就活 自己紹介 1分

面接の最初に必ずと言って良いほど聞かれるのが「自己紹介」です。ただ自分の事を話せば良いと言ってしまえば簡単そうに聞こえますが、意外と苦戦しますよね実は、たったの1分自己紹介だけで面接官から高評価を得ている学生がいます。

この記事では、1分自己紹介で何をどれだけ話せばいいのかという話す内容から話し方まで、丁寧に解説していきます。

就活生の1分自己紹介でその面接の9割が決まる

「就活生の1分自己紹介でその面接の9割が決まる。」と聞いて驚く就活生は多くいらっしゃることでしょう。しかし、これが自己紹介の本質なのです。

面接全体の印象はスタートが肝心だから

あなたの事を全く知らない面接官にとって、就活生の自己紹介によって第一印象が決定します。この第一印象の段階からネガティブなイメージを持たれてしまうと、残りの短い時間でそれを挽回するのは非常に難しいです。

面接は陸上の短距離走に似ています。いくら素晴らしい走りを後半に見せても、スタートダッシュでつまずいてしまえば非常に厳しいです。

面接は1分自己紹介の深堀りで展開されるから

自己紹介が一通り終わると、次に面接官が自己紹介から深堀りたい内容を質問し、そこでの就活生の回答によってあなたの経験や強みを探られます。だからこそ、質問の深堀りがしやすい自己紹介をもしすることができれば、自然と面接がスムーズに進み、面接官への印象がUPします。

自己紹介の手ごたえが面接後半へ影響するから

「やばい、やらかした!」と思ってしまうと、勝手に焦ってそのまま悪い空気を引きずってしまった経験、みなさんも一度はありますよね。就活の面接でもそれが起きてしまうことがあります。自己紹介の段階から噛んでばっかりであったり、面接官の表情や受け取られ方が芳しくなかったりすると落ち込んでしまい、面接を投げ出したくなることもあります。しかし、逆に自己紹介を上手くこなすことができれば、気分良く面接を進めることができます。

1分自己紹介内容よりも面接官が実は見ていること

就活での自己紹介を考える中で内容しか見ていない、なんてことありませんよね?実は、自己紹介の内容よりも面接官が見ていることがあります。それは視覚情報と聴覚情報です。

アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱したメラビアンの法則によると、コミュニケーションにおいて相手に影響を与える情報は、視覚情報が55%、聴覚情報が38%と大部分を占めるのに対し、言語情報はわずか7%しかないそうだ。つまり、自己紹介の内容は7%しか見られていないため、それよりも見た目や声に気をつける必要があるということです。

【視覚】見た目の元気さ、明るさ

自己紹介中の自分の表情を見たことはありますか?自己紹介の内容に気を取られるあまり、怖い顔になっている方もたくさんいらっしゃいます。

笑顔に勝る決め顔はありません。笑顔で明るく、学生らしく元気でフレッシュな自分を見せましょう。「愛嬌が最も重要」と言う先輩方もいるように、これを自分の強みにとして見せるのもアリです。もっとも、「元気さ」をアピールポイントにしている就活生の自己紹介が暗ければ、まったくそのエピソードに説得力が薄れてしまいます。

【聴覚】聞き取りやすい声

自分の事をたくさん話したいという気持ちが先走り、聞き取りにくい程早く話すのはもったいないです。話すスピード以外にも、声量、声のトーン、抑揚に気を付けてみてください。これだけであなたの人柄が伝わり、エピソード自体にも彩が生まれます。

【雰囲気】自分への自信

上手く話せているかどうか不安な就活生がほとんどですが、その中で自信を持って話せている人がいるとどうでしょう。今までの経験に胸を張って受け答えできる学生は間違いなく際立ちます。こうした自信をつけるには面接の数をこなすしかないのです。自信は言葉遣い、姿勢、落ち着きによって自然とにじみ出るものです。

誰でも簡単に始められる方法としては一言目を意識しましょう。一言目を強く話すことで、自然とそのあとに続く言葉にも力強さがでます。

面接の1分自己紹介で伝えるべき事柄

視覚情報、聴覚情報が大事であることを理解したうえで、1分で話すべき自己紹介の内容を知りましょう。自己紹介の回答例文は記事の後半に載せています。

【初め】氏名、所属大学(院)、学部

初めはあなたの基本情報を面接官に伝えます。自分の素性を初めに明かすことはビジネスの基本マナーの一つです。学業をアピールしない学生であっても、最低限これらは伝えましょう。

【中身】大学内外での取り組み

あなたが一番アピールしたい取り組みを簡潔に話しましょう。研究内容、資格所得、アルバイト、サークル、ボランティア等々、その内容は多種多様でしょう。ここで話す活動内容や問題への向き合い方によって、「あなたらしさ」を面接官は掴もうとします。

【締め】面接への意気込み

面接官は就活生に対し、その企業への高い志望度を求めています。自己紹介の締めとして面接への意気込み、企業への強い気持ちを伝えることで、自分のやる気を表現しましょう。

中には、この面接という機会への感謝で締める方もいるため、自分に合った文言を考えましょう。

1分自己紹介でよくある間違い

自己紹介の内容は自由であるものの、当然望ましい回答の仕方があります。これを知らずに自分なりに自己紹介を考えると間違いを犯し、悪印象を与えてしまう可能性があります。

【1分自己紹介でよくある間違い1】自己PR、自慢話をすればいいと勘違い

自己紹介=自己PR、自慢話ではありません。もちろん、自分の秀でた能力や実績を話すことは問題ないのですが、自己紹介の目的を見誤ってはいけません。自己紹介の目的、それは自分に興味をもってもらうことです。面接官に「もっとこの学生のことを知りたい!」と思ってもらえるよう、しつこすぎてはいけません。

【1分自己紹介でよくある間違い2】アピールしようとして話過ぎてしまう

アピールに熱が入りすぎるがあまり話過ぎてしまったり、情報の詰め込みになってしまったりするのは、優秀な学生にもあるもったいないミスです。先行してしまう思いを抑え、過不足なく話す訓練を面接前に何度も行いましょう。

【1分自己紹介でよくある間違い3】丸暗記して話す

自己紹介を丸暗記して話してしまうのは、事前から準備する習慣があるような真面目な学生に多い間違いです。もちろん前もって面接で話す内容を用意、練習することは素晴らしいです。しかし、自己紹介文を丸暗記をしてしまうと、無意識のうちに機械的な話し方になってしまいます。あなたらしさを知りたい面接官にとって、用意してきた自己紹介の読み上げを聞きたいわけではないです。ですから丸暗記ではなく、話したいポイントを箇条書きにしてまとめる程度で良いでしょう。

【強み別】1分自己紹介の回答例

上記のポイントをクリアした1分自己紹介の回答例を皆様のために用意いたしました。ぜひ参考にしてください。文字数の目安としては250~300文字程度です。

【学業】が強み 就活生1分自己紹介例

○○大学××学部△△学科から参りました、キミスカ太郎と申します。

私は学業を重視し、常に自己成長を追求する大学生です。専攻する分野に対する熱意と探究心を持ち、学業成績や研究活動で優れた実績を積んできました。また、こうした日々の学業への取り組み方を周りから高く評価され、ゼミのチームプロジェクトではチームリーダーを任されました。そのためゼミでは仲間たちと協力して目標を達成することを第一に行動しておりました。

御社でもこの研究で得た専門知識とリーダーシップ力を活かしていきたいと思っております。本日はよろしくお願いいたします。

【サークル活動】が強み 就活生1分自己紹介例

○○大学××学部△△学科から参りました、キミスカ太郎と申します。

大学で所属している□□サークルでは企画という役職を任され、イベントの企画・運営やマネジメントを行っておりました。周りを喜ばせるようなことを考えることが大好きな私は、自らのアイデアを実現するために早い段階から努力し、成果を出すことに喜びを感じています。限られた予算と期間でゼロからアイデアを出すことは想像よりも大変でしたが、周りと協力して何とか企画を成功させられました。

このような創造性と周りとの協力によって、貴社でも売り上げ貢献に努めたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

【アルバイト経験】が強み 就活生1分自己紹介例

○○大学××学部△△学科から参りました、キミスカ太郎と申します。

在学中は焼肉店でのアルバイトに力を入れておりました。私が勤めていた店は常に人手不足で、せわしなく皆が働いていました。そうした問題を改善するために、業務効率を上げるマニュアルの作成や日々の店舗トラブルの対応などに奮闘してきました。そのおかげで自己管理能力も向上し、タスクを遂行するための計画立てや時間管理にも自信があります。

アルバイトを通じて培った経験を活かし、業務効率化に貢献したいと考えています。本日はよろしくお願いいたしします。

まとめ

短い時間だからといって自己紹介を侮ってはいけません。きちんと話す内容を準備しましょう。また、話す内容だけにとらわれることなく、話し方にはそれ以上に気を配りましょう。

自己紹介に限らず、面接で上手く話せる最強の練習方法、それは実際の面接に何度も臨むことです。だけど、面接経験ってそう簡単に積めないですよね。

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