他の新卒と差をつける!人事が気になる自己PRを書く方法【NG例有】

「自己分析ってなに・・・?なんのためにするの・・・?」
そんな状態の方でも、この記事を読めば自己分析の目的と、 何をすればいいかをすぐに理解 することができます。
記事の最後に 自己分析を行う上での最強ツール の紹介もありますが、極力最初から順番に読んで 『自己分析の本質』 を理解してから取り組むようにしましょう。
7000字の大ボリューム記事ではありますが、これを読めば新卒就職に向けた就活における「自己pr」「自己分析」がかなり高いレベルで身につき、他の就活生とは一線を画することができるでしょう。

自己PRって?

まず、そもそも就活で内定を得るためには、自己PRを理解することが大切です。これは単なる自己主張や自己紹介とは大きく異なり、相手に自分を理解させ、なおかつ良い印象を与えるためのものです。自己PRはES(エントリーシート)や履歴書の作成から面接まで、文字通り“最初から最後まで”、就活を左右することになります。

目的は自分を理解してもらうこと

自己PRの第一歩は、その目的を知ることから始まります。「なぜ自己PRが必要なのか?」「自己PRを通じて企業は何を知りたいのか」を理解することで、より魅力的な自己PRを考えていくことができます。
自己PRで重要なのは、限られた時間で面接官や採用担当者に自分を少しでも多く理解してもらうことです。ここでのポイントは、自分がどのような人間であるかを伝えるだけでなく、 入社後に利益をもたらすことができる人材であることも伝える という点です。それでは、具体的にはどのようなポイントを伝えるとよいのでしょうか。主なポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 自分の強み
  • 人柄や人間性
  • 休日の過ごし方
  • 学生時代の経験から得られたもの
  • 今後、どのような目標やキャリアプランがあるのか
これらを掘り下げ、なぜその強みを持てたのか、どうやってその人間性が育まれてきたのかなどを経験と紐付けて、説得力のある自己PRを考えてみましょう。

【例文】新卒のNGな自己PR

自己PRは、内容次第で高く評価されることも低く評価されることもあります。そのため、「とにかく自分のことを話せばいい」という考えは危険です。今ではインターネットで自己PRに関するさまざまな情報が得られる時代となっていますが、それらの全てが必ずしも正しい情報というわけではありません。
就活は、いわば

  • “情報戦”
です。適切な情報を集め、理解し、的確な判断で取捨選択をすることが必要になります。そうして練り上げた自己PRを、面接官や採用担当者に分かりやすく魅力的に発信することで、はじめて内定を勝ち取ることができます。

しかし、就活生が考える自己PRの「当たり前」の中には、企業の採用担当者の目線で見れば 低い評価にしかならないものも多く あります。そのため、周囲の知人や友人の意見を参考にすることも大切ですが、まずは企業の採用担当者が低く評価する自己PRのパターンを知っておきましょう。

低く評価されてしまう自己PRの例としては、いわゆる「○○だけ」の自己PRが挙げられます。これらは主に、上辺の情報だけに終始してしまう“言葉足らず”のパターンです。

「実績だけ」な自己PR

このタイプでは、主に成し遂げたことに重きが置かれてしまい、実績にいたるプロセスが不明である点が特徴として挙げられます。ここでいうプロセスには、過程や動機などが含まれます。

どれだけ大きな業績であっても、その過程が面接官や採用担当者に伝わらなければその魅力は半減してしまいます。例を見てみましょう。

【実績だけを主張している例】
「私は三歳の頃に両親にオセロを買ってもらって以降、ずっとオセロをしています。小学生のときに初めて県の大会で優勝しました。その後は中学、高校、大学と、ずっとオセロの部活やサークルに入っています。大学二年のとき、全国大会で日本一になって世界大会へと進みました。その年は優勝できませんでしたが、大学三年のときには世界一になることができました。」

この例の問題点は、「オセロの大会で世界一になった」という実績だけがアピールされており、それ以外にはほとんど何も語られていない点です。これでは印象が弱くなります。ここで重要なのは、世界一になるためにどのような努力があったのかを盛り込むことです。努力ができる人材であることを伝え、大きな戦力になることを印象づけるのがポイントです。

「オセロの大会での世界一」は企業に直接的な利益をもたらすものではありませんが、その過程で 「徹底的に過去の決勝戦の盤面の情報を収集し、分析することで最適解を導き出した」 という努力があったことを伝えれば、聞き手は「この努力は入社後にも活かしてもらえそう」と想像することができます。

「経験だけ」な自己PR

「長期休暇には必ずボランティアに努めました。」「バックパッカーとして全国をリュックひとつで一周しました」など、経験のみを主張する自己PRにも注意が必要です。

【経験だけを主張している例】
「私は子どもの頃からずっと海外に興味を持っていました。海外が好きだったので高校では世界史を選択しました。高校生の頃には大学入学後にできるだけ多くの国に行こうと考え、資金集めのためにアルバイトもしていました。大学入学後は夏休みと冬休みに必ず海外旅行に行き、3年間で10ヶ国以上訪れました」
この例の問題点は、「海外旅行に行った」という経験のみが主張され、 本人の能力や意識、それによって得られたものが語られていない 点です。企業にとって重要なのは、入社後どのように自社で活躍できるかが分かる自己PRです。経験だけの自己PRでは、面接官や採用担当者に自分の良さが伝わりません。素晴らしい体験や経験であっても、それによって得られたものを話さなければただの自慢話になってしまいます。
例えば、「10ヶ国以上訪れた」という経験の場合、 海外での生活を通じて何を得たのか を具体的に伝えましょう。例えば、これからの新しい環境で自分がどれだけ成長が期待できるかを盛り込むと印象が変わります。

  • 海外経験を通じて「異なる国や地域によって環境や文化が異なり、それらを吸収することで改めて日本の良い面と悪い面が明確になり、伸ばすべき点と改善すべき点が見えた」
などのような学びがあったことを伝えれば、聞き手は「この柔軟性は入社後にも発揮され、チームや組織を良い方向へと導くことができそうだ」という印象を抱くことができます。

【実績や経験の自己PRで、併せて伝えること】

実績や経験だけの自己PRでは、面接官や採用担当者への訴求力は弱くなります。これまでに見てきたように、自己PRには過程や得られたものも一緒に伝えることが大切です。また、それ以外にも、 取り組もうとした動機などから人柄・人間性が感じられるように伝える ことで企業にとってプラスになる人材としての印象を強めることができます。

■取り組もうとした動機

そもそもなぜそれに取り組もうとしたのかを、明確に伝えましょう。「なんとなく」や「周囲に言われて」ではなく、自らの意志で取り組んだ場合のほうが、高い評価が期待できます。自ら物事に取り組む意志があるほど、入社後に多くの取り組みをし、結果を出す人材であるとの印象を与えることができます。

■人柄や人間性

過程や動機以外にも大きなポイントとなるのが、人柄や人間性です。個人の性格は、チームや組織が円滑であるために不可欠な要素です。どれだけ能力が高くとも、協調性や思いやりがなければ集団を安定させて成長を実現するのは困難です。就活では能力や実績ばかりが評価されると考えられがちですが、数値で測れる定量部分だけでなく、数値では測れない定性部分もまた、大きな評価ポイントとなります。

「PRできるような活動がない」とか思ってませんか?

自己PRを考える上で学生が悩むのは、「自分には誇れるエピソードがない」という点です。その多くは「海外留学経験がない」「語学力がない」「サークルやゼミでリーダーを務めていたわけではない」など、自分には特別な経歴や経験がないため、自分を表現しようとしたときに何を伝えればよいのかが分からないというケースです。

しかし、自己PRで重要なのはエピソードの派手さではなく、 本人の人格や入社後にどのようにして能力を発揮し、企業を成長させられるかが伝わる説得力や具体性 です。こう考えると、経験や業績の話に終始した自己PRでは決して高い評価は得られません。中身のない海外ボランティアの話よりも、 地味であっても本人の性格や能力が奥行きをもって伝わる内容のほうが、面接官や採用担当者には強く響きます。 自信を持って日々の生活や行いからにじみ出る 自分の人間性を表現 しましょう。

自己PRのエピソードの書き方

自己PRをする上で、エピソードでどんなことを書こうか悩むことがあると思います。そんなときに指標にして欲しいのは、その「主体性」が伝わるかが重要です。
主体性とは、”物事に対して自分が主体となって自ら思考し、行動し、結果が現れるという一連の流れのこと”です。例えば「サークルで賞をとった」のような一見派手なエピソードでも、その賞をとるに当たって自分がそのために何を考えてどう行動したのかが伝わらなければ全く意味がないのです。

企業が見たいのは、あなたが物事に対してどのように考えるのかであったり、何を重要視しているのか、課題に対してどのように行動が取れるのかという部分です。いかにそれにアプローチするかという点において、自分の主体性をアピールできなきゃ意味がないのです。
エピソードを選ぶ際に、派手なインパクトこそが重要だと考えて「話を盛る」であったり「嘘をつく」学生が多々いますが、結局のところ見られているのは派手さではなく主体性からくる思考回路です。地味なエピソードでも、しっかりそこが伝わるようなものを選ぶことを意識しましょう。

自己PRが大切なのは、人事が○○を重視しているから

企業の人事担当者は、自己PRをどのような視点で見ているのでしょうか。このポイントを知ることで、自分の魅力をより的確に、そして効果的に伝えることができます。企業側の視点を知るには、リクルートの就職みらい研究所が発行している『就職白書』がヒントとなります。
『就職白書』によれば、 企業が採用において重視している項目
 

  • 1位:「人柄」92.1%
  • 2位:「自社への熱意」77.6%
  • 3位:「今後の可能性」65.6%
です。
これに対して、 学生がよくPRする項目 
[/su_highlight]の

  • 1位:「アルバイト経験」44.4%
  • 2位:「人柄」36.0%
  • 3位:「所属クラブ・サークル」32.6%
となっています。
しかし、実は「アルバイト経験」を重視する企業は21.1%にとどまっており、「所属クラブ・サークル」は9.0%です。このように、自己PRの内容について 学生側と企業側の間の認識に開きがある ことが分かります。なお、テーマとして頻出するボランティアや海外経験については、重視している企業は3.5%となっています。
(出典:『就職白書』https://www.recruitcareer.co.jp/news/20180215_01.pdf)
『就職白書』の内容から、現在の企業が重視しているのは上辺の実績や経験ではなく、人柄や熱意、可能性であることが分かります。就活での自己PRは、企業が重視している点に重きをおいてアプローチすることが大切です。

採用も変わってきている…?

一昔前の就活では、学生は同じような服装、同じような髪型、そして同じような自己PRというのが一般的でした。しかし近年、そうした就活が変わりつつあります。特に顕著なのは、いわゆる 逆求人 といわれる、企業が学生にアプローチするタイプの就活です。学生は自身の情報を逆求人サイトに登録し、企業の採用担当者はその情報を閲覧して学生にアプローチすることができるというものです。『キミスカ』でも、“世界でたった一人のキミをスカウト。「選ばれる」就活ができる”をコピーとして、逆求人サービスを展開しています。

また、2018年の9月には、就活生の個性の同質性について一石を投じたP&Gの広告が話題となりました。広告では「自由な髪型で内定式に出席したら、内定取り消しになりますか?」のメッセージで現在の就活の在り方に疑問を投げかけ、多くの人の共感を得ました。このことからも、

  • 昨今の就活は従来のものから変わり始めています。
経団連による就活ルールの廃止や変更などもある中で、企業が一人ひとりの 個性を重視する流れは加速 しています。自分の個性を企業に伝える自己PRは、就活生にとって非常に重要なものになってきているのです。

【例文】新卒でもつい内定を出したくなっちゃう自己PR

面接官や採用担当者が内定を出したくなる自己PRは、入社後に企業を発展させる人材であることや、人格・人間性の良さが伝わるものです。魅力のある自己PRとは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。

汎用性の高い能力や姿勢が伝わる自己PR

【魅力が弱い例】
「私が学生時代に最も打ち込んだものは、英語学習です。打ち込んだ理由は、これからの時代には英語が必要だからです。私は英語の能力を伸ばすために、さまざまな参考書に目を通し、本当に役立つ一冊を選びました。また、移動中などはリスニングの時間に充て、とにかく勉強する時間をたくさん作りました。その甲斐あって、TOEICでは600点を取得することができました。入社後も、たくさん英語を勉強して貴社のお役に立てればと思います。」
【魅力が強い例】
「私が学生時代に最も打ち込んだのは、学習の効率化です。例えば、これからの時代に必要な英語の学習がそのひとつです。効率的な学習ができるよう友人や知人、さらにはAmazonのレビューなどから最も評判の高い参考書を絞り、本当に役立つ一冊を選びました。また、時間を効率的に活用するために、移動中などはリスニングの時間に充てました。的確な情報収集と学習時間の効率化の結果、TOEICでは600点を取得し、日常会話程度であれば全く問題なく対応できるようになりました。入社後はさらなる学習の効率化を図り、さまざまな分野の知識を身に付けることで自身のキャリアアップと貴社の発展を実現できればと思います。」

前者の自己PRでは学生時代に最も力を入れたことが英語学習となっているのに対して、後者では学習の効率化となっています。ふたつの違いは、 汎用性の高さ にあります。前者であれば英語の能力が焦点となっているため、業務で英語を用いる企業からは興味を抱かれますが、そうでない企業からはあまり興味を抱かれない可能性があります。それに対して後者では学習に関する取り組みが焦点となっているため、どのような企業であっても興味を抱く可能性が高くなります。

ポイントは人柄にアリ!

就活白書』から分かるように、企業は就活生の人柄や人間性に注目します。そのため、自己PRでは自身の人間的な魅力が伝わるエピソードをどう伝えるかが重要です。このときの注意点は、独りよがりのエピソードになってはいけないという点です。また、面接においては論理的に展開できないエピソードも逆効果です。

  • 自分の個性が具体的にどのような場面で活かされ、どのような結果や成長をもたらしたのか
  • 入社後どのように周囲に良い影響を与えていくのか
という点を、第三者の視点を踏まえて面接官や 採用担当者に分かりやすく 伝わるように工夫をしましょう。

まとめ

就活で内定を得るためには、魅力的な自己PRが大切です。近年では就活が変わりつつあり、企業は学力や実績だけでなく学生の人柄や人間性にも強い興味を抱いています。そのため、学生時代の取り組みや得られた経験だけでなく、

  • 自身の人柄や人間性が伝わる自己PR
を考えるとよいでしょう。
魅力的な自己PRを作るには、まず自分を理解することが不可欠です。自己分析の方法を学ぶことも大切なので、自己分析についても学んでおきましょう。

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