エントリーシートの訂正は書き直そう!緊急時の対処法も紹介

Webエントリーできる企業が増えたとはいえ、紙のエントリーシートを提出する企業も少なくありません。手書きに慣れてないと、エントリーシートの内容に誤字脱字も起こりやすくなります。しかし、基本的にエントリーシートの訂正はNGです。ここでは、エントリーシートを書き損じたときの対策を解説します。

エントリーシートの訂正は書き直そう!基本マナーから最終手段を紹介

結論から言うと、エントリーシートを書き損じてしまったときは、最初から書き直すのが原則です。書き直しはエントリーシートに限らず履歴書も同じです。エントリーシートと履歴書を作成する際の基本マナーを確認しておきましょう。

【エントリーシートの訂正マナー】①修正液や修正テープは使わない

エントリーシートや履歴書を書き間違えても、修正液や修正テープは使いません。企業に提出するESや履歴書は正式な身分証明書ではありませんが、提出するものがそれしかない以上公的書類と同じような性質を持ちます。

本人であることを確認するための身分証明書は、書類の内容が正しいことが大前提です。その考え方をふまえると、修正できない理由が理解できるでしょう。

【エントリーシートの訂正マナー】②消せるボールペンは使わない

パイロットのフリクションは消せるボールペンとして人気の商品ですが、60℃以上の熱で色が透明になるインクが使われています。コピーをとる、ラミネートをかける、コーヒーを入れたカップを書類の上に置くなど、直接文字をこすらなくても温度変化でインクが消えてしまいます。直射日光の当たる場所や高温になる場所に置いておくと文字が消えてしまうことも。

公式サイトでも「証書類・宛名などには使用しないでください」と書かれているので、Eエントリーシートや履歴書には使わないようにしましょう。

【エントリーシートの訂正マナー】③二重線・訂正印は最終手段

「エントリーシートなどの公的な性格を持つ書類は修正不可」と言っても、二重線と訂正印が押印された書類を見たことがある人もいるかもしれません。公的な書類でも訂正して提出することがありますが、それは最終手段です。

今日中に提出しなければ間に合わないのに、手元に新しい履歴書やエントリーシートの用紙がない時、書き直す時間がないときに限られています。企業説明会では1部余分にエントリーシートをもらっておく、フォートマットの指定がなければ履歴書は余分に買っておく、などの対策をしておくと安心です。

エントリーシートを訂正してはいけない理由

「公的書類と同じような性格を持つから」と聞いても、訂正してはいけない理由がピンと来ない人もいるのではないでしょうか。そこで訂正してはいけない理由をもう少し踏み込んでみましょう。

【エントリーシートを訂正してはいけない理由】①重要書類に当たるから

履歴書やエントリーシートは採用に関わる重要な書類です。そのため、記載された内容が「事実」であることが何よりも大切です。

銀行口座の開設など本人確認書類が必要な手続きをするときは、運転免許証などに記載された住所・氏名と合っているかを元に審査が行われます。公的機関で証明された運転免許証の記載内容が正なので、申し込み内容に一字でも間違いがあると訂正を求められるものです。

一方、履歴書やエントリーシートは自己申告です。内容の正しさを証明してくれるものは何もありません。嘘を書こうと思えばいくらでも書けてしまいますが、採用選考の公平性や信頼性を担保するためにも、書かれている内容はすべて事実であることが前提です。

【エントリーシートを訂正してはいけない理由】②改ざんの可能性があるため

エントリーシートや履歴書の訂正を許してしまうと、際限がなくなります。修正液や修正テープを使った修正や訂正の方法は誰でもできてしまうので、仮に訂正後の内容に問題があっても、それが就活生によるものなのか、第三者によるものなのかの判断ができなくなるでしょう。

責任の所在が分からなくなるため、修正液や修正テープでの修正や訂正は認められていないのです。

【エントリーシートを訂正してはいけない理由】③悪目立ちしてしまう

誤字の修正や訂正は、見た目の印象が良くありません。修正跡が悪目立ちすると、社会人としてのマナーがないのではないか」「仕事も雑なのではないかというイメージがついてしまいます。

修正のない書類の方が良い印象を与えられることは間違いないので、悪目立ちするよりも書き直すことをおすすめします。

訂正箇所をエントリーシート提出後に気づいた時の対応方法

人間に間違いはつきものです。間違いに気づいたときはその後の対応で挽回しましょう。ここからは、エントリーシートを提出した後に間違いに気づいたときの対応方法を紹介します。

【訂正箇所をエントリーシート提出後に気づいた時の対処法】①電話で申し出る

履歴書やエントリーシートの間違いを見つけたら、以下の会話例を参考に電話で申し出ておきましょう。誤字があったことをお詫びして、新しいものを再送させて欲しいと伝えます。断りもなしに再送するのは印象が悪いので、必ず連絡を入れてください。

もし提出期限が迫っていて再送が不可能な場合は、メールにて訂正箇所を送信しましょう。そうすることで訂正箇所が分かりやすく、また証拠を残すことが可能です。メールの書き方は2つ目の対処法に記載しているので、参考にしてください。

電話で回答例

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。提出したエントリーシート(履歴書)についてお話したいことがございます。採用担当の○○様はいらっしゃいますか?
(担当者に取り次がれたら)
お世話になっております。○○大学○○学部の○○でございます。先日提出したエントリーシート(履歴書)に訂正箇所がありました。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。新しいものを再送したいと考えておりますが、お送りしてもよろしいでしょうか?

【訂正箇所をエントリーシート提出後に気づいた時の対処法】②メールで申し出る

メールで申し出る場合は、見ただけで内容が分かる件名にしましょう。名乗った後は、すぐに要件に入ります。最初にミスを謝罪する姿勢を示すのが大切です。

メールで訂正する際の例文

件名:履歴書訂正のお詫び

○○株式会社採用担当
○○さま

いつもお世話になっております。
○○大学○○学部の○○と申します。
○○日に郵送したエントリーシート(履歴書)に間違いがございました。大変申し訳ございません。
この度は訂正をお願いしたく、ご連絡を差し上げました。訂正内容は以下のとおりです。

・高校の卒業年度:○○年→△△年

注意不足でご迷惑をおかけしております。
ご多用のところ誠に恐れ入りますが、何卒お取りはからいのほど、よろしくお願い致します。

署名

先に電話の例を紹介しましたが、採用担当者への連絡は基本的にはメールがおすすめです。メールは記録に残るので訂正箇所が分かりやすく、「言った、言わない」のトラブルも防げます。電話は忙しい採用担当者を煩わせることになりますので、提出期限が迫っているなど緊急の時に使いましょう。

【訂正箇所をエントリーシート提出後に気づいた時の対処法】③訂正版を再送する

エントリーシート(履歴書)の再送を許してもらえたら、新しい版を送ります。書類には、添え状を忘れないようにしてください。添え状の文例とポイントを見ておきましょう。

訂正版の添え状例文

○○株式会社
人事部御中

拝啓 時下貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
先日お送りしたES(履歴書)に間違いがございました。訂正したものをお送りいたします。
このたびはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。
お手数ではございますが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。

・履歴書 1部

以上

事前に電話やメールでお詫びを伝えていても、添え状でも謝罪の言葉を書くことで丁寧に気持ちを伝えるのがポイントです。添え状の書き方をより詳しく確認したい方はこちらの記事をご確認ください。

エントリーシートに送付状は同封するべき?作成方法や押さえるべき点を徹底解説

エントリーシートで訂正しない為のコツ

 

エントリーシートを書く際できれば修正したくないですよね。最後に書き損じを防ぐ方法を3つ紹介します。出来る限り修正が減るよう事前に準備して作成に臨みましょう。

【エントリーシートで訂正しない為のコツ】①エントリーシートは複数枚もらう

企業説明会でエントリーシートが配布されるときは、念のため複数枚もらっておきましょう。「書き損じたときのために」と伝えれば、快く対応してくれるはずです。自分でエントリーシートを印刷する場合は、予め余分に2〜3枚ほど印刷しておくのがおすすめです。提出直前に慌てないように準備しておきましょう。

【エントリーシートで訂正しない為のコツ】②PCで下書きする

手書きのエントリーシートでも、記載内容を考えるときはPCで下書きするのがおすすめです。就活生にぜひとも活用してもらいたいのは、Wordの校閲機能です!

簡単な誤字脱字や、不適切な表現や言い回しをチェックしてくれます。電子データなら、文章の入れ替えも簡単なので内容を考えるときに便利です。余分な工数は減らして、効率良く準備しましょう。

【エントリーシートで訂正しない為のコツ】③鉛筆で下書きする

鉛筆で下書きするのも良い方法です。手間はかかりますが、ここまですればほぼ完璧でしょう。ペンで清書した後は、インクが乾いたのを確認してから丁寧に消しゴムをかけます。紙を破かないように注意してください。

どうしても訂正しなければいけない場合

どうしても訂正しなければいけない場合は、訂正しても1~2ヶ所までに留めておきましょう。それ以上多くなってしまうと見栄えが悪く、「注意力散漫」な印象がついてしまいます。訂正する際は訂正箇所を二重線で消し、その上から訂正印を押します。印鑑は持っていれば訂正印を使用した方が良いですが、ない場合は実印でも問題はありません。

スケジュールに余裕を持てばエントリーシートの訂正は減らせる

間違ってしまうのは余裕のなさから起こることがほとんどです。過密なスケジュールや、準備不足などで焦りやストレスを感じると、人はミスを起こしやすくなります。

この記事ではエントリーシートや履歴書の間違いの対処法を紹介してきましたが、起こってしまったときに事後的に対処するのは大変です。まずは「間違いを予防する」という意識を心掛けましょう。そのためにも、余裕を持ったスケジュールが欠かせません。就活対策は早めに始めてくださいね。