本記事では、インターンで好印象を与えることのできる顔写真の撮り方やポイントなどを詳しく解説していきます。
インターンの書類審査で学生の印象を左右するのが、エントリーシートや履歴書に貼る顔写真です。インターンシップというと、アルバイトのような気軽なイメージを持つ学生もいるかもしれません。
しかし実は、インターンは就活と同じくらい選考が厳しく狭き門なため、顔写真もしっかりとしたものを用意する必要があります。今回は、インターン用の顔写真の撮り方や注意点を紹介しています。好印象な写真を用意して、インターンの選考を突破しましょう!
インターン用の顔写真はどこで撮ると良い?
インターンシップの応募書類などで必要になる証明写真。この顔写真は本人確認や第一印象を伝える目的があります。
そのため、できるだけビジネスの場に適した顔写真を準備するようにしましょう。ここからは、証明写真を撮る方法をいくつか解説します。
【インターン証明写真を撮る方法1】写真館・スタジオ
1つ目の撮影方法は、写真館やスタジオで撮る方法です。就活生の過半数が写真館で撮影した写真をインターンシップや面接で使用しています。
写真館では、プロのカメラマンが表情や顔の角度などの指示を出してくれるので、きれいに顔写真を撮ることができます。
さらに、就活に特化した写真館では希望業種に合わせた写真の撮影ができたり、写真のレタッチができたりする場所もあります。就活で企業からの印象アップを狙っていきたい方は写真館がおすすめです。
また、相場としては写真4枚でおよそ2000〜3000円程度になります。写真の枚数やレタッチの有無、コースの種類などで金額は異なるので、詳細はご利用予定の店舗の料金表を確認してみてください。
【メリット】
・プロのカメラマンの撮影で、きれいな顔写真が撮れる
・撮り直しができる
・レタッチができる(店舗による)
・就活に特化した写真であれば、スーツの貸し出しやヘアメイクも対応してもらえる
【デメリット】
・スピード写真機などに比べて料金が高い
・お店によっては予約が必要な場合がある
就活用写真をスタジオで撮影するメリットやおすすめ写真館については、こちらでもご紹介しています。
【インターン証明写真を撮る方法2】スピード写真機・証明写真機
2つ目の方法は、駅やコンビニ、商業施設などに設置されているスピード写真機・証明写真機で撮影する方法です。
24時間いつでも利用でき、料金も800〜1000円程度であるため手軽に証明写真を撮ることができます。
料金が安いことから利用する方も多いですが、撮影準備などを自分ひとりでしなくてはいけないため、綺麗に撮影するのが難しいのが懸念点です。また、スピード写真機では印象アップを狙うような高度な写真撮影は難しいでしょう。
【メリット】
・24時間いつでも撮影できる
・1000円前後と手頃な価格帯
・撮影後すぐに写真を受け取れる
【デメリット】
・撮影準備や撮影を自分ひとりで対応する必要がある
・明るさ調節やレタッチができない
・写真の撮り直し回数に上限がある
【インターン証明写真を撮る方法3】スマホやデジカメで撮影
スマートフォンやデジカメを使用した自撮りも一つの手段ではありますが、おすすめはできません。なぜなら、証明写真は企業からの第一印象と直結する部分であり、ビジネスの場に適した顔写真を用意することが重要だからです。
いわゆる自撮りの写真は背景や照明などの準備が難しく、企業に好印象を与えるような顔写真を撮影するのは非常に難しいでしょう。
【メリット】
・納得するまで何度でも撮り直しができる
【デメリット】
・撮影する環境を整える必要がある
・証明写真サイズでの印刷が難しい
インターンの証明写真で好印象を残すためのコツ
インターンの証明写真で好印象を残すにはいくつかポイントがあります。これらのポイントを掴んで、印象アップを狙っていきましょう。
【証明写真で好印象を残すコツ1】人事が見ているポイントを知る
人事が見ているポイントは大きく分けると「服装」「髪型」「表情」の3つです。各項目について、詳しく解説していきます。
・服装:面接と同じくスーツを正しく着こなし、シワや汚れに注意する
・髪型:ビジネスの場に適した清潔感のある髪型に整える
・表情:柔らかく明るい表情を意識する
服装
顔写真で気を付けておきたいのが、服装もしっかり見られているという点です。そのため、インターンシップや面接など就活で使用する証明写真では必ずスーツを着用しましょう。
シャツブラウスは無地の白色を着用し、男性はネクタイをつけます。女性の場合もワイシャツのボタンは第一ボタンまで留めます。
また、着用するスーツは自分の体のサイズに合ったものを選び、シワや汚れのないように注意しておくことがポイントになります。汚れやシワがあることで清潔感に欠けてしまい、採用担当からの印象を下げてしまいかねません。
スーツの選び方に迷っている方はこちらの記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
髪型
次に見られているポイントは、髪型です。髪は目にかかっていないか、清潔感はあるかなど、社会人としてふさわしい髪型になっているかどうかをよく確認しています。
たとえインターン生でも、企業の名を背負う社会人には変わりないので、ビジネスシーンにふさわしい清潔感のある髪型をすることが大切です。
また上記にも記載した通り、顔写真は面接の時の本人確認資料にもなるので、インターン用の写真でも必ず顔がハッキリ見える髪型で写真を撮りましょう。髪型をセットする際のポイントを男女別でご紹介します。
・男性
前髪は眉上までにカットし、サイドはこめかみが隠れない程度に整えておきましょう。襟足は襟にかからないように切っておきます。毛束間は出さずに、ワックスで軽くまとめておくと好印象です。
・女性
眉を出し顔周りの髪の毛は耳にかけておくと、表情が分かりやすく人柄をイメージしやすくなります。髪の毛が肩にかかる場合は、ポニーテールやハーフアップでまとめておくと清潔感が出ます。
就活時の髪型をどうするか迷っている方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
就活時の髪型で悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
表情
他にも、インターンの顔写真では就活生の表情も見ているポイントです。表情を通して、学生の人柄や自社に合う性格かどうかを判断されています。口をムッと結んだ表情や睨みつけるような表情では、「うちの企業になじんでくれそう」と思ってもらうことは難しいです。
顔写真を撮る時は、柔らかい表情を意識しましょう。目を少し大きめに開き、口角は上げておきます。シャッターが押される瞬間に息を吸うと、鼻筋が通った写真を撮ることができます。写真映りが悪い、うまく笑えないという方は事前に鏡や自撮りで練習しておきましょう。
また面接にメガネをかけて行く場合は、眼鏡をかけたまま撮影してもいいでしょう。写真は本人確認の役割も果たすので、面接当日に本人と分かる状態で撮影することがもっとも好ましいです。
【証明写真で好印象を残すコツ2】カメラ目線で姿勢を正す
証明写真を撮る時は、背筋を伸ばして姿勢を正しましょう。姿勢は、意識していないと猫背になったり、視線が落ちたりしやすいポイントです。
猫背になってしまうと「自信がない」「やる気のない」印象を与えてしまう可能性があります。
反対に過度に胸を張ってしまうと威張った印象に繋がるので注意してください。
また、証明写真では正面を向きカメラ目線で撮影します。人事への印象アップや写真映りを意識して上目遣いをしたり目を見開いたりしてしまう方もいますが、これらは不自然に見えてしまうので控えておきましょう。
【証明写真で好印象を残すコツ3】写真の切り貼りに気を遣う
インターン用の照明写真で好印象を与えるには、写真映りだけでなく写真の切り貼りにも気を配りましょう。具体的には下記のポイントを意識すると良いです。
・がたがたにならないよう真っ直ぐにカットする
・写真の裏に学校名・氏名を細字油性マジックで記入する
・履歴書に付属している写真用テープやのりで、剥がれないように貼り付ける
・写真に指紋や汚れを残さない
インターン写真での注意点とは
インターンや就活で使う証明写真の注意点について、いくつか解説していきます。
【インターン写真での注意点1】写真サイズを確認しよう
インターンに使用する写真は、必ず指定されたサイズのものを使用しましょう。
履歴書の写真サイズは4.0cm×3.0cmが一般的ですが、指定がある企業の場合は指示に従います。台紙から写真を切る時は、定規とカッターと使ってできるだけ真っ直ぐ切るようにしてくださいね。
写真が大きすぎる時にカットして使うのは、おすすめしません。顔と余白のバランスが崩れるため、切ったことが人事にバレてしまいます。「ありもので間に合わせた」と思われて印象が下がってしまうため、十分に注意しましょう
【インターン写真での注意点2】使用期限を守ろう
証明写真に使用期限が設定されているのはご存じですか?一般的に証明写真の使用期限は3カ月以内といわれています。
証明写真には本人確認の目的があり、不正利用などを防ぐために使用期限が設けられています。インターンで提出する応募書類やエントリーシート(ES)などに使用する証明写真も必ず撮影日から3カ月以内のものを使用してください。
インターンの写真に関するQ&A
インターンの証明写真について、よくある質問に答えていきます。
【インターンの写真に関するQ&A1】WebES用にデータ化する必要はある?
近年、エントリーシート(ES)をWeb上で提出させる企業も増えています。志望している企業の応募書類を確認し、Web上で提出である場合は証明写真をデータ化しておくと便利です。他にも、一度データ化しておくと写真の焼き増しもスムーズに行えるメリットがあります。
撮影データを受け取るには、写真館やスタジオ、スピード写真機などを利用しましょう。写真館・スタジオで撮影した場合には、USBやCD-ROMなどデータ化したものを受け取ることも可能です。また、スピード写真機・証明写真機でも撮影データをスマートフォンやパソコンで受け取ることが可能な場合があります。
【インターンの写真に関するQ&A2】服装自由な企業のES証明写真は私服でもいい?
服装自由や私服OKなインターンの場合、証明写真の服装は何が良いのだろうと悩んでしまう方もいるでしょう。基本的にはインターン用の証明写真では、スーツ着用をおすすめしています。ビジネスの場に最適な服装に悩んだ時はフォーマルなスーツが無難だとされているためです。
【インターンの写真に関するQ&A3】写真の背景は何色がいいの?
本記事の序盤でも説明しましたが、インターン用の証明写真はあなたの第一印象を決める大事な写真です。
そのため、写真の背景は顔を明るく見せてくれる「白」「水色」「グレー」がおすすめです。写真機やスタジオでは背景の色を自由に選べることがありますが、ピンクや赤などの派手な色は就活には不向きなので控えておきましょう。同様に、ラメや模様なども就活には適しません。
【インターンの写真に関するQ&A4】証明プリは使える?
プリクラの中には証明プリと呼ばれるものもあります。しかし、インターンや面接は「ビジネスの場」であるため、証明プリクラは不適切です。写真館やスタジオ、スピード写真機などを活用し就活の場にあった証明写真を撮影しましょう。
【インターンの写真に関するQ&A5】インターン用に証明写真が何枚必要?
就活で必要になる証明写真の数は平均20~30枚程度と言われています。しかし証明写真の有効期限は3カ月以内とされているので、あまりにも多く印刷してしまうと使い切れない可能性があります。
特に、インターンの応募書類用に準備する証明写真は、「応募するインターンの数プラス3~4枚程度」がおすすめです。
インターンの顔写真も気を抜かずに撮ろう
学生にとってインターンは就活前の準備という印象が強く、「本選考ではない」と気を抜いてしまう学生も多いでしょう。しかし、インターンから選考に繋がる可能性も十分にあるため、インターンだからといって油断してはいけません。
エントリーシートや履歴書の内容はもちろんのこと、顔写真もビジネスパーソンとしてふさわしいものを用意して少しでも好印象を残すことが大切です。写真撮影の前はこの記事をおさらいし、写真の撮り方のポイントを取り入れてみてくださいね。