エントリーシートにアルバイト経験を書く方法とは?ガクチカ・自己PR別の例文付き

この記事では、エントリーシート(ES)でのアルバイト経験の書き方やポイントなどを例文付きで解説していきます。

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アルバイトは学生にとって貴重な社会経験のひとつ。そんな学生のうちのアルバイト経験は、就活でも重要視される要素です。職歴としてはカウントされませんが、アルバイトについてESや履歴書で書かせる企業はとても多いので、書き方をマスターしていきましょう。以上のことを踏まえて、解説していきます。

エントリーシートでアルバイト経験を書く場所は「アルバイト歴」と「ガクチカ・自己PR」

エントリーシートでは、以下の2つの場合にアルバイトについて書くことになります。

  • アルバイト歴を書く欄
  • ガクチカや自己PRのエピソードとして 

アルバイト歴を書く専用の欄は、ある場合とない場合があります。ガクチカや自己PRにはどんなエピソードを選んでも構いませんが、アルバイトのエピソードが選ばれることは多いです

しかし、ただ経験の有無を書けば良いというものではありません。正しい伝え方をしないとマイナスイメージを抱かれる可能性もあるため、きちんと書き方を知っておくことが大切です。そのためには、まず「アルバイト歴」と「ガクチカ・自己PR」の見られているポイントの違いを理解しておく必要があります。

≪アルバイトについて書ける箇所≫   ≪見られているポイント≫
アルバイト歴 社会経験の有無
ガクチカ・自己PR 思考や性格などの内面性

このようにそれぞれ注目されている点が異なります。これを踏まえた上で今回は、「アルバイト歴」と「ガクチカ・自己PR」の両方のパターンで、好印象を残せるエントリーシートの書き方についてお伝えします。

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エントリーシートのアルバイト歴から見られているポイント

エントリーシートのアルバイト歴で見られているのは、学生の社会経験の有無です。対価をもらって働いた経験は、必ず社会人として役立つもの。人事はアルバイト経験から、「責任感があるかどうか」「社会人としての素質があるかどうか」をチェックしているのです。

エントリーシートのアルバイト歴の書き方

さっそく、エントリーシートのアルバイト歴の書き方について詳しく見ていきましょう。

【エントリーシートのアルバイト歴の書き方1】会社名や店舗名は伏せて書く

まず意識して欲しいのが、会社名や店舗名を書かないこと。厳密には「エントリーシートに店舗名を書いてはいけない」という決まりはありません。しかし、「守秘義務や情報漏洩」の観点から、書かないでおくことをおすすめします。また、偶然にもアルバイト先が企業の競合店である可能性もあります。マナーとして、店舗名は伏せておくと無難です。

アルバイト歴を書くときは、「飲食店のホール」「スーパーのレジ打ち」など、業務の内容が簡潔に伝わる書き方を心がけてください。

【エントリーシートのアルバイト歴の書き方2】成功・失敗体験で得たことを軸に書く

アルバイト歴では経験の有無だけではなく、アルバイト経験を通して成長できたエピソードを盛り込みましょう。成功・失敗体験のどちらでも良いので、どのように打ち込んで課題に立ち向かったかを書けるとアピールとしては効果的です。

【エントリーシートのアルバイト歴の書き方3】数字を使って客観的・具体的に書く

成功・失敗体験を書く時に意識して欲しいのが、数字を用いて具体的に伝えること。「売り上げ○%UP」など、数字があれば具体性と客観性のあるエピソードになります。

数字として成果がない時は、エピソードの内容に具体性や客観性を持たせましょう。「お客様に褒められた」ではなく、「いつも笑顔の接客態度をお客様に褒められた」など、説得力をアップする表現を心がけてください。

【エントリーシートのアルバイト歴の書き方4】アピール事項を明確にする

エントリーシートを書くときは、「アルバイト経験を通して何をアピールしたいのか」を明確にしましょう。ただアルバイトをしていたことを伝えても、人事は評価してくれません。「その経験がどう企業で生かせるのか」をリンクさせられるようなアピールポイントを決めておくと、好印象なアルバイト歴が出来上がります。

エントリーシートのアルバイト歴欄の例文

【アルバイト歴の例文】
私は大学に入学して以来、ずっと塾講師のアルバイトをしています。初めは真面目に話を聞いてくれない学生も多くいましたが、イラストを織り交ぜたオリジナルプリントを作成し始めてからは授業を楽しんでくれる学生が増え、テストの平均点も20点アップしました。この経験から、私はどんな逆境にも工夫して立ち向かうことの大切さを学びました。

アルバイト経験がない場合のアルバイト歴の書き方

学生の中には、学業や部活に励んでアルバイトをしたことがない方も当然いるでしょう。そんな方がアルバイト欄を「なし。」だけで終わらせるのは、非常にもったいないです。

なぜアルバイトをしなかったのかを伝えることで、アルバイト経験以外のことを効果的にアピールできます。

【例文】
学生時代は資格取得に励み、アルバイトをしませんでした。しかしそのお陰で勉強の時間が増え、学業と両立しながら目標だった簿記検定1級を取得できました。

エントリーシートでアルバイト歴に関するQ&A

最後に、アルバイト歴に関するよくある質問についてお答えしていきます。

【エントリーシートでアルバイト歴に関する疑問1】短期のバイトは?

派遣会社の短期バイトをメインにしていた方は、「株式会社〇〇登録 イベントスタッフ・販売員に従事」と記載しておきましょう。

その際、「多くの現場で働くことで、どこでも円滑な人間関係を築くスキルを身につけました。」など、前向きな経験を添えておくことがおすすめ。説明がないと、仕事が続かない学生だという印象を持たれてしまう危険性があるため注意が必要です。

【エントリーシートでアルバイト歴に関する疑問2】嘘をついても良い?

アルバイト歴について嘘をつくのは絶対にやめましょう。バレたときに選考が不利になりますし、多くの学生を見てきた人事は簡単に嘘を見破れます。
見られているのはアルバイトの内容ではなく、経験や成長の内容です。嘘はつかず、ありのままのあなたの魅力を伝えてください。

ただし、水商売や反社会性要素のあるアルバイトの場合は、アルバイト歴に記載するのは避けた方が無難です。

【エントリーシートでアルバイト歴に関する疑問3】複数バイトを掛け持ちしていたら?

掛け持ちをしていた場合、より企業の業務内容に合っている方のアルバイトに絞ってアピールしましょう。複数のエピソードを盛り込むと、情報過多になってどちらの印象も薄まってしまうので注意が必要です。

エントリーシートのガクチカや自己PRに書くアルバイト経験の見られているポイント

次に、アルバイト経験をガクチカや自己PRに書くときのポイントを見ていきましょう。「社会経験の有無」を重要視されていたアルバイト歴に対し、ガクチカや自己PRは「思考や性格などの内面性」が重要視されます。精神的な成長や頑張りをアピールすることで、仕事への真摯な姿勢が示せるでしょう。

また、どんなアルバイトを選ぶかによって、学生の性格や職業選択の価値が確認できます。

エントリーシートのガクチカや自己PRにアルバイト経験を書く時のポイント

ガクチカや自己PRでアルバイトについて書くときは、これからご紹介する3つのポイントを意識してください。

【アルバイト経験を書く時のポイント1】志望動機につなげる

アルバイト経験をガクチカや自己PRのエピソードとして書くときは、志望動機とリンクさせるように気をつけましょう。

例えば、志望する企業の営業職と接客業アルバイト経験のエピソードは関連性が高いです。逆に、黙々と作業する工場のアルバイトのエピソードだと、繋がりが薄い印象になってしまいます。より効果的な内容にするには、アルバイト経験と志望動機や志望する企業を関連付けることが大切なのです。

【アルバイト経験を書く時の注意点2】無理に華やかな経験を盛り込まなくて良い

「企画を成功に導いた」「売り上げをあげた」などエピソードはインパクトがあります。しかし、就活生全員がそういった実績を持っているわけではありません。

企業は華やかなエピソードだけではなく、「課題への対処方法」や「思考回路」も見たいと思っています。決して派手ではなくても、自分がどのように考えて行動したのかが伝わるような内容を盛り込めば、必ず評価してもらえますよ。

【アルバイト経験を書く時の注意点3】アルバイトの業種には気をつける

アルバイトの内容よりも経験が大切だとお伝えしました。しかし、水商売や反社会性要素があるアルバイトはどんなに力を入れていたとしても、マイナスイメージを持たれる可能性が高いです。

短期のアルバイト経験があればそちらを書いても良いですが、あまりエピソードがない場合は他のアピールポイントを探しましょう。ガクチカや自己PRでは、必ずアルバイトについて書く必要はありません。ゼミや学業などで頑張ったことをアピールしましょう。

エントリーシートでアルバイト経験について書く時の例文

最後に、エントリーシートでアルバイト経験について書く時の例文を紹介します。ガクチカと自己PRの両方を掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

【エントリーシートのアルバイト経験例文1】ガクチカ

ガクチカでは、「仕事への向き合い方」や「努力したエピソード」を盛り込むことがポイントです。

【例文】
私は、学生時代に居酒屋のアルバイトに力を入れました。ある日、アルバイト先の近くに安くて大きな飲食店がオープンし、アルバイト先の売り上げが半分以下に落ちてしまいました。私はアルバイト仲間に声をかけ、みんなでSNSの開設やチラシ配りをして宣伝の工夫をしました。その結果少しずつ客足が戻り、今では以前の1.3倍の売り上げになっています。この経験から、私はどんな逆境にも立ち向かう姿勢の大切さを学びました。

【エントリーシートのアルバイト経験例文2】自己PR

自己PRでは、自分の強みやそのスキルが身についたエピソードを盛り込むことが大切です。

【例文】
私には周りを巻き込む行動力があります。学生時代アルバイトをしていた雑貨店のスタッフは接客態度が悪く、クレームをいただくことも多くありました。危機感を抱いた私はスタッフ一人ひとりに声をかけて、どうしたらもっと良い接客になるのかを一緒に考えるようにしました。毎日続けていると意識を変えてくれる人が増え、半年で月間クレームをゼロにすることができました。この行動力と継続力を生かし、貴社でもより良い接客を追求していこうと考えています。

アルバイトの自己PRの書き方についてもっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!

アルバイト経験の強みを活かす自己PR!評価されやすい書き方を例文付きで解説

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エントリーシートでのアルバイト経験は2パターンの書き分けが重要!

エントリーシートでアルバイトについて書くときは、質問内容に合わせて2パターンの書き分けが大切になります。「アルバイト歴」は社会人経験の有無や責任感、社会人としてどんな意識を持っているかをアピールしましょう。

一方「ガクチカ・自己PR」では、課題に対しての向き合い方や問題解決に向けて主体的に動けるかなど、思考回路や性格の面をアピールすることが大切です。質問内容それぞれで企業が見たいポイントは異なります。区別して書くように心がけてください。