面接が苦手な人のための克服法!苦手な人の心理とスムーズな受け答えのコツを解説

エントリーシートや筆記テストは難なくパスできても、面接になると苦手意識を抱いてしまい、途端にうまく対応できなくなってしまう学生は少なくありません。学生が面接を苦手に思ってしまう原因としてはさまざまな要素が考えられますが、それぞれに適した克服法を実践することで、自分らしさを発揮して内定を獲得することは十分に可能です。

今回は、面接が苦手な人に向けて克服法を紹介します。簡単にできる克服法ばかりなので、ぜひ今日から実践してみてくださいね!

面接が苦手だと就活は不利になる?

面接が苦手であっても内定は獲得できる面接が苦手だと、「就活に失敗してしまうかも…」と不安になってしまうかもしれません。しかし、面接は苦手・得意で評価されているわけないので、面接が苦手でも不利になることはないです。

面接で見られているのは、学生の完璧さではなく「熱意」や「人柄」です。企業は話がうまい学生がほしいわけではないため、面接が苦手でうまく話せなくても内定をもらえる可能性は十分にあります。

ただし苦手意識を持ったままでは、あなたの魅力を十分に企業に伝えられない面接になってしまいます。内定を掴み取るためにも面接は苦手なままにせず、「なぜ苦手なのか」を把握して、克服するための準備を進めることが大切です。

面接を苦手に感じてしまう人の特徴

面接を苦手に感じる学生は決して珍しくはありませんが、とくに苦手意識を抱きやすい学生には共通する特徴があります。

自分が面接を苦手に感じる理由がわかっていれば、適切な対応策がわかってきます。まずは、どうして面接が苦手なのかについてよく考えてみましょう。

【面接が苦手な人の特徴】緊張しやすい

面接は、特有の緊張感のある環境で進められていきます。緊張しすぎて頭が真っ白になってしまった失敗経験は誰にでもあるかもしれませんが、その緊張感や失敗がトラウマになり面接への苦手意識につながってしまうケースが非常に多いのです。

とくに緊張で面接を苦手に感じやすいのは、以下のような特徴を持つ人です。

【面接に苦手意識を持つ人の特徴】
  • 極度のあがり症の人
  • 知らない人とコミュニケーションを取ることが苦手な人
  • 面接に慣れていない人

緊張はどうにもならないと思われるかもしれませんが、練習を繰り返せば次第に緊張しにくくなっていきます。「性格だから…」と諦めず、この記事で紹介する克服法を実践してみてくださいね。

【面接が苦手な人の特徴】完璧主義でミスが怖い

完璧主義でミスが許せない人も、面接を苦手に感じやすいでしょう。このタイプの学生は言い間違えや敬語などのミスを過度に恐れ、「ひとつでも間違えるとマイナス評価をつけられるのではないか」と萎縮してしまう傾向にあります。

面接では、多少の言い間違えや敬語のミスは評価対象に入りません。言い方ではなく「伝える内容」を重要視すると、あなたらしい面接にすることができるでしょう。

【面接が苦手な人の特徴】準備不足

最後に考えられるのが、準備不足による面接への苦手意識です。「面接の質問に対する回答が用意できていない」「自分の強みがわかっていない」など、面接に対する準備が不足している人は、自分に自信を持てなくなってしまって面接を苦手に感じやすいです。

準備不足の学生は、自己分析や企業研究を進めてしっかりと準備することを心がけると、苦手意識を克服できます。

面接が苦手な人におすすめの克服法

緊張する理由ごとにおすすめの対策法を紹介ここからは、面接が苦手な人におすすめの克服法について具体的に紹介します。すべての方法を試す必要はないので、自分に合った克服法を実践してみてくださいね。

【面接苦手の克服法】緊張を和らげる対策をする

緊張で面接に苦手意識を持っている学生は、緊張を和らげることができれば、自分らしい面接ができるようになる可能性が高いです。

緊張を和らげるためにはさまざまな方法が考えられますが、面接前や最中にできる手軽な対策としては以下のようなものが挙げられます。

【緊張を和らげる方法】
  • 面接前に行う、集中力を高めるルーティンを作っておく
  • 入室・回答の前に1度深呼吸を行って、気持ちを落ち着ける
  • お辞儀や話すスピードをゆっくりめにする
  • 面接官に緊張していると正直に伝える

    ちなみに生理心理学の「ヤーキーズ ・ドットソンの法則」によれば、緊張していないときよりも適度に緊張しているときのほうが、パフォーマンスが高まることについてわかっているそうです。「緊張=悪いもの」ではなく、あなたの魅力を引き出してくれる良い側面があると考えると、少しは気持ちが楽になるかもしれません。

    面接時の緊張を和らげる方法については、こちらの記事で解説しています。あわせてチェックしておきましょう。

    面接での緊張を和らげる方法3選!緊張する理由と面接当日にするべきことを解説

    【面接苦手の克服法】面接の練習を行う

    「面接で失敗したくない」「面接に慣れていなくて緊張してしまう」「敬語が苦手」というときは、面接の練習がもっとも有効な克服法です。友達やキャリアセンターに協力してもらい、実際に面接の流れを通して練習してみるといいでしょう。

    面接の練習として、自分で回答を考えたりノートにまとめたりする方法を実践する学生も多いかもしれません。しかし面接の練習は、座学形式ではなく実践形式で行うようにしましょう。頭で考えるだけでは内容が印象に残りにくく、実際の面接のときに言葉が出てこなくなってしまう可能性があるためです。

    口に出して何度も練習することで、回答がブラッシュアップされるだけではなく場馴れすることができます。また、何度も話すうちに敬語もスムーズに出てくるようになるでしょう。面接の練習方法についてはこちらで詳しく解説しているので、参考にしてください。

    面接の練習はこれで完璧! 効果が出る3ステップと4つの練習方法を解説

    【面接苦手の克服法】目上の人と話す機会を増やす

    知らない人とのコミュニケーションが苦手で面接に抵抗感がある場合は、OB・OG訪問で目上の人と話す機会を増やすといいでしょう。また、バイト先の上司やキャリアセンターのスタッフ、ゼミの先生などと話してみてもいいかもしれません。

    このときに自然な笑顔で話せるように意識すると、面接でも自然体で話せるようになります。

    【面接苦手の克服法】文章の型を用意しておく

    面接の練習や準備が不足していて、何を話せばいいか迷ってしまう学生は、回答の定型文を用意しておくことをおすすめします。なかでもおすすめなのは、PREP法という文章の構成方法です。

    質問 あなたの好きな教科は?
    結論(Point) 私の好きな教科は経済学です。
    理由(Reason) なぜなら、私たちの生活に直結する学問であるためです。
    具体例(Example) 私は経済学の〇〇を活かして、〇〇という実績を出しました。
    結論(Point) 経済学で身につけた〇〇は、貴社の業務でも活かせると考えています。

    上記のように結論から話したあとに理由を説明すると決めておくと、予想外の質問が来たときも安心して対応できるでしょう。エントリーシートの書き方にも応用できるので、ぜひこれを機に身につけておきましょう。

    【面接苦手の克服法】自信があるように堂々と振る舞う

    全く自信がなくて不安だらけの面接こそ、自信があるかのように堂々と振る舞う対策法もおすすめです。不安そうにボソボソ話すのではなく、胸を張って背筋を伸ばし、大きな声でハキハキ喋るようにしてみてください。体と心はつながっているので、自信に満ちた行動は心の自信にもつながります。

    自分の気持ちが前向きになるだけではなく、人事からの評価もグッとアップします。どのような企業の面接でも、自信があるように振る舞うことは非常に重要なのです。

    【面接苦手の克服法】面接だということを意識しない

    面接だと考えるとどうしても身構えて苦手意識を持ってしまうときは、面接をしていることを一旦忘れてしまう対処法がおすすめです。面接は「企業が学生を知る場」であるのと同時に、「学生が企業を知って入社を検討する場」でもあります。

    つまり、面接は一方的に見られてる場ではなく、相互理解のためのチャンスであると言い換えられるのです。お互いが対等な立場だと考えられると、少しは気が楽になるかもしれません。

    【面接苦手の克服法】完璧を求めない

    どれほど面接の練習をしても、当日に全くミスをしないことは不可能です。いっそのこと完璧を求めることを諦め、「ミスしてもいいや」とゆとりを持って面接に挑めると、心がかなり楽になります。

    人事からすると、学生が言葉に詰まったり言い間違えたりしてしまうことは日常茶飯事です。そもそも面接では学生の優秀さではなく、企業とのマッチ度合いやポテンシャルを見ているので、多少のミスで評価を下げることはありません。自分だけの魅力や企業に貢献できることをしっかりと伝えられれば、緊張していてもミスをしてしまっても内定を獲得することは可能なのです。

    もし、頭が真っ白になって言葉に詰まったときは、「少し回答を考える時間を頂いてもいいでしょうか」「もう一度説明し直してもいいでしょうか」と正直に伝えましょう。時間をもらったり言い直したりすることでマイナスになることはないので、安心してくださいね。

    面接が苦手でもスムーズな受け答えを目指すには…

    面接で緊張しないために自己分析をしておこう紹介してきた克服法を実践すれば、たとえ今は面接が苦手でも、次第に自分らしい受け答えができるようになります。ただし、何度も言っているように面接では「話す内容」が非常に大切です。そのため、緊張を和らげられても自信を持って話ができても、アピール内容が不十分だと内定は掴み取れません。

    スムーズで人事に刺さる受け答えを目指すためには、何よりも自己分析が欠かせません。自己分析で自分の強みやアピールポイントを知っていれば、どのような質問が来ても落ち着いてあなたらしい受け答えができるようになるでしょう。

    面接の準備として自己分析をしたい学生は、ぜひキミスカの適性検査を活用してみてください。よく当たると話題のツールを使って自己分析を深めて、好印象な面接にしていきましょう!

    「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

    面接の苦手を克服して自分らしいアピールをしよう!

    緊張してしまったり年上の人と話すのが苦手だったりと、面接を苦手に感じている学生は非常に多いものです。不安を感じているのは決してあなただけではないので、面接が苦手だからといって落ち込む必要はありません。

    たとえ今は面接が苦手でも、苦手に感じている理由と適切な対処法を知ることで、内定を勝ち取ることは可能です。この記事を参考に、できる対策から始めていきましょう。