【主体性】自己PRの作り方!評価されやすい書き方を例文付きで解説

この記事では、自己PRで主体性をアピールする方法や注意点などを例文付きで解説していきます。

皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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自分の強みに気付けたとしても、効果的にアピールする方法までは見えていない人も多いでしょう。日常生活の中で自分についてプレゼンする機会は少ないので、無理もないかと思います。自己PRは、企業に自分を売り込む場です。そのため、ポイントをおさえていないと、人事に響かない可能性があります。これらの注意点も意識して、あなたの魅力が最大限伝わる自己PRを作りましょう。以上のことを踏まえて、解説していきます。

企業が評価する主体性とは?

自己PRで「主体性」をアピールしていくのであれば、主体性の本当の意味や企業が見ているポイントを理解しておかなければなりません。実際に毎年多くの就活生が主体性についてアピールしますが、その本質を理解している人はあまり多くはありません。しっかりと理解を深め、他の就活生との差別化を図っていきましょう。

主体性とは自らが「考え」「判断し」「行動する」こと

自分で「考え」「判断し」「行動する」ことができる主体性は、仕事をするうえで必要不可欠な要素であり、企業もそういった人物を欲しています。

業界や業種を問わず、どの企業でも必要とされているスキルのため、社会に出てからとても重宝されるでしょう。自己PRにおいても「ただ指示されたものをこなすだけの人」よりも、「現状を分析して意見をし、行動に移せる人」の方が、企業を成長・発展させる能力のありそうな人物だと評価してもらうことができます。

主体性を自己PRで伝える時の注意点

主体性は社会人には必要不可欠なスキルであり、企業の求めている能力であることが多いが、伝え方を間違えてしまうと良くない印象を与えてしまう可能性があります。

せっかくあなたの素敵な強みをアピールしたのに、うまく伝わらず悪印象を与えてしまったら嫌ですよね。なので主体性を自己PRで伝える際の注意点を解説していきます。

【主体性を自己PRで伝える注意点1】協調性がないと思われる

主体性を伝えることで、客観的に分析できることや的確な判断ができることなどをアピールすることができますが、伝え方によっては「自己中で協調性がない人」と評価を受けることがあります。

自分から行動を起こすと言っても、「自分がやりたいように好き勝手やる」「他人の意見に耳を貸さない」「自分の意見を周りに押し付ける」といった印象を持たれないように注意しましょう。

なので主体性を自己PRで伝える場合は、自分が設定した目標に周囲が賛同していることと、自分の主体的な行動によって良い成果が生まれていることもセットでアピールすることが、とても重要です。

【主体性を自己PRで伝える注意点2】「主体性」と「自主性」の区別が付いていない

「やるべきことをやる」という積極的な態度は主体性ではなく「自主性」です。例えば、「アルバイトの仕事を積極的に取り組みました」というのは、単純にやる気や行動のスピードの速さのアピールになります。このように既に決まっている仕事をこなすのは主体性ではなく自主性です。

これを理解せずに、自主性のエピソードを主体性のエピソードとして披露してしまうと、言葉の本質を理解していない勉強不足の学生だという印象が付いてしまいます。主体性をアピールする場合は、自分のエピソードが本当に主体性を表したものなのかを再確認しましょう。

自己PRを上手く作れない時は?

自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。

この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。

適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

主体性を使った自己PRの評価されやすい書き方

自己PRにおいて、企業に一緒に働きたいと思わせるためにまず必要なことは、当然読んでもらえる文書であることです。

結論から書きだしていること
文章が長くても、内容がわかりやすく簡潔であること

は最低限守るべきだと言えるでしょう。また、残念ながら就活において自己PRとはウソのつかれやすい項目として知られています。虚偽の大げさで一見華やかな自己PRを述べることで高評価を得ようとする学生が多々いるため、人事側の基本的なスタンスとしては疑いの目から始まっていると考えてください。そこで具体性が求められるのです。具体的であることや客観的であることは、話の信頼性と説得力を高めます。以下は説得力のある自己PRをするために心掛けるべきことです。

自分の長所が活かされたエピソードがある
そのエピソードの中で、明確な成果が出ている
その成果を生むにつながった施策がある
どんな考えでその施策を行ったか述べられている

そして最後に会社は目の前の人材を採用することで会社にどんな利益をもたらしてくれるかを考えています。つまり、あなたは「あなたの長所が会社で役に立つこと」をアピールするのも忘れてはいけないのです。以上のようなことを意識すると、話の構成は自然と

1.自分の長所
2.それが活かされたエピソード
3.エピソード中の課題
4.課題解決に向けた施策
5.具体的な成果
6.その長所が会社で役に立てることをアピール
以上のようになります。
企業に自己PRを行う上で、これが基本の型になることは必ず認識すべきでしょう。しかし、必ずこのように自己PRを行わなければいけないわけではありません。自己PRをする目的である「人柄を魅力的に伝え、自分が会社で役立てることを伝える」ことに最も適しているとされているのがこの型であるだけで、もしあなたがその目標に対してより効果的にアプローチすることができる方法を考えることができたならその方法を試してみるべきでしょう。もしかしたら、その方があなたの「人柄を魅力的に伝える」ことにつながるかもしれません。

一般社団法人 日本経済団体連合会によると、主体性は「2017 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」で9年連続2番目に重視されていることがわかっています。しかしやはり同様のアピールを行う学生は多くいます。そもそも主体性は単体では何も生み出しません。主体性が引き金となって価値を生み出すのです。だとすれば、その主体性もってして何を生み出したのか、何を生み出すことができるのか考える必要があるのかもしれません。

以下の記事は自己PRの書き方をさらに詳しく解説しています。あなたの強みを最大限伝えることができる魅力的な自己PRを作りたい方は、是非一度目を通してください。

【就活】自己PRの書き方と例文!絶対に落ちない自己PRを就活のプロが徹底解説

主体性を伝える自己PRの例文と解説【2選】

ここからはキミスカで「実際にスカウトされた」主体性の自己PR例を紹介いたします。
 青字はこの自己PR例の内、効果的に工夫された「注目ポイント」 なので、是非チェックしてみてください!

それではさっそく例を見ていきましょう!

自己PR1
私の強みは「粘り強く物事に果敢に挑戦する行動力と主体性」です。これは実行委員会での経験からくるものです。
 結論から述べ、かつその長所が生まれるにいたった経緯が把握できている。
 
2年生時には研究室で行う新企画を立案し、研究室に研究内容などの発表、実演・研究室の見学許可をお願いしました。しかし前例がなく参加者数が見込めない、セキュリティーに問題があるなどを理由に大学側からは強い反対を受けました。
 具体的なエピソードの中で、明確な課題を記述できている。
 
そこで私はそれぞれの問題に対して対策を考えるとともに、企画を開催することで大学側にどのようなメリットがあれば許可が下りるかなどを分析し、それが実現できるよう行動に移しました。その一つとして来場者層の拡大を目指しました。私の企画のターゲット層となるのは中高生であり、それは近い将来我が大学の受験生となる可能性のある層です。大学側には受験者数増加につながることをアピールし、またそれが実現するよう、これまで広報を行っていなかった中学・高校にも広報を行いました。
結果として3回のツアーは合計140席中120席近くが埋まり、ツアー後のアンケートでは90%以上の満足度を頂くことができました。
 課題に対して長所を活かした施策をとり、その結果として客観的な数値を用意することで説得力を大きく増している。
 
このように大学側に反対されようと諦めずに果敢に挑み続ける行動力と主体性は、社会に出た後もあらゆる場面で活かせるものであると考えます。
 自らの長所が社会でも生かせるものであるとアピールできている。
 
※個人の特定などにつながることのないよう内容は改変されています。
この自己PRの情報
  • キミスカで 70通以上スカウト を得ている
  • 理工系学部の女性
  • 主体性をアピールしている
自己PR2
私の強みは、「主体性を持って課題に取り組むこと」です。
 結論から記述できている。また、「」を使用することで強い印象を与えることができている。
 
具体的には、約60名からなる直島地域活性化プロジェクトに参画してきました。その中で、10名超からなるカフェ運営プロジェクトのリーダーをやってきました。私はリーダーとして、商品の売り上げを改善することで貢献しようと考えました。カフェの運営をしていく中で、課題として目玉商品が無かったことに気づき、チームで議論し、いくつか商品を作りました。目玉にするために、学園祭の場を利用しテストマーケティングを行って、200強のサンプルを集めて、従来の商品よりも好まれる味を徹底的に調べ上げました。その結果、好評だった2種類を新商品として発売することで、売り上げを従来品の2.7倍に向上させることができました。
 具体的なエピソードの中で課題を明確にし、目標達成のための施策を行い数値になる結果を述べることができている。
 
今後貴社に入社しても、主体的に「課題とは何か」、「課題のためには何をすべきか」を考え、貴社の仕事に貢献していきます。
 会社に入ってもその長所が活かせることをアピールできている。
 
※個人の特定などにつながることのないよう内容は改変されています。
この自己PRの情報
  • キミスカで 80通以上スカウト を得ている
  • 経営系学部の男性
  • 主体性をアピールしている

主体性を伝える自己PRのまとめ

主体性についての自己PRの解説や例文はいかがでしたか?おそらく、いざ自己PRを書く際には、疑問や不安が多々出てくると思います。もしかしたら自分の長所自体に自信がなくなってしまうかもしれません。

そんな時は第三者の意見も拾ってみましょう。客観的視点からのコメントは大きなヒントになることがあります。しかし、あくまで自分のこと。外の意見は第3者の一つの意見として、鵜呑みにしすぎない程度に吸収し、そのうえで自ら思考して結論を出しましょう。

客観的視点を効率よく取り入れるには【キミスカの適性検査】がおすすめですので、ぜひ活用してみてくださいね。
適性検査とは?