「面接で詰まる=落ちる」ではない!答えられない質問の正しい対処法を紹介

面接で質疑応答をしているとき、予想外の質問や緊張でパニックになり、言葉に詰まることは決して少なくありません。

言葉に詰まると「うまく答えられなかった」「印象が下がったかも」と不安になってしまうかもしれませんが、面接で詰まっても正しく対処すれば合格を勝ち取ることは可能です。

この記事では、面接で詰まるときの対処法や詰まらないための対策法について紹介します。万が一のときに焦らないように、詰まっても好印象を残せる行動について知っておきましょう。

面接で詰まると不合格フラグ?

そもそも、面接で回答に詰まると不合格になってしまうのでしょうか。

結論から言いますと、「面接で詰まる=落とされる」ということはないので安心してください。企業は、どのようなことにもスラスラ答えられる話し上手な人材を求めているわけではないため、詰まったからといって評価を落とすことはありません。

大切なのは話術ではなくて話す内容なので、正しい対処法をして挽回していけば大丈夫です。

面接で詰まる学生のNG行動

面接で詰まっても不合格に直結することはありませんが、そのときの行動によってはマイナスに働くこともあるため注意が必要です。評価を下げてしまうおそれがあるため、これから紹介する3つの行動は避けるようにしましょう。

【面接で詰まる学生のNG行動1】5秒以上黙ってしまう

回答に詰まり、頭が真っ白になってそのまま黙り込んでしまうことは絶対に避けてください。5秒以上反応がないと、相手を不安にさせたり違和感を抱かせたりする可能性が高くなるためです。

たとえ考える時間が欲しい場合でも、黙るのではなく何らかのアクションを取ることをおすすめします。

【面接で詰まる学生のNG行動2】すぐに「わかりません」と答える

難しい質問や想定外の質問に対し、聞かれてすぐに「わかりません」と答えることは避けましょう。

自分のことを理解していない、物事を考える能力が乏しいと思われてしまう危険性が高いためです。少なくとも、考える意思があると伝えることが大切です。

【面接で詰まる学生のNG行動3】勢いで回答してしまう

黙るとまずいと思い、勢いでとりあえず話し始めてしまうケースも非常に危険です。

いきあたりばったりで話し始めると結論が見えにくくなり、結局何が言いたいのかわからないまま回答が終わってしまうおそれがあります。この場合、根拠もなく雑な受け答えをする学生であると思われ、マイナス評価になります。

面接で詰まるときの好印象な対処法

それでは、NG行動を回避して好印象を残すためには、どのような対処をすればいいのでしょうか。ここでは、面接で詰まるときにとって欲しい行動を3つ紹介します。

【面接で詰まるときの対処法1】素直に考える時間をもらう

すぐに回答が思い浮かばない質問をされたときは、「少し考える時間を頂いてもよろしいでしょうか」と一言伝えると、マイナスの印象を与えることなく考える時間をもらえます。

時間をもらったからといってマイナス評価になることはないので、安心して申し出てください。

ただし、どのような質問にも考える時間をもらっていると、「面接の準備ができていないんだな」と思われてしまいます。考えるのは、本当に回答に詰まったときだけにしましょう。

【面接で詰まるときの対処法2】質問を復唱して時間を稼ぐ

面接の雰囲気や質問にもよりますが、聞かれたことを復唱して時間を稼ぐという手もあります。「最近悲しかったことですか…。そうですね、」「その質問の意図は、つまり…」などといったように、自然な形で復唱することで少しだけ時間を稼げます。

ただし、不自然な復唱は時間稼ぎが目的だと伝わってしまい逆効果です。あくまで、自然な流れで言えるときだけ行うようにしましょう。

【面接で詰まるときの対処法3】わからないと伝える

考えても回答が思い浮かばないときは、素直に伝えることも一つの手です。

質問されてすぐに「わかりません」と返すと悪印象ですが、しっかりと考えたうえでわからないと伝えるのは、いい加減な回答をすることよりは好印象です。

少し考えれば自分なりの回答が出そうな質問であれば、「今は考えがまとまらないので、帰宅後改めて回答をメールさせていただいてもよろしいでしょうか」とフォローしてもいいでしょう。真面目で熱心な印象を与えられます。

なおこの対処法は、ガクチカや志望動機などの事前準備ができる定番の質問には通用しません。質問内容によっては、あとからフォローしても印象がよくならないケースもあることを押さえておきましょう。

面接で詰まることを防ぐには事前準備が肝心

人事は見ている面接で詰まったときは正しい対処をすれば評価が下がることを防げますが、できることなら詰まらずにスラスラと回答したいと考える学生がほとんどでしょう。面接で詰まることを防ぐには、念入りな事前準備が欠かせません。

この章では、面接でスムーズに受け答えをするための事前準備について紹介します。

【面接で詰まることを防ぐ準備1】自己分析と企業研究を完璧にする

面接の質問は、学生自身に対する内容と企業への志望度をはかる内容が大半を占めます。多くの学生がしっかりと回答を準備してくるので、この質問に答えられないと熱意が足りないと思われて評価が下がってしまいます。

自分と企業に関する質問には絶対に答えられるよう、自己分析と企業研究は念入りに行っておきましょう。

面接対策のために自己分析をするなら「キミスカの適性検査」をぜひ活用してみてください。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

【面接で詰まることを防ぐ準備2】面接の練習をする

面接で詰まる原因のほとんどは、緊張して頭が真っ白になってしまうことです。

面接を何度もこなせば慣れてリラックスして受け答えができるようになりますが、就活を始めたての学生が本番に慣れることは難しいでしょう。

そのため、練習をたくさん行って経験の少なさをカバーすることが大切なのです。

面接の練習をするときは、実際に入室から退室まで行ってみて、声に出して質問に答えるようにすると効果的です。

友達やキャリアカウンセラーなど、第三者に見てもらうと客観的な意見をもらえて参考になるので、ぜひ周囲と協力しながら練習してみてください

面接の練習方法はこちらの記事で紹介しているので、あわせてチェックしておきましょう。

面接の練習はこれで完璧! 効果が出る3ステップと4つの練習方法を解説

【面接で詰まることを防ぐ準備3】あらゆる質問に備えておく

面接でされる質問は大体決まっているので、あらかじめ質問に対する回答を用意しておくと、本番で詰まることをある程度防げます。

面接の質問集を参考にしながら自分なりの回答を作っておき、実際に口に出しながらスムーズに受け答えができるように準備しておきましょう。

ただし、回答を丸暗記すると、本番で忘れたときパニックになりやすくなります。「主張したい結論」や「裏付けるエピソード」だけ押さえておき、臨機応変に回答できるようにしておくと、回答に詰まりにくくなります。

面接の頻出質問はこちらで紹介しているので、事前に確認しておきましょう。

面接で聞かれること10選!絶対に押さえたい質問の目的と回答のポイントを徹底解説

【面接で詰まることを防ぐ準備4】気持ちの持ち方を変える

面接で詰まってしまう学生は、「面接官が怖い」「絶対に失敗したくない」と身構えてしまっているケースが多いです。

面接に対して恐怖心を抱いたままでは、自分らしい受け答えはできません。気持ちの持ち方を変えると、自分らしさを発揮できる面接になります。

面接官は学生を落とそうと面接しているわけではなく、お互いを理解して一緒に働きたいと思える学生を見極めたいと思っています。また、1つや2つの失敗が合否に影響することは、よほどのことでない限りありません。

大切なのは完璧さではなく「あなたらしさ」だと理解できると、リラックスして面接を受けられるようになるでしょう。

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面接で詰まるときも正しく対処すれば内定は勝ち取れる!

面接で回答に詰まると焦ってしまいますが、落ち着いて正しく対処すればマイナス評価になることは決してありません。今回紹介した対処法を頭に入れておくと、万が一のときも冷静に対処できるでしょう。

回答に詰まることを100%防ぐことはできませんが、詰まりにくくなるように対策をすることはできます。面接の出来は、事前準備にかかっていると言っても過言ではありません。入念に準備をして、自信を持って面接に挑んでいきましょう。