自己PRのネタがない人はどうする?誰でも簡単に自己PRが書ける方法を解説

就活生が最も頭を悩ませていることといっても過言ではない自己PR。就活生それぞれが個性を打ち出して、自分をアピールしています。しかし、中にはなかなか自己PRのネタが浮かばず悩んでいる人もいるでしょう。

そんな方に向けて、本記事では自己PRのネタを探すための方法を4ステップに分けて解説していきます。まずはネタが思いつかない原因を一緒に探していきましょう。

自己PRのネタが浮かばないのはなぜか

就活する上で頭を悩ませている人が多いのが自己PRの内容ではないでしょうか。自己PRによって採用の可否が分かれてしまうこともあるので、作成する際は細心の注意が必要です。また作成する以前に、「自己PRに使うネタが思い浮かばない」という人も少なくありません。しかしそういった方も心配する必要は無いでしょう。

人事が自己PRを通して何を見ているかが分かれば、おのずとどういったことを書けば良いかが見えてくるはずです。人事担当者は自己PRを通してあなたの人柄や性格を見たいと思っています。どんなに優秀な人材でも、人柄や性格に難点がある場合、職場になじめず調和を乱す可能性があります。このように自己PRは人間性を判断することによって、そのようなトラブルを避ける目的もあるのです。やはり人事担当者も人間ですので、自分が一緒に働きたいと思える人を採用する傾向があります。そのため、人事担当者の関心に沿ってアピールすることが大切です。

自己PRは人事担当者があなたのどこを見ているのかをしっかりと理解した上で、作成のノウハウも駆使しつつ、相手に刺さるようにアピールすることが重要です。これから紹介するネタ探しをするための4ステップを参考にして、よりアピール力の強い自己PRを作成してください。

自己PRのネタにインパクトなんかいらない

自己PRは自分をアピールできる反面、伝え方やネタ選びを誤ってしまうと印象を悪くしてしまうことがあります。よくある勘違いとして、エントリーシートや面接での自己PRを自慢大会だと思ってしまう人がいます。「サークルでの楽しい思い出」や「大好きな国での留学経験」「一生懸命働いたアルバイト」どれも素敵な経験です。しかし人事担当者は、サークル、留学、バイトの経験自体には全く興味がありません。

重要視しているのはそれらの経験を通して、あなたがどのように成長して、どんな考え方になったかという変化や過程なのです。すなわちあなたがどれだけ凄いことを成し遂げた人なのかというインパクトよりも経験の密度が重要ということになります。

そのため自己PRに用いるネタは、自分の成長を印象付けられる経験の中から選択する必要があるのです。

自己PR大切なのは「自社で活躍」できるか

人事担当者は、あなたの性格や人柄から自社で活躍してくれる人材なのかを判断しているということが最大のポイントです。人事担当者は、企業を代表して、企業の未来を一緒に築いていく人材を採用するという使命があるので、当然のことといえます。

面接の質問事項に「学生時代頑張ったこと」が入っているのは、真剣に打ち込んだものを聞けば、相手の人柄はもちろん将来性も判断できると考えているからです。そのため「学生時代頑張ったこと」についての質問が来た際は、頑張った実績とあわせてその経験で自分が得た学びや能力を就職後に企業内で発揮しますというアピールを加えることが大切です。

そのアピールがあるのとないのとでは、合否に大きな違いが出てきます。人事担当者は企業の多くの予算を使って人材採用をします。自分が採用した人材が、現場で役に立たない、すぐに辞めてしまったということになれば、自分自身の評価も下がってしまいかねません。そういった点からも、人事は、企業にとって有益な人材を確保する使命を持って真剣に就職面接に挑んでいるのです。つまり、就活生にとって就活が戦いといえる一方で、人事担当者にとっても戦いなのです。

多くの学生の面接をしている人事担当者は、知識や人を見抜く能力があるという点において、一枚も二枚も上手です。そのようななかで就活生が就職面接で内定を勝ち取るためには、十分な準備が必要といえるでしょう。

自己PRのネタを探すための4ステップ

面接の合否に大きく影響してくる自己PRですが、自己PRに繋がるようなエピソードをたくさん持っている人ばかりではありません。就活生の中にはネタがないと悩んでいる人ももちろんいると思います。そんな人でも魅力的な自己PRを作成することは十分可能です。

自分では意識していなくても、実は企業から見たら魅力的だと感じるような経験や能力は誰しも必ずあるものです。そのようなネタを見つけ出し、他人にもわかりやすく伝えることができる方法を学ぶことができればこの問題はすぐに解決できるでしょう。今回はまず、ネタを見つけ出す方法について解説していきます。

【自己PRのネタを探す】ステップ1.学生時代の経験を箇条書きで書き出す

まず初めにして欲しいことは、大学時代に情熱を注いで頑張ったことを箇条書きにするということです。その際にインパクトがある、ないなどということは考えないようにします。

また、物事の大きさも気にしないようにしてください。どんなに些細な内容でもかまいません。些細なことでも自己PRのネタになる可能性があります。

【自己PRのネタを探す】ステップ2.経験を選別する

次にステップ1で箇条書きにした経験を選別していきます。人柄や将来についてアピールできる経験をピックアップします。選別のポイントは、主体的に自分で試行錯誤しながら取り組んだかどうかという点です。

このポイントさえクリアしていれば、どんなに小さな経験でもかまいません。例えば日頃の家事を効率的にこなしていく方法を探した趣味でやっているコスプレについてなどの自己PRにしにくそうな経験であっても、主体的に行動しているのであれば十分自己PRに使えるでしょう。

【自己PRのネタを探す】ステップ3.経験を掘り下げる

次に経験を掘り下げる作業をしていきます。取り組んだ経験の概要をわかりやすく簡潔に書くようにしましょう。さらに取り組む上で目標としたことや課題、その課題に取り組んだ動機を書きます。そしてその課題をクリアし成果を出すために行った工夫や行動の詳細を具体的にまとめましょう。

このステップ3で重要なのは、「ぶつかった壁や障害は何だったのか」「どのようにして乗り越えたのか」「壁や障害に立ち向かえた理由は何か」「最終的にどういった結果が出たのか」そして「その経験から自分が学んだこと」を具体的に書くことです。以上の5点を意識しながら経験を掘り下げを行っていきましょう。

【自己PRのネタを探す】ステップ4.仕事と結びつける

冒頭でも説明した通り、人事はあなたが自社で活躍できるかという点に焦点を置いてあなたの話を聞いています。つまり、今まで経験してきたことを通して得た学びや、身に付けた力を社会に出てどのように活かしていくのかをアピールすることが大切です。

自己PRを通して面接官に良い印象を与えることができれば、今後活躍が期待できる人材と判断され、好印象を与えることができるでしょう。そのためにも、あなたが志望している企業がどんな事業をしていて、希望のポジションはどんな人材を必要としているのかをしっかり研究しておき、人事に刺さるアピールをしなければいけません。

自己PRを上手く作れない時は?

自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。

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適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

自己PRのネタが見つかったら書き方を学ぼう

自己PRに使うネタを見つけることができたら、次は自己PRの書き方を習得しましょう。同じ内容の自己PRでも書き方を工夫することで、相手への伝わり方や与える印象が大きく変わります。

自己PRの書き方についてはこちらの記事をご覧ください。キミスカが誇る就活のプロが、絶対に落ちない自己PRの書き方を徹底的に解説しています。お時間のある時に是非一度目を通して見てください。

【就活】自己PRの書き方と例文!絶対に落ちない自己PRを就活のプロが徹底解説

自己PRを書く時の注意点

自己PRを書く上で注意しなければならないことがあります。それは、自分が志望している業界・職種に自己PRの内容が刺さらなければ自己PRの効果が発揮されないという点です。

例えば営業職を志望しているのに、創造的な発想をアピールすると人事はどのような印象を受けるでしょうか。おそらく、ほとんど響かないことでしょう。営業職であれば、体力や行動力、粘り強さ、コミュニケーション能力といったことをアピールした方が好印象を持たれます。一方で、WEBデザイナーやインテリアデザイナーなど、創造性がアピールになる職種もあります。

このような自己PRのミスマッチを防ぐためには、自分が志望している企業や職種ではどのような人材が求められているのかを事前にリサーチすることが大切です。企業のホームページはもちろん、企業説明会などで情報収集するようにしましょう。

このように企業を調べる行為を就活では業界研究と言います。業界研究の詳しいやり方については以下の記事をご覧ください。

業界研究とは?今すぐ始められるやり方3ステップ【おすすめツール】

 

自己PRのネタがない時は4ステップで探してみよう

自己PRのネタが見つからない人は以下の4ステップで探してみましょう。

?学生時代の経験を箇条書きで書き出す
?経験を選別する
?経験を掘り下げる
?仕事と結びつける

この方法で自己PRに使うネタが見つけられたら、次は自己PRの書き方を学んで好印象を与えられる方法を習得していきましょう。また、業界研究も怠らないように注意してください。その企業の取り組みと全く関係のないことをアピールしても、人事に響かないことが多いです。しっかりと下調べをしておき、あなたが志望している企業に刺さる自己PRを作成しましょう。