就活面接でよく聞かれる質問11選!面接マナーや流れも徹底解説!

就活の面接を前にして、あなたはこんな不安をいだいていませんか?

  • 面接会場についてからの流れがわからない
  • 面接でどんな質問を聞かれるのかがわからない
  • 面接で企業に何を見られているのかがわからない
  • 面接に向けてどんな準備をすればいいのかわからない

どれかに心当たりがあってこの記事にたどり着いていることと思います。しかし、きっと一番心配しているのは

「面接で失敗して落とされたくない。」

ということではないでしょうか?
こういった不安は就活生の誰しもが抱くものです。しかし、その不安に対して「調べる」という対策を打つことのできる就活生は、実はそう多くありません。この時点であなたはある程度他の就活生と比べて優位に立っていると言うことができるでしょう。

この記事では、

  • 「就活の流れ」
  • 「頻出の質問内容」
  • 「人事があなたのどこを見ているか」
  • 「面接前にしておくと良い準備」

を徹底解説して、あなたが面接で失敗しないための対策をすべて徹底解説します。少し頑張って最後まで読めば、すぐにでも面接ができる状態になれるはずです。

新卒就活での面接の目的とは?

新卒の面接では就活生の価値観や人柄について聞く質問が多く、企業が就活生とのマッチ度を確認する目的で実施されることが多いです。他にも、就活生の基礎能力を見ていたり、入社意欲などを見ていたりしています。

就活面接のよくある質問と回答例

面接でよく聞かれる頻出質問とその回答例をご紹介します。

【就活面接のよくある質問1】自己紹介

面接では、最初に自己紹介を求められることがほとんどです。そんな自己紹介ですが、あなたは「自己紹介」と「自己PR」の違いがわかりますか?自己紹介は自己PRと似ているようですが、当然全く別のものです。実は、自己PRとの最も大きな違いはその「目的」にあります。

「自己紹介」と「自己分析」の違い

自己紹介=コミュニケーションのきっかけを生む場
自己PR=企業に自分を売り込む場

こう考えるとなんとなくイメージが掴めるかもしれません。自己紹介の場では、あくまで「自分がどういう人間なのかを知ってもらい興味を持ってもらう」ことが重要になります。自分に興味を持ってもらいコミュニケーションを活性化させるという意味では、自分の強みや能力を過剰に語るのは避けるべきです。

回答例

キミスカ大学〇〇学部〇〇学科〇年のキミスカ有希です。大学では経済学を学んでおり、ゼミでは経済理論について研究しております。本日は貴重な機会をいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。

【就活面接のよくある質問2】自己PR

自己PRは「企業から見たあなたの強みを売り込む場所」なので、実は自分の良い所をただ伝えるだけでは不十分です。企業から見て魅力的だと思うようなあなたの強みをアピールすることが重要なのです。

回答例

私の強みは「継続力」です。私は簿記検定の勉強を大学2年生の時から始め、今年の〇月には簿記検定2級を取得しました。貴社に入社できましたら、その継続力を活かして学び続けていきたいです。

【就活面接のよくある質問3】志望動機

志望動機も、面接で必ず聞かれる頻出質問です。志望動機とは、見てそのままの意味で「あなたがその企業に志望した理由」を意味します。志望動機は面接において些細な質問に見えるかもしれませんが、実はすべての質問の中でも1,2を争う重要な項目です。そんな志望動機を考える際に重要なのは以下の3点です。

志望動機で重要なポイント

価値観:自分の価値観がどんなものなのか
動機:なぜその企業に入りたいのか
熱量:どのくらいその企業に入りたいと思っているか

価値観と動機が結びついていることで、企業の人事はより深くあなたの人柄を理解することができます。後ほど解説しますが、それが企業とのマッチングに強い影響を及ぼすのです。

回答例

貴社を志望した理由は「社員一人ひとりのやりたいを育てる」という方針に魅力を感じたためです。貴社のインターンに参加した際にも3つの部署を回り、部署との相性ややりたいことを常にすり合わせていただきました。この体験の中で「マーケティング部で集客担当をやってみたい」と強く思うようになり、貴社を志望いたしました。

【就活面接のよくある質問4】ガクチカ

「ガクチカ」とは、「学生時代に打ち込んだこと」の略称です。就活生の間で主に使われている呼称ですが、略称があるということはそれだけ頻繁に聞かれるということでもあります。学生時代に力を入れたことを通して企業が知りたいのは、「あなたの成長の過程」
「困難に直面した時の考えや行動」
の2点です。

成長過程を見ることで、あなたが会社でどのように活躍し、成長するのかイメージすることができます。ガクチカを考えるにあたっては3つがポイントになります。

ガクチカを伝える際のポイント

①質問を想定して深堀しておこう
②エピソードは複数用意しておこう
③エピソードは大学以外でもいい

回答例

私が学生時代に力を入れたことはバレーボールサークルでの活動です。私は副部長としてチームをまとめ、結果として関東大会3位という成績を得ました。
私が大学2年生の頃はチームとしてもばらつきが目立ち、県大会もトップ8に入れないような成績のチームでした。私はチームで課題の共有ができていないことが我々の成長を妨げている原因だと考えました。
そこで、毎日練習の前後15分間で個人の課題とチームの課題について話す場を設け、個からチームとしての課題と認識してもらえるように工夫しました。すると壁にぶつかる仲間にアドバイスする姿や練習試合の後の反省会で発言する姿を見られるようになり、チームが一丸となっていきました。
その結果、長らく勝ち進んでいなかった県大会で優勝、関東大会では3位を取ることができました。この経験を通して、私は原因分析の重要さと徹底的に原因追及するひたむきな努力が重要だと学びました。

【就活面接のよくある質問5】就活の軸

就活の軸は人によってそれぞれです。それこそ勤務地の場合もあれば職種だったりスキル、あるいは職場の環境や人間関係だったりもするでしょう。企業の人事がこのような質問をする理由は、基本的に入社後のミスマッチを極力減らすためです。あなたが就職する上で最も企業に対して求めていることを与えることができるかを検討し、あなたと会社の相性がいいかどうかを判断しようとしています。

回答例

私の就活の軸は「誰かの心を癒す仕事がしたい」という点です。
私はアルバイトで病院の売店で働いており、その中で「一瞬でも誰かの心に触れ、癒すことができること」が私のやりがいであると気づきました。
そのため、貴社の製品や企業理念に感銘し、私にとって貴社で働くことはやりがいにあふれていると感じ、入社を志望いたしました。
逆に、就活の軸が定まっていないと「考えなしに就活をしている」と受け取られるリスクがあります。しかしそれ以上に自分が就活する上で困ることがたくさんあります。

【就活面接のよくある質問6】やりたい仕事・キャリアプラン

「どんな仕事がしたいか」であったり、「将来どんな自分になっていたいか」というような質問を受けることがあります。これは、あなたの価値観を探るための質問です。

例えば、「将来起業したい人」と「専門分野の第一人者になりたい人」と「必要最低限働きながら幸せに暮らしたい人」と「出世したい人」では、それぞれ求めるものも仕事に対する考え方も違います。

場合によってはあなたの目的と会社の求めているものが違う場合もありますし、会社が与えられる環境が異なる場合もあります。そういう意味で、あなたが意識すべきなのは一貫性です

キャリアプランを聞かれたときに重要なポイント

・キャリアプラン(将来どうなりたいか)
・就活の軸
・志望企業
上記の3点に一貫性があること

この3点に一貫性があり、明確であることが重要です。ここに自信がないようなら自己分析を意識的に行うことが重要になります。

回答例

私のキャリアプランは経験を積んだ後、将来は商品開発部のリーダーとしてチームを牽引していきたいです。どんな時もお客様目線で商品に携わり、長く愛される商品を作っていきたいです。

【就活面接のよくある質問7】他社の選考状況

毎回ではありませんが、「現在内定を獲得している企業はありますか?」というような、他者の選考状況を確認する面接も少なくはありません。この質問の目的は様々ありますが、多くの場合は以下のどれかで説明できるでしょう。

質問の目的

・志望度を確認するため
・就活の軸を知るため
・就活のスケジュールを確認するため
・どんな会社を志望しているのか価値観を知りたい

他社の選考状況を聞かれた時に「本当は他社が第一志望だから…」「志望企業に一貫性がないから…」と答えづらさを感じる方も多いのではないでしょうか。しかしこの質問の意図は上記の4点なので合否を左右するものではありません。

回答例

IT業界で二次選考まで進んでいる企業が2社と一次選考の結果待ちの企業が1社あります。

【就活面接のよくある質問8】学業・研究内容

職種によっては卒論や研究テーマについて聞かれることもあります。これらの質問の目的は下記の2点です。

質問の目的

・サークルや部活動経験のように、困難に対してどのように向き合ったのか知りたい
・即戦力としてどれだけ期待できるか見られている

例えば即戦力として期待されている場合、大学の学部学科などが企業の求める能力に近いケースが考えられます。しかし、殆どの場合は、1の「困難への向き合い方」などについて見られていると思って良いでしょう。

上記を踏まえて注意してほしいポイントは、決して実績の自慢をすればいいわけではないということです。実績とは飽くまで結果であり、本当に企業の人事が知りたいのは経過なのです。学業や研究内容について聞かれた場合に重要なこと「あなたは何を目的に活動して、どんな困難にぶつかり、どのように向き合ったのか」を伝えるようにしましょう。

回答例

【回答例】
私は卒論でデジタル通貨の普及が経済に与える影響について研究したいと考えております。この卒論のテーマを選んだ理由は、デジタル通貨の普及で国際間の経済活発化を図れるのではないかと考えたためです。問の目的・サークルや部活動経験のように、困難に対してどのように向き合ったのか知りたい

【就活面接のよくある質問9】長所短所

長所と短所は、全ての面接でというわけではないものの聞かれる機会の多い質問です。特に短所については、伝えることでマイナス評価をされるのではないかと怖くなってしまう気持ちもわかります。しかし、企業は純粋にあなたがどのような能力を持っているのか、そしてどのようなリスクが有るのかを認識し、会社で活躍できる人材なのかどうか判断するために質問しているのです。

これについても、しっかり自己分析した上で臨めていれば取り繕ったりする必要はありません。面接前に、改めて自分の長所・短所がどのようなものなのか明確にしておきましょう。

回答例:長所

私の長所は細かな配慮ができることです。この長所は学生時代にイタリアンレストランでアルバイトをしていた経験から身に付きました。そこには老若男女問わずさまざまな方なお客様がおり、車いすのご老人やベビーカーを押した家族がご来店されることもありました。私は車いすやベビーカーの方にすぐにお客様に声をかけ、席の準備を積極的に行いました。また、必要な調味料などはお席に届けたりとできる限りのサポートを実施しておりました。その結果、お店のアンケートに「配慮してもらえるので安心して来店できる」というお声を多数いただくことができました。この経験から、私は周囲をよく見て他者が何を求めているのかを考えることができるようになりました。

回答例:短所

私の短所は自分の意見をはっきり言うのが苦手なことです。周りの意見を最後までしっかりと聞くという思いがあり、その分自分の意見をはっきりということに少し抵抗があります。このような時は、周りで出た意見を引用しながら自分の意見を伝えるようにしています。

【就活面接のよくある質問10】尊敬する人

企業の人事は、尊敬する人が誰かなどということはそこまで気にしていません。重要なのはあなたが「尊敬する人」を「尊敬する理由」なのです。

人事が面接で尊敬する人を聞く理由

・尊敬する人を聞くのは、あなたの価値観を知るため
・尊敬する人を聞くのはあなたの説明スキルを知るため

企業の人事は、この2つを目的に「尊敬する人物」について聞いています。そして、あなたの価値観と説明スキルを知るには、何よりも「尊敬する理由」が重要であり、伝え方に気を遣うことが最も高評価を得るための要素として大きいのです。

回答例

私の尊敬する人は父です。父はどんな立場の人に対しても相手の意見をしっかり聞き、自分の意見もしっかり伝えておりました。そのため父は多くの人に信頼され愛されており、同じように父も周りの人をとても大切にしている人でした。私も立場や年齢など関係なく誰の意見も大切に聞き、自分の意見もはっきりと言える人間になりたいです。

【就活面接のよくある質問11】逆質問

就活の面接では最後に面接官から「聞きたいことはありますか?」「言い残したことはありますか?」などと聞かれる場合があります。
このような逆質問の場では、入社意欲や志望度の高さをアピールすることができます。「なにもありません」と答えてしまうことのないように事前に準備しておきましょう。

回答例

貴社で活躍している人の特徴はありますか?
入社前に取っておくとよい資格はありますか?
入社前に学んでおくとよいものはありますか?

就活面接で失敗しないための「流れ」と「マナー」

面接の流れを解説します。挨拶のタイミングなど細かなマナーも覚えていきましょう。

【就活面接の流れ1】前日

面接の前日までに持ち物や面接会場までの行き方の確認などの下準備を済ませておきましょう。提出する書類がある場合は漏れがないか最終確認をしてカバンにしまうと安心です。

持ち物

A4サイズが折らずに入るカバン
必要な書類
財布や携帯などの貴重品
ハンカチティッシュ
筆記用具とメモ
腕時計
女性の場合替えのストッキング

就活面接の準備についてはこちらの記事でさらに詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください

【リスト付き】インターンに必要な持ち物は?よくある疑問を徹底解消

【就活面接の流れ2】当日<面接前>

身だしなみのチェックをして、アウターを脱いでから受付に向かいます。受付では自分の氏名と用件を簡潔に伝えます。

例文

本日〇時からの新卒面接のために参りました、キミスカ大学〇学科〇年のキミスカ有希です。

【就活面接の流れ3】当日<面接本番>

あなたの番になると声がかかるので下記の流れで面接室に入ります。

1.面接室のドアを3回ノックします
2.面接官から返答があったら、ドアを開け「失礼します」と伝えた後、一礼をします
3.ドアのほうを向きドアを閉め、指定の椅子まで移動します
4.椅子の横に立ち「〇〇大学から参りましたキミスカ有希(氏名)です、本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し、一礼をします
5.「着席ください」と指示を受けた後「失礼します」とお礼を伝え、椅子に座ります
6.面接官からの質問に答えていきます
7.面接が終了したら椅子から立ち上がり「本日は貴重なご機会をいただきありがとうございました」とお礼を伝え、一礼をします
8.ドアまで歩き、ドアの前で再度面接官の方に体を向け「ありがとうございました」と挨拶したあとに一礼をします
9.ドアのほうを向き、ドアを開け退出します。この際にドアをゆっくり音の立てないように閉めるようにしましょう

【就活面接の流れ4】当日<面接後>

面接の後はお礼のメールを送ると印象アップにつながります。お礼メールを送ることで感謝の気持ちや志望度の高さを伝えることができます。

お礼メールのテンプレート

件名:〇月〇日の説明会のお礼/キミスカ大学キミスカ有希(氏名)

株式会社〇〇 〇〇部署〇〇担当〇〇様

お世話になっております。私、〇〇大学〇学部〇学科〇年のキミスカ有希(氏名)と申します。

本日はお忙しいなか、面接のご機会をいただきありがとうございました。
〇〇様のお話を伺い、貴社で働きたいという思いがより一層強まりました。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。
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◯◯大学◯◯学部◯◯学科
◯◯ ◯◯(氏名)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
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面接に関するQ&A

面接に関するQ&Aをいくつかご紹介します。

【面接Q&A1】面接の評価のポイントは?

一次・二次選考の面接では「その企業で働くのに必要な基礎能力を持っているか」を見られています。例えば営業が主軸の会社では、円滑なコミュニケーションが取れているかであったり課題解決能力があるかを重点的に見られている傾向にあります。また、企業とあなたの相性を図るために、あなたの人柄や特徴も見られるポイントです。

一方、役員面接や最終面接では、あなたの価値観が社風に合うかどうかや入社意欲を見られています。それぞれ面接の段階によって評価されるポイントが異なるので覚えておきましょう。

【面接Q&A2】答えられなかった時の対処法は?

面接担当者の質問にすぐに答えられなくても心配はいりません。そのような時は「少し考える時間をいただけますか?」と伝え時間をもらいましょう。10〜20秒考えてから落ち着いて回答できます。

【面接Q&A3】印象アップのコツは?

印象アップのコツは下記の4点です。このコツを意識できるよう、面接対策をしておくとよいでしょう。

印象アップのコツ

1.結論から話す
2.はっきりとした声と明るい表情で受け答えをする
3.嘘をつかない
4.エントリーシートや話に一貫性をもつ

【面接Q&A4】オンライン面接で気を付けることは?

ネット環境や面接で使用するサービスの設定を整えておくことも重要です。面接中のトラブルを防ぐことができます。また、オンライン面接では顔が暗く見えてしまう場合もあるので、できるだけ明るい部屋で面接を受けることもポイントの1つです。

第一志望の面接で失敗しないために

面接はどんな人でも緊張するものですが、場数をこなすことでなれることが出来ます。しかし慣れる為とはいえまったく行く気もない企業の面接を受けるのは、準備する時間も無駄ですし企業にも失礼です。

折角面接の練習をするなら自分の適性に合う企業を知りつつ行いませんか?そんな企業と出会えるのがキミスカです。キミスカは新卒採用のスカウト型サイトで、あなたの自己PRや適性検査の結果から「うちに適性がある!」と思った企業からスカウトが届くサービスです。

そのほかにも普段の様子を映した写真を3枚登録したり、趣味や特技欄も入れたりも出来るので、あなたの様々な要素を踏まえて強みを活かせる企業から声がかかります。キミスカで自分に合う企業に出会いながら面接に慣れていきましょう!

就活面接で落ちないためには準備と対策が大事

ここまで読んだあなたは、すでに面接への準備ができていると言っても過言ではありません。しかし、もしここまでの対策で躓いた箇所があったとしたらそれは自己分析が不十分なことに原因があるかもしれません。その場合、できるだけ早く自己分析を行い、自分について見つめ直すことが重要になります。一度、自己分析ツールを使って、自己分析をし直すことが内定への近道になることもありますので、できるだけはやく受験してみるといいかもしれませんね。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説