グループディスカッション対策!話し下手でも選考を通過できる方法とは【クラッシャー対策付き】

「話がまとまらない!!」

これはグループディスカッションを行った学生が一度は経験する壁だと思います。

「参加者各々の主張が激しく四方八方から異なる意見を押し付け合い、
         着地点を見つけられないまま時間が過ぎていく…」
なんて光景もしばしば見受けられます。

しかし、意見が合わないのは当然なのです。グループワークで一緒に課題に取り組むのは基本的に全員が初対面です。価値観も考え方も全く違う初対面の集団が短時間で話し合いを行ったところで、自然に着地できるわけがありません。

ではいかにして着地まで運べばいいのか。また、グループディスカッションをどう攻略すればいいのかを本記事で徹底的に解説していきます。

グループディスカッションとは何かを理解しよう

グループディスカッションとは、複数人の参加者がグループになり、新事業の企画や、企業が直面する課題の解決、時事問題などの、「正解のないテーマ」を元に議論を行い、制限時間内に結論を出していくものです。その過程で、各々がどのような役割を果たし、どれだけチームに貢献できるのかを見られています。

なぜグループディスカッションが選考に取り入れられているのか、その目的を理解することが対策への大きな一歩に繋がるため、企業がどのようなポイントを見ているのかを知っておく必要があります。

企業がグループディスカッションを取り入れる主な目的は、
書類選考や筆記試験、面接では判断できない、協調性やコミュニケーション能力、思考力や発想力、リーダーシップなどの能力をチェックすることです。

近年グループディスカッションを取り入れる企業が増えているため、選考に挑む際はこれらを念頭に置いて対策を考えましょう。

グループディスカッションの進め方と役割

グループディスカッションは、進め方(時間配分)と役割分担が非常に大切です。この手順を怠ると時間内に結論まで辿り着けなくなってしまいます。今回は45分でグループディスカッションを行うと想定した場合の、基本的な進め方と主な役割をご紹介します。

グループディスカッションの進め方【制限時間45分】

  1. 【ステップ1】 3分   自己紹介・役割決め
    簡単に自己紹介をし、それぞれの役割を決めましょう。(役割一覧は下へ)
  2. 【ステップ2】 2分  時間配分決め
    議論、整理、結論の準備など、何にどれだけの時間を割くのかタイムスケジュールを決めましょう。
  3. 【ステップ3】 20分  意見やアイデアを出し合う
    グループのメンバー全員で議論を行い、多くの意見やアイデアを出し合いましょう。
  4. 【ステップ4】 10分   意見やアイデアを整理する
    集まった意見やアイデアをまとめ、発表に向けて取捨選択をして整理していきましょう。
  5. 【ステップ5】 10分   結論を出し、発表の準備をする
    他の参加メンバーに伝わるような言葉や表現を考え、発表の準備をしましょう。

グループディスカッションの役割一覧

グループディスカッションには必ず制限時間があり、討論から結論までをその時間で全て行わなければなりません。グループ全員が好き勝手に話を進めていっては結論まで到達することは難しいでしょう。たとえ少人数だったとしても、始める前に役割を決めてから議論を進めましょう。

《司会進行役》

 

 

 

複数の人間が短い時間の中で、効率的に討論を進行させるために必要な役割です。仕切り役ではなく、グループ全員が発言しやすい状況を作る役割と考えましょう。自分が発言する以上に、意見があるのに手を挙げられないタイプの人がいないかを随時観察し、誰しもが発言しやすい環境を作るなど、メンバーへの心配りが大切な仕事となります。

《時間管理役》

「討論は盛り上がったけど、気がついたら結論を出す前に制限時間がきてしまった」では、いくら良い討論をしていても失敗です。自分もしっかり発言をしながら、進行係に時間経過を知らせ、進行のサポートをしましょう。

《書記役》

討論をしていると、意見がたくさん飛び交います。これらを全て記憶しておくのは中々難しいですよね。なので発表された意見の要点をメモして残す係りが必要になります。1人だと書き漏れの心配があるので、書記は2人任命しておくと安心です。グループディスカッションを苦手にしている人は書記役を進んで担当し、グループに貢献していきましょう。

《その他のメンバー》

これら以外のメンバーは役職がないから評価が低いのかと、不安になってしまいそうになりますが、そんなことは絶対にないので安心してください。むしろその他のメンバーこそがチーム作りの主役になります。活発なグループディスカッションの進行を意識しましょう。

グループディスカッションのマナー

他の選考試験と同じように、グループディスカッションでもマナーは重要になってきます。グループディスカッションに挑む前に気をつけておきたい項目をしっかりとチェックしておきましょう。

  • 分からないことは開始前に質問しておこう 
  • 周りの意見にしっかりと耳を傾けよう
  • みんなに聞こえるように大きな声で発言しよう
  • 終了後も気を抜かずに、片付けを積極的に行おう

グループディスカッションの評価ポイント

グループディスカッションでは、いかにチームや議論に貢献できたかが評価されます。

グループディスカッションでの評価ポイントは、各々がどのような役割を果たせたかが見られる「個人の能力」と、チームや議論に貢献できたかどうかが見られる「チーム力」の2つがあります。なので、「私が!僕が!」といった個人プレーは避けるようにしましょう。チーム全員でゴールを目指す気持ちで臨み、面接官に「各々が知恵を出し合った」という印象を残すよう心掛けましょう。

【グループディスカッションの評価ポイント】①協調性

どんな企業で働くとしても協調性は必要になってくるものなので、人事はこれを見ていることが非常に多いです。グループディスカッションのメンバーは選ぶことはできませんので、議論から外れたことを発言する人が出てくるかもしれません。その場合でも、頭ごなしに否定するのではなく、

「確かに、そういう点もあると思います。しかし私は…」

といったように、一度賛同してから発言を行えばグループの雰囲気を悪くすることはないでしょう。

また、メンバーの意見に賛同ができたら、態度に示して意思表示を行っていきましょう。肯定されて嫌な思いをする人はいません。そこからディスカッションも盛り上がり、良い結論へ繋がる事もあるでしょう。

【グループディスカッションの評価ポイント】②論理的思考力

論理的思考力とは、一貫して筋が通った考えや説明ができる能力の事を言います。

企業で働くにはなぜそのような結論に至ったかを道筋立てて説明するスキルが求められます。グループディスカッションではあなたがこのような考え方ができるかを評価されることもあるため、普段から論理的に考える練習をしておくとよいでしょう。

【グループディスカッションの評価ポイント】③発想力

新しい視点を提案する発想力も評価ポイントの一つになります。チームの考えが煮詰まったときに発揮できると、より印象に残りやすくなります。しかし、まとめの時間に新しいアイデアを出し過ぎてしまうと「場を乱す人」となりかねないのでタイミングには注意するよう心がけましょう。

発想力は知識量や経験から身につくものなので、今からでも充分鍛えることができます。就活に先駆けて、自分の引き出しを増やすよう準備しておくとよいでしょう。

グループディスカッションで落ちる人の特徴

グループディスカッションで落ちてしまう人は一体どんな特徴があるのでしょうか。まとめてみましたので一緒に見ていきましょう。

【グループディスカッションで落ちる人の特徴】①全く話せない

いわゆる話し合いに全く参加できなかったら、空気のような存在になってしまいます。

考えてみればわかることですが、「大人しく、会話ができない人」を求める企業はグループディスカッションを選考に取り入れません。

グループディスカッションを選考で取り入れるということは、企業は何かしらの能力を判定したいという思惑があります。なので「全く参加できなかったな」で終わってしまった場合、良い結果は望めないでしょう。

【グループディスカッションで落ちる人の特徴】②周りの意見を全く聞かない

自分の意見が絶対に正しいと思い込み、他の人が別の案や意見を言っても全く曲げようとしない人は落ちやすい傾向にあります。企業は「協調性」を重視していることが多いため、評価されにくいのです。しかし、周りの意見を聞かないで突っ走ることは行動力が高いとも言いかえることもできるため、このようなタイプを評価する企業も一定数います。

自分の意見が正しいと思っていても、他の人が意見をしたら「なるほど!〇〇さんはそういう意見なのですね!」と一回飲み込んだ姿勢を示しましょう。この発言を取り入れるだけで協調性が一気に増します。

【グループディスカッションで落ちる人の特徴】③論点がズレている

例えば「Aのお店を売上2倍にしてください」というお題を与えられ、皆が建設的に意見を交わしている中で、いきなり「人気な若手俳優を採用しよう」と発言したりするのは論点がズレていますよね。もちろん根拠が明確だったら良いのですが、思ったことを口にするだけの場合も多いです。もし自分が周りの人から「何言っているのか分からない」などと言われる人は要注意です。

周りの意見を聞かなかったり、論点がズレている話を繰り返したりする人のことを「クラッシャー」と呼ぶことがあります。では、そのクラッシャーと同じグループになってしまったら、どうすればいいのでしょうか。

グループディスカッションでクラッシャーと出くわしたらどうすべきか

一括りにクラッシャーと言っても、多種多様なクラッシャーが存在します。

今回はそのクラッシャーを大きく4つに分けて、特徴と対策法を解説していきます。

1.自己主張激しめクラッシャー

自己主張が激しいクラッシャーは、とにかく自分の意見を通そうと必死になる人を指します。グループ内で1回結論が出たものに対して、「やっぱりこっちの方が良くないか?」などと理由もなしに自己主張を繰り返すのが特徴です。

対策法
《クラッシャーが出す意見を褒め続け、意見が出なくなるまで意見を出させる》
*クラッシャーが暴れ出したら、まずその意見を褒めてあげましょう。そして、違う角度から見たらどうなると思うか?などを投げかけ、機能が停止するまで待つ作戦がとても有効です。

2.なんでも否定するクラッシャー

なんでも否定するクラッシャーとは、他人の意見に対して代わりの案や理由もなく否定や批判を永遠に繰り返す人を指します。このタイプは、否定している理由が「なんとなく…」というなんとも曖昧なものであるため、非常にタチが悪いです。

対策法
《なるほど、確かにそうかもしれませんね。ちなみに理由は何ですか?と聞きましょう》
*このタイプは理由もなく否定しているのですから、理由を徹底的に聞いていればそのうち黙ります。

3.仕切りが絶望的に下手なクラッシャー

グループディスカッションでは司会が一番目立てるから有利に立てると信じ切っており、とにかく司会をしなくてはと必死な人にありがちなタイプです。ただ、“司会”というポジションが欲しいだけなので、話し合いの目的決めや時間配分の決定などに全く関与してきません。なのに話し合いが始まると仕切りたがるのが特徴です。

対策法

《司会がやりきれていないことをサポートする役割を買って出ましょう》

*話し合いに参加できていない人に話を振ってあげたり、話が脱線したら戻してあげるなど、グループディスカッションが円滑に進むようにサポートしてあげましょう。企業はこういった裏で支えている人もしっかり見抜いて評価してくれます!

4.アイデア出し過ぎクラッシャー

アイデア出し過ぎクラッシャーとは、お題に対する“アイデア”だけをとにかく出し続け、そのアイデアの“理由”が薄く、アイデアを出して満足してしまうのが特徴です。このタイプは、役割がない人がなりがちです。

対策法

《今はアイデアを出す時間じゃないことを遠回しに伝えてあげよう》

*「一回問題や課題を一覧化してから、それらに対するアイデアを出しましょう」などのように、順序を正してあげましょう。

グループディスカッションのテーマ例

グループディスカッションといえば様々なテーマが出題されるものですが、実は4種類に分類できます。

どのような種類が存在するのか、例と一緒にご紹介していきます。

【グループディスカッションテーマ例】①自由討論型

選考で行われるグループディスカッションで、もっとも多く用いられるのがこの自由討論型です。

1つのテーマが与えられ、それについてグループ内で自由に意見を出し合っていきます。自由討論型の時は専門的なテーマではなく、みんなが意見を出しやすい一般的なテーマが設定されることが多いです。

〜自由討論型のテーマ例〜

「理想の社会人とは?」「良い企業とはどんな企業か」「働くことの意義ってなんだろう」

【グループディスカッションテーマ例】②ディベート型

このディベート型は賛成派と反対派の2つのグループに分かれ、お互いの意見をぶつけ合う形のグループディスカッションです。議論というよりはどちらかというと討論に近く、最後に必ずハッキリとした答えが出るのが特徴です。

このタイプのディスカッションの場合は、チームシップより「相手を納得させる力」や「相手を丸め込むトーク力」が重視されます。

〜ディベート型のテーマ例〜

「仕事と家庭はどちらが大切か」「就活に私服はありなのか」「学歴は必要か否か」

【グループディスカッションテーマ例】③選択型

選択型とは、はじめに複数の選択肢が与えられ、それをディスカッションを通して最終的に1つに絞るというものです。

この選択型だった場合、テーマに関する難易度の振り幅が大きいので要注意です。

〜選択型のテーマ例〜

「無人島に1つ持って行くなら?(ナイフ・マッチ・水)」「この中で1人合格にするなら誰?」

【グループディスカッションテーマ例】④課題解決型

この課題解決型は、企業内で起こっている問題や社会問題などを解決するにはどうしたらいいかをグループ内でディスカッションしていくものです。ここで提示される問題は架空のものではなく、実際に起こっていることをそのままテーマにされていることが多いので、企業情報や社会問題には目を向けておきましょう。

簡易的なデータや資料を参考にディスカッションできる場合と、配布などはされずに個人の考えのみで行う場合があります。

〜課題解決型のテーマ例〜

「年金問題を解決するにはどうすべきか」「この企業の売り上げを120%伸ばすにはどうすべきか」

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グループディスカッションのまとめ

この記事でまとめたように、グループディスカッションは進め方や役割分担のテンプレが決められており、評価ポイントもおおよそ決まっているので、一度容量を理解してしまえばどの企業の選考にも役立ちます。今後みなさんがグループディスカッションの選考を受けることも少なくないはずです。その際は、この記事のことを思い出していただけたら幸いです。