就活で好印象を残せる面接マナーとは?流れごとの対策法を例文付きで解説

書類審査を通過したら、いよいよ面接で自分の良さを売り込む面接が始まります。就活が初めてだと面接の流れやマナーが分からず、戸惑ってしまうと思います。企業は面接で、学生をお客さんとしてではなく、1人の社会人として評価するため社会人らしい立ち振る舞いや言葉遣いをすることが大切です。

今回は、就活の面接で好印象を残すためのマナーをご紹介していきます。面接の流れに沿って例文を交えながら解説していくので、面接前の準備としてしっかり対策してきましょう!

面接のマナーは面接での印象を左右する

面接では受け答えだけではなく、あなたにビジネスパーソンとしての基本が備わっているかについても見られています。言葉遣いなどの基本的なマナーが身についていない学生は、マイナスの印象を与えるどころか合否に影響することもあるので注意しましょう。逆を言えば、マナーが身についていれば高評価をもらうことも可能です。「面接に真摯に取り組んでいる」「目上の人に敬意を払える」という印象を抱き、より話を聞く姿勢になってくれることもあるでしょう。

また、しっかりとマナーに自信を持って面接に挑めれば、落ち着いて受け答えができるようになります。その自信は心の余裕につながり、より実力が発揮できます。

マナーは就活だけでなく、社会に出てからも必ず役に立つものです。社会人の第一歩として、早めに身につけておくようにしましょう。

服装や面接の持ち物に関するマナーは、こちらの記事でチェックしておいてくださいね。

リクルートスーツとは? 就活で好印象を与える服装の選び方

就活で押さえておきたい面接の流れと基本マナー

それでは、就活で押さえておきたい基本マナーを面接の流れとともに見ていきましょう。まだ面接を受けたことがないという方は、ここで面接の大まかな流れをチェックしておいてくださいね。

【押さえておきたい面接マナー①】受付

面接の10分前には会場に到着できるよう、時間に余裕を持って向かいましょう。早すぎるとかえって迷惑になるため、近くの喫茶店などで時間を調整するものおすすめです。

面接では会場に着いた時から見られていることを意識し、服装やヘアスタイルを正して、スマホの電源は切っておくようにしましょう。受付に着いたら、大学名と氏名、用件と訪問先を簡潔に告げてください。[/su_note]

【例文】
学生「お忙しいところ失礼いたします。私、〇〇大学から参りました△△と申します。本日13時より採用面接のお約束を頂戴しております。ご担当の□□様はいらっしゃいますでしょうか。」

呼ばれるまで待機する時間がある場合は、待合室に通されることがあります。その場合はスマホなどを見ず、ESのコピーや志望動機、企業研究のノートなどを見直して心を落ち着けておきましょう。

【押さえておきたい面接マナー②】入室

面接に呼ばれたらドアを軽く3回ノックしてください。「どうぞ」と言われたら「失礼いたします」と言ってから入室しましょう。ちなみに、集団面接で前の人に続いて入室する際、ノックは不要です。
入室したら、しっかりとドアの方を向いてドアを閉めましょう。後ろ手で閉めるのは絶対にやめ、後ろを向いて静かにドアを閉めるようにします。集団面接の場合、最後の学生がドアを閉めます。

面接官の方に向き直り、一礼してから席に向かってください。「よろしくお願いいたします」と言ってからお辞儀をすると丁寧な印象になりますよ。

指定された椅子の横に立って「大学名とお名前をお願いします」と言われるのを待つか、自分から名乗りましょう。「○○大学△△学部の□□と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」と言い、お辞儀をします。

面接官から「かけてください」と言われたら、「失礼します」と言ってから浅めにお辞儀をしましょう。最初にバッグを椅子の横に置き、ゆっくりと座ります。

座る時は、背もたれにもたれないように気持ち浅めに座り、背筋を伸ばして姿勢良く座ります。男性は両膝を軽く引いて膝の上に握りこぶしを置き、女性は足を閉じ、両手を重ねて膝に乗せましょう。

緊張で焦ってしまうことも多いと思いますが、言葉とお辞儀が同時にならないように気をつけてください。いい加減な印象を与えてしまうことがあります。

【押さえておきたい面接マナー③】退室

面接が終わったらお礼を二度伝えます。まず、着席したまま「本日は、ありがとうございました」と一礼しましょう。起立し、椅子の横で再度「ありがとうございました」と一礼してから荷物を手に取ります。

出口まで移動し、ドアの手前で面接担当者の方に向き直って再度「失礼いたします」とお辞儀します。しっかりとお辞儀をしてから退室し、静かにドアを閉めましょう。

企業の建物を出るまで気は抜かず、周囲と喋ったりスマホをいじったりしないように注意してください。

【押さえておきたい面接マナー④】お礼のメール

必須ではありませんが、面接のあとに時間をいただいたことへの感謝を伝えられると好印象です。お礼メールを送る場合は、面接の印象が残っている早めのタイミングがおすすめ。

またメールは、面接での失敗をフォーローするのにも有効です。言い忘れたことがある方は、お礼と一緒に補足を入れてもいいでしょう。ただし、長くならないように本文は簡潔なものにしてくださいね。

【例文】
件名:○月○日の採用面接のお礼/〇〇大学(氏名)

本文:
株式会社△△
採用担当 □□様

お世話になっております。
私、本日13時から採用面接のお時間を頂戴いたしました(氏名)と申します。

本日はご多忙な中、貴重なお時間をいただき、
誠にありがとうございました。

□□様より、貴社の環境問題への取り組みをうかがい、
より企業で活躍したいという気持ちが高まりました。
学生時代に培った〇〇というスキルや経験を活かし、貴社のお役に立ちたいと考えています。

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたくご連絡をいたしました。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

(氏名)
〇〇大学△△学部□□学科4年生
TEL:090-1234-5678
Mail:mail@xxx.com 

面接の中で印象に残った話や共感できる話があった場合は、その件について触れても良いでしょう。「きちんと話を聞いている」「興味を持ってくれている」と印象付けることができますよ。

身についていると好印象!面接で気をつけたいマナー5選

ここからは、基本マナーにプラスして覚えておくとより評価される面接マナーをご紹介していきます。

面接の基本マナーはこれまでにご紹介した通りですが、余裕があれば以下のマナーも身につけておきましょう。より社会人の資質があると、採用担当者に好印象が残せるかもしれませんよ。

【気をつけたい面接マナー①】マフラーやコートは訪問前に脱いでおく

面接会場に到着したら建物に入る前に上着を脱いで、畳んで片方の腕にかけてください。これは、「外の汚れを室内に持ち込まない」ためのマナーです。汚れが建物内に落ちないように、コートは必ず裏返しに畳みましょう。

マフラーや手袋などをつけている場合、入るのであればカバンに入れておきます。カバンに入らない場合は上着のポケットなどにまとめて入れ、ばらけないように注意しましょう。

【気をつけたい面接マナー②】お辞儀を使い分ける

学生のうちは意識することが少ないと思いますが、お辞儀には適切な角度があります。就活の際にお辞儀の角度を意識できると、「できる学生だ」という印象が残せます。

お辞儀の種類と使うタイミングをまとめたので、ぜひ次回の面接から使い分けてみましょう。

15度:軽い挨拶(椅子に座る時)
30度:初対面の人に対する一般的な挨拶(入退室時、自己紹介時)
45度:お礼やお詫びなど改まった時の挨拶(面接終了時) 

ここまで気を遣う余裕がない時は、お辞儀深さまで意識しなくても大丈夫です。面接に慣れて余裕が出てきたら実践しみてください。

【気をつけたい面接マナー③】上座・下座に気を付ける

待合室や面接会場で担当者を待つように言われた場合、上座と下座に注意して座る必要があります。着席する場所の指示や学生用の椅子がない場合は、必ず下座に座るようにしましょう。

ドアから遠ざかり、部屋の奥に入るにつれて席次が上がっていきます。ドアの対角線にある席が最上座、その隣が2番目、机を挟んでドアから離れている方が3番目、最もドアに近い席が4番目の席次になります。企業に訪問する際は、空いている席の中で最も席次が低い席に座ってくださいね。

【気をつけたい面接マナー④】正しい敬語を使いこなせるようにしておく

普段から敬語を使う機会がない学生は、面接官と話す時に敬語をうまく使いこなせないこともあるでしょう。面接で1人の社会人として見てもらうためには、正しい敬語をスムーズに使うことが大切です。

ここでは、面接でよく使う敬語をまとめておくので、しっかりと覚えて自然に使えるようにしておきましょう。

よく使う言葉 正しい敬語
(氏名)と言います (氏名)と申します
すみません 失礼いたしました・申し訳ございません
すみませんが・悪いのですが 恐れ入りますが・お手数ですが
わかりました・了解しました 承知しました・かしこまりました
大丈夫です 問題ありません
(面接官が)言っていた おっしゃっていた

謙譲語や尊敬語などを使い分けることができれば、就活生としてだけでなく社会人としてもワンランクアップできます。面接を機に、敬語も少しずつ勉強していくようにしましょう。

【気をつけたい面接マナー⑤】アクシデント時の連絡は速やかに

面接に遅刻するのは厳禁ですが、遅延や天候などのアクシデントでどうしても間に合わないということもあるかもしれません。遅刻してしまいそうな時は、できだけ速やかに連絡を入れるようにしましょう。「もしかしたら間に合わないかも」という時も、正直にその旨を伝えて指示を受けるようにします。

事前連絡がない遅刻や直前の連絡は、他の業務の時間を削って面接の時間を作ってくれている面接官に対して非常に失礼です。アクシデントがあった時は速やかに報告し、丁寧にお詫びをしましょう。

たった1人の遅刻によってその後の面接者のスケジュールが変わってしまうこともあります。面接の時は、必ず時間を守るようにしてください。

正しいマナーを身につけて面接で力を発揮しよう!

面接のマナーは、いきなり実践しても緊張でうまく行かないことが多いです。本番で慌てないように、事前に面接の練習をして自然な振る舞いができるように準備しておくことをおすすめします。

面接のマナーを身につけておくと良い印象が残せるだけではなく、心が落ち着いてより力を発揮できるようになります。第一印象で損をしないように、この記事でご紹介したマナー対策を