就活で坊主はダメ?好印象を与える長さや坊主が不向きな職種を解説

就活中はさまざまなマナーを守る必要がありますが、その多くは暗黙の了解になっています。とくに髪型に関するマナーは複雑で、業界や職種によっても好まれる長さは異なります。

そこで今回は「就活で坊主はアリ?」「坊主OKな職種はどれ?」といった、坊主と就活の関係性について解説します。現時点で坊主の学生や、就活前に坊主にする予定のある学生はぜひ参考にしてください。

就活で坊主はNGではないが避けるべき髪型がある

結論からいうと、坊主で就活を行っても大丈夫です。坊主だから就活ができない、ということはないので安心してください。

ただし、5mm~1cm程度の丸刈りより短くするのはおすすめできません。また、スキンヘッドやツーブロック、剃りこみなどは控えるのが無難でしょう。

就活生の坊主頭は威圧感を与える可能性がある

坊主で就活をするのは基本的にはOKですが、採用担当者によっては好印象を持たない人もいます。なぜなら坊主は清潔感や爽やかさを感じさせる髪型ではありますが、同時に威圧感を与えてしまうこともあるからです。

また、坊主で就活をしている学生はそこまで多くはないので、悪目立ちしてしまう可能性もあります。

質問に対する回答ではなく、髪型だけで「自社とは合わない」「協調性がない」と判断されないためにも、坊主で就活を行う学生は「坊主で就活をする理由」を答えられるようにしておきましょう

就活で坊主がOKな職種とNGな職種を紹介

就活の髪型に関するマナーは、業界や職種によって大きく異なります。そのため坊主でも気にされない職種もあれば、坊主頭であるだけでマイナスな印象を持たれる可能性のある職種もあります。

そこでここでは、「坊主OKな職種」「坊主NGな職種」「どちらとも言えない職種」をご紹介します。ただし、これらはあくまでも目安であり、企業や採用担当者によって結果は変わってくるので一概に“〇〇職はOKだが○○職はNG”とは言えない点に注意してください。

【就活で坊主OKな職種】内勤や肉体労働系

坊主で就活をしても悪印象を持たれる可能性の少ない職種には、内勤や肉体労働系が挙げられます。職種の詳細は、以下の通りです。

お客様と接する機会の少ない職種 事務・総務・人事・経理
屋外での作業が多い肉体労働系 大工・機械系工場・警備員・屋外の施設管理・ドライバー
衛生面に細心の注意を要する職種 飲食製造分野・研究職
職人と呼ばれる類の職種 大工・料理人・和菓子職人・伝統工芸関係
個性が重視されるクリエイティブな職種 デザイナー・プログラマー・ライター
自由な社風の企業 ベンチャー企業・スタートアップ企業・IT企業

こうした職種であれば、たくましさや清潔感を感じさせる坊主に好印象を持ってもらえるでしょう。また、個性を重視するクリエイティブ職や、髪型や服装に関して自由度の高いベンチャー企業なども、坊主であっても気にしない傾向にあります。

【就活で坊主NGな職種】接客やサービスが中心となる職種

一方で、お客様と接する接客業やサービス業に関しては、坊主に良い印象を抱かない企業が多いといわれています。坊主で選考を受けられないことはありませんが、自社には合わないと判断されたり、入社までに髪を伸ばすことを促されたりする可能性があります。

坊主での就活が不向きな職種の詳細は、以下の通りです。

お客様と接する機会の多い職種 接客業・サービス業・営業職
ブランドイメージが重視される職種 アパレル業界・美容業界

【坊主での就活がどちらとも言えない職種】公務員

一口に公務員といっても、坊主を気にしない場合もあれば、坊主に良い印象を抱かない場合もあります。例えば、警察官をはじめとする公安系公務員は坊主でもOKですが、窓口業務を担う公務員に関しては坊主にマイナスな印象をもたれる可能性があるので注意しましょう。

坊主OKな公務員 警察官・消防士・自衛官
坊主NGな公務員 都道府県庁・市役所

坊主で就活をする注意点3つ

坊主で就活をするのはNGではありませんが、場合によってはマナー違反だと判断される可能性があるので注意が必要です。
そこでここでは、坊主で就活をする際に注意したいポイントを3つ解説します。

【坊主で就活をする注意点1】長さに気を付ける

就活でOKとされる坊主の長さは、5mm~1cm程度が一般的です。なぜならこれ以上短くなると、相手に威圧感を与えてしまう恐れがあるからです。そのため、就活では髪が3mm程度の短い坊主や完全に髪を刈り上げたスキンヘッドは、おすすめできません。

また、同じく威圧感を与えかねない剃りこみや、軽薄な印象をもたれる可能性があるツーブロックも避けるのが無難でしょう。坊主はほんの数ミリ長さが変わるだけで印象がガラリと変わる髪型なので、くれぐれも長さには注意してください。

【坊主で就活をする注意点2】坊主の理由を答えられるようにしておく

就活で坊主の学生を見かける機会は、そこまで多くはありません。そのため坊主で就活をすると、面接時に「坊主で就活をしている理由」を質問されることがあります

企業はこの質問に対する回答から、学生と企業のマッチ度を判断したり、学生の人柄を確認したりしています。想像していなかった質問に戸惑うことのないように、以下の回答例を参考に回答を準備しておきましょう

【坊主で就活をしている理由の回答例】
  • 所属する野球部の規則だった
  • 就活を始めるにあたって気合を入れるため
  • 天然パーマなので、清潔感のある見た目にするために坊主にした
  • 髪が薄くなってきたので、思い切って坊主にした

【坊主で就活をする注意点3】証明写真と差が出ないようにする

証明写真と面接時のあなたの姿に大きな差があると、その点について面接で指摘されることがあります。とくに、坊主ではない姿の証明写真を坊主NGの職種で提出していた場合は、「入社意欲がなくなったから坊主にしたのでは?」と思われ、悪印象をもたれる可能性があるので注意しましょう。

坊主から髪が伸びてきた!就活の髪型マナーを確認しておこう

就活を始めた当初は坊主だったものの、次第に髪が伸びてきたという学生もいるでしょう。その場合はそのまま放置するのではなく、カットやセットにこだわって就活の髪型マナーに則った清潔感ある髪型にしてください。

それでは、ここで就活の髪型マナーを確認しておきましょう。

【就活の髪型マナー】
  1. 前髪は目にかからない長さまでカットする。
  2. サイドの髪ともみあげは耳が隠れない程度にカットする。
  3. 襟足はワイシャツの襟にかからない長さにカットする。
  4. ボリュームを調整する。

こちらの記事では、面接で好印象を与える髪型を男女別に解説しています。

面接で好印象の髪型を男女別に解説!NG髪型とよくある質問を簡単解説

髪型にこだわりがある学生におすすめのスカウトサービスがある!?

坊主で就活をするのはNGではありませんが、職種や企業によっては良い印象をもたれない可能性があるので注意が必要です。そのため坊主にポリシーがある学生や、髪型に何らかのこだわりがある学生の中には、正当に評価してもらえていない気がすると感じる人もいるかもしれません。

そこでおすすめしたいのが、完全無料で利用できるスカウトサービス「キミスカ」です。キミスカはプロフィールを登録しただけで、あなたに興味を持った企業から選考の案内やインターンのスカウトメッセージが届く、いわゆる「逆求人型」を採用しているサービスです。

なお、登録するプロフィール写真の髪型は坊主でもOKなので、ありのままのあなたを正当に評価してもらえるでしょう。

就活で坊主はアリ!ただし志望職種によっては不向きな場合も

坊主で就活をすることは可能ですが、職種によっては坊主を快く思わない企業も存在します。そのため、現時点で坊主の学生が坊主NGの職種を受ける場合は、坊主である理由や将来的に髪を伸ばす予定があるかどうかを説明し、入社に対する熱意をアピールする必要があります。

髪型は第一印象を決定づける重要な要素です。第一印象を良くするためにも、業界・企業研究をして職種や企業に合う髪型を探してみてください。