就活を始めようと考えている学生のなかには、「就活のやり方が分からない」「選考対策の手順を知りたい」という人もいるでしょう。また、いつから就活に取り組むべきか悩んでいる学生もいるかもしれません。
そこで本記事では、就活の大まかな流れと就活のやり方を解説します。解説を参考に、就活ライフをスタートさせましょう。
就活の大まかな流れを確認しよう
就活のエントリーは、大学3年の3月から始まります。しかし、企業のなかには前倒しでエントリーを受け付けているところもあり、3月より前にエントリーを済ませている学生も少なくありません。
また、選考は大学4年の6月頃から行われる場合が多く、面接に関しては一次面接から最終面接まで段階を踏んで実施される場合もあります。
内定が出る時期は?
内定が出る時期は、大学4年の6〜9月です。ただし、企業によっては早期内定を出しており、大学4年生の5月までに内定を獲得している学生もいます。
企業の多くは10月1日に内定式を開催しますが、それ以降も採用を行う企業は少なからずあるので、引き続き就活に取り組むことも可能です。
就活のやり方を作業別に解説
就活が本格化すると、やることや考えることが山積みになります。そこで、ここからは就活が本格的に始まるまでにやっておきたい作業のやり方をまとめました。
【就活の手順1】自己分析のやり方
自分の人生の「目的」と「手段」を知るために必要な作業が自己分析です。文字通り自己を分析することで、自分の長所や短所、適性などを見つけ出します。
自己分析のやり方は複数ありますが、幼少期から現在までを振り返ってグラフに記入する「モチベーショングラフ」や、これまでの経験を年表のようにまとめる「自分史」などが有名です。
自己分析のやり方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
【就活の手順2】業界研究のやり方
業界研究とは、業界ごとの業務内容や将来性などを把握する作業です。まずはどんな業界があるのかを調べて、業界ごとの関係性を把握していきましょう。
業界研究は東洋経済新報社の『業界地図』や、マイナビ出版編集部の『業界&職種研究ガイド』など、書籍を活用するやり方が一般的です。
業界研究のやり方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【就活の手順3】企業研究のやり方
業界研究を済ませた後は、企業研究を始めましょう。企業研究とは、企業の基本情報や競合他社との違いを調べる作業です。
企業研究は企業の公式サイトや就職情報サイトをチェックしたり、東洋経済新報社の『就職四季報』を活用したりして行います。また、会社説明会やインターンシップに参加することで企業理解を深める方法もおすすめです。
企業研究のやり方を調べている学生は、こちらの記事もご覧ください。
【就活の手順4】OB・OG訪問のやり方
OB・OG訪問とは、志望企業で実際に働いている社員を訪問し、企業について質問する機会を指します。OB・OG訪問はサークルやゼミの先輩に依頼しても構いませんが、大学のキャリアセンターを通じて紹介してもらうことも可能です。
OB・OG訪問は会社説明会や合同説明会では聞きにくいことまで質問できる貴重な機会なので、積極的に依頼しましょう。なお、OB・OG訪問の際はあらかじめ質問リストを作成しておき、終わった後はお礼の言葉や学んだことを記載したお礼メールを送信するのがおすすめです。
【就活の手順5】インターンシップのやり方
大学3年の5〜6月には夏季インターンの申し込み、10~1月には冬季インターンの申し込みが始まります。インターンシップとは企業を訪問したり、実際に働いたりする職業体験のことです。
インターンシップにはエントリーすれば誰でも参加できるパターンと、選考を通過しなければ参加できないパターンがあります。インターンシップの選考は書類選考から筆記試験、面接まで一通り行われる場合も多く、選考対策が必要です。
インターンシップの参加方法について、詳しくはこちらの記事をご確認ください。
選考準備のやり方を対策別に解説
ここからは、選考対策のやり方を解説します。手順に沿って準備し、万全の状態で選考に臨みましょう。
【選考準備の手順1】ES対策のやり方
ES(エントリーシート)とは、企業にエントリーする際に提出する応募書類です。自己PRや志望動機、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)などを記入する欄があり、基本の書き方や評価されやすいテーマを心がけることで、ES選考を通過しやすくなります。
ESの書き方は結論ファーストのPREP法を基本とし、企業が求める人物像を押さえたうえで回答していくことが大切です。
こちらの記事を参考に、ESのフォーマット化を試してみてください。
【選考準備の手順2】面接対策のやり方
面接は入室から退室にいたるまで、守るべきマナーがあります。また、頻出質問や面接後のお礼メールの書き方など、覚えることが山積みです。まずは入退室のマナーを覚えて、頻出質問の回答を用意するなど、できることから始めましょう。
そして、面接当日までに模擬面接を繰り返し行うことも大切です。家族や友人、キャリアセンターの職員に面接官役を依頼し、人前で話すことに慣れておくことで本番の過度な緊張を防げます。
面接マナーや頻出質問に関しては、こちらの記事もチェックしてみてください。
【選考準備の手順3】WEBテスト対策のやり方
企業によっては、選考の一環としてWEBテストを導入しているところもあります。WEBテストとは学生の能力や人柄を知るためのテストのことで、足切りとして活用する企業も少なくありません。
WEBテストは「能力検査」と「性格検査」に分かれており、問題の傾向や回答のスピード感に慣れるためにも、初見での受検は避けるべきです。
WEBテストの種類や受検方法について、詳しくはこちらをご確認ください。
就活のやり方に関するよくある失敗
最後に、面接のやり方に関する失敗談を見ていきましょう。就活を経験した先輩たちは、どのような失敗をしてきたのでしょうか。
【就活のやり方よくある失敗1】自己分析が不十分
自己分析は就活の第一歩ともいわれており、自己分析が不十分だと就活の軸がブレたり、自己PRや志望動機に説得力が出なかったりと、就活に良い効果をもたらしません。業界研究や企業研究、選考対策などに取り組む前に、まずは自己分析を行うことが重要です。
【就活のやり方よくある失敗2】就活解禁日までに間に合わない
まだ大丈夫だと油断していると、すぐに大学3年の3月がきてしまいます。そこから就活準備を始めることも可能ですが、余裕をもって準備や対策を講じるためにも早めの準備を心がけましょう。
就活のやり方を把握して理想の就活を実現しよう!
就活のやり方は、作業や対策の種類によって異なります。就活スケジュールとあわせて一通り把握したら、手順に沿って就活準備を始めましょう。
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