「いざ面接本番!よし!やるぞ!」と意気込み、ドアの前に立った瞬間「あれ、、?ノックって何回するんだっけ、、?」と頭が真っ白になってしまう、なんて経験をしたくはありませんよね。
ネットで面接でのノック回数を調べると「3回が正解」と書いてあるところもあれば、「4回ノックが正しい」と紹介しているところもあります。どれが正しいものなのかの判断が難しく、悩んでしまう就活生も多いのではないでしょうか?
そこで今回、キミスカが独自で「ノックの回数」について詳しく調査をしてきましたので、その過程と調査結果を皆さんにご紹介していきます。それでは参りましょう!
面接のノック回数はプロトコールマナーで定められている?
あなたはドアを、何回ノックしますか。
面接で入室する際、ノックを2回したいところですが、2回はよくないのです。
実は、ノックについては「プロトコールマナー」と呼ばれる国際標準マナーがあり、回数が正式に定められています。HappyLifeStyle
しかし、実は「プロトコール・マナー」という世界共通ルールが存在し、ノック回数についてもそこで定められています。 Kichonavi【キチョナビ】
といったように、様々なメディアで「プロトコールマナー」なるものでノック回数が定められているとしています。しかし、ちょっと調べてみると違和感があることに気づくと思います。
どの記事でも「プロトコールマナー」でノック回数が定められていると共通して記述しているにもかかわらず、2回は共通してトイレ用のノックな為失礼に値するとされているものの、適する回数は3回であったり4回であったりとまとまりがありません。そもそもこのプロトコールマナーとは一体何なのかと疑問を感じ調べたところ、ある1つの記事にたどり着きました。
“ネットロアをめぐる冒険”という記事の冒頭にこのような一文があります。この筆者はここから更にこのプロトコールマナーにおけるノックの件について調査を行っています(詳しい内容は割愛しますので、ぜひ記事をご覧ください。非常に興味深い調査を行っています。)
結果から言ってしまえば、
- そもそも「プロトコールマナー」なるものは存在しなく、国際的なマナーについて記されているのは「プロトコール」というもの。
- その「プロトコール」にしても、「居室に入るのはノックが作法」というとこまでで、回数についての記述はない
- 「2回ノック=トイレノック」については、ネット上の初出である元CAや、他のCAの方のマナー本に共通してあらわれることから、航空会社の訓練か実務において、そのように教えている時期があった(ある)のかもしれない
ということを述べています。つまり、結局のところ現在言われているノックの回数のマナーというのは、うわさに尾ひれのついたものにすぎず、正式なものでも何でもないという可能性が非常に高いということです。
面接のノックは3回が適している
ノックの回数が正式に定められているわけではないであろうことがわかったものの、では回数が適当でいいのかというとそういうわけでもないのです。というのも、このノックについての初出や由来が何であれ、「ノックは3回が適している」という理論があまりに広まってしまっているのです。
ノックの回数なんて何回でもいいという記事をメディアが取り上げることも非常に増えていますが、依然として3回が適切であるという認識が広く持たれています。そんな中、わざわざあえて2回を貫き通す必要も何もないのです。なんたってノックの回数が2回だからって好感を得ることなんてことはないのです。「多くの就活生が3回ノックに流されているなか、信念を貫き通して2回のノックで入室してくるとは・・・ッ」なんてことになるとは考えづらいでしょう。特に2回ノックを採用するメリットも、3回ノックをする時のリスクもないのですから、ここでは一旦思考を合理的にして扉を3回ノックしてみましょう。
面接マナーにおけるノック回数まとめ
「ノックの回数が3回というのが正式なマナーだ!」といったような主張を真に受ける必要もありませんが、かといって「だから2回でいいんだ!2回を突き通すぞ!」とするメリットも特にないので、ドアのノックに関してはそんなに深く考えなくてもいいのではないでしょうか。
そもそもマナーというのは相手に不快な思いをさせないために気遣いのことです。就活においても、最大限相手に敬意を払い接していれば問題になることはりません。ノックの意図とは「部屋に入室することを相手に知らせる・許可をとる行為」です。
- 意図的に音を鳴らしていることを伝えるために複数回たたくこと
- しっかり聞こえるような音量であること
の2点がこなせていれば問題ありません。もし個性を出したいと考えている方は、「自己PR」で発揮することをおすすめします。個性的でインパクトのある自己PRの作り方を以下の記事で解説していますので、是非ご覧ください。