エントリーシートで部活動について書くには?押さえるべきポイントを徹底解説

この記事では、エントリーシート(ES)で「部活動」についてアピールできる場やアピール時のポイントなどを解説していきます。

皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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チームワークや協調性など、部活動を通して身についた能力や強みは、ESを作成する際に強力な強みとなります。しかし、部活動をしていた就活生は多いので、アピール方法を間違えると企業に強みが伝わりにくくなってしまいます。効果的にアピールするためには、面接官があなたの強みを塑像できるように伝えましょう。以上のことを踏まえて、解説していきます。

エントリーシートに活かせる部活動での能力

「毎日の練習で継続力が身についた」「部長としての経験でリーダーシップが身についた」など、誰しも部活動の経験から何かしらの能力が身についているはずです。まずは部活動の経験や能力を洗い出し、どうやってエントリーシートでアピールするべきかについて考えてみましょう。

たとえば、部活動の経験から身につく能力としては、以下のものが例として挙げられます。

部活動で身に付く能力

・リーダーシップ
・継続力
・課題認識能力、解決能力
・マネジメント能力
・協調性
・忍耐力
・場を読む力
・モチベーションを保つ力

他にも、能力やスキルは人によってさまざまです。部活の経験を振り返り、あなたの性格を表す強みや能力を探し出してみてくださいね。

エントリーシートで部活動について書く時はキャッチコピーを付けよう

エントリーシートで部活動について書く時は、キャッチコピーを使うことであなたの人間性をより伝えられるようになります。

たとえば、「継続力がある」「リーダーシップがある」などの表現では、ありきたりな強みで周りの学生に埋もれてしまいますよね。あなたの個性を一言で言い表せるユニークなキャッチコピーがあると、周りの学生と差別化を図ることができます。

【キャッチコピーの作り方】
1.強みを書き出す
2.その強みが現れたエピソードを思い出す
3.強みはどんな風に活かせたのかワードを複数書き出す(左の図のように)
4.書き出したワードから、言葉を組み合わせて完成

【キャッチコピーの例】
1.どんな人間とも良い関係を築ける演技派女優です
2.私の99%は陸上で構成されています
3.私は考えながら全力疾走ができる人間です
4.私は必ずいつの相談から10の提案ができる聞き上手です

同じ強みでも、身についた過程や強みの詳細は人それぞれです。ぜひあなたを表すあなただけの表現を作り出してみてください。

エントリーシートで部活動について書く際に押さえるべきポイント

エントリーシートで部活動について書く時は、押さえておきたいポイントが3つあります。効果的なエントリーシートにするためにも、以下のポイントを意識して内容を作成していきましょう。

【エントリーシートで部活動について書く時のポイント1】一番成長したスキルを伝える

部活動の経験でエントリーシートを書く時は、自分がもっとも伸びた能力を軸にすると、エピソードが書きやすくなります。さらにその成長をしっかりと裏付けられる、エピソードがあると、部活動を通して何を学びどう成長したのか分かりやすく伝えられるようになります。

「なんとなく伸びたかな?」という強みよりも、伸びたと確信できているスキルの方が関連するエピソードは多く、深く話せますよね。部活動の経験を思い返してみて、自身を持って成長したと思える強みをいくつか探してみましょう。

【エントリーシートで部活動について書く時のポイント2】専門用語は使わない

エントリーシートで部活動について書く時は、誰が見ても理解できる内容にすることが大切です。人事はあなたの部活の専門家ではないので、専門用語を使ってしまうと内容が理解できないことがあります。部活動の内容が分からなければ、伝えたいことが正しく伝わらなくなってしまって非常にもったいないです。

専門用語は分かりやすく言い換え、初めて部活動について聞く人でも必ず理解できる内容にすることが大切です。

【エントリーシートで部活動について書く時のポイント3】エピソードは一つに絞る

自分の強みやスキルについてたくさんアピールしたくなる気持も分かりますが、エントリーシートで伝えるエピソードは一つに絞りましょう。エピソードを詰め込み過ぎると一つひとつの印象が薄れてしまい、結局何がアピールしたいか分からないエントリーシートになってしまいます。

部活動に限らず、エントリーシートに書くエピソードはもっともアピールしたいことだけにしてください。

エントリーシートに部活動について書く場合【項目別】

エントリーシートで部活動について伝えられる場所として、3つの項目が挙げられます。ここからは、エントリーシートで部活動について伝える時のコツを項目別に解説していきます。ちなみに、部活動についてのアピールを書く時は、伝わりやすい文章にするようにPREP法を使って書くことがおすすめです。

PREP法とは、結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)の順で文章を構成する手法のことです。誰でも分かりやすくて簡潔な文章を書けるようになるため、この書き方を意識しながらエントリーシートを書き進めていきましょう。

【エントリーシートに部活動について書く場合1】自己PR

エントリーシートで部活動について伝えられる1つ目の項目は、自己PRです。自己PRでは、あなたの現時点の強みやスキルと適性について評価されます。そのため、部活動であなたの強みやスキルが活かせた経験があれば、それをアピールするようにしましょう。

コツは、自分の強みの中から「企業に求められる人物像」に近しいものを選ぶことです。そうすることで、自社にマッチした能力を持った学生だと思ってもらうことができます。

自己PRの書き方について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。魅力的な自己PRの書き方を例文を用いて解説しています。

【就活】自己PRの書き方と例文!絶対に落ちない自己PRを就活のプロが徹底解説

【エントリーシートに部活動について書く場合2】ガクチカ

エントリーシートで部活動について伝えられる2つ目の項目は、「学生時代に力を入れたこと」であるガクチカです。ガクチカでは、学生の

・目的意思
・行動力
・思考力
・判断力
・チームワーク
・仕事での再現性

について見られています。学生の内面や人柄からポテンシャルを推し量ることが目的なので、実績よりもあなたの性格が伝わるエピソードを盛り込むことが大切です。評価されるガクチカの書き方を確認したい方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

人事に評価されるガクチカの書き方!魅力的に書くポイントを徹底解説

【エントリーシートに部活動について書く場合3】志望動機

エントリーシートで部活動について伝えられる3つ目の項目は、志望動機です。部活動と志望動機を結びつけて考えたことがない方もいるかもしれませんが、部活動の経験はあなたの就活の軸を形成する大切な要素となります。

たとえば、「吹奏楽部でコンクールをした時に、裏方の苦労を知ってイベント運営に興味が湧いた」など、部活動と志望動機をリンクさせられる経験を持っている学生もいるでしょう。実体験のエピソードを活かした志望動機は強いアピールになるので、ぜひ部活動でのエピソードを志望動機に活かしてみてくださいね。

部活動でのエピソードを活かして志望動機を書く際は、こちらの記事もご覧になってみてください。志望動機の作り方と例文を、業界別に解説しています。

エントリーシートの志望動機の書き方は4ステップで完璧【業界別例文付き】

エントリーシートで部活動でのアピールポイントに迷ったら

もしもエントリーシートでどんなことをアピールしたらいいか思い浮かばない場合は、自己分析が足りていないだけかもしれません。自己分析で自分の過去や性格、価値観を導き出すことができれば、あなただけのアピールポイントが見つかります。

自己分析はあなたの強みだけではなく、就活の軸やこれからのキャリアパスを形成するために欠かせないプロセスです。「部活動のどのエピソードを書けばいいか分からない」「志望動機が見つからない」という学生は、以下のページを参考に自己分析をやり直してみましょう。

就活に使える自己分析方法まとめ【最新版やり方3選】

エントリーシートで部活動の経験をアピールしよう

部活動での経験は、伝え方を工夫すれば効果的なアピール材料になってくれます。今まで培った力を就活で正しく評価してもらうためにも、ポイントを押さえて評価されるエントリーシートを作りましょう。

部活動での経験をアピールする時は、項目別で見られているポイントが異なるので、その点を意識しましょう。企業が見ているポイントが分かれば、アピールするべき内容が自ずと分かるはずです。

何を書いたらいいか迷った時は自己分析をし直し、あなたらしさが伝わるエントリーシートを作成してくださいね。