【例文付き】接客経験を自己PRに生かすには?評価される書き方を解説

この記事では、接客経験を生かした自己PRの書き方や企業が接客経験を求める理由などを例文付きで解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
(プロフィールを登録するだけで私達が厳選した優良企業からスカウトが貰えるキミスカというサービスも運営してます。ぜひ一度使ってみてください。>スカウトを貰う)

接客アルバイトの経験がある学生は、その経験で得たスキルや学びを自己PRでアピールしましょう。とくに接客業や営業職、コンサルティング業界では、接客経験が高く評価されます。しかし、ただ「接客経験があります」と主張したところで、人事の興味を引くことはできないので、アピールポイントをおさえましょう。以上のことを踏まえて、解説していきます。



接客経験は自己PRの強みになる

カフェやアパレル、スーパーなど、接客アルバイトの経験がある学生も多いですよね。接客経験はビジネスマナーや臨機応変な対応力、コミュニケーション能力をはじめとするさまざまな能力をアピールできる貴重な経験であり、自己PRの強みに最適です。さっそく接客アルバイトで培ったスキルや得た学び、印象的なエピソードなどを書き出してみましょう。

ただし、単純作業が多い仕事だったり、Web上で仕事が完結したりする職種では、接客の経験が生かしづらく強みにならない可能性があります。お客様と接する機会の少ない業界や職種を志望している学生は、接客経験以外の強みを見つけるのが無難でしょう。

「接客」を用いた自己PRの書き方を4ステップで解説

ここからは、自己PRで接客経験を効果的にアピールする書き方を解説します。以下の4ステップを押さえ、他の学生との差別化を図りましょう。

【自己PRで接客をアピール】PREP法を基本とする

PREP法(プレップ法)とは、物事を簡潔で分かりやすく説明するための文章構成方法のひとつです。を使います。“PREP”は「Point(要点)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(要点)」の頭文字を取ったもの。

結論→根拠→具体的なエピソード→結論

上記の順番で自己PRの文章を組み立てると、相手に伝わりやすいといわれています。接客経験をアピールする自己PRを作成する際は、まず「私の強み(長所)は接客経験で培った○○です」と結論から書き出し、それを強みだと思った理由や強みが発揮されたエピソードを書いた後に、再度結論を提示しましょう。

【自己PRで接客をアピール】接客経験で得たスキルをアピールする

単に「接客経験があります」と伝えたところで、人事に響くことはありません。企業は自己PRで「自社で活かせる強みがあるか」「思考や性格がマッチしているか」の2点をチェックしているので、接客経験そのものではなく、接客経験で培ったスキルをアピールしましょう。

以下に接客経験で得られる主なスキルをまとめたので、自己PR作成時の参考にしてください。

【接客経験で得られるスキル一覧】
  • ビジネスマナー
  • 臨機応変な対応力
  • コミュニケーション能力
  • 協調性
  • チームワーク
  • 傾聴力
  • マネジメントスキル

    【自己PRで接客をアピール】スキルを活用した具体的なエピソードを伝える

    接客経験で培ったスキルに説得力をもたせるために、実際にスキルを活用したエピソードを記しましょう。こうして具体的なエピソードを示すことで、あなたが接客アルバイトに取り組んでいる姿だけでなく、入社後のあなたの姿をイメージしてもらうことができます。

    接客経験は多くの学生がアピールする自己PRの定番ともいえる強みなので、ここでオリジナリティを出し、他の学生との差別化を図りましょう。

    【自己PRで接客をアピール】入社後の生かし方を伝える

    接客経験は接客業や営業職、コンサルティング業界において、高く評価される強みです。自己PRの最後は入社後の生かし方を提示し、接客経験を武器に即戦力として活躍したい旨をアピールするといいでしょう。

    なお、入社後の生かし方はミスマッチと判断されるのを避けるために、「事業および業務の内容」「企業が求める人物像」の2点を把握した上で記載してください。業界・企業分析は、会社説明会やOB・OG訪問、企業ホームページ、書籍などを活用すると深められます。

    自己PRを上手く作れない時は?

    自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。

    この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。

    適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

    接客経験を自己PRにする場合は何を伝えたいか明確にするべき

    接客経験を書く際は企業に合わせて内容を考える接客経験をテーマに自己PRを作成する場合は、接客経験自体をアピールするのではなく、接客経験で培ったスキルや得た学びをアピールしましょう。接客経験そのものはアピールにならないので、まず何を強みとしてアピールするかを決め、その企業に合わせた生かし方を提示する必要があります。

    接客経験を用いた自己PRは、いかにオリジナリティを出せるかが鍵となります。クレーム対応のエピソード、接客を通して感じたこと、接客で意識していることなど、あなたの体験をあなたの言葉で表現しましょう!

    自己PRで「接客」を用いた例文3つ

    ここまで接客経験を生かす自己PRの書き方を解説してきましたが、いまいちピンと来ていない学生もいるでしょう。そんな学生は例文を確認することで、自己PRの枠組みを理解できるはずです。

    ここでは「カフェ」「アパレル」「スーパー」での接客経験をもとにした例文を紹介します。もし、他の自己PR例文も見たいという方はこちらの記事をご覧ください!

    自己PRの長所別例文35選!キミスカが厳選した自己PRにしやすい長所とは?

    【自己PRに接客を用いた例文】カフェ

    【カフェでの接客経験をアピールする例文】

    私の強みは、接客経験で培ったマネジメントスキルがあることです。
    私は3年間カフェでアルバイトをしており、現在はバイトリーダーを務めています。主な仕事は、アルバイトスタッフ10 人分のシフト管理と接客指導です。私は接客においてお客様に合ったサービスを提供することを重視していますが、接客に対する向き合い方はスタッフそれぞれ異なります。そこで私はスタッフの考えや適性を考慮し、それぞれに合わせた指導を心がけました。その結果、私が働き店舗の売上は昨年度より〇%上がり、エリア1位の顧客満足度を獲得できました。
    このマネジメントスキルを生かし、入社後は優秀新人賞を目指して邁進したいです。

    【自己PRに接客を用いた例文】アパレル

    【アパレルでの接客経験をアピールする例文】

    私の長所は、アパレルショップでの接客経験で得た傾聴力です。
    大学入学と同時にアパレルショップでアルバイトを始めた私は、いかに早くノルマをクリアできるか、どれだけ多くのアイテムを販売できるかばかり意識し、ある種押しつけのような形で接客していました。しかし、先輩の接客を見ているうちにお客様の要望を聞き、お客様が求めるアイテムやコーディネートを提案することが重要だと気付きました。その結果、私の接客を喜んでいただけることが増え、ブランドプロデューサーからプレスアシスタントに任命されました。
    入社後は私の長所である傾聴力を生かし、○○というブランドを一人でも多くのお客様に愛してもらえるように努力します。

    【自己PRに接客を用いた例文】スーパー

    【スーパーでの接客経験をアピールする例文】

    私はスーパーでの接客アルバイトを通して、ビジネスマナーを養いました。
    スーパーのレジ係にビジネスマナーは必要ないと考える人もいますが、じつは言葉遣いや対応の方法などビジネスマナーが必要される場面は多々あります。また、現在はコロナ禍ということもあり、マスクを着用していることから表情を読み取りにくくなっています。そこで私は、より一層丁寧な言葉遣いを心がけることで、勘違いやコミュニケーション不足によるお客様のクレームを回避しています。
    貴社に入社しましたら、接客経験で培ったビジネスマナーを生かし、お客様が心地よいと感じる接客を心がけたいです。

    接客経験で得たスキルや強みを自己PRに盛り込もう!

    接客経験を自己PRに生かすには、接客経験そのものをアピールするのではなく、接客経験で培ったスキルや強みをアピールするのがポイントです。そのアピールをより効果的なものにするために、この記事で解説した4ステップの書き方を押さえましょう。

    ここで注意したいのは、業界・企業によっては接客経験が強みになりにくく、ミスマッチと判断される可能性があるということ。お客様や取引先と直接顔を合わせる機会の少ない職種では、接客経験以外をテーマにするか、伝え方を変えるなど工夫する必要があります。

    業界・企業に合ったアピールを心がけ、接客経験を通して得たスキルや学びを評価してもらいましょう!