面接が怖いのは君だけじゃない!苦手意識を克服する方法を解説

就活の面接を控えた学生の中には、話すことや評価されることに苦手意識があり、面接に恐怖心を抱いている人もいるでしょう。とくに面接を初めて受ける学生や、人前で話すことに慣れていない学生は、面接への恐怖心から眠れなくなることも少なくありません。

そこで本記事では、面接に対する苦手意識を克服する方法や、圧迫面接を乗り切る方法を解説します。

面接を怖いと感じるのは自然なこと

学生の中には面接を怖いと思いながらも、家族や友人に打ち明けられずにいる人もいるのではないでしょうか?しかし、面接を怖いと思うのは恥ずかしいことでも、情けないことでもありません

なぜなら面接はそもそも緊張する場であり、怖いと思うのは自然なことだからです。平気そうに見える友人や面接準備に勤しむ同級生も、心の中では面接を怖いと思っているかもしれません。

面接を怖いと感じる主な理由3つ

面接を怖いと感じるのは、珍しいことではありません。しかし、恐怖心を少しでも減らしたいなら、なぜ面接を怖いと感じるのか理解する必要があります。

そこでここからは、面接を怖いと感じる主な理由を紹介します。面接に対する苦手意識を克服するために、まずは恐怖の正体を知りましょう。

【面接が怖い理由1】上手く受け答えできるか不安

そもそも人と話すことが苦手な人や、目立つことが不得意な人は面接を怖いと感じやすいようです。これは「上手く受け答えしなければならない」という思い込みから生じる不安が原因となっています。

たしかに面接は評価される場ではありますが、受け答えに正解や不正解はありません。もちろん的外れな回答はマイナスの評価を受けますが、気の利いた回答や他の学生と同じような回答をする必要はないので、完璧を目指す必要はないのです。

【面接が怖い理由2】準備不足

何事も準備不足は不安のもとになり、過度な緊張や不安をもたらします。就活の面接前には、面接対策として業界・企業研究をしたり、自己分析をしたり、面接で話す練習をしたりとさまざまな準備が必要です。

こうした面接準備を怠ると、回答や立ち居振る舞い、そして自分自身に自信が持てずに恐怖を感じてしまいます。面接前はやれることはすべてやったと納得できるまで、入念に準備するのが面接恐怖症を克服する近道です!

【面接が怖い理由3】不採用が続いている

基本的に、面接は回数を重ねて慣れていけば恐怖心が減っていくものです。しかし、面接に落ちるとまるで自分自身を否定されているかのように感じることがあり、面接を受けるたびに恐怖心が増していく学生も少なくありません。

不採用が続いて自信がなくなり、面接が怖くなってきた場合は、少し休憩してみるのも一つの手です。その間に自己分析をやり直して、自分の適性や就活の軸を見直してみてもいいですね。

面接に対する恐怖心や苦手意識を克服する方法5つ

面接を怖いと思っていると、その緊張感ばかりが伝わってあなたの良さが伝わらなくなる可能性があります。また、過度な緊張から練習通りのアピールができず、思ったような評価がもらえないこともあるでしょう。

正当な評価を受けるためにも、下記の方法を参考に面接に対する恐怖心や苦手意識を克服しましょう

【面接の苦手意識を克服1】納得できるまで準備する

前述の通り、準備不足は不安のもとになり、面接に対する恐怖心をさらに大きくします。そのため面接を控えている学生は、納得できるまで面接準備をしましょう

面接の準備といえば、入退室の方法や頻出質問に対する回答の用意など、面接練習を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、それだけでは万全とはいえません。
さらに業界・企業研究や自己分析を深めたり、会場への経路を調べたりと、怖いという気持ちを和らげる方法はたくさんあります。

【面接の苦手意識を克服2】面接練習を繰り返し行う

頭の中で面接のシミュレーションをしたり、面接対策に関するネット記事を読んだりしているだけでは、面接に対する苦手意識を克服することは難しいでしょう。できれば友人や家族、大学のキャリセンのスタッフ、先輩などに頼んで、模擬面接を繰り返し行うべきです。

就活の面接には、想像以上に守るべきマナーがたくさんあります。例えば、ノックの回数やバッグの置き場所、身だしなみなど、基本的なマナーを覚えなければなりません。
また、敬語の使い方も見直しておく必要があるでしょう。慣れていない言動によって緊張感や恐怖心が大きくならないように、模擬面接で面接マナーに慣れておきたいですね。

面接のマナーについては以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

就活で好印象を残せる面接マナーとは?流れごとの対策法を例文付きで解説

【面接の苦手意識を克服3】面接の経験を積む

面接を初めて受ける際は、誰でも怖いと感じるでしょう。もしかしたら、緊張のあまり面接の前の日は眠れない人もいるかもしれません。しかし、基本的には面接の回数を重ねて慣れていけば、面接に対する恐怖心や苦手意識は減っていきます

どれだけ面接が怖くても、いつまでも逃げているわけにはいきません。できるだけ面接を受けずに就活を終えたいと思っている学生もいると思いますが、逆にどんどん面接を受けてみてください。何度か面接を受けた後に、面接に対する苦手意識が少なくなっていることに気付くでしょう。

【面接の苦手意識を克服4】自分の言葉で話す

面接の受け答えに正解も不正解もないので、間違ったらどうしようと不安に思う必要はありません。自分の言葉で、自分のペースで、飾らずに話せば大丈夫です。

就活の面接は、将来を左右するターニングポイントとなります。しかし、「絶対に選考を通過して内定を獲得しなければならない」と肩肘張って臨んでしまうと、他の学生と似たような回答になったり、思わず嘘をついてしまったりすることもあるので気を付けましょう。

【面接の苦手意識を克服5】プロに頼る

どうしても面接が苦手で怖い場合は、プロに頼ることをおすすめします。

自己分析ツール「適性検査」でお馴染みの就活サイト『キミスカ』は、企業側から学生にアプローチをかける“逆求人型”を採用している完全無料のサービスです。キミスカならまったく知らない企業の面接ではなく、数回やりとりした企業の面接を受けられるので、面接が苦手な学生でも気軽に受けることができるでしょう。

圧迫面接が怖い!乗り切るための対処法

数ある面接の中でも、とくに怖い面接といえば圧迫面接でしょう。圧迫面接とは、面接官が否定的な言葉を投げかけたり、威圧的な態度をとったりする面接形態を指します。

この怖い圧迫面接を乗り切る対処法は、下記の通りです。

【圧迫面接を乗り切る方法】
  • 面接官も仕事だと割り切る
  • 面接官の発言を否定しない
  • 負の感情を表に出さず、明るい表情を保つ
  • 事前に想定質問とその回答を準備しておく

圧迫面接について調べている学生は、圧迫面接に関してまとめたこちらの記事もチェックしてみてください!

【就活】圧迫面接の対策法と質問例まとめ!圧迫面接の見分け方とは?

そもそも企業はなぜ怖い圧迫面接を行うのか?

いきなり「もう帰っていいよ」と言われたり、「なぜ?」と聞かれ続けたりする圧迫面接。そもそも企業は、なぜ圧迫面接を行うのでしょうか?企業が圧迫面接を行う理由を理解しておけば、本番も怯えずに受け答えができるでしょう。

圧迫面接の最大の目的は、クレームに対処したり、要望に応えたりする際に必要な「ストレス耐性」と「臨機応変な対応力」を見極めることです。この面接形態はアメリカの企業で考案されたといわれており、次第に日本でも実施されるようになりました。

ただし、圧迫面接を行う企業の中にはブラック企業も存在するので、面接で違和感を覚えた場合は慎重に入社を検討すべきです。また、ストレス耐性を見極めるためとはいえ、プライバシーにかかわる質問や差別的な質問をされた場合は回答する必要はありません。

面接を怖いと感じなくなるまで徹底的に準備しよう!

面接を怖いと感じているのは、あなただけではありません。面接に対して恐怖心や苦手意識を抱くのは自然なこと。しかし、恐怖心から過度に緊張したり、怖い気持ちが次第に大きくなっていったりするようであれば、本記事で紹介した対処法を試してみてください。

最後になりましたが、不採用=人格否定ではないので、必要以上に面接を怖がることはありません。完璧な回答や確実な受け答えは存在しないので、自分らしく回答できれば面接官にあなたの魅力が伝わるでしょう。