この記事では、自己PRで適応力をアピールする方法やをポイントなどを例文付きで解説していきます。
皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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自己PRで企業が求める適応力とは?
就活の選考で自己PRをする時は、単に自分の適応力について話すだけでは不十分です。企業に貢献し、ビジネスに活かせる適応力が備わっていることを伝えることが重要になります。
それでは、企業にとって魅力的な適応力とは一体どういった能力のことを指すのでしょうか。はじめに、企業が魅力を感じる適応力について解説します。
【自己PRで求められる適応力】その場に応じた柔軟な対応ができる
社会人にとって、ブレない自分の軸を持っていることは大切です。自分の考えに固執しすぎて、視野が狭くなってしまうのは良くありません。就活においては「自分の軸を持ちながらもその場に応じた柔軟な行動や発想ができる適応力」が備わっているかどうかが重要視されます。
適応力をテーマにした自己PRにしたい方は、その場に応じた臨機応変な対応が出来た経験を盛り込めると、企業から高評価がもらえるでしょう。
【自己PRで求められる適応力】ストレスに対処できる
入社後の環境変化や上司・取引先からの叱責など、ビジネスにはストレスがつきものです。場合によっては、お客さんから理不尽な理由で叱られることもあるかもしれません。そんなときに適応力が低いと、うまくストレスに対処したり周囲に助けを借りたりすることができなくて早期退職につながってしまいます。
ストレスフルな状況にも上手に適応し、ストレスをコントロールできる能力は、円滑に仕事をするうえで欠かせないものなのです。くわえて適応力が高いと、「周囲との調和を保って関係性を築く能力も高い」と評価されることもあります。ストレスのかかる状況下でも周りと協力して問題を解決した経験について盛り込めると、自己PRとしては強いと言えるでしょう。
【自己PRで求められる適応力】先を見据えた行動ができる
ビジネスでは、より高い利益を生み出すために常に新しい知識や技術の取得が求められます。人事によっては、適応力が高い学生は「その時々で自分に必要とされているものを先読みし、自発的に行動できる素質が備っている」と捉えることもあります。
先を見据えて行動が自ら取れる学生は、それだけ仕事に対して熱意を持って挑んでいると受け取ってもらえる可能性が高いです。そのため、新しいことを貪欲に学んだエピソードを盛り込んだ自己PRは、とても適応力と相性が良いと言えます。
適応力を自己PRする時のポイント2つ
ただ自己PRで「私は適応力があります」と言われても、あなたの魅力は伝わりません。残念なことに適応力という単語は、場合によっては良くない印象を与えてしまうこともあるからです。適応力の自己PRでマイナス印象を与えないために意識すべきポイントについて見ていきましょう。
【適応力を自己PRする時のポイント】主体性があることを伝える
多くの場合、「適応力が高い=周りの空気を読んでそれに合わせた行動ができること」だと判断されます。周りに合わせた行動ができるのはもちろん素晴らしいのですが、逆を言えば「周りに流されてばかりで自分の意見がない人」と捉えられることもあるため要注意です。
「受け身の学生」だという印象にならないように、自己PRでは自発的に行動したエピソードを盛り込むようにしましょう。そうすれば、周りと調和しながらも自分の軸を持って行動する能力がある学生だと思ってもらえます。
【適応力を自己PRするときのポイント】言い換える
「適応力」という単語だけだと、長所や性格が想像しにくく具体性のない自己PRになってしまいます。適応力という言葉は、そのまま使うよりも言い換えることによって効果を発揮してくれることを理解しておきましょう。
適応力は、たとえば以下のように言い換えられます。
- 新しい場所でも力を発揮できる
- 初対面の人ともすぐに打ち解ける
- どんな困難にも柔軟に対処する思考力がある
- 予想外のことにも臨機応変に対処できる
- 視野が広く、多様な価値観や意見を受け入れられる
このように言い換えることで、あなたの強みをより的確に知ってもらえます。どんな場面で適応力が発揮できたかを振り返り、あなたの適応力を表すキャッチコピーを作ってみてください。
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自己PRで適応力を効果的にアピールする4ステップ
ここまでの内容が理解できたら、さっそく自己PRを作っていきましょう。人事の印象に残る自己PRにするためにも、ここで紹介するステップ順に内容を組み立てて伝えたいことが伝わる自己PRを作りましょう。
【自己PRで適応力をアピール】具体的な経験を書き出す
まずは、自分の経験を思い出して適応力が活かされた経験を可能な限りリストアップしていきましょう。自己PRを効果的にアピールするためには、実際に強みが活かされた経験を一緒に説明することが大切です。そうすることで、就活のために取って付けたような薄い内容ではなく、説得力のある濃い自己PRにできます。
実際に使うエピソードはひとつですが、適応力が活きた経験は可能な限り書き出しておくことをおすすめです。エピソードのストックを作っておけば、他の企業に応募する時もスムーズに自己PRのネタを探すことができます。またそれだけ多くの場面で活かせた強みなら、再現性が高い強みだということが分かるので、より自信をもってアピールすることが出来るでしょう。
【自己PRで適応力をアピール】エピソードを1つ選ぶ
エピソードは企業が求める人物像にマッチするエピソードを選ぶことがおすすめです。一口に適応力と言っても「周囲の調和を保って柔軟に行動する」「ストレスにうまく対処できる」など、企業ごとに求める人物像は異なります。求める人物像に合ったエピソードを伝えると、採用担当も自社とあなたがマッチしていることを理解できるので、選考を通過しやすくなります。
企業の社風や仕事内容に合わせて、いくつか挙げた適応力のエピソードからもっともマッチするものを選んで自己PRに盛り込んでいきましょう。
【自己PRで適応力をアピール】PREP法で内容をまとめる
自己PRで使用するエピソードが決まったら、PREPを用いて文章をまとめていきましょう。PREP法とは、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例( Example)→結論(Point)」の順で文章を構成する手法のことです。この順番で自己PRを作ると、伝わりやすくて簡潔な内容に仕上げられます。
PREP法は自己PRだけではなく、志望動機やガクチカでも役立ちます。社会人になってもPREP法を使った文章の書き方は基本となる知識なので、今のうちに慣れておきましょう。
【自己PRで適応力をアピール】最後に企業でどう活かせるのかを説明する
あなたの強みとその裏付けになるエピソードを盛り込めたら、最後にその強みが入社後どう活かせるのかについて説明しましょう。PREP法の最後の結論に合わせて、話の最後に自分の強みの活かし方を伝えます。強みを話した後に仕事への活かし方を伝えることで、採用担当も入社後の活躍をイメージしやすくなります。
仕事への活かし方を伝える際は、事前に企業の業務内容をしっかり調べてリンクさせましょう。自分の強みがどのように活かせるのかイメージできないという方は、志望する企業のOB・OGにどのような業務で活かせそうか聞いてみたり、周囲の社会人に確認してみたりすると、実際に働いた時の活かし方がイメージできるようになるでしょう。
適応力をアピールする自己PR例文
自己PRはエントリーシートでも面接でも必要になる就活の基本ですが、自己PRを作ることに慣れていない学生はどんな文章にしたら良いかイメージしにくいかもしれません。ここでは、そんな学生に向けて適応力をアピールする自己PRの例文をご紹介していきます。
【適応力の自己PR例文】アルバイト
【適応力の自己PR例文】学生生活
適応力の自己PRが有利になる職種とは?
新しい課題に立ち向かう必要がある社会人生活において、適応力はどんな職種にも必要な素質です。しかし、なかでも適応力と相性の良い職種があります。以下の職種は、とくに適応力が求められる傾向にあります。
- 営業職
- 接客業
- 企画職
- クリエイティブ職
どれもお客さんやマーケティングごとに沿った提案をする必要がある職種なので、適応力があると高いパフォーマンスを発揮できます。上記の職種に応募する際は、適応力を意識した自己PRを作ってみましょう。
「求める人材」に合わせた適応力の自己PRが大切!
一口に適応力と言っても、求められる能力は企業によって異なります。単に適応力が備わっていることをアピールするのではなく、仕事で役立てられる適応力があることを伝えることが内定への近道になるでしょう。
適応力は、伝え方によっては「自分の意見がない」「受け身な性格だ」と思われてしまうこともあります。この記事の注意点や書き方を参考に、好印象を残せる自己PRを作っていきましょう。