エントリーシート在中の書き方を徹底解説!活用したい便利アイテムも紹介

エントリーシート(ES)を郵送するときは、封筒に「エントリーシート在中」と朱書き(しゅがき)するのが基本です。朱書きは色・大きさ・書く場所に決まりがあるので、郵送前に確認しておくのがおすすめです。

そこで今回は、エントリーシートを郵送する際に必要な朱書きについて解説します。便利なアイテムも紹介しているので、ぜひ活用してみてください。

エントリーシート在中の意味は?

エントリーシートを郵送する場合は、封筒の表に「エントリーシート在中」と書くのが基本です。この「○○在中」は朱書き(しゅがき)といい、赤文字で目立たせることで注目してもらえよう促すことが目的です。

なお、在中とは封筒の中に書類が入っていることを表す言葉であり、封筒を開けなくともエントリーシートが入っていることを伝えられます。ちなみに、エントリーシート以外の書類も同封する場合は「応募書類在中」と書いても構いません。

エントリーシート在中と記載するメリット

封筒にエントリーシート在中と朱書きするのを忘れたからといって、企業にエントリーシートが届かないということはありません。しかし、朱書きがあった方がスムーズに届くことは間違いないでしょう。

また「○○在中」はビジネスマナーの基本でもあるので、今のうちに使い方を覚えておけば入社後にも役立ちます。

【エントリーシート在中と書くメリット1】ひと目で重要書類だと分かる

封筒にエントリーシート在中と朱書きする一つ目のメリットは、ひと目で重要書類であることが分かることです。朱書きには注目を促す効果があるので、封筒を開けずとも重要書類であるESが入っていることを知ってもらえます

企業には毎日、たくさんの郵便物が届きます。そのため重要だと判断されなかった書類は、確認を後回しにされることも珍しくありません。また、誤って捨てられたり紛失したりする可能性もありますが、エントリーシート在中の朱書きがあれば確実かつスピーディーに確認してもらえるでしょう

【エントリーシート在中と書くメリット2】担当者までスムーズに届く

郵便物は企業に届いた後、人事や採用担当者に振り分けられます。つまりエントリーシート在中という朱書きがなければ、別の部署の社員が開封する可能性があるということです。そうなると、採用担当者に届くまでの間に紛失したり、破損したりする恐れがあります。

エントリーシートの提出には、期限が設けられています。期限内に綺麗な状態で担当者に確認してもらうためにも、エントリーシート在中の朱書きを忘れないようにしましょう。

エントリーシート在中の書き方を4ステップで解説

封筒の表に書くエントリーシート在中の朱書きは、使用するペンの色や文字の大きさに決まりがあります。ここでは正しい書き方を4ステップで解説するので、以下のステップに沿って仕上げてみましょう。

【エントリーシート在中の書き方1】縦書きの場合は左端、横書きの場合は右下に書く

エントリーシート在中の朱書きは、縦書きの場合は左端に寄せて書き、横書きの場合は右下に書くのが基本です。送付先の宛名・宛先に近すぎたり、上の方に書いたりすることのないよう注意しましょう。

【エントリーシート在中の書き方2】赤色もしくは黒色の油性ペンを使う

エントリーシート在中と記載する際は、赤色の油性ペンを使用してください。水性ペンでは雨や雪で滲んでしまう可能性があるので、マッキーやマジックインクなどの油性ペンがおすすめです。

なお、どうしても赤色の油性ペンが用意できない場合は、黒色の油性ペンを使用しても構いません。

【エントリーシート在中の書き方3】「○○在中」の周りを四角で囲む

赤色の油性ペンでエントリーシート在中と記載したら、その周りを赤色の四角で囲みます。この四角はフリーハンドで書いても構いませんが、定規を使用した方が綺麗な四角形を作れます。

【エントリーシート在中の書き方4】企業名と同じサイズorやや大きめに書く

エントリーシート在中の朱書きのサイズは、企業名と同じかやや大きめがベストです。あまりに小さすぎると目立ちにくくなり、逆に大きすぎると宛名が目立たないようになってしまうので気を付けましょう。

エントリーシート在中を書く際に活用したい便利アイテム3選

人事は見ているエントリーシート在中の書き方を解説しましたが、封筒に目立つ朱書きをすることを不安に感じている学生もいるでしょう。その場合はあらかじめ「重要書類在中」と記載のある封筒や、スタンプを活用するもの一つの手です。

ここでは、エントリーシート在中と書くときに便利なアイテムを3つ紹介します。購入できる場所や価格帯もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

【エントリーシート在中の便利アイテム1】あらかじめ記載されている封筒

エントリーシートを郵送する際に使用するA4サイズの封筒の中には、あらかじめ「重要書類在中」「応募書類在中」と書かれた封筒もあります。これらの封筒の価格帯は400~500円で、ネット通販サイトや文房具店で購入できます

「重要書類在中」などが記載された封筒は便利ではありますが、重要書類や応募書類以外の書類を郵送する場合には使用できません。そのため用途の幅広さや価格の安さで考えると、一般的な無地の封筒の方が使いやすいといえるでしょう。

【エントリーシート在中の便利アイテム2】スタンプ

エントリーシート在中と手書きするのが不安な学生には、「エントリーシート在中」「応募書類在中」のスタンプ(ゴム印)がおすすめです。スタンプであれば文字や線に気を配る必要がないので、初めてエントリーシート在中の朱書きをする学生でも安心して押せるでしょう。エントリーシート在中のスタンプは1,000~1,500円程度で販売されており、ネット通販サイトや文房具店で購入できます。

ただし、スタンプの場合は縦書き・横書きのいずれかにしか対応できないため、スタンプに合わせて文字の向きを決める必要があります。また、スタンプは1,000円以上とやや高いので、手書きのエントリーシートを郵送する機会が少ない場合はコスパの悪いアイテムといえるかもしれません。

【エントリーシート在中の便利アイテム3】シール

スタンプと同じようなアイテムではありますが、「○○在中」と記載されたシールもあります。シールの価格は500~1,000円程度で、ネット通販サイトや文房具店で購入できます。

しかし、シールは「納品書在中」や「請求書在中」などが多く、重要書類在中や応募書類在中と書かれたシールはほとんどありません。シールを探す労力や手間を考えると、封筒やスタンプの方が使いやすいでしょう。

エントリーシート在中と記載して担当者にスムーズに届けよう

エントリーシートを郵送する際には、封筒の表に「エントリーシート在中」と記載することで担当者までスムーズに届けられます。書き忘れたからといって過度に心配する必要はありませんが、エントリーシートの郵送を控えている学生は書き方や注意点を覚えておきましょう。