就活で留年はなぜ不利にならないのか?面接で聞かれたときの回答例と解説

海外留学や休学とは異なり、大学で留年してしまった人は「就活で不利になるのではないか」と不安になりますよね。特に、単位や出席が足りずに留年してしまった場合、面接で留年理由をどう伝えたらいいのか頭を悩ませてしまうことでしょう。

この記事では、就活における留年について深掘りしていきます。面接における回答例や就職留年のメリットやデメリットについても説明していくので、自分らしく就活を進めるヒントにしてくださいね。

留年は就活でそこまで不利にはならない

就活に関してさまざまな情報がありますが、 留年が就活において大きなマイナス要因になってしまうと考える就活生もいます。しかし、実際には 留年が原因で不採用になることは ありません。留年を挽回する姿勢をしっかりとアピールできれば、好印象を残すことも可能です。会社が求める人物像と合致し、仕事に対してやる気のある学生であれば、たとえ留年していても採用されます。ただし、面接では確実に突っ込まれるポイントなので、どうして留年したのかをしっかりと説明できるように対策しておきましょう。

就活において留年は珍しくない

文科省の調査では、大学を4年間で卒業できる人の割合は約80%程度でした。つまり残りの20%近くは、留年などの理由で5年以上かけて卒業しているということです。

面接官は年間で何百・何千人もの学生を選考しているので、留年した学生をほかにもたくさん見てきているでしょう。このように、そもそも留年自体が特別珍しいことではないのです。留年したからといって悲観せず、前向きな姿勢を 見せて自分の魅力を存分にアピールしましょう。

面接で留年について聞かれたときの回答例

留学や家庭の事情など立派な理由がある場合は、それをそのまま回答すればいいでしょう。

しかし留年経験者の大半は、単位が足りなかったり出席日数が足りなかったりなど、理由なく留年している場合が多いでしょう。そんな人は、面接で聞かれたときにどのように答えればいいのでしょうか。

ここでは、面接で聞かれたときの回答例を3つご紹介していきます。回答例を参考に、自分らしい言葉に置き換えてみてくださいね。

【留年についての回答例①】遊びやバイトが原因で留年してしまった場合

「大学2年生の頃、遊びやアルバイトに夢中になってしまい、単位が取れずに留年してしまいました。このままではいけないと思い、3年生になってからは心を入れ替え、授業を第一に考えるようにしました。結果的に遊びやアルバイトとの両立もできるようになり、充実した学生生活を送れるようになりました。この経験を通じて、自己管理スキルを身に付けることができました。この経験を活かし、御社に入社でも自己管理を徹底して業務にあたりたいと思っています。」

【留年についての回答例②】 やりたかったことを優先させて留年してしまった場合

「取りたかった資格の勉強に夢中になってしまい、単位が足りずに留年してしまいました。スケジュール管理の甘さと時間配分のミスが原因だったと思います。留年が決定してからは、タイムマネジメントに力を入れ、毎日勉強とアルバイトに励みました。結果として、学費を自分で稼ぎながら毎日4時間以上の勉強時間を確保できました。目標達成のために盲目的になってしまうところがありましたが、留年の経験を通して周囲の状況を見ながら努力するスキルを身に付けられました。」

【留年についての回答例③】 体調不良が原因で留年してしまった場合

「3年生の頃に病気にかかってしまい、通学できない期間がありました。授業についていけなくなり、留年してしまいました。自分の不規則な生活や体調管理の甘さで体調を崩しまったので、それからは健康管理に気を使うようになりました。その証拠に、心を入れ替えてからは風邪もひいていません。社会人になっても体調管理は最優先事項です。御社に入社しても体調管理を徹底し、毎日元気に活躍したいと考えています。」

ポイントは、正直に答えつつも自分の甘さや過去に向き合う姿勢を示すことです。さらに、留年の経験を通して学べたことをアピールするようにしましょう。

面接で留年について話すときは、表情とトーンに注意してください。話す内容が完璧でも、自信がなかったり不安に思ったりする気持ちは表情や声で伝わってしまいます。留年の経験は決して悪いことではないので、明るい表情で自信を持って受け答えをするようにしましょう。そうすれば、面接でマイナスイメージを持たれることはありませんよ。

就活で留年について聞かれたら正直に答える

面接では、高確率で留年の理由について掘り下げられます。そのときの回答で重要なのは、留年という事実に向き合うことができているかどうかです。悪印象を避けるために 中途半端な嘘をついてしまうと、逆に悪印象になってしまうので注意しましょう。

一方、自分の過去と向き合い、改善方法や教訓を得られたことが示せれば、かえって好印象を与えることも可能です。留年の理由を正直に答えた上で、その経験を活かして学べたことをセットで答えるようにしてください。また、留年期間を利用して頑張ったことをアピールすることも有効です。

  • アルバイトで学費を稼いだ
  • サークルで後輩の指導に力を入れた
  • 心を入れ替えて授業を真面目に受けた

このように、 何かひとつ力を入れたものについて伝えられると好印象を残せますよ。

就職留年を考えている場合のメリット・デメリット

就職留年とは、 就職活動の結果に満足いかなかった場合に、就活にリトライするために留年することです。この方法は、新卒として再度就活にチャレンジできる一方で、デメリットもあるので注意が必要です。ここでは、そんな就職留年のメリット・デメリットについてご紹介していきます。 良いところだけではなく悪いところもよく理解し、自分らしく就活を進めるために後悔のない選択肢を選んでくださいね。

就職留年におけるメリット

就職留年のメリットは、何と言っても新卒として就活に再チャレンジできることです。就活の流れを理解しているので、ほかの 学生よりも有利に就活を進められる場合が多いです。2年目にも なれば面接慣れしているので、面接にも緊張せずに臨めるでしょう。また、空いた期間でインターンや資格の勉強など、自分の市場価値を高めることに時間を費やせます。

就職留年をすることで、より実力を発揮し自分らしい就活ができるようになるというメリットがあります。

就職留年におけるデメリット

就職留年の大きなデメリットは、留年費用がかかるところです。大学の学費は決して安くありません。留年の学費を親に出してもらえない場合は、自分で学費を稼ぐ必要が出てくるでしょう。留年しても希望する会社に就職できなかった場合、学費が無駄になってしまう可能性があることも理解しておきましょう。それだけのことをしてまで新卒入社にこだわる必要があるのか、留年を決める前にしっかりと検討しましょう。新卒で別の会社に入社し、経験を積んで転職した方がハードルが低くなる可能性もあります。

また、就職留年に対して企業はあまり好印象を抱きません。「どこも内定を出さなかった学生なのでは?」という不安が残るからです。また目的のない就職留年もマイナスイメージになってしまいます。もちろん面接で就職留年をした理由は聞かれるので、面接官を納得させるだけの理由とトーク力が必要になります。

とはいえ面接で突っ込まれた際に、本音を語っても評価されるような空間にできれば問題ありません。自己PRや志望動機をしっかり練って面接官の心を掴んでおき、前向きな就職留年の理由を説明できればむしろアピールポイントにすることも可能です。

留年についてまとめ

就活において留年は不利にはなりません。もしも留年してしまったとしてもそれだけで落とされることはないので、自分らしく就活をしましょう。

ただし、留年理由については 必ず聞かれることになるでしょう。立派な理由がなくてもいいので、しっかりと原因に向き合って学んだことを活かそうとする姿勢をアピールするようにしてください。そうすれば、留年もアピールポイントに変えられることでしょう。就職留年にはメリットもありますが、デメリットもあります。もう1年学費を払ってまで留年する必要があるのかどうか、しっかりと検討して決定するようにしてください。