面接時の正しいドアの開け方は?入室・退室の仕方とWEB面接のマナーを解説

就活の面接では、第一印象を良くすることが大切です。第一印象といえば身だしなみや挨拶の声の大きさに意識が向きがちですが、じつはそれよりも前に行う「ドアの開け方」で印象は決まるのです。

そこで今回は、面接における正しいドアの開け方を解説します。入退室の方法やWEB面接のマナーも紹介しているので、面接前に必ずチェックしておきましょう。

面接時のドアの開け方で第一印象が決まる!

就活の面接で重要なのは、第一印象を良くすることです。第一印象が良ければ、面接官に「この人の話を聞いてみたい」と思ってもらえるので、面接がスムーズに進みやすくなります。

面接でいう第一印象は、入室時のドアの開け方で決まります。頭で考えなくても動けるようになるまで、正しいドアの開け方を繰り返し練習しましょう。もし途中で失敗してしまったとしても、謝罪してやり直せば問題ありません。

ドアの開け方で合否が決まることはありませんが、基本的なマナーが身についていないと判断されると、マイナスな印象を持たれてしまうこともあります。マナーひとつでマイナス評価を受けないためにも、ここでドアの開け方をマスターしておきましょう。

【入室する場合】面接のドアの開け方を4ステップで解説

面接会場に入室する時は、ノックをして「どうぞ」と言われてからドアを開けます。このようにドアの開け方ひとつとっても数多くのマナーがあるので、まずは流れを覚えましょう。

【面接会場に入室するドアの開け方1】3回ノックする

面接会場に入室する際は、まず3回ノックをします。ノックの回数には決まりがあり、2回はトイレマナー、3回は親しい間柄、礼儀が必要な相手に対するノックの回数は4回となります。

ただし、日本ではノック3回がビジネスマナーとして広まっているので、日本の企業の面接を受ける場合は3回、外資系の企業の面接を受ける場合は4回ノックするといいでしょう。

ちなみに面接会場にドアがない場合や、あらかじめドアが開いている場合はノックする必要はありません

【面接会場に入室するドアの開け方2】「どうぞ」の後にドアが開く方の手で開ける

面接会場内にいる人事の「どうぞ」の声を聞いた後、静かにすばやくドアを開けます。この時、ドアノブが左側にあれば右手で、ドアノブが右側にあれば左手でドアを開けるとスムーズに入室できます。

バッグを持つ側の手でドアを開けることのないように、必要に応じてバッグを持ちかえましょう

【面接会場に入室するドアの開け方3】「失礼いたします」と挨拶する

面接会場に入室したら、面接官の目を見て「失礼いたします」と大きな声で挨拶します。

声の大きさだけでなく、目線や姿勢まで見られるので気を抜いてはいけません。なお、面接官が複数名いる場合は、中央に座っている人に向けて挨拶しましょう。

集団面接の場合、ドアをノックするのは先頭の人だけで構いませんが、2番目以降の人も「失礼いたします」の挨拶はします。また、次の人が入りやすいようにドアを支えたり、アイコンタクトをしたりするなど配慮しましょう。

【面接会場に入室するドアの開け方4】面接官に背を向けないようにドアを閉める

「失礼いたします」と挨拶したら、面接官に背を向けないように注意しながら静かにドアを閉めます。ドアノブを持ちながら落ち着いて閉めることで、ドアが閉まる際の「バタン!」という音を防止できます。

【退室する場合】面接のドアの開け方3ステップ

面接では入室マナーだけでなく、面接会場から退室する時のドアの開け方や退室マナーも見られています。

面接が終わったからと油断せず、最後までマナーを守った振る舞いを心がけましょう。

【面接会場から退室するドアの開け方1】椅子から立ち上がって挨拶する

面接官に面接終了を告げられたら、椅子から立ち上がりましょう。そして「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」とお礼を述べ、45度のお辞儀をします。

挨拶を終えたら、バッグやコートを持ってドアの方へ向かいましょう。

【面接会場から退室するドアの開け方2】ドアの前で「失礼いたします」と述べてお辞儀する

ドアの前に到着したら、面接官の方へ向き直りましょう。そして「失礼いたします」と挨拶をし、30〜45度の角度で丁寧にお辞儀をしてください。

【面接会場から退室するドアの開け方3】静かにドアを閉める

顔を上げたら、最後にもう一度面接官とアイコンタクトをとりましょう。その後、ドアを開けて静かに退室します。

退室時もドアの音を立てないように、ドアノブを持ったまま静かに閉めましょう。

面接時のドアの開け方のポイント

面接のドアの開け方のポイントは、ドアの開閉と挨拶とお辞儀は同時に行わず、すべて別々に行うことです。これらを流れ作業にして行うと、ダラダラとした印象を与えてしまうので注意しましょう。

また、面接ではドアの開け方ばかりに気をとられるのではなく、以下のポイントが見られていることを意識して臨んでください。

【面接でドアを開けた時に見られているポイント】
  • 目線
  • 声の大きさ
  • 姿勢
  • 表情
  • 身だしなみ

WEB面接の入退室はどうするべき?

コロナ禍の就活では、対面での面接だけでなくWEB面接も実施されています。

WEB面接の入退室には対面での面接とは異なるマナーがあるので、今のうちに覚えておきましょう。

【WEB面接の入室マナー】

WEB面接では、面接開始時刻の3~5分ほど前にオンライン会議室に入室しておくのがマナーです。

開始時はお互いの声が正常に聞こえているか確認した後、ハキハキと元気よく「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶しましょう。

【WEB面接の退室マナー】

面接が終了したら、改めて姿勢を正して「本日はありがとうございました」とお礼の言葉を伝えます。お辞儀をしたら、最後にもう一度面接官とアイコンタクトをとりましょう。

そして、相手がオンライン会議室から退室するのを待ちます。電話マナーと同様に、こちらから先に接続を切るのではなく、先方が切るまで待ちましょう

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第一印象は面接のドアの開け方で決まる!正しいマナーと丁寧な動作を心がけよう

面接のドアの開け方には、ノックの回数から挨拶のタイミングにいたるまで数多くのマナーがあります。ドアの開け方ひとつで合否が決まるわけではありませんが、基本のマナーがなっていないと悪目立ちする可能性があるので、本番でミスしないように練習してくのが肝心です。

また、WEB面接には対面での面接とは違った入退室マナーがあります。入室のタイミングや退室の方法に注意して、好印象を残しましょう!