【集中力】自己PRの作り方!評価されやすい書き方を例文つきで解説

「私の強みは集中力です」

この自己PRは、あまり効果的な自己PRとは言えません。此処から先でよほど素晴らしいPRができていないと挽回は難しいでしょう。その理由にピンとこなかったなら、是非この記事を最後まで読んでみてください。

自己PRにおける長所と強みの違い

そもそも「長所」と「強み」の違いとは何でしょうか。「あなたの長所は何ですか?」と聞かれてほとんどの人は自分の性格に関連したことを思い浮かべるでしょう。「優しい」「協調性がある」「人の話をよく聞く」「リーダーシップがある」「集中力がある」…等々。確かにそれらは長所として間違ってはいません。しかし、実は「長所」=「強み」ではないのです。

「長所」とは性格や人間性など、自分を総合的にみて優れている点のことをいいます。一方、就活で求められる「強み」とは、そうした長所を踏まえたうえで「私を採用してくれたら、御社にこんなメリットがありますよ!」とアピールできる、会社にとっての利点のことなのです。

「そうは言っても長所をどうやって、強みに言い換えたらいいのか分からない」そんな悩みをお持ちの方は多いことでしょう。では、具体的に「長所」を「強み」に変換していく方法を伝授します。

自己PRで集中力を伝える時のポイント【例文付き】

「あなたの強みは?」と尋ねた時に「集中力があります!」と答える学生の割合はとても多く、集中力があることを自分の強みにするのは定番です。そうなると、どんなに自分は集中力があると熱く語ったとしても面接官の印象にはあまり残りません。そんな「集中力あります」エピソードの中でも、よく耳にするのが「私は、小・中・高校と書道を習っていて、そこで培った集中力においては誰にも負けません」などのようなもの。

この手のエピソードは面接官にとって、耳にタコができるほど聞き飽きているものといっても過言ではありません。むしろ「ああ、またか」という気持ちにさせられ、かえって「その他大勢の個性のない」学生として受け止められてしまい、逆効果になってしまう恐れさえあります。

【集中力を自己PRで伝える】ポイント①具体的な数字を盛り込む

例えば「書道で培った集中力」をアピールしたいとなった時、そのまま伝えてしまうとフワッとしていてイメージしずらい自己PRになってしまいます。そんな時は具体的に「集中力が続く時間を相手に伝える」というのが有効です。たとえば以下の例文を見てみましょう。

【自己PR例】
「私は小学生の頃からずっと書道を習ってきました。作品展の前などは8時間連続で書き続けることもよくありました。まさに『寝食忘れて』といった状態です。人間の集中力が続く平均時間は1時間半程度といわれます。しかし、私の場合、どんなに少なく見積もってもその倍は集中力が続くと自負しております。限られた時間内で最大限のパフォーマンスをあげる自信があります。ぜひ御社でもこの集中力を発揮して…(云々)」

あなたの志望する企業ではどのような「集中力」が求められるのかを説明会や企業のHPから分析をし、そこから上手くつなげていくことができれば素晴らしい自己PRが完成するはずです。

【集中力を自己PRで伝える】ポイント②個性的なエピソードを使う

『他の人は絶対言わないだろうな』ということをエピソードがあれば、それを自己PRにするとそれだけで面接官の心に必ず残ります。印象が埋もれてしまうと、自然と評価が低くなってしまい、選考を通過することは難しくなるでしょう。そのためインパクトを植え付けることで有利に就活を進めることができます。

【自己PR例】
「作品展の前に集中して字を書いていたのですが、一つの字を書くスピードが、どんな時でもまったく同じであることに気が付きました。ですから大会の練習が終わる頃には、だいたいどんな字でも、自分の字の書く正確なスピードが分かるようになったのです。以来、ストップウォッチがなくても、正確な時間を計りたい時には、いつも手で宙に字を書くようになりました。たとえば1分間を計る時は、自分の場合起承転結、と書くとちょうど10秒なので、6回書けばいいのです。」

このような、他の人と被らなそうな個性的なエピソードを入れると、面接官の心に留まることでしょう。もし、インパクトの付け方が分からくて悩んでいる方はこちらの記事をご覧ください。この記事では、インパクトのある自己PRの作り方を解説しています。

『インパクト』が自己PRの決め手!個性的な自己PRの作り方

自己PRで使う集中力のエピソードの書き方

集中力をアピールする上で、エピソードでどんなことを書こうか悩むことがあると思います。そんなときに指標にして欲しいのは、その「主体性」が伝わるかが重要です。

主体性とは、”物事に対して自分が主体となって自ら思考し、行動し、結果が現れるという一連の流れのこと”です。例えば「サークルで賞をとった」のような一見派手なエピソードでも、その賞をとるに当たって自分がそのために何を考えてどう行動したのかが伝わらなければ全く意味がないのです。

企業が見たいのは、あなたが物事に対してどのように考えるのかであったり、何を重要視しているのか、課題に対してどのように行動が取れるのかという部分です。いかにそれにアプローチするかという点において、自分の主体性をアピールできなきゃ意味がないのです。

エピソードを選ぶ際に、派手なインパクトこそが重要だと考えて「話を盛る」であったり「嘘をつく」学生が多々いますが、結局のところ見られているのは派手さではなく主体性からくる思考回路です。地味なエピソードでも、しっかりそこが伝わるようなものを選ぶことを意識しましょう。

集中力を伝える自己PRのNGな例

「学生時代、漁業のアルバイトをしました。」や「ダンスサークルで部長をしていました」など、単に経験を述べるだけでは面接官の心をつかむことはできません。珍しいアルバイト経験や、所属サークルの活動内容が素晴らしいものであれば、その経験をアピールするように語らなくてはいけません。

【集中力を伝える自己PR】NG例①ありきたりすぎる伝え方

「私の強みは集中力です」や「書道で集中力を鍛えました。」のようなアピールの仕方では、具体的にどのようにそれが企業にとっての強みになるのかを伝えることができません。また、印象にも残りづらいでしょう。自身の経験を通して、この人材は強みとなるに違いない、という印象を面接官に植え付けるように話すことが肝心です。

【集中力を伝える自己PR】NG例②客観性が無い

集中力が自分の長所だとPRする場合は、誰でも言いそうなことを言っても何も印象に残らないことはお分かりいただけたと思います。今まで例にあげてきた「集中力」というものは、主観的な部分が強いため、より具体的なストーリーで客観性を持って相手に伝えなくてはなりません。それは集中力以外の長所といわれるものにも同じことがいえます。

たとえば、忍耐力や協調性、努力家、負けず嫌い、粘り強さ、真面目、論理的・・など、ご自身の長所と思うものを、相手により深く理解してもらえるよう、客観性を持って伝えることを意識してみましょう。また客観性のある自己PRは説得力も増すので、良い印象を与えることでしょう。

【集中力を伝える自己PR】NG例③ニーズが一致していない

自分の強みを相手に分かってもらっても、その内容がそもそも企業の求める強みや能力と関係のないものであっては逆効果なPRになってしまいます。

たとえば企業側は、コミュニケーション能力よりもむしろ高い集中力を持つ人材を探しているのに、自分の強みはいろいろな人とすぐに打ち解けて話すことができるコミュニケーション力である、ということを延々と語っていては、求める人材の強みと面接者自身の強みにおける、ニーズの不一致が発生してしまいます。

ニーズの不一致を起こさないためには、業界研究や企業研究が必須となります。やり方などはこちらの記事にまとめてありますので、お時間がある時にご覧ください。

業界研究とは?今すぐ始められるやり方3ステップ【おすすめツール】

自己PRで大切なのは…

「人よりも集中力が高く、新たな価値を生み出せる人間」という、企業の価値観に合ったPRを、ストーリーを交えながら伝えることが大切です。そして大切なのは、いかに独自性を相手にとって伝わりやすく、好感を与えられる形で出せるかということ。抽象的な言葉はなるべく避けて、相手がイメージしやすいようなストーリーを語りながらアピールしていくことです。

そのために必要なのは常日頃から自分の強みを深く理解し、企業の価値観にあったPRを行えるようにすることです。面接に臨む時には、「企業目線」と「具体的なストーリー」というこの2点を意識し、実りある就活を実現してください。

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