この記事では、エントリーシート(ES)での自己紹介欄には何を書けばいいのかや書き方のポイントなどを例文付きで解説していきます。
皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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エントリーシートに自己紹介を書く目的は?
まずは、エントリーシートに自己紹介を書く目的について解説していきます。
【ESに自己紹介を書く目的】第一印象を見る
エントリーシートは採用担当があなたの人物像を知るために提出する書類です。人柄・性格・学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)などを確認し、自社で働いたらどのように活躍してくれるのかを見ています。
そのため、エントリーシートを見たときの第一印象は大切です。自己紹介はとくに一番初めに目に入る部分なので、ここでほかの就活生と差別化できれば選考通過につながる可能性もあるでしょう。自己紹介でインパクトを与え、よい第一印象を抱いてもらいましょう。
【ESに自己紹介を書く目的】論理的思考を確認する
自己紹介の部分に限った話ではありませんが、採用担当はエントリーシートのさまざまな項目から学生の論理性を見ています。社会人では論理的な思考が必須になるため、完璧ではなくてもベースがあるのかを判断しなくてはいけません。
採用担当は自己紹介の文章からも論理性を確認し、社会人としてのスキルがあるのかを見るので、後半にまとめたポイントを押さえながら作成しましょう。
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エントリーシートの自己紹介で記載する内容は?
エントリーシートの自己紹介で書く内容について見ていきます。下記にそれぞれの項目についてまとめました。
【ESの自己紹介内容】大学名・学部・学科
自己紹介なので、まずは大学名・学部・学科を正式名称で記載しましょう。略称などを使わず、正しく書くことがポイントです。
また複雑で伝わりづらい学部や学科の場合は、どのようなことを学んでいるのかも添えておくとよいでしょう。
【ESの自己紹介内容】氏名
エントリーシートは最上部に氏名を書く欄がありますが、同様に自己紹介にも記載しておくと丁寧です。大学名・学部・学科の後に添えると自然な流れになります。
氏名を書いておけば採用担当が覚えてくれることもあるので、少なからず選考通過によい影響を与えられます。
【ESの自己紹介内容】学生生活について
自分の人物像を最初の段階で伝えるため、学生生活で頑張ったことを記載しましょう。大学で学んだことやアルバイト経験、取得した資格など、力を注いだことであればどのようなことでも構いません。
しかし、専門的な内容を書く場合は、採用担当が理解できるように難しい用語を使わないことが重要です。言い換えの表現などを使い、わかりやすい言葉に置き換えて説明しましょう。
【ESの自己紹介内容】簡潔な自己PR
自己紹介でも自己PRにつながるような趣味・特技などについて軽く触れれば、エントリーシート全体でわかりやすい構造を作れます。自己PR欄は別にあるので、自己紹介ではキーワードを出す程度に留め、ダラダラと長く書く必要はありません。
自己PRの導入文を書くようなイメージで記載し、簡潔な文章を作成しましょう。わからない方は以下の例文を参考にしてください。
卓球部のマネージャーとして、部員の練習メニューを管理していました。
自己PR
私の強みは分析力です。卓球部のマネージャーとして所属していましたが、部員たちは試合でなかなか勝つことができませんでした。
そこで、私は監督やキャプテンと相談した上で、普段の練習から見直すことにしました。
上はあくまで一部分ですが、自己PRの内容を自己紹介で触れておけば、一貫性のあるエントリーシートに仕上がります。
自己PRの書き方は下の記事で紹介しています。
【ESの自己紹介内容】意気込み
自己紹介の締めとして、最後に意気込みを記載してください。
ひとこと程度でよく、例えば「このように○○に魅力を持ったため、エントリーいたしました。」と書きましょう。
エントリーシートで自己紹介を書くときのポイント4つ
ここでは、自己紹介文を作成するときのポイントについて解説していきます。エントリーシートを書き始める前に目を通しておきましょう。
【ESで自己紹介を書く際のポイント】伝えたいことを決める
自己紹介は情報を簡潔にまとめるパートなので、最初に伝えたいポイントを絞りましょう。あれもこれもと自分の魅力を盛り込みたくなるかもしれませんが、情報が多すぎると採用担当が読みづらく感じ、逆効果となってしまいます。
まずはメインで伝えたいことを決め、読み手が理解しやすい文章を作りましょう。
【ESで自己紹介を書く際のポイント】わかりやすい文章
初めて読む哀帝にも伝わりやすく、論理的な文章へ仕上げるためにも、PREP法を意識して書くのがポイントです。PREP法とは「結論→理由→具体例→結論」の順で書くテクニックのことで、使いこなせば文章のクオリティを高められます。
またわかりやすい文章にするために、句読点を使って文章の区切りを分かりやすく表し、単語や敬語の使い方に間違いがないようにしましょう。
【ESで自己紹介を書く際のポイント】具体的な内容を書く
自己紹介にもできるだけ具体的なエピソードを盛り込み、オリジナリティの高い文章を作るのが大切です。採用担当はいくつものエントリーシートを確認しなければいけないので、その人独自のエピソードがなければ興味を持ってもらえません。
しかし採用担当者はエントリーシートを見る時間も限られているので、ダラダラと長く書かずに数字での表記や体験談などを用いて中身の濃い文章を作成してください。
【ESで自己紹介を書く際のポイント】企業の募集要項を意識する
企業に自分がマッチした人材であることを伝えるため、募集要項を意識してアピールするのも手です。企業の求めている人物像やビジョンに合った人材であることを添えれば、あなたの魅力を感じてもらえるでしょう。
しかし無理に寄せるのではなく、自分のどの部分が合っているかを考えるのがベストです。無理して合わせてしまい、入社後にミスマッチに気付くと大変です。ありのままの自分を大切にしながら、マッチしているポイントを見つけましょう。
しかし自分の強みの中で、どれが一番その企業に合っているのか本当にそれを選んでいいのか心配になりますよね。そんな方はあなたの一番強みに興味を持ってくれる企業と出会ってみませんか?
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エントリーシートで自己紹介を書くときの注意点3つ
自己紹介文を作成するときは、以下に紹介する3点を注意しましょう。それぞれのポイントについて、詳しくまとめました。
【ESで自己紹介を書く際の注意点】誤字脱字はNG
企業に提出する書類なので、当然ですが誤字・脱字はNGです。誤字や脱字があると「丁寧さがない」「注意力散漫」と思われ低評価につながってしまうので、提出前に必ずチェックしましょう。
自分でのチェックも大事ですが、OB・OGやゼミの先生に読んでもらうのがおすすめです。また文字はできるだけ丁寧に書き、真剣さをアピールしましょう。
【ESで自己紹介を書く際の注意点】話し言葉に気を付ける
あまり文章を書かない学生は、話し言葉と書き言葉をうまく区別できていないかもしれません。
とくに、「見(ら)れる」「食べ(ら)れる」などの「ら抜き言葉」を使ってしまう方は多いでしょう。しかししっかり使い分けなければ、企業は教養がないと判断する可能性もあります。
自信のない方は間違えやすい表現について調べておき、正しい文章を作成できるよう心がけてください。また敬語の表現も間違いやすいものの一つなので、心配な方はこちらの記事で確認しておきましょう!
【ESで自己紹介を書く際の注意点】文字数も意識する
文字数が少なければ空白が目立ち、やる気がないと思われてしまいます。また、文字数が多い方が知れる情報も多いため、学生どちらを選ぶか考えた際、判断材料の多かった方が選ばれる確率が高いです。
目安として枠の8割程度は最低書かなければいけないので、読みやすい大きさも意識しながら埋めていきましょう。例えば400文字を指定された場合は、360文字以上を目指しながら文章を作成してください。
エントリーシートの自己紹介例文3つ
ここでは、自己紹介の例文を3つ紹介していきます。書き方をうまくつかめていない学生は参考にしてください。
【ESの自己紹介例文1】資格
以下は大学で学んだことや資格に注目した例文です。自分が持っているスキルを書き、アピールポイントもしっかり添えています。
向上心が高く、興味のあることに熱中できる性格が強みです。 よろしくお願いいたします。
【ESの自己紹介例文2】アルバイト
続いて、アルバイト経験に注目した例文を用意しました。
どのような能力を企業で活かせるのかアピールしています。
人とのコミュニケーションが好きで、1年前に接客リーダーとして認定されました。
自分のコミュニケーション能力を活かし、貴社で活躍したいと思っております。
【ESの自己紹介例文3】将来の目標
将来の目標を記載した例文です。
自分の夢に焦点を当て、どのように活躍したいか示しています。
プログラミングのスキルをより伸ばすため、現在はPythonについて学んでいます。
貴社にて、クライアントに喜ばれるシステム開発をすることが目標です。 よろしくお願いいたします。
エントリーシートの自己紹介で好印象を与えよう!
エントリーシートの自己紹介は導入文にあたり、第一印象を決めるので大切なパートです。基本情報や短い説明を書くだけだからと手を抜かず、こまかな場所にもこだわりステキな印象を与えましょう。