ガクチカの締め方は2パターンある!魅力が伝わる締め方を解説【例文付き】

この記事では、ガクチカの締め方やを例文付きで解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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ガクチカは、エピソードと同じぐらい文章の締め方が重要になります。就活のエントリーシートや面接でよく聞かれるガクチカは、「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉です。ガクチカといえば、どのようなエピソードを選ぶかが重要だと思われがちですが、じつはどのように締めるかも大切なポイントとなります。以上のことを踏まえて、解説していきます。

ガクチカの締め方は2通りある

学生時代に力を入れたこと、いわゆるガクチカの締め方は2通りあります。ガクチカの締め方に悩んだら、以下の2通りから選択しましょう。

【ガクチカの締め方例】
  1. 「この経験から、私は○○○であることが大切だと感じました。」
  2. 「これは○○○であったからだと考えています。」

ガクチカは自己PRや志望動機とは違い、強みの活かし方や採用メリットを伝える必要はありません。学びの活かし方を伝えるのはNGではありませんが、そうすると自己PRの締め方と似通ってしまう可能性があります。よって、ガクチカは「その経験を通して学んだこと」で締めましょう

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そもそも企業はガクチカで何を見ているの?

ガクチカを作成するにあたって、まず企業がガクチカで見ているポイントを理解しておく必要があります。企業は学生のガクチカから、以下のポイントをチェックしています。

【企業がガクチカで見ているポイント】
  1. 目的意識
  2. 行動力
  3. 思考力
  4. 判断力
  5. チームワーク
  6. 仕事での再現性

このように企業はガクチカで複数の項目をチェックし、学生の人柄や価値観、自社とのマッチ度合いを確認しています。ガクチカを作成する際は、これらが伝わる書き方や締め方を心掛けましょう。

ガクチカを考える時のポイント

ガクチカを考える時は、企業が求める人物像を把握することから始めましょう。企業がどんな人材を求めているかは、企業研究やOB・OG訪問などから分かります。

例えば、企業がリーダーシップのある人材を求めている場合は、学生時代にリーダーシップを発揮したエピソードを入れると効果的なアピールが可能です。そして、選んだエピソードに合った締め方を2通りから選択しましょう。

就活で評価されやすいガクチカの書き方&締め方

学生時代にどれだけ力を入れて取り組んでいたとしても、書き方や締め方によってはあなたの人柄や努力が伝わらず、思ったほど評価されない可能性があります。

そこでここからは、ガクチカの書き方と締め方を4ステップで解説します。ガクチカの書き方と締め方をマスターして、あなたの魅力が伝わるガクチカを作成しましょう!

【ガクチカの書き方&締め方1】結論:学生時代に何を頑張ったのか

ガクチカを書く時は、最初に「私が学生時代に力を入れたことは、○○での活動です。」というように結論を述べましょう。結論から書き始めることで、アピールしたいことを簡潔かつ明確に伝えることができます。

なお、最初に結論を伝える方法は、ガクチカに限らず就活の質問全般に応用できます。

【ガクチカの書き方&締め方2】理由:なぜその活動に興味を持ったのか

結論を述べた後は、その活動に興味を持った理由や打ち込むきっかけとなった出来事を説明します。できるだけ具体的に説明することで、あなたの人柄や価値観を伝えられます。

ただし、だらだらと長い説明は聞き手の負担になるので、できる限り簡潔にまとめることを意識しましょう。

【ガクチカの書き方&締め方3】具体例:困難や課題をどう乗り越えたのか

次は、力を入れて取り組んだことを通してぶつかった困難や課題を示し、それをどうやって乗り越えたかを伝えます。企業はここから学生の問題解決能力やチークワーク、ストレス耐性の有無をチェックします。

もし困難や課題にぶつかった経験がなければ、高い目標に向かって努力した姿勢や、その活動の中で工夫したことを示しましょう。ガクチカで見られている問題解決能力は、それらでも十分アピールできます。

【ガクチカの書き方&締め方4】締め:どんな学びを得たか

最後は、力を入れて取り組んだことから得た学びや、自分や周囲が良い方向に変わった点を伝えましょう。ここはあなたの強みや前向きな姿勢、思考力をアピールするチャンスです!

ガクチカの締め方は、この記事の冒頭で解説したように「この経験から、私は○○○であることが大切だと感じました。」「これは○○○であったからだと考えています。」の2通りあります。どちらにせよ、企業が求める人物像に沿うアピールを心掛けましょう。

ガクチカの締め方の参考になる!エピソード別のガクチカ例文

ガクチカの書き方と締め方を踏まえた上で、さっそくガクチカを作成してみましょう。

エピソードの選び方や締め方に迷っている学生は、以下のエピソード別例文を参考にしてください。

【ガクチカの締め方を例文で紹介1】サークル活動

【サークル活動をテーマにしたガクチカの例文】

私が学生時代に力を入れたことは、ダンスサークルでの活動です。
私は幼少期からダンスを続けており、オープンキャンパスで現在所属しているダンスサークルの舞台を見て以来、この大学に入学できたら絶対に入会すると決めていました。
私が所属しているのは関東一の所属人数を誇るダンスを媒体とした学生団体であり、さまざまな大学に通う多様な学生で構成されています。そのため技術のレベルからダンスに対する考え方に至るまで、異なる部分ばかりに目が行きダンスを楽しいと思えなくなる時期がありました。そこで私は全メンバーのダンス歴とダンスに対する思いを一覧にまとめて共有し、技術や意識の向上に努めました。その結果、目標のコンテストに出場することができました。
この経験から、コミュニケーションの大切さや情報共有の重要性を学びました。

【ガクチカの締め方を例文で紹介2】ゼミの活動

【ゼミの活動をテーマにしたガクチカの例文】

私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動のオンライン化です。
この活動に取り組んだ理由は、新型コロナウイルス感染症の影響で遅れたゼミ活動を少しでも進めるため、そして貴重な大学生活を無駄にしないためです。
まず私が行ったのは、ゼミ生とのオンライン会議です。これはオンライン授業に慣れているためスムーズに進みましたが、学生以外の方にオンライン取材を試みた際に問題が生じました。その問題というのが、取材相手の方がオンライン特有のラグに慣れておらず、上手く会話が成立しないことです。そこで私は、質問を紙に書いて目の前に出すことと、相槌を大きくすることを心掛けました。また、オンライン取材が初めての方に対しては、雑談をかねたリハーサルを提案することにしたのです。すると、オンライン取材に慣れていない方との会話もスムーズになり、余裕が出たことでリラックスして話し合えるようになりました。
この活動から、何事も相手への配慮に準備と工夫が必要不可欠であることを学びました。

【ガクチカの締め方を例文で紹介3】アルバイト

【アルバイトをテーマにしたガクチカの例文】

私が学生時代に力を入れたことは、飲食店でのアルバイトです。持ち帰りメニューを提案し、売上げアップに貢献しました。これはコロナ禍という未曾有の危機に直面したアルバイト先を存続させ、一人でも多くの人に安心できる味を届けたいと思ったからです。
しかし、アルバイト先は路地にあり、持ち帰りメニューがあることを多くの人に知ってもらうのは容易ではありませんでした。そこで私はSNSアカウントの開設や宅配サービスへの加盟を提案し、アルバイト先はコロナ禍以前の売上げを超える売上げを達成することができました。
これは新しいことにチャレンジするのを恐れず、すばやく行動に移したことで得られた結果だと考えています。

ガクチカの締め方にこだわってあなたの魅力を伝えよう

ガクチカはエピソード選びに時間を割きがちですが、同じぐらい重要視したいのが文章の締め方です。自己PRの締め方と似通ってしまわないように、本記事で解説した2通りの締め方から適切な方を選択しましょう。

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