インターンに全く行ってないとヤバイ?行かない選択をした学生がすべきことを解説

この記事では、全くインターンに行っていない就活生がすべきことや、おすすめの就活ツールなどを解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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就活が始まる前、大学の先輩や先生に「インターンに参加した方がいい」と言われた学生は少なくないでしょう。インターネットで調べてみても、就活に関する記事のほとんどがインターンに参加することを勧めています。そのなかで、インターンに参加していない就活生はどんなことに気を付けたらいいのでしょうか。以上のことを踏まえて、解説していきます。

インターンに全く行ってない学生はいるの?

近年では「10人中9人の学生がインターンに参加している」と言われています。つまりインターンは就活の一環であり、参加することが当たり前になりつつあるのです。しかし、逆に言えば学生の1割はインターンに行ってないということ。インターンは企業研究に役立ち、場合によっては早期内定ルートに乗れることもありますが、行かない選択をした学生がいることも事実です。

学生の中には「インターンに全く行ってない自分はヤバイのでは?」と不安に感じている人がいるかもしれませんが、現実にインターンに行ってない学生は少なからずいます。学生が絶対に参加すべきものではないので、無闇に焦らず自分の将来に効果的な道を選択しましょう。

インターンに全く行ってない学生に伝えたいこと3つ

「インターンに全く行ってなくても大丈夫」と解説する一方で、大丈夫かどうかは学生の自信や意欲、就活以外に取り組んでいる活動によります。

ここでは、インターンに全く行ってない学生に伝えたいことを3つピックアップしました。

【インターンに全く行ってない学生へ1】採用される力があれば参加する必要はない

身近な先輩や学生、ネット記事などで「インターンに参加した方がいい」と言われるのは、内定獲得へのチャンスを増やすためです。企業研究を深められるインターンに参加すると、志望動機を固めることができます。長期インターンであれば、面接でアピールできる実務スキルを身につけることも可能でしょう。また、場合によっては早期内定ルートに案内してもらえることもあり、就活を有利に進められる可能性もあります。

裏を返せば、そもそも採用される力がある学生はインターンに参加しなくてもいいということです。明確な志望動機があり、面接でアピールできるスキルを持ち、通常の選考ルートで人事の興味を引ける自信があるなら、インターンに時間を費やす必要はありません。

【インターンに全く行ってない学生へ2】目的がなければ参加しても意味がない

「選考で不利になるのでは?」「みんなが行っているから」という理由でインターンに参加することはおすすめしません。なぜなら目的を持たずにインターンに参加したところで、何の意味もないからです。

インターンに参加する目的は人それぞれ。会社の雰囲気を知ることを目的にしている学生もいれば、業務内容について理解を深めたいと思っている学生もいるでしょう。もしあなたがインターンに参加する目的を見つけられないのであれば、インターン以外の活動に時間を割いた方がいいかもしれません。

インターンへの参加目的に悩んでいる学生は以下の記事を参考にしてみてください。

インターンシップに参加する目的とは?企業側の視点や決め方を解説

【インターンに全く行ってない学生へ3】行かない方がいいケースもある

インターンへの参加が就活に有利に働くこともありますが、中には行かない方がいい学生もいます。それはアルバイトやゼミの活動、サークル活動、ボランティアなどに力を入れている学生です。

多くの学生がインターンに参加し始める大学3年生という時期は、人生で一度しか訪れません。この時期は学生時代に力を入れたこと、いわゆるガクチカを育む時期であり、取り組みたいことを我慢してまでインターンに参加する必要はないのです。

ここで周りに合わせてインターンを選択してしまうと、「アピールするガクチカがない」「こんなことならサークルの練習に出ておけばよかった」と後悔することになるかもしれません。自分がやるべきことを選択し、就活でアピールできるように用意しておけばいいのです。

インターンに全く行ってない学生がすべきこと

インターンに全く行ってないことは、そこまで気にする必要はありません。とはいえ、何もせずにだらだらと過ごしていると、積極的にインターンに参加している学生にどんどん差をつけられてしまいます。

そこでインターンに全く行ってない学生がすべきことを3つ紹介するので、心に留めておきましょう。

【インターンに全く行ってない学生がすべきこと1】学業やサークル活動に取り組む

先ほども説明しましたが、インターンに全く行ってないのであれば学業やサークル活動、アルバイト、ボランティアなどインターン以外の活動に積極的に取り組みましょう。インターンに行きたくない一方で、「勉強やサークル活動を頑張るのも嫌だ」と考えていては、就活で効果的なアピールができないかもしれません。

もしインターン以外に興味のあることや取り組むべきことが見つからないのなら、インターンに参加した方がいいでしょう。しかし、インターン以外に取り組みたいことがあるのなら、ガクチカとしてアピールできるくらい頑張るべきです。

【インターンに全く行ってない学生がすべきこと2】社会人と関わることに慣れておく

インターンに参加すると、社会人とコミュニケーションをとることに慣れてきます。しかし、社会人と関わる機会はインターンだけではありません。例えば、アルバイトをしている人は店長や社会人の先輩、お客様など、知らず知らずのうちに社会人と接しています。そうした場で目上の人と関わることに慣れ、一つでも多くのビジネスマナーを習得しておきましょう。

【インターンに全く行ってない学生がすべきこと3】就活に関する情報を収集しておく

インターンに参加している学生と参加していない学生の大きな違いは、就活に関する情報量です。情報差を埋めるためにインターンに参加した友達に話を聞いたり、参加者の体験談を読んだりして、就活に関する情報を収集しておきましょう。

とくに収集しておきたいのは、以下の3つです。

就活で収集しておきたい情報
  • インターンの選考方法および質問内容
  • インターンのプログラム内容
  • 企業が求めている人物像

    実際に参加してみないと得られないものもありますが、こういった情報があるかどうかで就活の進めやすさも違ってくるでしょう。

    インターンに全く行ってない学生のよくある質問(Q&A)

    インターンに行ってない学生の疑問を解消最後に、インターンに全く行ってない学生のよくある質問を紹介し、それぞれ答えていきます。

    【インターンに行ってない学生のよくある質問1】行かなくても内定はもらえる?

    インターンに全く行ってない学生が最も気にしていることといえば、「インターンに行かなくても内定はもらえるのかどうか」でしょう。中には「インターンに行かないと不利になる」と思い込んでいる学生もいますが、インターンに行ったことがなくとも内定は獲得できます

    実際、インターンに全く行かずに内定を得た先輩もいます。ただ、そうした先輩たちは一様にインターン以外の活動に積極的に取り組み、就活に関する情報をこまめにチェックしていました。

    【インターンに行ってない学生のよくある質問2】バイトとどこが違うの?

    インターンを経験したことがない人の中には、インターンをバイトと同じようなものだと捉えている人もいるでしょう。たしかに有給インターンとアルバイトは、お給料をもらえるという点では同じです。

    しかし、インターンは企業や業務、社会への理解を深めることを目的とした制度であり、バイトは収入を得ることが目的です。インターンとバイトはまったくの別物なので、混同しないように注意しましょう。以下の記事では、インターンとバイトの違いを詳しく解説しています。

    インターンとバイトはどう違う?違いや両立のコツを解説

    【インターンに行ってない学生のよくある質問3】ぶっちゃけ行ったほうがいい?

    インターンにはさまざまなメリットがあるので、あなたが現時点でインターンに全く行ってないことを不安に感じているなら、参加した方がいいでしょう。しかし、インターンに行ったからといって必ずしも就活に有利になるわけではなく、早期内定ルートに乗れるわけでもありません。

    インターンがどういうものか気になっている学生は、1日限りの1Day仕事体験や2~3日の短期インターンに参加してみるのも一つの手です。

    インターンに全く行ってない学生は「自分に必要なもの」を考えてみよう

    インターンは最優先事項ではありませんし、就活の絶対条件でもありません。また、就活の際にインターン不参加が不利になったり、内定をもらえなくなったりもしません。インターンに全く行ってない学生は、自分に必要なものを考え、本選考までの計画を立てておきましょう。

    最後に、大学3年生という時期は人生で一度しか訪れない貴重な期間です。その後の人生を豊かにするためにも、後悔のない選択をしましょう!