この記事ではエントリーシート(ES)の提出期限を過ぎた時の対処法や企業への連絡方法などを解説していきます。
皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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エントリーシートは提出期限を過ぎたらアウト?
結論からいうと、基本的にエントリーシート(ES)は提出期限を過ぎた時点で落とされてしまいます。
期限や約束を守るのは社会人として当たり前のルールであり、エントリーシートの提出期限を守れない学生は、社会に出ても同じようなミスをするのではないかと思われてしまうからです。
しかし、企業によっては対応次第で受け取ってもらえる可能性もあります。また、WEBエントリーシートで回線が混み合っていて提出できなかった場合は、提出期限を過ぎても受け付けてくれる可能性が高いでしょう。
提出期限を過ぎたエントリーシートが本命企業のものであれば、ここで諦めずに誠意をもって謝罪し、受け取ってもらえるように行動を起こすべきです。
エントリーシートの提出期限を過ぎた時の対処法
どうしても選考を受けたい方は、すぐさま行動に移しましょう。提出期限を過ぎたエントリーシートを受け取ってもらえる可能性は高くありませんが、行動しなければ選考は受けられません。
エントリーシートの提出期限を過ぎてしまった場合は、以下の3つの対処法を試してみてください。
【提出期限を過ぎたESを出す方法1】採用担当者に連絡する
エントリーシートの提出期限を過ぎた場合は、まず採用担当者宛てに電話で連絡し、その後メールを送って再度用件を伝えるのがベストです。
ここでは、採用担当者に連絡する電話例文とメール例文をそれぞれご紹介します。
受付:はい、株式会社△△△△です。
就活生:お忙しいところ失礼いたします。私、〇〇大学○○学科のキミスカ由貴と申します。〇月〇日締切のエントリーシートの件でご連絡させて頂きました。人事部の□□様はいらっしゃいますでしょうか?
採用担当者:お電話代わりました。□□です。
就活生:お忙しいところ失礼いたします。私、〇〇大学○○学科のキミスカ由貴と申します。今お時間よろしいでしょうか?
採用担当者:ええ、大丈夫ですよ。
就活生:〇月〇日締切のエントリーシートの件でご連絡させて頂きました。じつは○○という理由で提出期限に遅れてしまいました。許されないことと承知しておりますが、第一志望である御社にどうしてもエントリーシートを受け付けて頂きたく、お電話差し上げた次第です。
採用担当者:そうなんですね。
就活生:そこで大変おこがましいことを承知でお願い申し上げますが、エントリーシートを受け付けて頂くことは可能でしょうか。私の不手際であるにもかかわらず、無理を言ってしまい申し訳ございません。
【件名】
エントリーシートの郵送遅れのお詫びとお願い(〇〇大学〇〇学科 キミスカ由貴)
【本文】
株式会社△△△△
人事部 □□様
大変お世話になっております。
〇〇大学 〇〇学科 キミスカ由貴と申します。
このたびは〇月〇日締切のエントリーシートの件でご連絡させて頂きました。
〇月〇日必着とされていたエントリーシートですが、〇〇といった理由で郵送が遅れてしまい、到着が〇日になる予定です。
許されないことと承知しておりますが、第一志望である貴社にどうしてもエントリーシートを受け付けて頂きたく、ご連絡差し上げた次第です。
大変おこがましいことを承知でお願い申し上げますが、エントリーシートを受け付けて頂くことは可能でしょうか。私の不手際であるにもかかわらず、無理を言ってしまい申し訳ございません。
何卒ご検討の程、よろしくお願い致します。
================
○○大学 ○○学科
キミスカ 由貴
TEL:123-4567-8910
MAIL:kimisukataro@shukatsu.com
================
【提出期限を過ぎたESを出す方法2】添え状とともに提出する
提出期限を過ぎたエントリーシートを郵送する際は、お詫び文のある「添え状(詫び状)」をつけて提出するのがマナーです。お詫びの気持ちをしたためた添え状は社会人になるとたびたび作成する機会が出てくるので、この機会に作成方法や例文を覚えておきましょう。
そのまま使える添え状の例文を以下に記載したので、エントリーシートの提出期限を過ぎてしまった場合は、ぜひ活用してください。
令和〇年〇月〇日
株式会社△△△△
人事部 □□様
○○大学 ○○学科
キミスカ 由貴
住所:○○〇ー〇〇〇〇
TEL:123-4567-8910
MAIL:y.kimisuka@shukatsu.com
エントリーシートの送付について
謹啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
大変遅くなりましたが、以下の書類をお送りいたします。
今回は私の不手際でご迷惑をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます。
御多忙の中お手数ですが、ご高覧のほどよろしくお願い申し上げます。
謹白
記
〇〇・・・1通
〇〇・・・1通
以上
【提出期限を過ぎたESを出す方法3】二次締切に間に合わせる
企業によっては、エントリーシートの提出期限を複数回設けている場合があります。その場合は二次締切や三次締切に提出することも検討しましょう。
ただし、選考はエントリーシートの提出順に行われるため、場合によっては一次締切の時点で採用枠が埋まってしまう可能性もあります。
また、エントリーシートの先着順で特別イベントに招待されたり、特別選考ルートに案内されたりする場合もあるので、二次締切や三次締切があるからと油断するのはおすすめできません。
提出期限内にエントリーシートを出すためのポイント3つ
エントリーシートの提出期限を過ぎた企業が本命でない場合は、見切りをつけるのも一つの手です。なぜなら採用担当者に掛け合ったところで、応じてもらえる可能性はかなり低いからです。
そのうえ電話やメールで連絡したり、添え状を作成したりするのは手間も時間もかかるため、早い段階で気持ちを切り替えて次の企業のエントリーシート作成に移るのも賢明な判断といえます。
次回こそエントリーシートの提出期限に遅れないように、以下のポイントを押さえておきましょう。
【提出期限を過ぎずにESを出す1】就活スケジュールを把握する
就活中は複数の企業の選考が同時に進むことが多く、提出期限の見落としや面接日のダブルブッキングが起こることはめずらしくありません。自分のミスで将来が大きく変わってしまった、ということのないように就活スケジュールはきちんと把握しておきましょう。
そこでおすすめしたいのが、就活に関する予定を記載する就活スケジュール表を作成することです。
就活スケジュール表にエントリーシートの提出期限や面接日を記載しておけば、一目で予定を確認できます。この就活スケジュール表は、カレンダーやスケジュール帳のほか、スマホのスケジュール機能を活用する方法もおすすめです。
【提出期限を過ぎずにESを出す2】「必着」か「消印有効」かを確認する
エントリーシートの提出期限を確認すると、締切が「必着」の場合と「消印有効」の場合の2タイプがあることが分かります。実はこの2つには大きな違いがあり、意味を履き違えていると提出期限に間に合わない可能性もあるので注意が必要です。
- 必着:締め切り当日までに相手の手元に到着していること。
- 消印有効:封筒に押される消印の日付が締め切りを過ぎていなければ有効ということ。
必着と消印有効の違いを理解して、確実に提出期限内にエントリーシートを出しましょう。
【提出期限を過ぎずにESを出す3】今すぐ作成し始める
過去に失敗した経験がある方は、その後の行動が大切です。一度でもエントリーシートの提出期限を過ぎた経験がある学生は、締め切り間近のエントリーシートを今すぐ作成しましょう。
ここまで提出期限内にエントリーシートを出すためのポイントを紹介してきましたが、すぐに作成することが特に重要です。まだ提出期限までに余裕があるからと油断せず、早めの行動を心がけてください。
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エントリーシートは提出期限を過ぎたらアウト!ただし食い下がる価値はある
基本的に、エントリーシートは提出期限を過ぎた時点でアウトです。企業は提出期限を設けることで、学生がルールを守れるかどうかを見極めています。そのため「エントリーシートの提出期限を守れない=ルールを守れない」と判断されてしまうのです。
とはいえ、どうしてもエントリーシートを受け付けてもらいたい場合は、食い下がる価値はあります。その際は本記事で紹介した対処法を参考に、誠意ある姿勢でお願いしましょう。