでマイナス印象を与えることがないように注意しましょう。