インターンの選考で見られるポイントは?選考方法や落ちた時の対策を解説

入社前に職場の雰囲気や仕事の体験ができるインターンシップは、就活の中で大変重要です。元々インターンは就活生と企業のミスマッチを防ぐためのものでしたが、近年は本採用に直結するタイプのものも増えてきました。

人気企業の中には、本選考よりも倍率の高いものも出てきました。インターンの選考を通過するために押さえておきたいポイントと、選考に落ちてしまったときの対処法を解説します。

企業がインターンシップを開催する目的

インターン選考は大学3年生の6月頃から始まります。参加のピークは3年生の8月と4年生になる年の2月頃となるケースが多いようです。就活生にとって職場体験の意味合いが大きいインターンシップは、企業側にとってはどのような目的があるのかを見ていきましょう。

【企業がインターンシップを開催する目的】①認知を広げる為

企業がインターンシップを開催する理由として、学生への認知を広げる目的があります。ネームバリューがない会社はインターンシップを開催することで、まずは知ってもらい、選考に進む学生を増やしたいと考えています。

【企業がインターンシップを開催する目的】②職場の雰囲気・働き方を体感してもらう

1日で完結するタイプのインターンは難しいですが、長期型のインターンは職場の雰囲気や働き方を体感するのにふさわしい場と言えるでしょう。

新卒の採用にかかるコストは、一人あたり平均72.6万円 とのデータがあります。それだけの費用と労力をかけて採用しても、短期間で辞めてしまうのは企業側にとっても学生にとっても不幸なことです。学生には生き生きと働いてほしいと考えているので、入社後のミスマッチを防ぐためにインターンシップを開催しています。

【企業がインターンシップを開催する目的】③社内を活性化させる

会社はいつも同じメンバーと顔を合わせることが多いので、動きが無いと考え方等がマンネリ化してしまいます。特定の業種や企業の色に染まっていない学生と接することで、新しい考え方に触れ社内の動きを活性化させる狙いがあります。

【企業がインターンシップを開催する目的】④優秀な学生に会うため

優秀な学生に早期で会い、選考企業に進んでもらう狙いがあります。企業によってはインターンに参加した学生の中から早期選考に進める学生を選んだり、本選考で内定が得やすくなったりという特別枠を設けることがあります。

特に外資系やコンサル会社は、インターンの参加が本選考受験の条件になっている場合もあるので、志望する方は事前にしっかり確認しておきましょう。

インターンの選考結果は本選考に影響する?インターンと本選考の違い

本選考は自社で働く人材を獲得するための採用活動ですが、インターンシップはPRの側面が強いものでありそれぞれで目的が異なります。

一部には本選考に直結するインターンシップを行う企業もありますが、多くの企業にとっては自社を就活生に知ってもらうのが目的です。そのためインターンの選考結果が、本選考に影響を与えることはそれほどないでしょう。

ただし本選考の面接を同じ人が担当する場合は、選考時の印象がついている場合もあるため影響する可能性があります。本選考で通過するために、なぜインターンシップの選考に落ちたのかを理解し、しっかり対策しておきましょう。

インターンシップの選考方法

基本的にインターンの選考は、本選考と同じ形式で行われることが多いです。選考方法を詳しく解説します。

【インターンの選考方法】①書類選考

インターンでも書類選考があることがほとんどです。書類選考で提出するのはエントリーシートとなっており、主に以下の内容について質問されることが多いです。

インターンのエントリーシートで見られるポイント

・学生時代に頑張ったこと
・インターンシップの志望理由
・自己PR

エントリーシートでは、伝わりやすい文章構成や誤字脱字がないことを意識しましょう。インターンの選考をきっかけに初めてエントリーシートを書くことになるかもしれませんが、我流で書くと何を伝えたいのか分からない文章になる事が多いです。はずは書き方を確認してしっかり伝わる文章を作成しましょう。

伝わりやすい構成や頻出問題を確認して、落ちないESを作成しましょう。内容をまとめた記事はこちらです。

エントリーシートとは?頻出項目や書き方を就活のプロが徹底解説

【インターンの選考方法】②面接

面接はエントリーシートの内容を元に行われます。日系企業では本選考さながら、スーツを着てしっかりとした雰囲気の中で行うことが多い一方、ベンチャーやスタートアップ系では私服でカジュアルな雰囲気で面接することもあります。

人数が多く一人あたりの時間が短くなる集団面接では、結論ファーストで簡潔に話すのが重要です。個人面接の場合は、時間をかけてじっくりと行われることが多いです。エントリーシートに書いた内容から、深掘りされるのであらかじめ質問を想定し伝えたい内をまとめておきしましょう。

また面接ではあなたの人柄や思考性をみているので、自己分析で自分の考え方や価値観を把握しておくことをおすすめします。

【インターンの選考方法】③能力テスト

能力テストはエントリーシート通過後、もしくは同時に課されることが多いようです。テストの種類は企業によって異なり、人気のインターンではテストの合格ラインも高くなります。早めに対策しておくことが大切です。

インターンの選考で企業が見るポイント

希望するインターンの選考を通過するために、企業が見るポイントを押さえておきましょう。

【インターンの選考で企業が見るポイント】①求める人物像にマッチするか

第一に企業が見るポイントは、自社の求める人物像にマッチしているかどうかです。どの企業も「こんな学生に来てほしい」という人物像を持っており、それに基づいて判断します。

同じ業種・業態であっても、それぞれの企業は固有の歴史や企業理念、将来のビジョンや戦略を持っています。企業文化も会社ごとに異なるために、求める人材の能力やタイプも異なります。そのため、選考に通過するか否かを判断する前のエントリー時点で、自分がその企業の文化や社風にマッチするか、近しい強みがあるのかを考えてからエントリーしましょう。

【インターンの選考で企業が見るポイント】②人柄や価値観

就活の選考では、主に人柄や価値観を知りたいと考えています。それを知るために学生時代に力を入れたこと「ガクチカ」や自己PRを質問項目にしている企業が多いです。

インターンの選考で見ているポイント

ガクチカ:興味関心や物事への取り組み方
自己PR :どのような人物で、求める人物像に近しいか、業務への適性があるのか

企業が何を知りたくて質問しているのかを意識し、準備しましょう。

【インターンの選考で企業が見るポイント】③コミュニケーションスキル

面接になるとコミュニケーション能力があるかも判断材料になります。インターンは短い間ですが業務にかかわることになるので、一緒に働ける人かを見ています。

しかしこのコミュニケーションは、決して話の上手さだけが見られているのではなく質問を理解し回答出来るか」「相槌などを取ることが出来るかなども見られています。特に「話を正しく理解し回答出来るか」という点は重点的に見られているため、質問内容と回答にずれが無いようにしましょう。

もし質問の意味が分からない、どう回答してよいか迷う場合は「それは〇〇ということでしょうか?」「〇〇ということで合っていますか?」と質問し、認識をすり合わせてから回答するとずれることを防げます。

インターンで選考落ちしたときの対処方法と本選考までの準備

人気の高いインターンでは、「準備して臨んだにも関わらず、選考落ちしてしまった」ということは珍しくありません。ここでは、選考落ちしてしまったときの対処法を解説します。

【インターンで選考落ちしたら】①選考内容を振り返る

インターンの選考に落ちても気落ちする必要はありません。しかし振り返りは必ず行いましょう。選考落ちした際には、

・志望動機は明確に伝えられていたか
・自己分析で自分の価値観を明確にすることが出来ていたか
・自己PRで自分の考えが伝えられたか

を振り返り、本選考に活かせる様にすれば無駄になりません。

【インターンで選考落ちしたら】②他のインターンに応募する

他にもインターンを実施している企業はたくさんあります。「職業体験をする」「社会人と接する機会を持つ」という意味では、インターンに参加すること自体に意味があると考えることもできます。先着順や事前応募だけの選考のないインターンに参加してみるのも一つの方法です。

ただし、何の目的感もなくインターンシップに参加するのでは、限られた時間を無駄にしてしまいます。参加前には自分がインターンシップで何を得たいのか、目的を明確にしておきましょう。

インターン選考は企業の意図をしっかり理解して準備しよう

インターンは学生へのPRも兼ねていますが、選考通過するためには事前の準備が重要です。企業からの質問を予想し、何を知りたいと思っているのか、どういった点を伝えると良いのかを意識し、準備して臨みましょう。