自己分析は45の質問項目で完成させよう!深掘りする方法を徹底解説

この記事では自己分析のやり方や、さらに自己分析を深める方法などを解説していきます。

皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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就活を進める上で欠かせない自己分析は、自分のことを知って他者にアピールする時だけでなく、企業選びの際にも必要となります。しっかりと自己分析を通して自分を知ることで、後悔のない就活ができるでしょう。また、この記事で紹介する自己分析のやり方をするだけで、効率よく自己分析が進められます。以上のことを踏まえて、解説していきます。

そもそも自己分析とは

正しく効率的に自己分析をするために、まずは自己分析の目的について知っておきましょう。そもそも、自己分析は就活のためだけに行うものではありません。あなたの人生での目的にある「達成したいこと」や「やりたいこと」を叶える手段 を明確にするために行うものです。それが分かることで自分の価値観を明確にすることが出来ます。

せっかくなので、就活を機にこれからの人生について見つめ直してみましょう。

就活における自己分析は何を明らかにすればいいのか

自己分析では、一体どんなことを明らかにしていけばいいのでしょうか。就活における自己分析では、自分の過去や考え方を遡り、最終的には企業選びの軸や自分のアピールポイントを伝えられるようになることがひとつのゴールになります。

上記についてはっきりと洗い出せれば、しっかりと自己分析ができていると言えるでしょう。このように、「どんな企業であれば自分にマッチするのか」の判断軸を明確にし、自分の良さをきちんと把握することが自己分析では大切です。そうすることで、あなたの魅力が詰まったブレないエントリーシートや面接にすることができます。

自己分析を始める前の準備

自己分析での目的やポイントが分かったら、さっそく自己分析を進める準備をしていきましょう。自己分析を進める前に以下のアイテムを揃えましょう。

・ノート
・ものさし
・消えないボールペン

ノートはB5以上の大きなものを使用しましょう。線を引き際にはものさしを使うと後々振り返りやすいです。また、文字を書く際は消えるボールペンやシャーペンではなく、ボールペンを使用しましょう。後になって「こんなこと関係ないかも」と いう取り留めのない内容にも、自分の価値観の根底が隠されている可能性があるからです。

色についてはとくに指定はありませんが、ポジティブな感情は青でネガティブな感情は赤で書くなど、視覚的にも見やすく分類できるとスムーズに自己分析が進みますよ。

自己分析を1人でする自信がない時は?

「自己分析なんて1人でできるのかな」「何をすればいいかも分からない」と不安な時は、まず【キミスカの適性検査】を受けてみましょう。キミスカの適性検査は、質問に答えるだけ・20分程度で完了します。毎年2万人以上の学生さんが受検している人気コンテンツで、まだ自己分析を一人でする自信がないときにもってこいの便利なツールなのです。

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適性検査の受検方法自己分析のやり方は以下の記事にまとめてありますので、気になった方はチェックしてみましょう。

自己分析をするための質問項目

それでは、ここからは自己分析に役立つ質問項目について具体的に見ていきましょう。上記のノートの書き方を参考に自己分析していきましょう。

自己分析は大学や高校時代に対して行われることもありますが、今の自分の価値観を明確にするなら人格形成に影響を与える幼少期から確認してみることをおすすめします。書けない項目がある場合は無理をせず、飛ばしても問題ありません。さっそく、これからご紹介する項目について自己分析をしていきましょう!

【自己分析をするための必要質問項目】幼少期を振り返る

幼少期のことは覚えていない方も多いので、両親や祖父祖母などに聞いたり、写真や母子手帳を基に話すしたりするとエピソードが出てきやすいです。

幼少期を振り返る質問

1.一番好きだったことは何か(何でよく笑っていたか)
2.一番嫌いだったことは何か(何でよく泣いていたか)
3.夢中になった遊びは何か
4.親の教育はどんな感じだったか(よく言われていたことなどあったか)
5.どんな人と仲が良かったか
6.お遊戯会ではどんな役をしたか
7.変わった経験はあるか

【自己分析をするための必要質問項目】小学校時代を振り返る

小学校のエピソードもなかなか思い出すのは大変なので、写真や使っていたノート、交換日記等見ながら振り返ってみましょう。

小学校時代を振り返る質問

1.一番好きだったことは何か
2.一番嫌いだったことは何か
3.夢中になった遊びは何か
4.好きな教科は何だったか
5.嫌いな教科は何だったか
6.習い事は何かしていたか
7.運動会ではどんな役割をしたか
8.どんな人と仲が良かったか
9.クラスの係は何をすることが多かったか

【自己分析をするための質問項目】中学時代を振り返る

中学時代を振り返る質問

1.一番好きだったことは何か
2.一番嫌いだったことは何か
3.はまった遊びや趣味はあったか
4.好きな教科は何だったか
5.嫌いな教科は何だったか
6.友達や親と喧嘩したことはあるか
7.部活はどんなことをしたのか
8.信念などあったか
9.一番の思い出は何か

【自己分析をするための必要質問項目】高校時代を振り返る

高校時代を振り返る質問項目

1.一番好きだったことは何か
2.一番嫌いだったことは何か
3.はまった遊びや趣味はあったか
4.好きな教科は何だったか
5.嫌いな教科は何だったか
6.部活は何だったか
7.バイトはしたか
8.自分から率先してやったことはあるか
9.一番の思い出は何か

【自己分析をするための必要質問項目】大学時代を振り返る

大学時代を振り返る質問

1.なぜその大学を選んだのか
2.一番好きだったことは何か
3.一番嫌いだったことは何か
4.はまった遊びや趣味はあったか
5.好きな講義は何だったか
6.ゼミは何だったか
7.バイトはどんなことをしたのか
8.大学時代から始めたことはあるか
9.誰かの役に立ったことはあるか
10.一番の思い出は何か
11.大きく失敗したことはあるか

自己分析の質問項目を深堀る方法

質問に対して、どうやって深掘りをしていけばいいのかがイメージできない方も多いかもしれません。ここからは、価値観を明確に把握するために「なぜ」を使った深堀の方法について解説していきます。

今回は、「子供の時に一番楽しかった思い出は?」という質問に対する自己分析を例にとってみましょう。

質問:「子供の時に一番楽しかった思い出は?」
・質問への回答:習い事の水泳
・なぜ楽しかった?:友達と競争して良い成績を残せたから
・なぜいい成績を残せた?:良い成績が残せるように毎日練習をしていたから
・導き出される価値観:競い合って良い成績を残すことがモチベーションになり、目標のためならコツコツとした努力も苦ではない

「なぜ」を繰り返すことで、ただ質問に答えるだけでは出てこなかった自分の価値観や強みについて分析できましたね。こうして導き出された価値観や強みは、自己PRだけではなく企業選びの軸としても非常に大切な役割を果たします。時間はかかりますが、全ての質問項目に対してこの作業を行うことで、自分のことを深く知ることができます。

ノートに書く際は写真のように質問項目の下になぜを書き、3回、もしくは「もう深ぼれないな」と思ったら書き出した回答を見て共通する価値観をまとめましょう。

自己分析をする際のポイント

それでは、ここからは自己分析の時に意識してほしいポイントについてご紹介していきます。

【自己分析をする際のポイント】過去を洗い出す

自己分析では、あなたの価値観を形成したルーツについて知ることがもっとも重要となります。過去に何に対して興味を持ち、どんな人生を歩んできたのか振り返ることで、今のあなたを形成した出来事や考え方を見つけられます。質問項目から連想される出来事や思考、思い出されることは全て書き出すことが、自己分析のコツです。

過去のエピソードからは、あなたの価値観だけではなく「モチベーションを保つ方法」なども分かります。そこから向いている職業や職場環境についても把握できるため、企業選びの具体的な指標を手に入れることができるでしょう。

【自己分析をする際のポイント】なぜで深掘りする

自分の行動や感情についてただ書き出すのではなく、繰り返し「なぜ」で深掘りしていくと自分の価値観が明確になっていきます。

自己分析では質問事項や思い出した出来事に対して、なぜそれを選んだのか」「なぜ頑張れたのか」「なぜ嫌だと思ったのかなどについて書き出しましょう。ここでアピールポイントや軸が分かれば、エントリーシートや面接で一貫性のある説得力が高い回答ができるようになります。

自己分析は様々な角度からやってみよう

今回は質問項目を活用した自己分析の方法について解説しました。しかし自己分析の方法は様々あり、1回で終わらせずに納得のいく自己分析を行うことが重要です。下記のような自己分析のフレームワークを利用するのもおすすめです。

・マインドマップ:質問や出来事から連想されるものやことをマップのように書き出し、深掘りしていくフレームワーク
・モチベーショングラフ:人生のモチベーション変化をグラフにし、どんな時になぜモチベーションが変化するかを分析するフレームワーク
・SWOT分析:強みや弱み、就活市場における自分へのメリットやデメリットを書き出し、自己PRや志望動機を明らかにするフレームワーク

上記のフレームワークについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。

【就活】自己分析のフレームワークとは?キミスカがオススメする3つのやり方

過去を振り返る自己分析が進まない場合

ここまでご紹介した方法でもなかなか自己分析が進まない、過去を振り返るのが大変という時は、逆算型自己分析がおすすめです。逆算型自己分析とは、過去の価値観ではなく「理想の未来にたどり着くための手段」を分析する自己分析のことです。

まず、理想の未来を叶えるために必要な職業や金銭状況、人間関係を洗い出します。次に、その環境を手に入れるために必要なスキルや職場環境を導き出しましょう。そうすることで、今とるべき行動が自ずと分かる分析方法です。

過去に対して行うことが多い自己分析の手法としては珍しいですが、逆算型自己分析も就活には非常に有効です。もっと詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

【就活】自己分析で「就活の軸」を見つける!逆算型自己分析を徹底解説

自己分析は質問項目で自分の価値観を明確にしよう

自己分析は時間がかかるので、就活で忙しい学生にとっては大変な作業です。しかし自己分析は就活をうまく進めるために必要になるだけではなく、これからの人生にも関わる大切な気づきを与えてくれます。

今回ご紹介した質問項目を活用した方法に限らず、さまざまな方法を試して自分について深く知っていきましょう。

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「そもそも自分の特徴と志望業界の相性が悪かったらどうしよう…」
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