「自己分析ってなに・・・?なんのためにするの・・・?」そんな状態の方でも、この記事を読めば自己分析の目的と、 何をすればいいかをすぐに理解 することができます。
記事の最後に 自己分析を行う上での最強ツール の紹介もありますが、極力最初から順番に読んで 『自己分析の本質』 を理解してから取り組むようにしましょう。
これを読めば新卒就職に向けた就活における「自己pr」「自己分析」がかなり高いレベルで身につき、他の就活生とは一線を画することができるでしょう。
自己PRとは?
自己PRとは、企業に自分の強みをアピールする場のことを言います。そして自己PRで重要なのが、企業がその強みを魅力的だと思うかという視点を忘れないことです。
企業が自己PRを聞く目的
それでは、なぜ企業は就活生に自己PRを聞くのでしょうか?その目的は下記の2点だと言われています。
マッチ度を計るため
企業はあなたが自社にマッチする人材なのかを判断するために自己PRを聞いています。強みや自己PRのエピソードから、あなたの人物像を掴み、どんな人なのか、自社に合うのかを見ているのです。
自社で活躍できるか判断するため
人事は自社に入ってきた社員には活躍してほしいと思っています。そのため、面接やエントリーシートなどであなたの強みを聞き、自社で活躍してくれそうかを判断していることが多いです。
自己PRと長所の違い
自己PRと長所はあなたの強みをアピールするといった点では共通していますが、企業が見ているポイントが異なるので注意しましょう。
簡単にいうと、自己PRは「あなたを採用するメリット」をアピールする場、長所は「人柄や性格」をアピールする場です。特に自己PRではあなたを売り込むようなイメージで採用するメリットとして、強みをアピールできると最適でしょう。
自己PRの見つけ方5ステップ
それでは、自己PRの見つけ方を5ステップで解説していきます。
【自己PRの見つけ方1】自分の強みを沢山書き出す
まずはじめは、あなたの強みを思いつく限り紙に書き出してみてください。
全く思いつかないという方は、キミスカの適性検査がおすすめです。質問に答えていくだけであなたの強みが分かります。
適性検査の受け方については、こちらの記事でさらに詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
【自己PRの見つけ方2】強みの理由を書く
自分の強みをいくつか書き出せたら、次はその強みを上げた理由を考えていきましょう。箇条書きでも文章でも問題ないので、できるだけ多くの理由をあげられると良いです。
【自己PRの見つけ方3】強みを1つに絞る
複数上げた強みの中で、理由も具体的で魅力的に見える強みを1つピックアップしてみてください。また、強みを決める時には企業が求める人物像も意識すると良いです。もし、志望企業の求めている人物像が分からない場合は、企業のホームページやパンフレット、説明会などから情報収集しましょう。
企業の求めている人物像に当てはまる強みがなかった場合も焦る必要はありません。企業も就活生の様々な強みを理解していますし、当てはまらないからといって不利になる可能性は低いです。
【自己PRの見つけ方4】強みが発揮されたエピソードを探す
自己PRで使う強みを決めたら、次にその強みが発揮された過去の経験を振り返ってみましょう。できるだけ具体的なエピソードを伝えられると面接官もその場面を想像しやすくなるのでおすすめです。また、具体性を持たせる時に数値を用いて説明できると、さらに結果が伝わりやすくなります。
【自己PRの見つけ方5】その強みをどう仕事に活かすか考える
最後は、自分の強みがどのようにその企業の業務に活かせるかを考えていきましょう。企業の具体的な業務が分かる場合はできるだけ具体的に挙げられると良いです。
志望業界や企業が明確でない場合には、どんな業務にでも活かせるような伝え方を心がけると、様々な企業の自己PRで活用しやすくなります。
自己PRの書き方3ステップ
次に自己PRの書き方を3ステップで解説します。自己PRはPREP法を使って書くと文章を簡潔に分かりやすくまとめられます。PREP法とは「point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字を取ったもので、論理的で伝わりやすい文章を作るためのフレームワークです。
【自己PRの書き方1】結論から書き出す
まず自分の強みを一言で伝えましょう。そうすることで、これから何について話すのかが相手に分かりやすくなり、面接官の興味をひくことができます。
【自己PRの書き方2】簡潔かつ具体的に書く
また、初対面の面接官はあなたのことを全く知らないので、強みが活かされた場面などは具体的に説明するようにしましょう。特に数値で表せる部分は数値で伝えると客観的な情報を入れ込めるので、面接官に話が伝わりやすくなります。
【自己PRの書き方3】強みをどう仕事に活かすかを書く
どんな業務や環境であなたの強みが活かせるのかを具体的に書きましょう。聞いている面接官が「あなたと働きたい」と思うようなアピールができるとベストです。そのためには、あなたの強みだけでなく、積極的な姿勢もアピールできると良いでしょう。
自己PRの例文
私が学生時代に最も打ち込んだものは、英語学習です。打ち込んだ理由は、これからの時代には英語が必要だからです。私は英語の能力を伸ばすために、さまざまな参考書に目を通し、本当に役立つ一冊を選びました。また、移動中などはリスニングの時間に充て、とにかく勉強する時間をたくさん作りました。その甲斐あって、TOEICでは600点を取得することができました。入社後も、たくさん英語を勉強して貴社のお役に立てればと思います。
私が学生時代に最も打ち込んだのは、学習の効率化です。例えば、これからの時代に必要な英語の学習がそのひとつです。効率的な学習ができるよう友人や知人、さらにはAmazonのレビューなどから最も評判の高い参考書を絞り、本当に役立つ一冊を選びました。また、時間を効率的に活用するために、移動中などはリスニングの時間に充てました。的確な情報収集と学習時間の効率化の結果、TOEICでは600点を取得し、日常会話程度であれば全く問題なく対応できるようになりました。入社後はさらなる学習の効率化を図り、さまざまな分野の知識を身に付けることで自身のキャリアアップと貴社の発展を実現できればと思います。
前者の自己PRでは学生時代に最も力を入れたことが英語学習となっているのに対して、後者では学習の効率化となっています。ふたつの違いは「汎用性の高さ」にあります。
前者であれば英語の能力が焦点となっているため、業務で英語を用いる企業からは興味を抱かれますが、そうでない企業からはあまり興味を抱かれない可能性があります。それに対して後者では学習に関する取り組みが焦点となっているため、どのような企業であっても興味を抱く可能性が高くなります。
まとめ
就活で内定を得るためには、魅力的な自己PRが大切です。近年では就活が変わりつつあり、企業は学力や実績だけでなく学生の人柄や人間性にも興味をもっています。そのため、学生時代の取り組みや得られた経験だけでなく、自身の人柄や人間性が伝わる自己PRを考えるとよいでしょう。
魅力的な自己PRを作るには、まず自分を理解することが不可欠です。自己分析の方法を学ぶことも大切なので、自己分析についても学んでおきましょう。