エントリーシートとは?頻出項目や書き方を就活のプロが徹底解説

就活をしていると避けて通れないエントリーシートですが、そもそもどういうものなのでしょうか?これを理解しているかしていないかで、就活が成功するかどうかが大きく変わってくると言っても過言ではありません。

本記事では「エントリーシートとは?」から、よくある質問や書く時のポイント・注意点までを徹底的に解説していきます。

エントリーシートとは?

エントリーシートとは「就活をする際に各企業から提出を求められる書類」のことを指します。就活サイトなどでは、よく‟ES”と略して呼ばれていることも多いです。

エントリーシートは企業があなたのことを初めて判断する材料になります。つまり、そこに書いてある情報から会って話してみたいか否かを決めているのです。

人気の企業ともなると、このエントリーシートの段階から選考が始まっているなんてことも珍しくはありません。

エントリーシートと履歴書の違いとは?

就活生からよく「エントリーシートと履歴書って何が違うんですか?」と質問をされることがありますが、この答えは主に2つで‟問われている内容”と‟入手方法”が異なるということです。

履歴書は職務経歴・資格・学歴など仕事に役立ちそうなスキルを持ち合わせているかを尋ねているのに対し、エントリーシートは「その学生がどんな人なのか」について尋ねています。なぜなら、学生に役立つ技能やスキルを聞いたところで仕方がないため、人柄や潜在能力から判断するしかないのです。

入手方法としては市販で手に入るのが履歴書、各企業から配布されるのがエントリーシートという違いがあります。履歴書は全国的に同じものが使われているのに対し、エントリーシートは各企業ごとに作成しているため市販では手に入れることができません。

エントリーシートの入手方法はこちらの記事にまとめてありますので、気になる方は是非こちらをご覧ください。

エントリーシートはどこで入手できる?4つの入手方法と提出方法を解説

エントリーシートの種類

現在の就活で使われているエントリーシートには「文章手書き型」「WEB型」「白紙型」の3種類が存在します。

【文章手書き型】…よく見る一般的なエントリーシート。企業のHPなどから印刷して使用することが多い。項目ごとに空欄が設置されており、文字数制限がないことがほとんど。どう書くかは学生の裁量に任れる。

【WEB型】…近年増えてきているエントリーシートタイプ。企業のマイページやメールでフォームが送られてくることが多い。WEB上で作成するため、各項目に書ける文字数があらかじめ決まっていることが多い。文字数カウンタを使いながら作成するのがおすすめ。
【白紙型】…上記2つに比べると遭遇しにくいエントリーシートタイプ。その名の通り白紙を渡され、そこに自由な表現方法で自分をアピールすることができる。例えば「ここに20年後のあなたを自由に書いてください」などユニークな質問をされる。絵でもいいし文字でもいいため、学生のセンスが問われる。

エントリーシートでよく聞かれる3種類の項目

エントリーシートは各企業ごとに作られていると説明しましたが、そんな中でもよく聞かれる項目が存在します。どんな項目があるのかをしっかり理解し準備しておくことで、就活を有利に進めていくことができるようになります。

【エントリーシートでよく聞かれる項目】①長所や能力を聞く質問

代表的な項目
・「自己PRをしてください」
・「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)は何ですか?」
・「あなたの長所は何ですか?」
・「誰にも負けないあなたの強みを教えてください」など

上記のようにあなたの長所や能力について聞かれる項目があります。これはどこの企業でもほぼ必ず聞かれる質問なため、就活を本格的に始める前に必ず準備をしておきたいものです。

この項目に対する準備方法は「自己分析」が最適です。客観的に見た自分の強みは何なのかが分かっていないとこれらの質問に答えることができません。自己分析のやり方等をこちらの記事にまとめてみましたので、ご興味のある方は是非一度ご覧ください。

【就活】自己分析の最適なやり方はコレだ!逆算型自己分析を徹底解説

【エントリーシートでよく聞かれる項目】②熱意や志望度を測る質問

代表的な項目

・「志望動機を教えてください」
・「この業界を志望する理由を教えて下さい」(業界志望動機)
・「もし入社したら10年後どうなっていたいですか?」(キャリアビジョン)
・「入社したらどんな仕事がしたいですか?」など

上記の質問のような志望度や熱意を測る項目もよく出てくるものになります。能力や長所ももちろん大切ですが、そもそも熱意がない学生は会社の利益に貢献することは難しいでしょう。

エントリーシートでは履歴書と違い、志望動機だけでなくキャリアビジョンや業界志望動機も聞かれることがあります。これも自己分析をしていなければ答えられない内容ですが、それに加えて業界研究や企業研究を行っておく必要があります。

業界研究のやり方が分からなくて悩んでいる方はこちらの記事をお読みください。業界研究とは何かという原点から詳しく解説をしています。

業界研究とは?今すぐ始められるやり方3ステップ【おすすめツール】

【エントリーシートでよく聞かれる項目】③知識や才能を見る質問

代表的な項目

・「自社の商品をPRする宣伝方法を新しく考えてください」
・「○○の社会問題について、あなたの意見を聞かせてください」
・「あなたが○○支店の店長で△△というクレームを受けました。どう対応しますか?」

このような質問は前に紹介した2つよりかは頻出度は落ちますが、不意に出てくることがあるため注意が必要です。「長所・能力」や「熱意・志望度」に関しては大体の就活生が入念に準備をしてきてしまうため、どうしても就活生の‟ありのまま”が見えにくくなってしまいます。そのため、準備をすることが少し難しい項目を1つ設けて、就活生の素を見ようとしているのです。

少しイレギュラーなこの項目ですが、焦ることはありません。この類の質問で大切なのは、あなたの考え方がしっかりと表せているかという点なので、偽ることなく自分ならどうするかを考えて回答すれば良いのです。それでも不安だという方は、普段から新聞やニュースを見る癖をつけて、社会問題などに対して自分の意見を常に持ち続ける練習をしておきましょう。

エントリーシートには少し変わった項目もある

企業によっては、少し変わったユニークな項目があるエントリーシートもあります。今回はその一部を簡単に紹介していきます。

【エントリーシートの少し変わった項目】①自由記述

企業によっては何も質問が書いていない自由記述欄を設けているところもあります。ここでは企業の指定さえ守っていれば、何をアピールしても良い場所になっています。自分の趣味や特技の話をしてもいいですし、絵や写真を使ってアピールすることもできます。

企業はこの項目で個性や発想力、プレゼン能力などを見ているため、いかに自分をよく見せられるかがカギになります。どのように記入すれば相手に自分の魅力が伝わるかを意識して書き進めていきましょう。

【エントリーシートの少し変わった項目】②例えばの話

「もしあなたが100万円手にしたら何に使いますか?」「もしあなたが人気YouTuberだったらどんな動画を作りますか?」といったような、もし○○だったらという例えばの話を聞いてくるエントリーシートも稀に存在します。

このような項目に出会ったら、あなた自身のありのままの回答をしてください。嘘を付いたり好印象を得ようと狙った回答をすると、見抜かれたり期待外れといったマイナスな印象を与えかねません。焦らずに自分らしい回答をしていきましょう。

【エントリーシートの少し変わった項目】③写真でアピール

これも稀なケースですが、写真を使ってアピールしてくださいという項目が用意されていることもあります。これも企業の指定さえ守っていればどんな写真を使っても問題ありませんが、ただ単に奇抜で目立つ写真を使えばいいというわけではありません。

あなたを表現できている写真かどうか、あなたが魅力的に写っているかどうかが非常に大切になります。自分1人で選ばずに、友人や家族に相談しながら決めると客観的な意見が取り入れられるのでおすすめです。

エントリーシートを書く時のポイント

ここからはエントリーシートを書く段階に入ります。まず初めにエントリーシートを書く際に覚えておいてほしいポイントを3つ解説していきたいと思います。これらはエントリーシートの項目すべてに共通することですので、よく覚えておいてください。

【エントリーシートを書く時のポイント】①伝えたいことを絞る

自己PRを書くにしても、志望動機を書くにしても、伝えたいことは最小限に絞って伝えましょう。エントリーシートの文字数制限が無かったとしても書く欄がある以上、書ける文字は有限になります。その限られた中でたくさんのことを伝えようとしてしまうと、ごちゃごちゃしてしまい人事も混乱してしまうでしょう。

エントリーシートを書く時は、エピソードの中から「何を考えて、どう行動して、何を学んだか」をピックアップして伝えることを絞っていきましょう。それに該当するエピソードが多くて絞れない場合は、その中で一番印象に残っているものを選択すると良いでしょう。

【エントリーシートを書く時のポイント】②具体的なエピソードを伝える

読み手がイメージしづらいアピールは、実質的にアピールになっていません。そのため、相手にイメージしてもらいやすい伝え方を心がける必要があります。

説明が抽象的であるとどうしても伝わり方にバラつきが出てしまうため、自己PRやガクチカでエピソードを伝える時はできる限り具体的に話しましょう。ポイント①で伝えるエピソードを絞ったら、「いつ、誰が、どこで、何を、何のために、どのように(5W1H)」したのかを具体的に考えながら、アピールする文章を作成していきましょう。

【エントリーシートを書く時のポイント】③構成はPREP法を使う

エントリーシートを書く時の基本構成はPREP法を用います。PREP法とは画像の通り「結論→根拠→具体例→結果」の順で話しを進めていく手法です。

PREP法は就活だけでなくビジネスの場でも使われる文章構成方法で、一度覚えてしまえばこの先ずっと使える知識になります。この機会に身につけておくと将来的に非常に役立つでしょう。

PREP法の詳しい解説はこちらの記事でおこなっています。ご興味のある方は是非一度ご覧いただければと思います。

自己PRを誰でも短文に出来る最強のテンプレ【PREP法】

エントリーシートを書く時の注意点

次にエントリーシートを書く時の注意点を解説していきます。せっかくポイントを押さえていても、ちょっとしたミスで評価を下げられてしまってはもったいないので、注意点もしっかりと覚えておくようにしてください。

【エントリーシートを書く時の注意点】①誤字脱字を見逃さない

当たり前のことかもしれませんが、エントリーシートを書き終わったら必ず誤字脱字チェックをするようにしてください。また、文章の意味が通っているかもしっかりと確認しましょう。

自分だけでチェックせずに家族や友人にセカンドチェックをしてもらうとより安心できるでしょう。

【エントリーシートを書く時の注意点】②空欄を作らない

自由記述欄など「書くことがないから空欄でいいや!」としてしまうのは絶対にNGです。企業から「最後までやりきる力がない」などの評価を受けることにも繋がりますが、この他にも理由があります。

それは「アピールできるチャンスを逃してしまうのは非常にもったいない」ということです。企業に対して自分をアピールできる場はそう多くはありません。その貴重な1項目を放棄してしまうと考えると、非常にもったいないと思いませんか?チャンスを逃さないためにも、エントリーシートには空欄を作らないようにしましょう。

【エントリーシートを書く時の注意点】③フリクションペンを使用しない

エントリーシートを書く時にフリクションペンを使ってしまうと、配送中に擦れて一部が消失したり、企業が保管している間に熱で消えてしまったりするため危険です。

エントリーシートを書く際はゲルインクのボールペンを使うようにしましょう。おすすめのボールペンをこちらの記事で紹介していますので気になる方は是非ご覧ください。

エントリーシートに使うボールペンの選び方と注意点【おすすめボールペン4選】

【エントリーシートを書く時の注意点】④締切日を確認しておく

就活生あるあるとして「気づいたらエントリーシートの締切日が過ぎていた」というものがあります。これは非常にもったいないですし、取り返しがつかないのでエントリーシートを受け取ったらすぐに締切日を確認しましょう。

とはいっても、確認しても忘れてしまうのが人間というものです。そういう時は自分がよく見るスケジュール帳やカレンダーに締切日を記入し、日ごろから締め切りまでの日数をチェックするようにしておきましょう。

エントリーシートの写真はどうするべき?

就活生からよく「エントリーシートの写真ってどうするべきですか?」と質問をされます。そんな悩める就活生のために、キミスカがエントリーシートの写真の撮り方を簡単に解説する記事を作成しました。

もし就活用の写真で悩んでいるのならば、こちらの記事で問題が解決できるかもしれません。お時間がある時にお読みいただけると幸いです。

【就活対策】エントリーシートの証明写真の撮り方3ポイントと知っておきたい注意

「エントリーシートとは」を理解して就活を有利に進めよう

エントリーシートとは企業があなたのことを初めて判断する材料であり、そこに書いてある情報から会って話してみたいか否かを決めるための書類のことを指します。エントリーシートは履歴書と違い、「どんな学生かを確認する」という目的のもと、各企業で作られています。

あなたの魅力を最大限伝えることができるエントリーシートを作成できたら、次は面接対策に移りましょう。こちらの記事を読めば、どこの記事を読むよりも最高の面接対策ができます。お時間のある時に是非一度読んでみてください。

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